トピ主 2022-04-11 09:45:38 ID:8879cfe67 |
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「…フン、勝手にしろ」
彼女が認めてくれたことに鼻で笑いながらも、一瞬だが口角を少しあげて少し嬉しそうにし、「勝手にしろ」と言い放つ。
ええ、勝手にするわ
中野二乃よ、二乃って呼んでちょうだい(ほんの一瞬相手が少し嬉しそうな様に見えるとくすっと笑って、自分は名刺を貰って相手の名前を知ってるが、自分は名乗ってなかったなと思うと名乗り)
「認めてくれたのはどうやら本当みてえだな。」
出会った当時とは打って変わって嬉しそうに微笑む二乃の姿にバカにするように言うものの悪意はない
「…手に持ってるその袋は1人で家までもてんのか?」
割と面倒見は良かったりする。
いざとなったらタクシー呼ぶけど、一応そのつもりよ
もしかして持ってくれるの?(相手の質問にきょとんとしつつ、手に持っている袋を一瞥すると再び相手の方へ視線戻し、相手がそう言うということは、持ってくれるのだろうかと思い、そのまま質問し)
「寄越せ。ったく、お嬢様が無茶しやがって」
いざとなったらタクシーだが一応持って帰ると聞いてこの量の袋を持って帰れんのかとふと気になっていた。質問の答えになっていないものの、返事はOKのようで半ば強引に二乃の持っている袋を奪い取って持つ。ちなみにここでの「お嬢様」とは「女性を丁重に言う語」という意味ではなく、「温室育ちの娘」という意味である。
お嬢様、ね…
まぁ義理とはいえ今はあの人の子なんだからあながち間違ってないわね("お嬢様"という言葉聞けば、伏し目がちに呟き、相手に自分の持っていた袋を奪い取られると、「しっかり頼んだわよ、花家」と言って自宅へと歩き始め)
「ああ。」
頼まれては軽くそう返事をする。視線は前に向いており両手に2袋ずつ持っている袋も落とさないようにしっかり握られている。そんな中、「お嬢様 」という単語に反応して伏し目がちに呟いた際の二乃にちら、と視線を向けるが、すぐさま視線を離して「あの人の子」という単語を頭に入れておいた。
「何でもねえよ。それより、お前ん家はどこにあるんだ?」
ちらと見たことが気になったのか、聞きたいことがあるのかと聞かれれば「何でもねえよ」と答えれば、話を変えて二乃の家がどこにあるのかを聞いていて
そう、ならいいわ
私の家はもう少し先のマンションよ(なんでもないと言われてしまえば、気のせいという事にしておき、自分の家の場所を聞かれると答えて、少し見えると「あれよ」と1つのタワーマンション指さし)
「!…あれか、これはまた随分と立派な処に住んでるじゃねえか。なあ、お嬢様」
二乃の指の指す方向を見てそれがタワーマンションだったことを知ると、少し驚くが困った時のタクシーという発想から少なくとも貧乏ではないと悟っていたためか、それ以上の驚きこそなかった。そして、その二乃の自宅をほめながらもからかいの言葉を残す。
お金に余裕あるんだもの、当たり前よ
まぁ、あんたの言うお嬢様とは少し違うと思うけどね
そんな事より、あんたはどこに住んでるの?(当然と言った表情で言い、ふと相手はどこに住んでいるのだろうと気になれば聞いて)
「フン…(ちょっと違う…か)」
あんたの言うお嬢様とは少し違う、その言葉を聞くなり少し反応するかのように鼻笑いをすると、今度は自身の住処の事を聞かれる。
「さっきお前に渡した名刺にも書いてあるが、オレが住んでるのは病院だ。元々廃病院だったけどな。」
そう大我が住処とする家は、病院。しかも元々廃病院だったため今では病院としているものの年期の入った外壁、少しだけ貼り残っているトラテープ、(ニコの作った看板があることを除けば)誰が見ても明らかに廃病院と認識されてもおかしくない病院である。
パパに引き取られるまでは、私たちは貧乏だったもの
だから、あんたが言うようなお嬢様とは少し違うわ(視線を下に向けつつ言い)
あら、病院が自宅だったのね
廃病院って事は、幽霊とか大丈夫なの?
病院は出るってよく言うじゃない(病院兼自宅なのかと思うも、廃病院だったと聞けば、病院は幽霊が出やすいというありきたりな話を思い出すと実際にあるのだろうかと気になり、住んでいる相手に聞いてみて)
「…そうだったのか。」
二乃から気になっていたことの理由を聞くなり、視線を下に向けるその姿を見て視線を逸らす。
「ッ!?ば、馬鹿野郎!幽霊なんて存在するわけねえだろ!」
が、そんなシリアスな場面が一気に崩れるように、二乃の口から発される「幽霊」という単語に過剰反応したのか今までで1番驚いた表情になり、明らかに慌てながらも幽霊の存在を全否定する。
そう、大我はお化けが大の苦手である。
そんな慌てることじゃないでしょ
もしかして、幽霊苦手なの?(明らかな反応示す相手を見れば、にやにやと笑いながら相手をからかい)
「う、うるせえ、黙れ!」
お化けが大の苦手なのは事実であるため否定こそ出来ないがニヤニヤされてからかわれるなり苦し紛れの抵抗をする大我。そんなやり取りをしているとタワーマンションの前へやってきた。
そんなに幽霊苦手なのに、よく廃病院で暮らしてるわね?(手で口元覆いつつ笑いながら言い、マンション前に着けば「ありがとう、助かったわ」と言って袋受け取ろうとして)
「て、テメー…」
図星をつかれても対抗心は折れず笑われるなりイラつきを覚えていると、ようやくマンションの前に着いたようでオートロックの入口前で二乃にお礼を言われる。
「ようやくお役御免だな。じゃあな、お嬢様…いや、二乃。」
相変わらず憎まれ口は叩くものの、二乃に持っていた荷物を手渡せば去る際にお嬢様(温室育ちの娘⇒つまり蔑称)と言った後、彼女の下の名前を呼べばそのまま去ろうとする。
別れ際に初めて呼ぶとか、ずるいじゃない…(再びお嬢様と呼ばれると少しむっとするも、初めて名前呼ばれると嬉しさと恥ずかしさで頬を僅かに赤らめ)
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