虚の巨人 2022-04-03 08:00:59 |
通報 |
はい、是非また遊びに来てください
(スズとヴァイスがコスモス達に手を振って見送りコスモス達が街の門を通ってドライの街を出て行こうとした時、全身を黒色の民族衣装を着た背の低い人とすれ違うと「あれ?さっきのって・・・」とチラリとコスモスの方を振り向いたが声はかけずそのままコスモス達は砂漠地帯を抜けてしまえば【お姉ちゃん、次はどこ行くのー?】と影からハクが出てくればコスモス達を背中に乗せて飛び上がって次の目的地を尋ねて)
次はドラグニルよ。
レッテルのお店で買い物と冒険ギルドで討伐依頼をこなしてお金稼ぎをしたいの。
(すれ違った背の小さな人物がこちらを振り返ったのなんて知らずに街をぬけ、ハクが次はどこと聞いて来ればカタンも一緒に行動しているのもあり、このままドラグニルに行ってレッテルの店で前に行っていた魔力測定器を買いに行くのと冒険ギルドでお金を稼ぐ必要がある為そこだと言い。たまたま昨日の祭り用に自分が懐に入れていたお金はそこそこまだ残っており、これなら魔力測定器とお昼ご飯位は買える位は残っている為、使い切らなくて良かったと心の底から思うと、ハクがドラグニルに向けて移動を始めて)
【はーい、ドラグニルに到着したよー?】
(ドラグニルに到着してコスモス達はレッテルのお店へ移動すると前回同様ルビーが店番をしており工房にいたレッテルを呼んでくると魔力測定器が欲しい事を伝えれば「残念だけどうちに魔力測定器は今は無いよ?とある材料があればすぐに作れるよ?でも、その材料の入手が難しくて冒険者に依頼しないといけない、それを踏まえるとかなり高価だけど待ち合わせはあるかい?」とレッテルがコスモスに算盤を使って材料費と冒険者に依頼する手数料を諸々計算するとコスモスが現在持ってる財産では足らなくて「魔法道具ってかなり高価なんですね?御師匠様、無理なさらなくても良いですよ」とカタンがコスモスの懐事情を気にして心配の表情を浮かべると遠慮してしまっていて)
………今は無いわね…。
情けない師匠でごめんね、カタン。
とりあえず…冒険ギルドでお金を稼いで…ちょっと難易度高い依頼をこなして魔力測定器を……。
(そんな事ある?と言いたくなるほど、踏んだり蹴ったりな展開と言うか、タイミングの悪さに流石に手持ちが足りず、かと言ってツケに出来るもわからないがツケにするのもなんか嫌で、そうなると後半の予定だった冒険ギルドでのお金稼ぎを早急に始め、測定器が変えれば少し難易度の低い依頼をカタンが無理の無い程度のランクのものをこなす予定だったが、測定器が買えない今、カンダタを憎く思う気持ちが増えるも、無いものは無いため、カタンを護衛する形にしつつ使い魔達もいる為それなりの難易度の高い依頼をこなしてと考え出し、本来なら測定器を買って修行を付けてあげる予定だったのにそれら全てがパァになり、未だにカタンに修行らしい修行をつけて上げられてない事が情けなく、申し訳なくなって謝り)
コスモスさんなら独眼の巨人サイクロプスを討伐できるんじゃないかな?魔力測定器に必要な材料はサイクロプスの目玉だからさ、傷つけずに採らなきゃいけないんだ
(レッテルが算盤を使いながら必要な材料を伝えるともしコスモス達がサイクロプスを討伐して目玉を取ってきてくれるのなら先程要求した額の半額に出来ると伝えれば「冒険者ギルドにサイクロプスの討伐依頼もあるし目玉はこちらに渡して首でも持ってけば討伐達成で報酬も貰えるから一石二鳥だよ?」と伝えて「御師匠様、ボクは別に焦ってないので大丈夫ですよ?」とカタンは特に焦ってない為ゆっくり修行をつけてくれれば良いと伝えて)
なるほど……。
確かに一石二鳥ね。
でも、やっぱりだけど強いのよね?
(冒険ギルドで討伐依頼の出ている独眼のサイクロプスの討伐の話を聞けば、必要な素材が手に入って、お金も手に入ってとまさに一石二鳥の話に少し乗り気な様子で顎に手をやって考え出し、カタンの言葉には「カタンの言葉はとても嬉しいけど、ほら…私の弟子を取ったのは初めてだからついつい浮かれちゃって…。私を選んでくれたお礼としてしっかり修行をつけてあげたかったのにそれが出来ないのが、私の中で許せなくてね」とカタンの焦っていないの言葉にはとても救われるような気持ちになるが、初の弟子を取り、しかも数いる魔女の中から自分を選んでくれたのだ、それに報いると言ったらあれだが、せめてものお礼にしっかり修行をつけて強くカタン自身が自分に誇りとか強くなったと言う自覚を持つ、あの達成感を味合わせたかったのに出来ていないことが自分の中で申し訳無いのだと苦笑し。サイクロプス討伐の依頼はかなり悩むが、多分強いだろうし、いくら使い魔達を連れて来ているとは言え、自分達の都合によってカタンに傷を付けさせるのは申し訳無いため、うーん……と考えて)
もちろん、強いのもあるけどサイクロプスが縄張りにしてるのがナラクの八階層にいるんだよね、色んな冒険者が攻略してるけど、まだ十階層まで到達したのがワダツミ君達しかいないからね、冒険者ギルドで十階層まで行く為の地図を買えるけどそれ以降の階層はまだ地図が無いから行っちゃダメだよ?
(ナラクは何階層まであるのか分からないが現在判明している最深部でもワダツミ達しか到達していないとレッテルが説明すればサイクロプスを倒す難易度が難しいのが伺えれば「カタンと赤ちゃんはうちで待ってたら?着いていくのは流石に危険すぎない?」とレッテルが尋ねるものの「あいっ!!」とエトワールは行く気満々で目を輝かせていてカタンは「御師匠様の指示に従います」と足手纏いにはなりたくないので待機していていても問題ないと相手に伝えて)
やっぱりそうなるよね……。
流石に怪我はさせたくないし、エトワールは着いてくる気満々だし……それなら低い階層の討伐依頼をカタンと一緒にこなして、魔法の修行も兼ねた方が良さそうね。
(現時点で判明している階層数が10階までで、行けたのはワダツミ達のみのチームと聞けば、それだけ5階以上の階層は敵が強い可能性が大いにあるし、どれだけ階層があるかわからないがほんのひと握りの状態で今の状況だと考えると8階の階層の敵はどれも強いだろうし、何よりサイクロプスだけが出没するとは限らない為、体力と魔力切れを起こす可能性を考えれば、サイクロプスの討伐は諦める事にし、それなら1階とか2階等階層の少ない所でカタンと共に討伐依頼をこなしつつ、カタンの魔法の修行もついでにつけた方が安全で効率が良いと考えれば、それにしましょうかと声をかけ、それならカタンにも修行がつけられ、階層が低いから金額は低いだろうがお金も稼げるだろうしその方がよっぽど良いと頷く、レッテルにせっかく店に来たのに何も買わずに帰る事を詫びれば、店を出て冒険ギルドに向けて移動しようと声をかけて)
もし魔力測定器の材料が手に入り次第、水晶玉に連絡するよー?お金に余裕があればまた来店よろしくねー
(レッテルは魔力測定器の材料が入荷次第コスモスに連絡をくれると伝えればコスモス達は冒険者ギルドに移動すると「ボク、冒険者登録してないのですぐ登録してきます!!」とカタンは冒険者ギルドの受付で登録の手続きを済ませている間、掲示板に貼られた各階層毎の討伐依頼を見ておいて欲しいと伝えれば低階層の討伐依頼が出されている魔物を見て)
1階層
ゴブリン 10体
2階層
コボルト 5体
3階層
オーク 3体
4階層
ミノタウロス 1体
………無難なのは1階と2階両方かしら。
ゴブリン程度なら10匹集まった所で使い魔達もいるから瞬殺でしょうし、カタンの魔法練習の的にするのもありね。
コボルトも似たような感じだし、危険回避を第一とするならこの2つで確定ね。
(カタンが冒険者登録をしている間に掲示板に張り出されている討伐依頼の紙の内容を見れば、階層と何を何匹倒して欲しいのかと言った詳細な内容が書き出されており、とりあえずこれらをとその2枚の紙を手に取ると受付に出す必要があるがカタンが戻って来て内容の説明をしてからと思っている為、戻ってくるのを待ち)
御師匠様、お待たせしました、無事に登録出来ました、それと十階層までの地図と麻袋を買ってきました
(カタンが戻ってくるとナラク十階層までの地図と討伐した魔物の一部を入れる為の麻袋を買ってきていて「あれ?エトワールちゃん、どこへ行きました?」とカタンが先程までコスモスの背後でおんぶされていたはずのエトワールが居なくなっている事に気がつくと「ぱぉーん」と外で何やら笛やドラムなどの楽しそうな音楽が聞こえるだけではなく街中で動物の鳴き声のようなものまで聞こえてきて)
それは良かったわ。
あら、地図に麻袋まで買ってきてくれてありがとう。
…………えっ?
エトワール!?って、まさか…。
(カタンが返って来れば、無事登録出来た事に一安心し、地図と麻袋も買ってきてくれた事にお礼を言った時に、エトワールの居場所を問われ、先程まで依頼書を見るのに夢中で気付かなかったが、背中にあった筈の重みが消えて、後ろを振り返って確認すればエトワールの姿は無く、一体どこにと思っていた時に動物の鳴き声や何やら賑やかな外の様子に、以前弟子入りを希望していた子の1人がサーカスがどうとか言って居たのを思い出し、そのサーカスかどうかはわからないが、それでも可能性もある為外に出てエトワールの姿を探し)
寄ってらっしゃい見てらっしゃい!!楽しい楽しいサーカスだよー!!
(コスモス達が外に出れば大きな毛長象や玉乗りをするピエロやジャグリングするピエロがサーカスへの客引きの為に街でパレードをやっているのが見えれば「ぱおーん!!」と大きな毛長象の背後に小さな赤ちゃん象が一緒に歩いてるかと思えばエトワールが赤ちゃん象の背中に乗っていて「ぱぉーん!!」と象の鳴き真似をすると赤ちゃん象が鼻を使ってエトワールをくすぐりだすときゃっきゃっと楽しそうに笑っているのが見えて)
あ、やっぱり!!
エトワール、こっちに戻って来て。危ないから!
(外に出てみれば、予想通りと言うべきかやはりサーカスの集団が道を歩いており、とても楽しげな賑やかな雰囲気に街の人達も楽しげな表情を見せているが、こちらはエトワールが勝手に赤ちゃん象の背中に座っている為、気が気ではなく。楽しそうにしているし赤ちゃん象もエトワールを楽しませてくれているが、こちらは大人の都合で申し訳ないとは思うが何せお金が至急必要な状態、少しでも稼いでおきたいのにエトワールが赤ちゃん象に夢中ではギルドの討伐依頼をこなせず、困り果ててしまい)
あいっ!!・・・ぱぉーん、ばいばい
(コスモスに呼ばれればエトワールは返事をすると遊んでくれた赤ちゃん象に手を振って戻ろうとすると赤ちゃん象はコスモスの方までついてくれば「ぱぉーん?」と赤ちゃん象は背負っていた袋からサーカスの宣伝用のチラシを鼻を使って器用に掴むとコスモスに手渡せばエトワールに鼻を振ってばいばいするとサーカスのパレードに再び戻ってしまえば「凄く賢い子でしたね?しつけがちゃんとしているのかな?」とコスモスの背後でカタンは赤ちゃん象に感心していて)
そうね。
きちんとサーカスの群れに帰って行ったし、何よりちゃっかり、しっかりサーカスの宣伝して帰って行ったもの…。
依頼が終わった時にまだやってたら少し見に行ってみましょうか。
(エトワールがすんなりと帰って来れば、怪我もなく無事だった為、ホッと安心して胸を撫で下ろせば、カタンの言葉にこちらも頷いて肯定すれば、エトワールと遊んでくれただけでなく、自分で群れに帰ったのもすごいが、何よりエトワールの手にあるサーカスの宣伝用紙に凄く賢い子だし、躾もしっかりされているのが分かり。エトワールも帰ってきたので依頼をこなす為にギルドへ戻りつつ、依頼が早くに終わってサーカスがやっていたら見にいてみようかと笑い)
あい!!
(依頼が早く終わったらサーカスを見に行こうというコスモスの話を聞いてエトワールはいつも通り返事をしたかと思えば「え?ここは?もしかしてナラクの中?でも何階層なんだろう?」とコスモスとカタンはエトワールの空間転移でナラクの洞穴のどこかの階層へ移動してしまったらしく暗闇の洞窟の中であたふたしていると「ピカッ!!」とエトワールが発光しだすと洞窟の中が良く見えるようになって)
え、本当にどこ?
地図、地図………って行っても何回層にいるか分からないから意味が……。
どこなのか分からないけど、下手したら10階層以上の可能性もあるわ。カタン、エトワール離れたら駄目よ。
(確かにここに来る予定ではあったが、肝心の受付は済ませて居ないし、何より用があったのは1と2階層だけで、すぐ済ませる予定だったのにこうなると、この階が何階なのか把握する必要が出てくるし場所によってはカタンがほとんど見学状態になる場所になる可能性も大いにあり、空間魔法をこうもホイホイ使われるのも考えものだなと頭を抱えれば、流石に赤子とは言えこれは本当に困ってしまい空間魔法を使うのを禁止した方が良いかなと思いながら、とりあえず何が起きても良いように使い魔達を皆出しては、事情を説明し、ここの魔物は強い可能性も伝えると警戒を怠らないように注意を促すと自分も杖を構えながら、エトワールが発光してくれている為、その灯りを頼りに場所の把握をしようと地図を見ながら慎重に歩き始め)
突然ですが背後より失礼します。
1000レスを超え、期間にしておおよそ4ヶ月と長い期間お相手下さりありがとうございます。
こちらがやりたい事が思いつかないのもあり、サブキャラを練って下さったり、イベントを起こして下さりととても感謝しております。
なので、これは正直我儘と言うか贅沢な悩みになるのかもしれませんが、こちらとしても続けたい気持ちはあるので相談をさせて頂きたいことがありまして…。
初めの内はそんな風には見られなかったし、そんなロルでも無かったと思うのですが、ここ最近のロルでこちらがこう予定を決めたと言うロル(お金を盗まれる前に魔法測定器を買ってカタンの修行を付けたいとか階層は低めの階層の依頼をとか)を書いても、それを一旦遮るような形のロルやこちらが特定の反応をせざるを得ないある種の確定ロルが多いように思えまして……。
例えばですが、エトワールがムラサメのお腹の中に転移してそれを助けに行くなど、絵での示唆はありましたが、流石にムラサメのお腹に転移してそれがダンジョン化しているなんてこちらでは判断できない状態だったり、カンダタが金銀財宝を盗むシーンで逃げる様子の描写が描かれていればそれを追いかけて取り返せれたか、そのまま盗まれるかをこちらで判断出来ましたが、描写としては盗まれた後でギルドでお金を稼ぐ必要が出てくると言う反応を取らなくては行けないロルやギルドの依頼で1か2階の依頼をこなそうとこちらのロルで書いたかのですが、エトワールの空間魔法でどこかわからない階層に飛ばされてとこちらの予定が狂うようなロルが多いと感じてしまい、正直今の状態が続く場合、相性が合わないと思ってしまいました。
ですが、ここまで見捨てずにお相手してくれた恩もありますし、事前にこういうイベントを起こそうと思うという本体での相談や、ロル内で起こそうとしているとか逃げようとしていると言ったこちらがそれに対して反応が取れるようなロルを回してくださるのならこのまま是非続けて欲しいと思っております。
御相手様からしてみればキャラも沢山考えて、イベントも考えているのにと憤るような内容だと重々承知の上で相談をさせて頂きました。
もし、この内容を見て、私とは無理だと思われた場合はとても名残惜しいですが、遠慮なくご縁を白紙にして下さって大丈夫です。
あまりにも自分勝手で失礼な事だとは思いますが、このまま続けていつか失踪してしまう位ならと思い、言葉を綴らせて頂きました。
大変失礼な内容ですが、相談内容に対してのご返答をお待ちしております。
御師匠様、良かった、ここはまだ第一階層みたいですよ?
(カタンが冷静に壁を見れば、冒険者達は各階層毎に自分達が今何階層にいるのかと分かる為に壁にマシラビト文字やエルフ文字で数字が書いてある為、両方の文字が読めるカタンにとっては分かりやすく目的地である一階層までエトワールが移動してくれたのが分かると確かに前方には複数のゴブリンがコスモスの強い使い魔達を見ては怯えていて)
(/大変申し訳ございませんでした。折角いつも御相手して頂いて貰っているのに確かに最近自分勝手なロルが多かったです、最近、こちらもネタ切れ気味でして無理に話を広げよう、広げようと思い勝手が過ぎました、本当に申し訳ない。これからもお相手して頂ける様にこちらも十分に気をつけてますのでまた、こうして思った事を言って頂ければこちらとしても大変ありがたいのでまた何かあれば何なりと言ってくださいませ)
そ、そう。
それは良かったわ、高い階層とかまだ未踏の階層だったらどうしようかと思っていたけど。
(一応の警戒の為に使い魔達を出したが、転移された場所が1階層と分かれば敵も弱いので、カタンに怪我をさせる事も無く、こちらもそんなに警戒したり手こずるような敵は出てこないとわかった為一安心し。確か1階層の依頼書にはゴブリンを10匹退治と書類に書いてあったよなと受付を通さない形になってしまったのでそのまま持ってきた依頼書で確認すれば、その内容で間違い無かったのであのゴブリン達は討伐と決めれば「オルレア達が行っても良いけど…折角だし、カタン魔法の修行も兼ねて討伐してみない?」とカタンの方を振り向くとオルレア達がやれば瞬殺だろう。しかしせっかくの機会だし自分もオルレア達も近くにいて何かあった時は対応出来るように身構えておくから、修行ついでに氷魔法の狙った範囲で生成出来るようになる為に魔力の込める量を変えてみて生成してみて、どのくらいの魔力を込めればどのくらい大きくなるのか理解したり、硬度もまだ弱い為その辺も鍛える為にどうかとカタンに問いかけて)
(/ いえいえ!!こちらこそサブキャラやイベント等を起こして貰っている状態でお相手して下さっているというのに我儘を言って申し訳ありませんでした。
改善してくれるとの事でまだ続けられる事を嬉しく思います。
本体様も仰っていますが、常に何かしらのイベントがある状態だと落ち着かない日常だったりしますし、何より考えてくれている本体様のご負担になると思うので、これが終わったらしばらくは、普通の日常として、カタンの修行とギルドでのお金稼ぎをする日常を主にしてたまにイベントがある位の方が本体様も負担が減ると思いますし、こちらも何らかのイベントをやりたいと思って提案をさせて頂く事もあると思います。
ですのでしばらくは休憩では無いですが、のほほんとした日常でも良いのかなと私は思っておりますが、どうでしょうか?)
は、はい、頑張ってみます
(コスモスに目の前のゴブリン達を討伐してみないかと言われて前に出れば足元だけを凍らせるつもりで床に氷魔法をかけるものの魔力がまだ多いのか壁や天井まで凍り始めるが、一度の魔法で広範囲に魔法が及ぶ為ゴブリン全体を足止めすると力のないゴブリン程度なら抜け出せる事も出来ずに風魔法で倒してしまうと「やはり、氷魔法だけ制御が難しいです」とカタンはコスモスに制御が難しいと報告して)
(/それで構わないのでしたら是非そうさせて頂きます、こちらもまた何か相談事があれば是非させて頂きたいです)
うーん、やっぱり特訓するべきは氷魔法一択よね。
ちなみに今どれくらいの魔力を込めてみたか聞いてもいい?
(カタンの報告を聞けば、足元を凍らしたかったのは見て取れたが、足元どころか壁や天井まで氷で凍てつき、身動きが取れなくなったゴブリンを風魔法で倒したカタンの様子を見ていたのもあって、何をしたかったのかはわかったがどれだけの魔力を込めてみたのかが測定器が無いのもあってわからず、カタンに自分の中の感覚になるが、氷魔法を放つ時、全力を100としてどのくらいの魔力を込めたのか聞いてみては)
(/ こちらはそれで大丈夫ですので、是非その流れで行きましょう。
私が至らぬばかりに本体様に無理をさせてしまって本当にすみませんでした…。
本体様もどんどん相談して下さい、私も何かやりたいイベントが閃きましたら相談させて頂きますね。)
今のは自分の中では弱すぎても駄目だと思って20、30くらい力を込めて撃ちました
(カタンが言うには今のでも2割、3割程度の力しか出してないと言うと「先程撃った風魔法も同程度ですね」と付け足せば本気で撃ったらどれ程の威力になるのか自分でも分からない為不安そうな顔を見せると「取り敢えずゴブリンは右耳で良いらしいので右耳を集めましょうか?」とカタン本人は氷魔法で小さめのナイフを魔法で作ったつもりだが日本刀くらいの大きさになってしまい、使いづらそうにゴブリンの右耳を集めて麻袋に詰めて)
(/ありがとうございます)
なるほど……そうなると……。
ねぇ、カタン。風魔法と氷魔法で差があるのはわかっているとは思うわ。
多分だし、私の憶測だけど、氷魔法は風魔法の2~4倍以上の強さで出ているのよ。
だから風魔法はそのままで良いけど、氷魔法を使う時は風魔法を使う時の半分以下、1/4位の魔力を込めて撃ってみれば範囲は狙った通りになるんじゃないかと思うの。
次のゴブリン退治の時にそれを意識してやってみて?硬度は気にしなくていいから。勿論カタンがしたいならだから無理強いはしないわ。
(カタンの込めた魔力の割合を聞き、風魔法と同等程度で、その差を壁や天井を見て判断すれば、正確な測定器が無いため、自分が見て判断した憶測混ざりの言葉になるにしろ、まずは狙った範囲で氷魔法が使えるのを第一にして硬度はその次に鍛えれば良いと思っているので、こちらもゴブリンの右耳を氷の小さな剣で切り落としながら言うと、それが合っているかを知りたい為、次にそれが本当かどうか知りたいと思って魔法を使うのならそれを意識して魔法を撃ってみてと伝えて)
(/ いえいえ、こちらこそ我儘を聞いて下さりありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。)
わ、分かりました、やってみます!!
(カタンはコスモスの説明をよく聞き、次のゴブリンが現れるまで洞窟内を探索していると「いました!!撃ちます!!」とカタンは先程コスモスに言われた通りに魔力をさらに少なくして氷魔法を撃てば先程のようにゴブリンの足元は凍りつくが、天井や壁は凍ってはおらず、床が少し凍った程度になると「さっきより上手くいきました!!・・・あ!?」とカタンが喜ぶものの氷魔法の硬度はゴブリン達の力でも壊せるくらいに脆いようで慌てて風魔法を撃って何とか倒してしまって)
良いのよ、それで。
今回の狙いは、カタンが狙った範囲までを凍らせる為だから硬度はその次。
それに範囲が小さくなればその分魔力を込める量も減るのだから硬度が落ちても仕方ないわ。
(ゴブリン達の足元のみが凍って、壁や天井までその範囲が届かなかった事からやっぱりその位の強さで魔法の強さにブーストが掛かっていると推測が出来れば、後は自在に自分が狙った範囲まで凍る位の魔力を無意識近い形で練って撃てれるように稽古を付け、その後に硬度の強化をすれば良いので、今回のこれはかなり大きい収穫だと笑い。風魔法で倒したゴブリン達の右耳を再度氷の剣で切り落とし、麻袋に入れてカタンが切り取ってくれた分の麻袋に入れてくれたのを見れば、今何匹倒したのだろうと思い、その数を確認しようと麻袋の中身を覗いてその数を数えると8匹分入っており、あと2匹分必要な状態で「あと2匹分ね。カタンどうする?次も自分がやる?私としては目安が取れて、修行をつけるのに凄く役に立つ情報が得られたのもあるけど、2回連続でお願いしちゃったから私がやっても良いかなって思っているけど、カタンはどちらが良い?」とカタン自身が2匹分やるか自分がやるのとどちらが良いかと問いかけて)
あと2匹・・・試してみたい事があるので挑戦してみても良いですか?
(カタンは目標まであと2匹だと聞けばコスモスに試してみたい事があるけど失敗する可能性もゼロではない為、コスモスにはすぐに魔法が撃てる用意だけしておいて欲しいとお願いして)
勿論よ!!
挑戦は何事においても大切だもの、何かあった時は対応するから安心してね。
(試してみたい事があるとカタンから告げられれば、これまで挑戦だとかそういったものをあまりしなさそうだった様子を見て取れていたが、今回魔力の込める量を何となく掴めたのか、それとも遠慮して言わなかったのか分からないが、魔法は学ぶ事も勿論大事だが、何よりも挑戦して数をこなすのが大切だとわかっている為、カタンの言葉に嬉しそうに笑えば、勿論と頷けば何をするのかと楽しみにしながら杖を構えて何があってもサポートする気満々な様子を見せ)
ありがとうございます・・・丁度2体現れましたね
(エトワールが光ってる分、魔物が引きつきやすいのか前方からゴブリン2体が現れるとカタンはクラウチングスタートの様な構えを見せたかと思えば背中の青い両翼を広げ始めると「行きます!!」と言った瞬間、ほんの一瞬の出来事でカタンは一直線にゴブリン2体の間をすれ違う様に素早くすり抜けたかと思えば「・・・良かった、無事に成功しました!!」とカタンが振り返るとゴブリン2体は全身氷漬けになっていて)
わぁ、凄いわね!!
翼がある事を生かして素早く動きながら、敵とすれ違った瞬間に氷魔法で相手を氷漬け。
これはカタンにしか出来ない、一撃必殺の切り札ね。
(何をするのか分からないが、運良く2匹のゴブリンが現れれば、こちらは何かあった時の為に杖をゴブリンに向けながらカタンがする事を見守っていれば、その素早さと恐らくさっきの戦闘でどのくらい魔力を込めれば良いのか掴んだ結果なのか、天井や壁も凍らず、魔物だけを仕留めたその早業を見れば、カタンに切り札が出来たと自分の事のように喜び、デイジーから補助魔法を教えて貰っている自分の場合似た様な事はもしかしたら出来るのかもしれないが、これはカタンが自分で生み出した技。真似するような事をするつもりは全く無いし、何よりカタンの成長が見れてとても嬉しく)
今回はたまたまうまく出来ただけですよ?切り札にするにはまだまだ改良しないといけません
(師匠であるコスモスに褒められてカタンは照れてしまうと「カノン先生みたく魔力をそのまま拳に込めて撃つ事はできませんが、触れさえすれば直接氷の魔力を流し込めるかなって思いまして・・・」とカタンが説明するには素早く移動して敵に触れて魔力を一気に流し込む必要があるので触れようとした瞬間に反撃される可能性がある為、危ない技だからあまり使えないと自分で反省点を述べると「これで冒険者1日分の食事代と宿代分くらいは稼げましたね」とカタンがゴブリン10体の報酬額は冒険者がその日の食事と宿代で消えてしまうくらいの額だと伝えればゴブリン討伐だとそこまで大金は稼げないと説明して)
それでも挑戦して、出来たのだから良いのよ。
勿論失敗しても良かったわ、何せ失敗は成功の母だもの。けれど土壇場で思いついて成功出来たのだからもっと胸を張っていいのよ。
(誰しもそうだが練習なしの土壇場勝負というのはかなり緊張するし、失敗したらという不安がついて回る。それをグッと堪えて挑戦し、反省点は確かにまだあるだろうが思いついたその着眼点や度胸は素晴らしいものだと嬉しそうに笑って。金額がおおよそどのくらいか分かれば「そうね。当然難易度が高いほど報酬がいいのはわかるけど、それは私と使い魔達で行く事にするわ。敵が思っていたより強いとカタンに危害が及ぶ可能性もあるし。とりあえず1回層の依頼は終わったわね、時間的にゆとりがあるなら二階層の依頼もこなしたいのだけれど、何か時間がわかる物無いかしら?」と首を傾げれば何か時間がわかるものが壁とかにかけられてないかなと周りを見渡してみて)
はい、次の階層からは見学しています、御師匠様の動きを見るのも勉強になります
(カタンは2階層以降はコスモスの背後で見学をしていると伝えると時間を気にする相手を見て「ナラクには時の石と呼ばれる、時間毎に色が変化する石が各階層毎に上り下りする通路の近くにドワーフさん達が置いているので目印にもなるらしいですよ?」とカタンが地図を見ながら2階層に繋がる道を見つけると確かにその横には少し大きめな石が置かれており「今はオレンジ色なので15時くらいですね?もう一階層位なら行けると思います」と大体の時間帯が分かるとそれを伝えて)
あら、そう?
カタンも参加したくなったら援護はするからいつでも参戦してね。
勿論見学していて、見本になれるように頑張るわ。
(二階層からは見学にすると言うと、そう?とクビを傾げたが一回層はほぼカタンが討伐してくれたし、休憩もいるかなと思ってカタンの意見を尊重し。ただ、今回みたいに試してみたい技や自分の魔法を見て学んでやってみたい事なんかが出てきたらいつでも言ってと笑い。カタンの後ろをついて歩くようについて行けば二階層に続く道の隣にカタンの言うように大きめな石があり、色がオレンジだから夕方よりの時間と知ると、次は自分が討伐する予定だし、サクサク行けばそんなに時間も掛からないかなと思えば「それなら少しでもお金はあった方が良いし、二階層も行っちゃいましょうか。カタンはそれでも良い?」と見学とはいえ一回層では頑張ってくれたし、二階層では見学すると言っていたが、疲れとかもあるだろうし移動するのも体力を使うもの、カタンに疲労が溜まっているなら今度にすれば良いしどうだろうかと問いかけて)
はい、ただ使い魔は影にしまっていた方が良いかもしれません、コボルトは鼻が効きますから大勢居る事がバレると中々姿を見せないと聞きます
(二階層に行く事には問題ないが使い魔がいると中々遭遇しないので無駄に歩く事になるかもしれないと伝えると【それならハク達影に入ってるから必要な時にお姉ちゃん呼んでね?】と使い魔達がコスモスの影に潜み二階層を探索する事にして)
コボルトって用心深いのね。
……エトワールのおかけで明るいから迷子になったりとかはしなさそうね。
…あ、あれかしら?
(使い魔達を影に入れて自分とカタン、エトワールと少数精鋭式のやり方で二階層を歩いていれば、本来なら真っ暗なのだろうし受付とかでランタンみたいな感じで光源を貸してもらうとか、自分達で魔法なり使って何とかするのかもしれないが、こちらはエトワールが発光しているのもあり視界がとても明るく周りが見渡しやすい為とても助かっており、しばらく歩いて散策してみれば魔物が3匹いるのが遠目からだが確認できあれかな?と首を傾げれば杖を構えて)
そうですね、あれがコボルトです、ゴブリンより素早いので気を付けて下さい
(前方にコバルトを確認するとコバルトの一体がこちらの匂いに気が付き三体でコスモスの方へと素早い動きで駆けてくると「ふわぁー・・・むにゃむにゃ」とコスモスの背中におぶさっていたエトワールが欠伸を一つすると疲れてきたのかそのままうとうとしてくれば少しずつだが光が弱ってきてしまって)
え、ここで!?
ちょ、ちょっとだけ待ってエトワール!!
ここで寝られたらママ怪我しちゃうわ!
(コボルトを発見し、目標は5匹の為、半分以上の3匹を見つけたとなれば幸先良いなと思いながら向かって来るコボルト目掛けて魔法を放とうとした時にエトワールの欠伸の声を聞き取り、少しずつだが光が弱くなれば、ここで光源元であるエトワールが寝れば真っ暗で光源となる物を持たない自分達では致命的な程不味い状況になるのは間違い無いため、コボルト3匹をすぐさま倒すと依頼書に書かれていた部位を氷の刃で回収し、エトワールに昼寝はもうちょっとだけ待ってと言いながら何とか起こそうとして、カタンに急いでこのナラクから出ないと光源がない自分達は真っ暗なここを彷徨う事になると伝えれば、目標5匹は無理だったが彷徨うよりマシと考え急いで出口まで地図を見ながら向かい)
あい!!・・・あぃー?むにゃむにゃ?
(コスモスにエトワールが寝たら怪我しちゃうと言われてエトワールは頭を振っては返事をするもののすぐにうとうとし始めたが、少しだけ時間が稼げたようでコスモス達が地図を頼りに戻ろうとすると先程のコボルト3匹の他に2匹仲間がいたようで仲間の血の匂いを頼りにコスモス達を追走し始めると出口を目指す途中、誰かのランタンの灯りが見えてきて)
面倒なッ。
エトワールは眠そうだし、コボルトは追いかけてきて……ん?誰かいるわね。
そこの方!!お助けくれませんか!!
(こちらの声がけでエトワールが頑張って起きてくれようといるのはわかるのだが赤子に寝るのを我慢させるのは申し訳ないと思いつつも、光源を無くして真っ暗な中をさ迷うのも困るし、何より後ろから仲間がやられたと血の匂いで感知しているのかコボルトが敵討ちでもしたいのか追いかけて来ているのが後ろから聞こえる音でわかるだけに最悪な状況だと思っていたが、少し遠くに誰かがいるのかランタンらしき光が見えると、これ幸いとその人に聞こえるように大きな声でランタンを持っていると思われるその人に声をかけ)
おや?姫様ではござらぬか?どうなされた?
(コスモスが声をかけたのは探索帰りのワダツミ達であり、首を傾げていればコボルト二体に襲われてるのを見て「ふむ・・・切り捨て御免!!」とワダツミは愛刀である大波小波で斬り伏せれば「ほれ、姫様、コボルトの牙なのだ」と倒したコボルトから牙を引っこ抜きワダツミは当たり前のようにコスモスに手渡して)
誰かと思ったらワダツミじゃない。
助けてくれてありがとう。でも良いの?倒したの私じゃなくてワダツミなのに…。
(誰でもいいからと声をかけた相手がまさかの友人であるワダツミでタイミングの良さに少し驚き、ワダツミも冒険者としてチーム登録してギルドの依頼をこなしているのはすぐにわかるし、ここにいる理由も納得出来るが、こんなタイミングでかち合うとは思ってなかったのでちょっと目を丸くし。そしてそのままワダツミがコボルトを倒して本来ならワダツミ達の報酬物になるのにいいのかと遠慮してしまって)
うむ、別に構わないぞ?余り物で良ければ他の素材も貰ってはくれないか?
(ワダツミ曰く討伐依頼のノルマに満たない数を常に所持していても手持ちがいっぱいになるだけだと話せば「拙者達は先程12階層に挑んできたが中々一筋縄ではいかぬ強敵だった、十階層を過ぎた辺りから出現する魔物が強くなってる気がするから姫様もあまり無理はなさらぬようにな?」とコスモスに助言をするとワダツミは使い魔であるウズシオが背負っていた鞄の中から様々な魔物の素材を見せるとコスモスに好きなものを取っていって欲しいと伝えて)
そんな階層まで……行った事ないけど、一筋縄ではいかないって言うのはよくわかったわ。
本当に?申し訳ないけど…それなら独眼のサイクロプスの目玉ってある?可能なら傷なしだと凄く助かるのだけれど…。
(ワダツミ達が11階層を突破し12階層まで行ったと聞けば、階層が高ければ高いほど敵は強く10階層辺りから敵が強いみたいな話をレッテルから聞いただけに素直に凄いと感心し。他の素材もと鞄の中に色んな魔物の素材が入ってごちゃ混ぜになっていたので目的の独眼のサイクロプスの目玉が見えなかった為、あるかどうか聞き、あるなら弟子であるカタンの魔力測定器を作るのに必要な素材だから欲しいと言うも、勿論サイクロプスを倒したのはワダツミ達なのでそれの討伐報酬は貰うつもりはなく素材だけを貰うつもりで)
サイクロプスの眼は確かあったはず・・・おお、これじゃこれじゃ、姫様どうぞ
(ワダツミはコスモスが欲しいものをカバンから漁れば青い瞳の大きな目玉を取り出しコスモスに手渡すと「姫様達はもう帰りか?良ければ地上まで送ってくのだ」とワダツミはウズシオに本来の姿に戻すと他の使い魔達を影にしまい背中に跨がればウズシオは3人くらい乗せて軽々走れるから遠慮しなくて良いと伝えて)
あ、本当だわ。
ありがとう、ワダツミ。凄く助かるわ。
(あったら良いな位でお願いをしてみれば、望んでいたサイクロプスの傷なしの瞳をポンと手渡され、これでカタンの修行が捗るかもと思えば嬉しくなり笑みを浮かべると、倒すのも大変そうなのに軽く渡してくれた事にお礼を言い、更には地上まで連れていってくれると言うのでお言葉に甘える事にすれば、ランタンという光源を持つワダツミ達と行動を始めたのもあり、エトワールにもう寝ても大丈夫よと声をかけて)
何の何の修行ついでに手に入れた物に過ぎない余り物だから気になさるな
(ワダツミは照れつつもウズシオを少し走らせればワダツミ達は何度もナラクを潜っている為帰り道を熟知しておりそのまま何事もなく地上に出てしまえば「さてと姫様達はここから何処か行くのか?拙者達はもう日暮れだから魔女連盟にある海底神殿行きの扉で家に帰るのだが、行き先が同じ方向ならこのまま送ってくぞ?」とワダツミは首を傾げつつ外は夕方になっており、コスモスの背中におぶさるエトワールは疲れているのかすやすやと熟睡していて)
本当に色々ありがとう、ワダツミ。
凄く助かったわ。
一緒に帰りたい気持ちは山々だけど、サイクロプスの目玉をレッテルの所に届けに行ってから帰る予定だから…。
(何事もなく地上へと出られれば、サイクロプスの目をくれた事も、コボルトを倒してくれ地上まで連れてきてくれたりと色々助けられた為、ありがとうとお礼を言い、この後すぐに帰るのかと問われれば、ギルドの受付でゴブリン10匹分の報酬を貰いに行くのとレッテルの店に行って時間もかかるだろうし、サイクロプスの目玉を渡して魔力測定器を作って貰う為にそれらが終わったら帰る予定だからワダツミ達は気にせず帰ってと少し申し訳なさそうな顔をし。自分の背中でスヤスヤ寝てるエトワールを少し確認すれば、ギルドの依頼が終わったらサーカスと言ったものの昼寝もして無かったし仕方ないかと苦笑して、流石に1日だけサーカスをしになんて言うのは無いだろうから、貰った宣伝広告でいつまでやっているのか後で確認して、その期間内には連れて行ってあげようと考えており)
うむ、そうか、それなら仕方ない、また会おう
(ワダツミは心良くコスモス達を降ろすとそのまま手を振ってウズシオに乗って駆けていってしまえば「御師匠様、冒険者ギルドに向かいますか?」とカタンはゴブリンとコボルトの討伐した証を入れた麻袋を背負うとコスモスと共に冒険者ギルドに移動し始めれば道中、サーカスを見に行った見物客とすれ違えば「あの黒いピエロ、凄かったな」「夏の間はずっとこの国に滞在してるんだってまた見に行こう!!」とよっぽど凄かったのかサーカスの話で盛り上がっているのが聞こえて)
そうね、まずは冒険者ギルドに行って報酬を受け取りましょうか。
報酬ならすぐに受け取れるでしょうし、その後にレッテルのお店に行ってサイクロプスの目を渡したら帰りましょうか。
(カタンの言葉に頷き、冒険者ギルドへと向かっていれば昼間位に集団で移動していたサーカスを見た人達の感想がチラホラと聞こえれば「サーカス、大盛況なのかしら。夏の間はやっているみたいだし、レッテルに依頼する魔力測定器が出来た時に見に行ける時期だったら見に行ってみたいわね。」とカタンに話しかけ、時間がかかると想定はしているが流石に夏の間丸々使わないと魔力測定器が出来ないなんて事にはならない事を祈りつつ、夏の間に魔力測定器が出来上がってそれを受け取りに行く時にエトワールも見たがって居たしその時に行こうかと笑い)
多分、娯楽が少ないからサーカスが人気なんでしょうか?
(カタンがこの大陸にある全ての国には娯楽施設と呼べる物は少なくあったとしても賭博場くらいなものなのでサーカスが人気なのは分かる気がするとカタンが話していると冒険者ギルドに到着すれば討伐依頼の報奨金をコスモス達は無事に換金を終えて)
あぁ、それはあるかもしれないわね。
賭博場じゃ、子供は楽しめない…というか入れないし、負けたら嫌だって言う気持ちから行かない人もいる中皆が等しく楽しめるサーカスは良い娯楽になるかもしれないわね。
(カタンの言葉を聞けば、そう言った娯楽施設に興味が無かったので言われてみればだが、確かにこの世界の国全体として娯楽施設は賭博場位しかなく、それにのめり込んでしまう人も居ると聞くのと自分自身そう言った施設より本を読んだり、魔法や魔物、薬草学や他種族の言語の勉強と言ったものが好きだった為あまり興味が無く。それに引き換え先程の話を聞く感じだとパフォーマンスが凄い様だし、以前弟子入りを希望してくれたサバトがいたりしてと思うが、それを見れるのはまた今度と笑って。無事に報酬を受け取れれば次はレッテルの店に行きサイクロプスの目を届けて魔力測定器を作って貰う必要がある為、もう少しで用が終わるとはいえ、疲れていないかとカタンに問いかけ心配し)
ええ、大丈夫です、暗くなる前に行きましょう
(カタンは暗くなってレッテルの店が閉店しないうちに移動すると大人しい割に意外と体力があるようでそのままレッテルの店へと着くと「やぁ、いらっしゃい、お金の都合でもついたかい?」と再び来店してきたコスモス達を見てレッテルは首を傾げて尋ねて)
お金の方はまだ。
ただ、たまたまワダツミ達も潜ってたみたいで帰りの道中にちょっとこちらがドタバタしちゃって…慌てて前方に誰か居たから声を掛けたらそれがワダツミ達でね。
魔力測定器を作るのに必要って言っていた傷なしの独眼のサイクロプスの目をくれたのと一緒に地上まで連れてきてくれたから、開店中にこれを届けに来たの。
(お金はまだまだ先は長く、なるべく自給自足の生活をしていたのが功を奏して今はまだ何とか食事とかに困るような自体には陥っていないが、食事はともかく服は買う必要が出てくるのでそれまでにはある程度余裕がある状態にしておかないとと苦笑をし。お金は無理だったが、必要となる素材を分けて貰えたので魔力測定器を作るのに時間が掛かることを見越して今届けに来たのだと来店理由を言えば、ワダツミが快く譲ってくれた傷なしの独眼のサイクロプスの目を麻袋に入れた状態で差し出し)
ふむふむ、大きさと良い形といい問題無いね・・・お金は後払いで構わないんだけど魔力測定器って言っても色んな形があってね、どれが良いかな?
(レッテルは麻袋の中からサイクロプスの眼を取り出し鑑定すると必要な材料を用意してくれた為、値下げの対象となり後払いで構わない事を伝えるとレッテルはいくつか魔力測定器のデザインを描いた紙、所謂カタログをコスモスに見せれば「遠くの相手を測定するなら望遠鏡型、近くの小さい相手を測定するなら虫眼鏡型、装備するなら片眼鏡型、追加料金を支払うなら魔力測定だけではなく魔力鑑定も出来る二つの機能付きの眼鏡がおすすめだけどどうする?」とレッテルは用途によって使い方が違う為、どのタイプにするか尋ねると物によって出来上がるまでの期間も変わってくることを伝えて)
測定器を使いたい相手はカタンだから、形は片眼鏡式が良さそうね。
魔力測定はわかるけど、魔力鑑定ってどんな効果があるの?
(敵に対しても使える様式もあるのかとカタログを見ながら思うが、今回使用したい相手は自分の弟子であるカタンの為、そうなると片眼鏡式で形はすぐに決まったが、魔力鑑定という言葉にどんな効果があるのかと問いかけ、もし属性がわかるとかそう言うのだったらティアの核でわかる為必要が無いが、もし違う効果で活用出来そうならと思い、魔力鑑定の効果について問いかけ)
魔力測定は魔力の数値化、魔力鑑定は魔力の属性を鑑定出来るんだけど例えば魔物に襲われて戦闘する事になったら相手の得意な魔法属性やら苦手な魔法属性とかを調べる事が可能だよ?それに魔法道具の能力なんかも分かったりするから結構便利だよ?私が使ってるこの眼鏡も魔力鑑定器だから試しに使ってみるかい?
(レッテル曰く魔力鑑定器は物や生物なんかの魔力を調べるのに使えると説明しつつ自分がサイクロプスの眼を調べる時にかけていた眼鏡をコスモスに貸し、自分を見てみるように伝えればレッテルの魔力に関して鑑定出来ればいくつか情報が頭の中に浮かび上がってきて)
レッテルの魔力鑑定結果
魔力属性 土
得意魔法 魔法付与
熱金槌と呼ばれる火属性の金槌を所持。
なるほど。
確かに便利だし実用的でもあるけれど……問題はお金なのよね…ちなみに片眼鏡式で魔力鑑定を付けたと付けなかった場合、大体いくらになるのかしら?
(試しにと付けさせてもらえば、確かに色々な情報がわかり、カタンとの修行以外にも魔物相手にも使えると聞いたのもあり、其の実用性の強さから付与して欲しい気持ちは出てくるが、肝心なのはその費用であり、カンダタに盗まれる前ならこんな風に悩んだりせずにポンと買っていたのだろうが、無いものは無いため仕方ないと言えば仕方なく。後悔先に立たずなんて言葉があるがまさにその通りだなと思いながら、その魔力鑑定を付与しない場合とした場合、それぞれの価格を比較してから決めようと聞いてみて)
えっとね、これくらいかなー?
(レッテルは算盤を使って計算して計算結果をコスモスに見せると片眼鏡だと素材代の割引をして約金貨15枚、両眼鏡だと素材代の割引をして約金貨22枚になると伝えれば「私は買ってもらえるならどっちでも良いんだけど片眼鏡なら3日後、両眼鏡なら1週間後取りに来てもらえる?」とレッテル曰く魔力測定に必要な特殊なレンズは作るのに最低でも3日はかかるらしく両眼鏡ならその倍は時間がかかると伝えて)
なるほど…それなら両眼機で魔力鑑定を付与付きでも良いかしら?
(それぞれの値段を見れば、どちらも今の自分達にすると高い買い物になるが、それでも買って損は無さそうだし金額こそ高いが実用性や能力を考えると割引もしてくれているのだから安い方だろう。両眼機なら早くても1週間後というお金を稼ぐ期間ができるのと、遠くの敵にも使えて片眼鏡とそんなに差が無いことからそちらを選択し。今日から1週間のどこかで自分達と使い魔達だけ連れて冒険ギルドで高ランクの階層の依頼をこしてお金を稼ぐ日を数日設ける必要があるなと考えながら、カタログの両眼機の方を指さし、オプションの魔力鑑定も付与してとお願いし)
了解、眼鏡だから視力も合わせないといけないから使う人の視力検査するよー?
(それからレッテルは眼鏡を作る為に使用者の視力検査をする準備を始めると「お金を出すのは御師匠様なので御師匠様の視力を測ってください」とカタンが言うのでコスモスは視力検査をすることになれば「それじゃあ1週間後にまた来てねー」とレッテルが手を振り店を出る頃になるともうすっかり日が暮れて夜になっていて)
色々とバタバタしていたら、もう夜。
こんなに遅くに帰るのはあまり無いからティア心配してそうね。
国を出たらハクに乗って早く帰りましょうか。
(店でのあれこれを終わらせてみれば夕方はとっくに過ぎて夜になっており、エトワールはいつもならあった昼寝の時間が無かったことで今も寝ているのかきちんと背中に重みがあるのを確認しつつ、町を歩くといつもなら夕方頃2は帰ってご飯の支度なんかをしている為ティアが心配しているかもと苦笑しながら言うと、そうそうとこれは報告しないとと思いカタンの方を見れば「レッテルの店で頼んだ両眼鏡のお金を貯める為に今日から1週間のどこか2、3日は階層が上の依頼をこなして金貨22枚以上を貯める期間を設けたいの。だからいつかはまだ決めていないけど、多分近々カタンに雑用を頼む形で留守番を頼む日が来ると思うの、ごめんなさいね。」と眉を8の字にして謝るとその分頼んだ物が手に入れば修行2役立つのは間違いない為しっかり修行するからと言い)
大丈夫です、お任せください・・・でも、御師匠様だけなら装備を整えてもう少し先の階層で稼げると思いますよ?
(カタンが今日稼いだ額を数え直しながら約金貨2枚分の儲けしかない為、1週間で稼ぐとなると結構、魔物を狩らねばならないといけないと話しつつハクが神殿へ辿り着くと「む?遅かったね?砂漠で迷った?おかえり、コスモス」と心配そうな顔でティアがコスモスを出迎えて)
やっぱりそうなるわよね……8~上の階層での依頼を沢山こなさないといけなさそう。
(カタンの言葉に今日の報酬は別で取っておきたい為、22枚丸々稼ぐ必要がある事から報酬が高くなる8階層より上の階層の依頼を魔力切れや体力切れを起こさない程度にこなすと言うのを数日程やり、金貨を貯めるかと考えれば、階層が上なら金貨10枚近い依頼もあるだろうし使い魔の皆と協力してこなそうと心の中で決め。神殿へと帰れば案の定ティアが心配そうな表情で出迎えてくれた為、砂漠の用事は直ぐに終わり、その後ドラグニルに行ったんだけど、そこで思ったより時間が過ぎてしまったと理由を説明し、心配させた事を謝って)
そうなのか、大変だったね?
(ティアがコスモスの頭を撫でつつ首を傾げると「コスモス、はい、お手紙」とコスモスが留守中に届いた手紙を2通、手渡せば一つは前回同様、桜からの手紙であろう小さな手紙でありもう一つはタイタニアの王様からの手紙が届いていて)
ありがとう、ティア。
とりあえずエトワールには外で空間魔法を使うのを控えさせないといけなさそうだから注意しないと…。
(ティアの言葉に薄い笑みを浮かべてお礼を言い、祭りの時の謁見の時もそうだったが、エトワールが空間魔法を使えてしまうことで王への謁見時はそれらしい理由を頭フル回転で考えたし、まぁその王が先代の王と違って差別意識はなく寛大だったから助かったが、そうでなかったらエトワールがどうなっていたか考えたくもなく、今日もサーカスの赤ちゃん象の背中に勝手に乗ったり、自分達を一回層だったからまだ良かったが突然転移させたりと、割といきなりの行動にエトワールを探したり困ったりする事が増えた為、エトワールが起きて少し時間が経ったら、外で使う時はエトワールとか私とかが危ない時以外禁止と言い含めることに決め。二通の手紙を渡されれば、1つは小さな手紙だったので桜からとすぐにわかり、次はタイタニアの王からだった為、どちらも自分からしてみたら重要だが、まずは王様の方の手紙から読んでみる事にし、手紙の封を開けて紙を広げればその中身を読んでいき)
そろそろエトワールちゃんもお勉強する必要があるんじゃないかな?コスモスに似て探究心が強い自由な子だから魔法の使い方や文字、言葉なんかも教えていく必要がある
(エトワールは赤ん坊にしては古代人だからなのかかなり賢い子なのでそろそろきちんと教育する必要があるとコスモスに話すとコスモスが読む王様からの手紙は以下の内容が書かれていて)
コスモスがヴァイスの注意を引き囮となり国を護り、盗賊王カンダタからアルベルト王を助けた英雄扱いになっている為、その報告と感謝。エルフの時期長であるアンナの提案によりエルフの国が建国し同盟国になる事が確定した事、そして二つの国を結ぶ為の国道を作るのにティアの力が借りたい事が書かれており、国家事業の為、勿論両国から謝礼をするのでコスモスに検討して欲しいとの内容。
そうね、その必要はありそう。
赤子だから早いかなって思っていたけど、使い所を理解させないと大変な事になりかねないし…。
(ティアの言葉には肯定の意味で頷くと、まだ赤子だから早いかもなんて思っていたが、ある程度の意思疎通は可能なくらいエトワールは賢いし、何より使えるからとホイホイ使うと、その魔法がどれだけ難しいかわかる人からしてもそうでなくても魔法を使えると言う点でマシラビトからすれば金の卵状態かもしれないし、ホイホイ使われて実際に困ったりしたのでそろそろ本格的に教えようと決意し、カタンとは違う内容になるがその辺は自分が時間を作れば良いのと、どうしても無理そうな時はティアにも協力して欲しいとお願いをし。タイタニアの王からの手紙を読めばアンナから聞いていたような内容の同盟国としてエルフ族が建国するにあたって道の整備と言う、同盟するにあたって貿易なんかで道は重要な為両国の後ろ盾となるティアへの協力要請の内容を見れば、こちらとしてもタイタニアはいい国に変わりそうと思っているし、エルフ族の人達にも良くしてもらったと言う恩がある為、是非にと思うが、ティアは大丈夫かと内容と教え、それに対しての自分の考えを言ったあと大丈夫そうか相談し)
ふむ、巨人の私ならすぐに道くらい作れるだろう、コスモスが良ければ私は構わないよ?
(巨人であるティアがその気になれば国と国を結ぶ道くらい草むしり程度の感覚で出来ると言えば明日から始めようと伝えるとエトワールの教育も手伝える事はもちろん手伝うと述べれば「まぁま、まんま?」とエトワールがお腹を空かせて眠りから覚めるとふよふよと浮きながらコスモスに抱きつくのを見て「今日は私が食事を作っといた、みんなで食べるといい」とティアは基本的にコスモスのように手が込んだ物は作れないが焼肉などシンプルな料理なら作れるのでコスモスの使い魔達はそれを食べ始めて)
本当?ありがとう。
色々と本当に助かったわ…。
(道作りの事は自分が良いなと思っているだけにティアが承諾してくれたことにお礼を言い、それだけでなくエトワールの魔法の勉強についてや今日帰りが遅くなった事もあり夕食を作ってくれた諸々に関してもお礼を言って。レッテルから言われた期間は1週間と長いようで短い期間の為初めの内に買えるだけのお金は稼いでおいて、買えるだけの金額が貯まったら、カタンとエトワールに魔法についての修行と勉強をしようと決めれば、明日はティアが道整備で居なくなってしまうし、自分はお呼ばれして居ないが流石に神殿に誰も居ない状態にするのはなとなり、ナラクに潜るなら明後日から決行してカタンには留守番をして貰いつつ雑用をお願いした上で使い魔達とお金を稼ぎに行くことにし、明日は神殿でカタンの魔法の修行とエトワールの勉強で良いかなと夕食を食べながら考えており)
もぐもぐ・・・むにゃむにゃ
(夕食を食べているとエトワールは疲れているのか食べながらまた眠ってしまうと影からおろろんが出てきて子ども部屋に連れて行き寝かせてしまうと子ども部屋にはエトワールが一人にならないようにひととが一緒にいるとおろろんは一人だけコスモス達の部屋に戻ってきて床に座るとエトワールが眠ってしまって暇なのかコスモスが写した本を読んでいて)
あら、おろろん?
…読んで見てわかるのかしら…。
これ、わかるの?わかるなら丸を指か腕で使って教えてくれない?
(色々と片付けを終えて、お風呂に入り終わってとりあえず明日からの予定をスケジュール帳にメモしておこうと思って自室に入れば、思いもしなかった人物(?)が部屋におり、しかも自分が勉強の為に書いた書物を読んでいるのを見れば、別に見られて困るような事は書いていない為別に読んでも構わないのだが、理解出来ているのかと問いかけ、自分の言葉はおろろんに通じていてもおろろんの言葉は自分には分からないため理解出来ているなら指か腕で丸を作って、分からないならバツ印を作って教えてと声をかけ)
オロ?
(おろろんはコスモスの問いかけに対して文字が分かるから本を読んでいるのだと言わんばかりの表情を見せつつ手で丸を作って見せると今度は本を開いてワ・カ・ルと本に書かれた文字を指差しながら筆談でなら意思疎通が可能のようでいて)
まぁ、じゃないと本なんて読めないわよね……。
それならおろろんが魔法について詳しくなればエトワールの勉強が早く出来るようになるかも…。
(手で丸を作り、本でわかると文字で示せば、まぁ普通に考えれば理解出来ないものを見ても何も楽しくないのだから読めていて当然よねと考えはしたが、これまで妖精は独自の言葉があるのでともかくとして魔物が文字を読めるかどうかなんて確認した事が無かった為、おろろんだけなのか、おろろんは長生きらしいし昔誰かの使い魔だったかもとワダツミだったかに聞いた事がある為、その影響で読めるのかもと考えれば、おろろんが魔法について少しでも詳しくなれば自分が居なくても遊び感覚で魔法についてエトワールに教えられるかもと思えば、学んでみる?とおろろんに聞いてみて)
・・・・オロロ?
(おろろんは魔法を学んでみるかという問いに対して困った顔を見せると再び本を開いてソ・ト・デ・テと再び本に書かれた文字を指差しコスモスを手招きしながら神殿の外へと連れ出すと「オロロロロロン!!」とおろろんは本来の姿であるスカルドラゴンの姿に戻り上を向いて口を開いたかと思えば黒い炎を吐き出して見せればおろろんは魔法ならもう既に使えるのでコスモスに教わる必要はないと言わんばかりにカタカタと骨を鳴らすように笑っていて『主人よ、骨になっても奴はドラゴン、魔法くらい使えるし何なら我やハクと同じかそれ以上に奴は強いぞ?それを従えるあの赤ん坊も末恐ろしいがな?』とオルレアが夜中に外へ出る主人の後を追ってついて来れば普段は大人しいおろろんの危険度を改めて教えればエトワールの素質が末恐ろしいと呟いていて)
………私、凄く馬鹿な質問をしたのね。
それなら本当に助かるわ、エトワールに魔法について教えたいのだけれどおろろんも手伝って欲しいの。
(外に出ておろろんの魔法を見て尚且つ元はドラゴンと言うオルレアの言葉を聞けば、確かに他の魔物はちょっと分からない部分もあるが、オルレアを始め自分の使い魔達は皆魔法を使えるし属性も複数持っている場合もあるのだから、ある程度魔法について本能でわかっている可能性もあるし、何よりおろろんは他の魔法使い、もしくは魔女の使い魔だったかもと聞いていたのだからその人から聞いて覚えた可能性もある事を考慮すると、下手すれば自分より詳しい可能性すら出てきた為、自分の質問内容にちょっと自分で呆れすら出てくるが、それはさておき、おろろんとエトワールは使い魔と言う関係上ほぼ常にいる為、自分が居ない時なんかにエトワールに魔法について教えるのを手伝って欲しいとお願いし)
・・・オボロ
(おろろんはコスモスにエトワールに魔法を教えて欲しいと言われればこくりと頷くと人型に戻り、地面に古代文字で月と龍という文字を書いて見せるとこの文字は朧と読むらしくおろろんの本当の名前だとコスモスに伝えれば赤ん坊のエトワールにはおぼろがおろろに聞こえたらしくおろろんと間違えて呼んでるらしくその事を説明すればそのままオボロは子ども部屋に戻って主人であるエトワールの横で眠りについてしまうのを見て『あの骨、自由なところは赤ん坊そっくりだな?我らも寝るか主人よ』とオルレアも呆れて自分の小屋で眠りについてしまって)
………朧の方が私よりも古代文字詳しい説まで出てきたわね。
そうね、時間も時間だしそろそろ寝ましょうか。
(おろろんもとい朧がエトワールに魔法を教える事を了承してくれればそこは嬉しかったが、見た事ない古代文字を書きそれをおぼろと読むと自分の本名を今伝えると言う、何故今なのか問いかけたくなるタイミングではあったが、エトワールは魔法が使えて賢い赤子とは言え、滑舌はまだまだ拙いものの為朧が上手く言えなくておろろんになったのだなと納得すれば、使い魔は主人に似るのかしら?なんてオルレアに苦笑いを向ければ、寝ようとの言葉に時間も時間だしそうすると頷くと、神殿の中にある家へと戻り自室に入り、ベッドで眠りにつき)
おはようございます、御師匠様、朝食の準備が出来ましたよ?それと巨神様が朝一番で道路作りの為に出掛けられました
(翌朝、カタンが朝食を作ってコスモスを起こしにくるともう既にティアは出発したあとらしく留守だと分かるといつもなら真っ先に起こしてくるエトワールの姿は無く子ども部屋を覗くと何やら朧とエトワールが向かい合うように床に座っており、その隣でひととも座っていれば、紙に何かを書いている姿が見えれば【お・ろ・ろ・ろ・ん】「あ・い・う・え・お?」【お・ろ・ろ・ろ・ん】「か・き・く・け・こ?」とどうやらマシラビト文字の読み書きを教えているようだが朧はコスモス達にはおろろんと鳴いてるようにしか聞こえないのにエトワールにはきちんと普通の言葉に変換されて聞こえているようで少し不思議な光景に見えて)
ありがとう、カタン。
ティアはもう出掛けたのね、エトワールは……早速朧が勉強を教えてたのね………私とオルレア達もあんな風に傍から見たら見えてるのよね?
(翌朝、昨日も少し寝る時間が遅かったのもありまた起きる時間が少し遅れればカタンが朝食を作り終えて起こしに来てくれ、助かっているのは事実だし、そう言ったお手伝いや雑用は弟子として当然の仕事と言われてはいるけど任せっきりなのは申し訳ない為、お礼を言いつつも明日は自分も一緒に作ろうと意気込み、いつもなら真っ先にお腹空いたと言ってお腹の上に乗って起こしに来るエトワールの姿が無いことに気付き、子供部屋を見てみれば、昨日言った事を朧が早速してくれているのはわかるのだが、その様がなんと言うか不思議というかシュールな光景に見え、自分も本来の姿になっているオルレア達と話している時はあんな風に見えているんだろうなとちょっと客観視出来てしまうも、とりあえずと思いエトワールに朝ごはん食べようと声をかけ)
【オロ・オロン?】「あいっ!!」
(朧とエトワールは朝食を呼びにきたコスモスを見て朧がエトワールに何かを指差しながら教えるとエトワールは返事をしてコスモスに抱きつくと「まま!!ごはん!!」とエトワールはコスモスに頬擦りしながら朧から教えてもらった覚えたての言葉を使ってどやぁと誉めてと言わんばかりの顔を見せてはきゃっきゃっと笑っていて)
あら、凄いじゃない!
こんなにはっきり言葉に出来るなんて、物覚え凄く良いのね、偉いわエトワール。
(朧がこちらを指さしエトワールに何か言ったなとは思ったが、抱きついてきたエトワールをそのまま受け止めると、今までは滑舌が拙い所謂赤ちゃん言葉だったのに朧からつい今しがた多分教えて貰った言葉とは言えここまではっきりとママとご飯を言い分けられた時は無かった為凄い凄いと頭を撫でて褒めれば、このままなら言葉はすぐに覚えちゃいそうねと笑い。このままもう少し褒めていたいが、エトワールも皆もお腹が空いているだろうしと思いご飯にしようねとエトワールに言うとカタンが作ってくれた朝食が並べられているテーブルの椅子に皆で座ればいただきますと挨拶をして皆各々食べ始め)
あいっ!!
(コスモスに褒められれば凄く嬉しそうな顔を見せるエトワールは勉強意欲が湧いてきたのか食事中も今まで気にしてこなかったがみんなが話す言葉を真似するようになればコスモスがいただきますと言うので「いたたたきます?」とエトワールは首を傾げながらも真似をして食べ始めると先に食べ終わったカタンが「ご馳走様でした」というのを見て食事中にも関わらずエトワールも「ごちそさま?」と首を傾げてコスモスの顔を見ていて)
いただきますが言えて偉いわね、エトワール。
でもご馳走様はご飯が食べ終わったら言う言葉よ。
(朧から言葉を教えて貰え、それを自分が褒めたからかいつもならしないいただきますやご馳走様でしたという自分達の言う言葉の真似をすれば、いただきますはご飯を食べる前に言ったのでタイミングとしてはあっているが、ご馳走様でしたはエトワールがご飯を食べ終わったら言うのよと教えるも、その言葉を言う理由を分かりやすく言うとなるとなんと説明しようかちょっと考えてしまい、流石に命を頂くのと作ってくれた人への感謝と言って伝わるかどうか謎だし、それなら作ってくれた人にありがとうの意味を込めてを先に伝えて、命というのがどういうものか分かったら命を頂くという意味でも言っていると言った方がいいのかなと考えだし)
もぐもぐ・・・あいっ!!ごちさまー!!
(コスモスに説明されればエトワールは何となく理解し食べ終わってからご馳走様と言えば「おろろん!!ひとと!!」とエトワールはひととを抱き抱えるとそのまま浮いて子ども部屋に行けば再び勉強するようで「御師匠様、ボクも負けてられません、今日は何をするんですか?」とカタンもエトワールの成長速度に負けてられないなと思ったのか食器を片付けコスモスに今日はどのような修行をつけてくれるのかと期待して)
そうね。
カタンは引き続き氷魔法の魔法の訓練だけど、昨日のナラク攻略中に風魔法と氷魔法の魔力差って言えば良いのかしら、自分の狙った範囲の魔力を風魔法のどの位分少なく込めれば良いか、何となくのコツは掴んだと思うから、硬度をどうやったら強くできるかかしら。
(エトワールがご馳走様でしたと言って子供部屋に行けば、言葉を教えに貰いにまた勉強を続けるのだなと察すれば、勉強出来れば自分とも会話が出来て褒めてもらえると言うエトワールからしたら嬉しい事だらけで勉強自体もきっと苦では無いのだなと思えばその様子を見守り、こちらも食器類を片付けそれが終われば、カタンから期待の眼差しを受ければ少し苦笑してしまうが、昨日のあれで狙った範囲を凍らせるコツはおそらくカタンも掴んだだろうから、次は範囲が小さくても硬度の高い氷魔法が使えるようになりたいだろうと思い、それの特訓となるがこれも手探りになるかもしれないと前置きしておいて)
(/ すみません、1つ質問なのですが。
小さな範囲でも硬度の高い氷魔法を使えるようになるにはどのような方法があるのでしょうか?カタンの場合魔力を込めた分だけ範囲が広まってしまうと思うのでその辺を知りたくて…質問失礼します。)
『主人よ、手っ取り早い方法なら弟子に氷魔法が使える使い魔を付けさせれば良いのではないか?魔力の質が上がれば硬度も上がるだろう?』
(オルレアがコスモス達の話を背後から聞いて主人と使い魔が同じ属性を持つ場合は魔力の質が上がるものだと伝えればコスモスの場合も風魔法が得意なオルレアのおかげで元々持ってたコスモスの風魔法の威力も上がっているので助言すれば「確かにボクは使い魔を使役してません」とカタンも使い魔を使役したことがないと頷いて)
(/質問ありがとうございます。カタンの場合は氷魔法に込める魔力量が増えると範囲が広がる、魔力の質を上げれば硬度が上がるってイメージして貰えればいいと思います。カタンはその辺のコントロールが苦手みたいです)
使い魔、確かにありね。
カタンも居ないって言うなら氷魔法を使える魔物を使い魔にすれば質が上がって狙いはそのまま、硬度だけ増すって言うのが出来そうね。
………氷魔法を使える魔物探しってピンポイントだから、使える魔物が何かをまずは調べないとね。
(オルレアからの助言を受ければ、確かに自分もオルレアを使い魔にして風属性の魔法の質が上がった為、それはありと考えるも自分の場合懐いてくれたからとか良くしてくれたからとかそんな理由で使い魔にした場合しか無く、属性とかろくに調べもせずと言うか種族も曖昧な状態で使い魔にした記憶があるのだが、カタンの場合は氷魔法を使える魔物と限定される為、使い魔作戦は採用として氷魔法が得意な魔物ってなんだろうと考え)
(/ 質問に答えて下さりありがとうございます!!
とても分かりやすく説明してくれたので理解出来ました、ありがとうございます。)
『焦らずとも取り敢えず狩りをしながら森へ探せば良かろう?森には魔物などいくらでもおるからな』
(オルレアは腰を伸ばしながら欠伸をすると氷魔法が使える魔物もそこら辺の森に普通にいる為適当に散策していればその内気にいるのがいるだろうと述べれば狩りに行く準備をしていて『それに森に居なかったらハクのようにドライアド達から子龍を貰えば良いだろうし、冬になればまたあいつが来るだろう』と森に居なくても冬になれば雪の精霊がまた再び氷魔法を使える魔物の身体を乗っ取りコスモスに挑みに来るだろうと伝えて)
まぁ、そうね。
森の中には沢山の魔物がいるし、気に入った魔物が居なかったらハクみたいに氷属性が使える古龍の子供を1匹貰えるようにお願いしましょうか。
大切な子龍を貰うにあたって何かしらの対価と言うか労働はお願いされそうだけど…。
流石にあの精霊を待つのは……確かに確実よ?雪の精霊が中に入っているから確実に氷属性の魔物だけど、今は夏だもの。流石に半年後は長いわ…。
(オルレアの言うようにこの森には沢山の魔物がおり、魔物自体には困らないが気に入った魔物が氷属性を持っているか分からないのもあり、今日無理だったら1週間後に手に入る両眼機を持って森を散策するか、ドライアド達が古龍の子供を飼育しているのは知っているしなんならハクがそうなので、何らかの対価は要求されそうな気もするがそれを頼むかと決めれば、オルレアから出た冬の恒例となったあの精霊は確かに確実に氷属性を持った魔物を何もしなくても神殿まで連れてきてくれるが、今は夏の為流石に半年もの間硬度の高い魔法訓練が思うようにいかないとなると、カタンも落ち込んでしまう可能性から、するなら上記の2点だなと思っており)
『よし、それなら狩りへと出かけるかな?』
(オルレアが二人が狩りについていくとなれば背中に乗せて森の中に駆け抜けると何体か食用の魔物は狩る事が出来たが氷魔法を扱うものが見当たらずその日は日が暮れ始めると「なかなか、氷属性の魔物って居ないんですね?・・・あれ?」とカタンが諦めて暗くなる前に帰りましょうと言おうとしたその時「ホーホーホーホー」と真っ白な人と同じくらいの大きさのフクロウがカタンの背中に生えた翼の生え際を掴みそのまま持ち上げて羽ばたいてしまえば「お、御師匠様!!助けてくださいー!?」と翼の生え際を掴まれている為か飛んで逃げる事も出来ずにコスモスに助けを求めて)
え、あっ……オルレア、私を乗せてあのフクロウを追って!!
(そろそろ暗くなるしこちらも帰ろうかと口にしようとした時に真っ白なフクロウがカタンを脚で掴んで飛び去ろうとしてしまうのを見れば、カタンを同類と勘違いでもしているのかと思い、なるべく傷つけずフクロウと和解出来れば、あの色からして氷属性持ちかもと思うのもあり、オルレアは空をかける事が出来るのを知っている為、オルレアにそう指示をだし、何とかフクロウと話しをしようとして)
ぼ、ボク、美味しくないよ?食べないでぇー
(結局フクロウの後を追いかければフクロウの巣まで来るとカタンは食べられると思ってビビりまくっているとフクロウにすりすりと頬擦りして甘えた素振りを見せるので『あのフクロウ、弟子の事を仲間だと思ってないか?』と巣の下にオルレアは止まり様子を観察してみれば敵意はないように見えるが『主人よ、どうする?この木を切り倒すか?』と木を切り倒して巣ごと落とそうとオルレアが言い出すと前脚の爪をキランと光らせて)
やっぱりそうよね?
切り倒すのは待って。
カタン!そのフクロウは貴方を同類だと勘違いして巣まで連れてきているの。
そこから考えてそのフクロウは魔物で色も白いから氷属性持ちの可能性があるわ。1度同類じゃない事、魔物なら使い魔になって欲しい事を話してみて!
(オルレアの言葉にはストップをかけては、フクロウは基本的に夜行性で日が完全に暮れた夜に動き出す。それにカタンを同類と認識できるだけの知能とあの懐いている様子とフクロウの色からして魔物かもとカタンに言うと、同類では無い事と魔物なら使い魔になって欲しいと話しかけてみて反応を見て、もしあのフクロウが魔物ではなく普通のフクロウならそのままカタンだけ取り返して神殿まで帰ろうと考えており、流石に素を丸ごと倒すのは躊躇われるらしく)
ひぇーそうなんですか!?ボク、君と同じくらいの大きさだけどフクロウじゃないよ!?フクロウじゃないけどボクで良かったらボクの使い魔になってくださーい!?
(カタンはコスモスの言葉を信じて怖がりながらもフクロウの頭を撫でながら使い魔になってくれるようにお願いすれば「ホホー?」と何やらカタンと話す素振りが見えればそのまま二人ともゆっくりと木の下に降りて来れば「御師匠様、無事に戻ってこれました、それと使い魔のダイフクちゃんです」と白いフクロウはやはり魔物でありセキセツオオフクロウという種類らしく人と同じくらいの大きさをしてるがこれでもまだまだ子どもらしく成長すればもっと大きくなるとカタンが言えば「それと都合良くこの子もボクと同じで氷と風魔法が使えるそうです」と目標であった氷魔法が扱える魔物を使い魔にする事が無事に出来ればドシンドシンと大地が揺れ始めたかと思えばコスモス達がいる地点からティアが仕事を終え神殿方向に帰ろうとしている背後姿が見えて)
え、それでまだ子供なの?
氷と風魔法、カタンにピッタリの使い魔ね。
しかも初の使い魔、おめでとう!
(白いフクロウの魔物名はともかく、ダイフクと言う名前にちょっと美味しそうな名前だなと思いはしたが、白い色からして氷属性は入っていると思っていたが、まさか風も持っていたとは思わずまさに一石二鳥、いや一石三鳥位かもと思うと初の使い魔GETと言う出来事におめでとうとカタンに笑いかけていれば、地面が揺れそちらを見れば遠目からでもティアが帰って来ているのが確認出来「ティアも帰ってきているし、時間も時間だし帰って夕食にしましょうか。」とカタンに神殿に帰ろうと促し)
はい、帰りましょう・・・きゃああああ!?
(カタンも帰ることに頷けばダイフクはカタンの肩を掴むとそのまま嬉しそうに羽ばたき飛び始めれば自分で飛ぶのと勝手に連れて行かれるのでは訳が違うため、カタンは叫び声を上げながら神殿方向へ向かって飛んでいってしまえば『あーあ、弟子の奴哀れだな』とオルレアも憐れみの目で小さくなるカタンの姿を見ていて『主人よ、我らも負けてはおれんな!!』とオルレアはコスモスを背中に乗せると全速力で神殿まで駆け抜ければ「うぅ、気持ち悪い」と神殿前で吐きそうになってるカタンと「ふぅ、コスモスおかえり、余った木を貰ってきたからこれは冬の薪に使うと良い」と道を作るために抜いてきた木を三分の一はエルフの国の城壁の為に渡しもう三分の一はタイタニア国で木材加工に使うと言うので渡すと残りは自分達の冬用の薪やなんかに使う為にティアが木を神殿前に置いてるところでコスモスにおかえりと言って)
うん……絵図がシュール…。
とりあえず、カタン大丈夫そう?割と三半規管弱いのね……後で勝手に掴んで飛ぶのは禁止って伝えておかないとまたやると思うから気をつけてね?
ティアもおかえり。そしてお疲れ様。
その木材は余った木材?
(こちらもオルレアが全速力でかけてくれれば、こちらはハクなんかがクネクネしながら空を飛んだり今のようにオルレアが全速力で空や野を駆けたりしている為慣れているのか平気だったのだが、神殿前に付けば吐きそうなのか顔色が若干悪く見えるカタンの傍に寄ると背中をさすって今後の為に助言を言い。ティアには丁度帰ってきた所だった為お互いにおかえりと言うと、ティアが神殿前に置いていく木材を見れば余ったから貰えたのかと問いかけて)
ふ、普通、無駄に宙返りしたり急降下したりしませんからね
(カタンが飛ぶ時、無駄な動きなく普通に飛ぶだけだが、先程コスモス達が見えてないだけでダイフクに遊び半分で宙返りや急降下、急上昇を何度も繰り返されたら流石に気持ち悪くなりますよと説明すればダイフク本人は主人と遊べて楽しかったのか「ホホー!!」と両翼を広げてはしゃいでいて「うん、薪にしようと思って貰ってきた、その方が私が冬眠してる間助かるでしょ?あれ?エトワールちゃんは一緒じゃないの?」とてっきりエトワールも一緒に行動してると思っていたティアは首を傾げていると家の中からエトワールが飛んできて「あいー!!ママ!!ばぁば!!おかりー!?」とエトワールはコスモスに抱きついてきて)
あぁ……それは災難だったわね。
それは誰でも酔うわ…。
(流石の自分でもそんな運ばれ方を自身が望んでいないのにされれば、自分は勿論他の人でも酔うなと納得し、それなら益々注意をしておかないといけないわねと苦笑して。ティアの言葉に確かに冬用にこれだけの薪があれば木に困らずに冬を越せそうと沢山の木を見れば貰って来てくれた事にお礼を言い、ティアがエトワールは?と問いかけてくれば「あぁ、エトワールはおろろん本名朧にマシラビトの言葉を教えて貰って勉強………こんな感じで言葉がはっきり言えるようになったのよ。ただいまエトワール」と抱きついてきたエトワールを受け止め、ティアに今日だけでこれだけ進歩したのだと少し誇らしげにしながら報告し)
ママ、ごはん!!
(エトワールはお腹減ったらしくお腹をさすりながら空腹を訴えるとティアがふと思い出したように「エトワールちゃん、凄いねー、あ、それとこれタイタニアの王様が道作りの謝礼金くれた」と金貨の入った袋をコスモスに手渡してティアが働いたおかげで当面の生活費は手に入って)
ご飯ね、今作るわ。
少しだけ待っててね。
(エトワールが空腹を訴えれば時間も時間だしそうだろうなと納得すれば、今作ると言い、ティアから謝礼金としてそれなりの金額の金貨が入った袋を手渡されれば、今の現状それはとても助かる為ありがとうとお礼を言い、これでしばらくは生活には困らないとホッとすればこれは生活での必要な場面で使うつもりでこれで両眼機を買うつもりは無いのでどの道依頼を数日こなしには行くがこれがあるのと無いのとではかなり心の余裕が変わる為ほんと助かり、ティアにお礼を言ったあと、エトワールがお腹空いたと言ったのもあるため夕食を作ろうかとカタンに声をかけるも、先程災難な目にあったばかりだし休ませた方が良いかなと思い声だけはかけたが、無理そうなら1人でも大丈夫だから休んでと付け加え)
ず、ずみまぜん、御師匠様、今日はボク、先に休ませてもらいます
(カタンはダイフクと共に自分の部屋へと戻って先に休むことにすれば「それなら私も手伝おう」とティアが小さくなってコスモスの食事作りを手伝えばその日は食事を済ませて風呂に入り眠ることにしたのだがエトワールは「いたたきます」「ごちさま」「おやしゅみ」と簡単な挨拶程度なら朧から教わったようでまだ舌足らずだが言葉の意味は理解しているようでいて)
朧のおかげとは言え、今日1日にここまで言葉を理解して言えるなんて凄く物覚えが早いわね…。
(食事と入浴を済ませ、あと寝るだけの状態になれば、朧の教え方が上手なのか、エトワールが賢いのかはたまた両方なのか謎だが、ここまで言葉を理解し言えるようになるとは思って無かった為自室で日記を書きながら驚いており、勿論その事も日記に書いておけば、カタンにも使い魔が出来たしカタンの調子が明日良くなっていれば氷属性持ちの使い魔と契約したのでその成果がどれほどなのか修行を付けるか、まだ優れなさそうかなら朧とティアにエトワールの見張りを任せつつ朧に勉強を引き続き教えて貰って自分達はナラクの高階層の依頼をこなして両眼機用のお金を稼ぐ日にしようと決めれば、明日のカタンの調子次第で予定は変わるがその二択で決めれば自分もベッドに横になって眠りだし)
ママ!!おはよ!!おはよ!!
(翌朝、コスモスのベッドの上で覚えたての朝の挨拶をしながらぴょんぴょんと飛び跳ねるエトワールの姿があり「すみません、御師匠様、ダイフクが夜行性で私の部屋で暴れてなかなか眠れず寝坊しました、今から朝食作ります!!」とキッチンへ行けばいつもより起きるのが遅くなったカタンが慌てて朝食を作る準備をしており寝坊し寝不足で顔色が悪そうでいれば「・・・今日は昨日貰った木を使ってあの白い鳥用の巣箱でも作るかな」とティアがカタンの事を可哀想に思ったのかそう呟いていて)
おはよう、エトワール。
今から朝ご飯作るから少し待っててね。
(朧に教えて貰ったのか自分のベッドで飛び跳ねながらおはようと挨拶をするエトワールに挨拶が言えて偉いねと褒めれば、体を起こしてベッドから降り軽く身支度を済ませてキッチンへと行けば、いつもなら既に居てご飯を作ってくれているカタンの姿が無く、体調でも崩したのかなと心配しながら朝ごはんを作り始めれば、慌てた様子で理由を説明しながらキッチンへと来たカタンを見れば、ダイフクは魔物だしその辺は普通のフクロウと違って夜行性じゃないのかもと思っていたがそこは同じなのかと思えば、顔色がいつもより悪いカタンに無理はさせられないと思い「顔色が悪いから今日は座っていて?倒れちゃったら大変だから朝ごはん食べ終わったら部屋に戻って寝てて良いから、ね?魔法は繊細なものだし明日でも出来るし私達はナラクに行ってって言うの用事もあるから今日は修行はお休みしましょう?」とカタンが心配でそう言えば、集中力が欠けた状態で魔法を使うのは危険だし何より体調第一にがモットーの為、今日は修行はお休みして明日から再開。自分達はナラクで高階層の依頼をこなして両眼機用のお金を稼ぐ日にするからと説明すれば、ティアの呟きにカタンの安眠の為に是非そうしてあげてと頷いて。元は空っぽで金銀財宝やお肉とか食べ物しか無かったこの神殿も自分の家を始めに使い魔達の家と色々増えたなと少し感慨深いものがあるが、とりあえずダイフクの巣箱は早急に必要だと思うと苦笑し)
わ、分かりました、お言葉に甘えて今日一日休ませていただきます
(カタンはコスモスに休むように言われれば大人しく頷き皆、食事を済ませるとカタンはそのまま休む事にすればティアはダイフク用の巣箱作りを始めエトワールは昨日と同じ朧とひととと共に子ども部屋で勉強を始めると使い魔達はコスモスと共にナラクヘ行こうとそれぞれ準備を済ませているとデイジーがコスモスの肩に乗って[御主人様、キフキン?ってなぁに?一昨日王様の手紙と一緒に届いたお姉ちゃんの手紙に書いてあったけどどう意味かしら?]とデイジーはキフキンという言葉の意味を尋ねて)
え、寄付金?
寄付金っていうのは、国を作ったり家を作ったりでお金が沢山いる時にお金がある人は寄付って言ってその人に無償でお金を上げる事よ。人によっては寄付してくれたお礼をするけれど、そこは本当に人によるわね。
だから…桜からの手紙そのままを纏めると、国を繁栄させたり建国するのにお金が沢山いるから寄付って形でお金を貸してほしいって感じかしら。
(では皆でナラクにと、いちおう魔女連盟のローブを着て杖をローブにしまったり身支度を本格的にしていれば、デイジーが肩に乗って一昨日位に届いた桜からの手紙に書かれていた内容で分からない部分があったようで、その質問を受ければ、お金がある人が無償で国を建てると言っている人にお金を貸したり、子供達が多くいる協会なんかに寄付をして子供達の食事代を出したりと言った慈善事業になると説明し、人によっては見返りが多いと踏んで寄付する人もいるが基本的には無償でお金を差し出す行為だと言うと、桜からの手紙にその言葉があると言うことは妖精達の国を建国、繁栄するにあたってお金がいるのだなと予想は出来るが、カンダタに金銀財宝を盗まれた今寄付したくても出来る額は少額だし、昨日ティアが道作りで貰えたお金はそれなりにあるが現状を考えるとやはり少ない額にしないと後々必要になった際に困る為、助けたい気持ちはあるから少額でも良いかな…と考えて)
[ううん?御主人様。キフキンありがとうございますって書いてあるの]
(デイジーはキフキンの今をコスモスに聞いて寄付金を桜から要求されていると思っているコスモスに対して首を横に振れば[この前、タイタニア国の聖女名義で金貨1000枚入った袋をキフキンとして受け取りました、大事に使わせて頂きますですって?]とデイジーは桜から貰った手紙の一部を読み上げると手紙は一旦、机に置いて出かける準備を済ませて【お姉ちゃん達、ハク達準備出来たよー?灯りは持ったー?】とハクが神殿の外で飛ぶ準備をすると忘れ物はないかと尋ねて)
んん?………タイタニアのあの王様が代わりに寄付してくれたって事かしら。
私はしていないのになんか…申し訳ないわね。
(デイジーから桜の手紙の内容をしっかり聞けば、自分はそんな事していないと言うかできる程今は持ってないし、そうなるとタイタニアのあの王様が代わりにしてくれたか…万が一にも無いと思いたいが、金銀財宝なんかを盗んでいったカンダタが代わりにしたかのどちらかになるが、いくら自分名義とは言え、自分はやっていないので少し申し訳なく。ハクの言葉を聞けば大丈夫よと返すと灯りになるランタンも勿論持って、火をつける道具も忘れずに持ったと言えば、ハクに跨って準備万端な状態にし)
[ビリリリ!!お姉ちゃんが元気そうなら何でも良いわ、さあ、行きましょう、御主人様]
(デイジーは桜が取り敢えず元気ならそれで良いと笑いながらコスモスの影に入ってしまうとハクはナラクに向けて飛び立つと【お姉ちゃん、どこか寄るのー?】とドラグニルの上空でハクはコスモスにこのまま降りれば良いのかそれともどこか寄ってから行くのか尋ねると『主人よ、このままハクに乗って大穴の底まで降りれば良いのではないか?ナラクの底なら一攫千金出来るような魔物がいるだろう?』オルレアはそのまま穴の底目指してハクを急降下させれば良いのではとコスモスに尋ねて)
それもそうね。
お金はあって困るものでも無いし、一気に底まで行っちゃいましょうか。何かあった時の為に教会へ転移出来る魔女連盟のローブも着ているし。
(オルレアの言葉に、少し考えれば慢心と言うのは良くないが、今の自分達の懐事情を考えると以前通りは無理でもお金は沢山あって困らないし、何よりカタンやエトワールに対して服や魔法修行に使える何かを買う事がすぐに出来る事を考えれば、今のようにお金がとあれこれ考えずに済むのでそれはありとオルレアの言葉を採用するも、各々警戒は欠かさず、無理に強敵と戦わない事と言うも多少の無理はありとどっちだよと言いたくなるような言葉を言いながらハクに底に一気にと指示を出し)
【了解!!行くよー!!お姉ちゃん、しっかり掴まっててね!!】
(ハクはコスモスの指示に従い奈落の底目掛けて急降下すると前回は10年前にコスモスとワダツミ、ティアとムラサメの四人で来たことがあったナラクの底、大陸の裏側、コクウが管理している浮島のエリアへと辿り着くと『ほう、本当に我々のいる大陸は浮いているのだな?昔、主人が言ってた通り・・・ハク!!右へ避けろ!?』とオルレアはコスモスの影の中から人型になってハクの背中に現れると興味深そうに周りを見ていると周囲に敵意を感じ慌ててハクに指示するも避けられず、風の球体がハクの翼に当たり浮島の1つへ不時着すれば全員、何とか無事でいるものの、10年前来た時はティアとムラサメが居たことで浮島の魔物達も強大な力を前にして襲いかかって来なかったという事実が判明して)
ハク、皆怪我は無い?
…………以前襲われなかったのはティア達が強いって本能で理解して来なかったが正解っぽいわね。
これは…ちょっと早まったかしら、皆ここの敵は私達がいる浮島よりもかなり強力よ。
多分、何か1匹仕留めただけでもそれなりの額は貰える筈だから無理のない程度に倒していくわよ。
(オルレアの指示が間に合わずどこか分からない浮島へ不時着すれば、攻撃が直撃し落下したハクや影から出ていたオルレア達の心配をし、以前は魔物達も襲ったりしに来なかった理由を察すれば、ここの敵はかなり手強い為、普通の冒険者なら一撃食らってもアウトな魔物もいる可能性がいる為、1匹仕留めればそれなりの金額が稼げるだろうしそれが積み重なれば以前と近い状態にまで戻せる可能性はあるが、敵が強いのは間違い無い為、無理は禁物と指示を出し少しでも無理と感じたら撤退すると言って)
【何とか大丈夫ー】
(ハクや他の使い魔達も全員無事だったがオルレアが本来の姿に戻れば『ドラゴンとフェンリルがこの近くで争ってるな、それにキマイラやトロール、ヒュドラなどの匂いもする、全て我らと同格かそれ以上だがどうする?』とオルレアは現在いる浮島に生息する魔物の匂いを嗅ぎ取り強そうな魔物の名前を挙げると「上空にいるのはペガサスでしょうか?グリフォンに襲われてますね?それに燃える鳥も飛んでます」とスーちゃんが上空の魔物に気が付いて報告するとコスモスにこのまま安全優先で撤退するのかどれか一体狩るのか尋ねて)
漁夫の利と言うやつを試してみてダメだったらすぐに撤退しましょうか。
(争っているという事は互いに傷を負い、どちらも同格の可能性からどちらかが倒れる時は生き残った側が深手を負っている可能性があるから、ドラゴンとフェンリルの争いをバレない位置から観察し、勝敗がついたその時に勝負をかけ、1匹、上手く行けば2匹手に入る為にそれに掛けてみて、無理そうなら早々に撤退と指示を出し)
『主人よ、流石にアレにちょっかいかけるのはやめておいた方が良いぞ?』【うん、ハクも別の奴狙った方が良いと思う】
(コスモスが漁夫の利狙いでドラゴンとフェンリルの戦闘を観察するのを同じ種族のハクとオルレアも観察してみれば災害と言われてもおかしくない程の黒い雷と竜巻きを起こし攻撃するフェンリルに対して全てを破壊すると言わんばかりに口から特大の火炎球を何発も放つドラゴンの姿を見れば巻き込まれるだけ損だと撤退を推薦して)
そう?
皆が言うなら辞めた方が良さそうね。
一攫千金と思ったけど………逆に今の私たちで倒せる魔物はこの近くに居そう?居なさそうならこのまま撤退ね。
(オルレアとハクの言葉に、同種族の2人が言うなら辞めた方が良いのだろうと判断すれば、撤退を推奨されるも、来てくれたと言うのと一攫千金という可能性も考え、今の自分達の装備や能力で1匹でも倒せそうな魔物は居ないか確認し、居ないと2人が判断したのなら撤退すると言って)
『そうだな、トロールかキマイラ、ヒュドラのどれかなら皆で一体を袋叩きにすればいけるだろう?』【逃げ疲れたペガサスならハクだけでも倒せるよー?獲物を取られたグリフォンが怒るかもだけど?】
(オルレアとハクは自分達の意見をコスモスに伝えると最終決定は主人であるコスモスに任せると言ってデイジーもスーちゃんも頷いていて)
うーん…その中で値打ち、いや皆値打ちは高いんでしょうけど、その中でも高そうなのだとペガサスなのよね…でも、グリフォン相手に……重力魔法かけてグリフォンを少し落下させながら全速力で逃げれば逃げられる?
無理ならヒュドラにするわ。
(どれを倒してもきっと売値は高いだろうし、一攫千金という言葉が似合う位の値はすると考えるが、ペガサスは見た目も美しいものが多く、翼なんかも使い道が多そうなので可能ならペガサス狙いでいきたいと思えば、ペガサスを倒した後にグリフォンがそれを取り返そうと向かってくるのはすぐにわかるため、上記の方法をしつつなら逃げられるかとハクに問いかけ)
【追いかけられながらだと流石に無理かなー?グリフォンも一度に倒した方が良いと思うー?】『ペガサスをほとんど無傷で倒すとしたらスーくらいだろう?』
(コスモスの話を聞きペガサスをほとんど無傷で倒す事が出来るのはスーだけだと伝えればオルレアとハクでは爪や牙で切り裂いたりたりして価値を下げてしまうと思い[ビリリリ、一番素早い私が囮になってあの2匹をこっちに誘導させるから御主人様がハクちゃんに乗って上空に行き重力魔法でこの島に落下させる、その後はペガサスはスーちゃんにグリフォンはワンちゃんに倒して貰えば良いんじゃないかしら?]とデイジーが作戦を考えコスモスの肩に乗り伝えて)
そうね、その作戦でいきましょうか。
それなら…デイジー危ない橋を渡らせるけどよろしくね
(デイジーの提案を聞けば、価値の高そうなペガサスは無傷で捕まえられるし、更にはグリフォンもとなると結構な値段がしそうだし、それなりの金子は得られそうなのでデイジーには危ない真似をさせてしまうが、それでもとお願いをして)
[ビリリリ!!それじゃあ行ってくるわね!!]
(デイジーはペガサスとグリフォンの近くまで接近するとビリビリと弱めの雷魔法で2体を挑発し作戦通りにコスモス達がいる浮島まで誘導して【お姉ちゃん!!行くよー!?】とハクはタイミング良くコスモスを背中に乗せてグリフォンとペガサスの両方の背後へと周り込めばコスモスの魔法の射程圏内に入って)
それじゃあ、オルレアにスーちゃん。
作戦通りによろしくね!!
(デイジーが上手いこと2匹を自分達が落下した浮島上空へと誘導してくれ、ハクがその2匹の背後に回りつつ自分の重力魔法の射程範囲にまで寄ってくれれば合図として落下させる浮島にいる2人に声をかけた後、グリフォンとペガサスそれぞれに重力魔法をかけ、ペガサスは逃げていたのもあってそれぞれ少し距離が空いた状態で浮島へと落下して)
『任せろ!!』
(オルレアは落下してきたグリフォンの首を確実に爪で切り落としスーちゃんは落ちてきたペガサスの身体に巻きついて拘束すると「貴方に恨みは無いのですが御主人様の為なので・・・かぷっ」と首筋に噛み付くとペガサスは身動きが取れないまま毒に侵され泡を吹いて絶命して「御主人様、綺麗に倒せましたよー?」とスーちゃんは褒めて褒めてと言わんばかりに嬉しそうに手を振っていて)
ありがとう。スーちゃんにオルレア!
本当はもっとお礼言いたいけれど、グリフォンの血の匂いに反応して他の魔物が寄ってこないとも限らないから、すぐに撤退しましょうか。
(ペガサスはスーちゃんのおかげでほぼ無傷、グリフォンの方は首が飛んだので確実に絶命したと分かれば、グリフォンの頭も含めてペガサスとグリフォンを風魔法で浮かせてハクに跨がれば、グリフォンの血の匂いを嗅ぎつけて他の魔物達が寄ってこないうちに自分達の暮らす地上、もしくは浮島?に撤退を促し、オルレア達が影の中に入ったのを確認した後にハクに撤退と指示を出して)
【地上目掛けて出発!!】
(ハクはコスモスの撤退命令に従い通ってきたナラクの穴を戻ろうとすると背後からグリフォンの血の匂いに釣られたワイバーンの群れがハクの背後を追ってきており[ビリリリ!!御主人様、速度上昇の魔法をかけるわね!!]とデイジーがハクに速度上昇の補助魔法であるファストアップをかければワイバーンに追い付かれることなくナラクの穴からドラグニルの上空へと無事に戻ることが出来て)
デイジーにハク、ありがとう。
ここまで来れば追って来ないのはこれまでの月日が物語っているし、これらを売りに行きましょうか……魔物ってどこで売れば高値で売れるかしら。
(デイジーの補助魔法によりハクの飛行速度が早まってナラクの底からドラグニルの上空へと昇って来れば、これまでの傾向からして何故かナラクの底にいる魔物達はこの地上まで出てこないのは10年…と言うよりも、ここが浮島になってからの月日が物語っているしここまで来れば安心だと一呼吸置くと、風魔法で浮かせているペガサスとグリフォンを売りに行きたい所だが、どこで売ろうかと悩み。レッテルの店でも売れるだろうし、冒険ギルドでも売れるのは間違いないが、ここはやっぱり魔女連盟に加入しているからレッテルの店なら少し割り増し料金で買い取ってくれるかな?と考え、もしこれらが金貨22枚以上の価値になれば、その場で両眼機のお金を払えるしその方が効率が良いかな?と色々考えて)
それは俺が強い魔物が入ってこないように空間を操作してるからだな?それとその2体は魔女連盟で買い取らせて貰うぞ、文句はないよな、お嬢さん?
(コスモスが考え事をしていると真上から声がしたかと思えば何もない大空で上下逆さまの状態で椅子に座りながら本を読んでいるコクウの姿があればこの大陸の下にある浮島は本来コクウが支配している場所でありコレクションと呼ぶほど大事な場所でもある為、コクウの口調は優しい口調であったが眼は笑っておらず「それらの魔物、かなり価値のある魔物だ、冒険者ギルドや下手な店に売ると間違いなく面倒ごとに巻き込まれるぞ?」と一つ忠告をして)
わ、びっくりした……。
文句なんてありませんよ、魔女連盟でお売りします。こちらも面倒に巻き込まれたくありませんし………魔物を狩るのもアウトに入るのですか?
(コクウが突然話しかけてくれば、ビクリと肩を震わせて驚きバッと上を向くと上下逆さまの状態で有無を言わせないと言った口調で言われた内容に文句は無いし、こちらも面倒はごめんなので素直に頷き。この大陸の下がコクウのコレクションが集められた場所でもあると、初めてナラクの底に行った時に聞いては居たが目が笑って居ないコクウの様子に魔物を狩ったのはだめだったかと問いかけ、もし駄目だったのならこれで最後にすると約束して)
別に狩っちゃいけないわけじゃないんだが・・・お前さんの命が無事で何よりだ、次に行くとしたら正規ルートを辿ると良い
(魔物を狩るのは悪いことではないがコクウ曰くワダツミのように洞窟を抜け階層を下る事で浮島の魔物相手でも戦えるか判断出来る為、今回のように直接浮島へ行かれて命を落とす者も少なくはない為、コスモス達が無事だった事にコクウは安堵すると「ペガサスが金貨50枚、グリフォンが損傷がそこそこあるから金貨35枚、まぁ少しおまけして金貨100枚で買い取ってやる」とコクウは空間へ手を伸ばすと金貨100枚入った袋をコスモスに手渡して)
あ、なるほど…。
でしたら次からは正規ルートから辿って行きますね。
お金ありがとうございます。凄く助かります。
(魔物が問題だった訳では無く、自分達が正規ルートからではなくある種裏技を使って辿って底に行ってしまった事が問題なのだとわかれば、次からは気をつけますと約束し、ペガサスとグリフォンを割り増し料金で買い取ってくれれば!コクウにありがとうございますとお礼を言ってそのお金を受け取り、神殿内のお財布事情が変わった今金貨100枚はかなり大助かりし、両眼機を買ってもあまりがあるし、ティアが道の整備で貰ったお金も考えるとこれでだいぶ余裕が出来ると表情が柔らかくなり、ふとそういえばと思い出したように声を出せば「以前、相談をしたタイタン・ワンは砂漠にいるドライアドさん達の建国の為の後ろ盾としてここに残っています。知っているかもしれませんが、一応報告を」と襲ってきた時は助けられたしそのお礼もしつつその後のことについて話してない事に気付き、それを今報告して)
分かればよろしい、それとタイタン・ワンは暴れなきゃ別にどこに住もうが問題ないぞ?
(タイタン・ワンに関しては特に問題ない為、報告してくれたコスモスに一言礼を言うと「あと、近いうちに魔女連盟に所属している魔女達で模擬戦の大会をしようと考えているのだがどうだろうか?」とコクウは自分が管理している魔女連盟の魔女が増えてきた為、コスモスにどうだろうかと意見を求めて)
暴れる事は無いと思いますが、一応居場所は知っておいた方が安心するかと思いまして。
(タイタン・ワン改めヴァイスとはエトワールを巡った勘違いは解消され、本人も良しとして砂漠にいるので暴れる可能性はそれこそエトワールに何かしら害が及ぼされた時や後ろ盾となった自国が何らかの戦力的な意味で攻撃を受けた時に応戦するかも位なので暴れる心配歯ほとんどしておらず。そして唐突にされたコクウからの提案にパチパチと瞬きを数回すれば「私は皆の実力がしれて、尚且つ自分が他の魔女連盟のどの位の位置なのかわかるので良いと思うが、自分はいつの間にか魔女連盟の中で最強扱いをされていると聞いた為、参加必須の大トリ的な立ち位置になるのでは無いかと首を傾げ)
最強って言ってるのは一部の奴らだけだし気にすることはない、他にも強い奴は何人かいるし新しく所属する奴も増えてきてる、勉強になると思って参加するのは良い事だな、弟子を鍛える為に参加させる魔女もいるみたいだし参加するかどうかはお前さんに任せる、あ、ただし共闘出来る使い魔は一体までな、ルールは前の模擬戦とほぼ同じで日時はまた知らせる、出場するなら魔女連盟に一度顔を出してくれ
(コクウは淡々と話をすると忙しいのか空間を裂いて消えてしまうと『主人、我出たい!!』【ハクも出るー!!】[ビリリリ!!ずるいずるい!!私も出たい!!]と話を聞いていた使い魔達が影から一緒に戦いたいと騒いでいて)
前の模擬戦とほぼ同じなら、使い魔も1戦につき1人だけだろうし、ハクにオルレア、デイジーも出たいとなると少なくても3戦はしないとだし、スーちゃんも出たいって言ったら全部で何戦するのか分からないけど4戦はしなきゃだから、結構勝ち進めないとだね。
(コクウの言葉にそれもそうだなと納得し、コクウが消えたのを見送れば、すぐさま皆が出場したい!!と言ったことで出場する事は別に良いのだが、前と同じルールなら使い魔のルールも同じな可能性が高いため少なくても3戦、スーちゃんも出たいと言ったら4戦はしないといけない訳だが、全部で何戦あるのかわからないが、自分よりも強い魔女や魔法の使い方が上手な人だっているだろうから、出場はするけど、負けても許してね?と苦笑いを浮かべて)
『我らがいるのだ、そんじょそこらの魔女に遅れを取るわけなかろう』
(オルレアは自信満々に答えると「私は出ても出れなくてもどちらでも構いませんよ、御主人様」とスーちゃんは戦っても戦わなくてもどちらでも良いと伝えれば他の使い魔達を優先にしてほしいと言って[ビリリリ!!御主人様が出るって知ったら赤ちゃんも出たがるんじゃないかしら?]とデイジーはエトワールにこの事を伝えると自分も出たいって駄々をこねそうだなと首を傾げていれば【お姉ちゃん、お店の上に着いたよー?お金払ってくる?】とハクがレッテルの店の上まで移動すればコスモスに伝えて)
そう?
なら、少なくても3戦すれば良いわね。
強いと自信を持つのは大切だけど、慢心はしたくなくて……。
とりあえず、帰ったらエトワールにも伝えてみるけど…可能ならやり合いたくないわ。
(オルレアの言葉に確かにそこら辺の魔女より強いだろうが、それに慢心していると思わぬ所で足元を掬われる為自分よりも強い魔女、魔法使いがいるかもと常に思うようにしていると答え。エトワールには帰ったら模擬戦の事を伝えてみるが、そもそもエトワールって魔女連盟に入ってたっけ?となりつつも、エトワールは自分の子供のように可愛がっているのもあるが、使う魔法が反則的過ぎてやり合いたくないと正直な感想を言い、ハクの言葉に「そうね、ついでに払って来ちゃうわ」とレッテルの店に寄ると答え)
やぁ、いらっしゃい・・・まだ眼鏡は出来てないけどどうしたんだい?もうお金の用意でも出来た?
(コスモスが店に入るとレッテルが眼鏡のレンズを作ってる途中だったらしく作業を止めて首を傾げて尋ねればその横でルビーが何やら真剣そうな顔で何かの翼を運んでいて『おい、主人よ、あれ我が狩ったグリフォンの翼だぞ?』とオルレアが匂いで気が付き先程コクウに渡したものがもうレッテルの店に卸されていて)
えぇ、ナラクの底で魔物を2匹狩って魔女連盟に売ったから結構高値で買い取ってくれたから、先に払おうかと思って……。
ちなみにそのグリフォンも内の1匹なんだけど…状態は大丈夫そう?
(レッテルの言葉にお金の用意が出来たし、ドラグニルにいるついでに先に払いに来たと答えると、レッテルが何やら真剣な顔で何かの翼を見ているなと思えばオルレアからあれは自分達の狩ったグリフォンと聞けば、もう卸したのかと驚きつつ、正規ルートで行かなかった事と2匹を下手な店で売ると面倒な事になるとは言われたが、言っては駄目とは言われてないしと思い、せっかく自分達が狩った魔物なのもあり、状態は店から見て良いか悪いかを聞きたくなって問いかけながら、懐からお金の入った袋を取り出せば、金貨22枚をお金を居れるトレーに乗せて)
うん、翼は無傷だからかなり状態が良いね、グリフォンの羽箒は珍しいからね売れると結構良い値で売れるんだよ?
(グリフォンの翼は羽箒にすると貴族達が好んで買いに来るらしくレッテルは金貨22枚を数えながら呟くと「コクウさん、グリフォンの首は剥製にして魔女連盟の一室に飾るって言ってたよ?」とオルレアが落としたグリフォンの首をどうするのかとレッテルは尋ねたことをそのままコスモスに話せば「それと何やら魔女連盟で大会があるらしいね?うちもルビーが出るよ?」とレッテルの弟子であるルビーが出場すると伝えて)
そうなの。
何の気なしに狩った魔物だったし、価値はあるとは思ってたけど、結構需要高いのね…。
(グリフォンもペガサスも状態の差はあれどナラクの底にいた強い魔物だし、コクウから面倒な事になるからと言われていたからそれなりの価値はあるとは思っていたが、自分が思っていたよりも価値があるのかと分かり少し驚き、今日コクウが言っていた魔女連盟に加入している魔女達の模擬戦にルビーも出ると聞けば、そうなのかと少し目を丸くすれば、自分も出るから尚更負けられないわねと笑い)
魔物はなんだって需要はあるよ?それらを加工した道具はさらに需要がある、私ら職人の腕の見せ所さね、それとルビーにはうちの商品を使って戦ってもらうから頑張ってもらわないとねー?
(レッテルの作った商品でルビーが戦えば勝つにしろ負けるにしろ目立てば宣伝となる為、レッテル的には是非頑張って貰いたいと言えば「が、頑張ります」とルビー本人は師匠に期待されてる為少し緊張した顔で意気込んでいて「お代は確かに受け取ったよ、予定より早く出来上がりそうだから明後日位にまたおいで」とレッテルは伝えて)
(/ いつもお世話になって御相手下さりありがとうございます。
今日の返信なのですが、今少々遠出をしていまして、返すのが今日の夜頃になりそうです。
本日中には返せると思いますが、いつもより返信出来ない状態になりますのでご連絡までに。
失礼しました。)
それもそうよね。
ただでさえ貴重な魔物を更に難しい加工をしたってなると価値は高くなるわよね。
(レッテルの言葉を聞けば、確かにグリフォン等の貴重な魔物を更に手を加えるのだから、それの付加価値も付くなと納得し。ルビーはレッテルの店の商品を使ってと聞けば宣伝も兼ねているのだろうなと察しがつくと、ちゃっかりしていると苦笑しつつ、こちらも負けられないと意気込み、帰ったらカタンも出るのか帰ったら聞かないとと考え、商品は明後日に出来ると聞けば、聞いていたよりもかなり早いなと思いつつ、了承すれば明後日辺りに取りに来ると伝えるとレッテルの店を出ては)
【お姉ちゃん、もう神殿に帰るー?それともどこか買い物してくー?】
(お店を出たコスモスをハクは背中に乗せるとこのまま神殿に帰っても良いのか尋ねると特に寄る場所がなければこのまま飛んで神殿へと向かう事にして)
払うものは払ったし、買う物も…特には思いつかないから、神殿に帰りましょうか。
カタンに両眼機が早めに出来るのと魔女連盟開催の模擬戦の事も伝えたいし。
(ハクが次はどうするかと問いかければ、少し考えては特に至急必要な物がある訳でもないし、それなりに懐が暖まったとは言えだから次々に物を買う事は金銭感覚的な意味でも良くないのでこのまま帰ろうとハクに伝えるとハクに股がって)
【了解ー!!出発!!】
(ハクはコスモスを乗せて神殿へ帰ると突然、コスモスの背後から「がぉー!!」と小さな頭蓋骨が黒い炎を纏って現れたかと思えばその正体はエトワールであり頭に被っていた頭蓋骨を取るときゃっきゃと楽しそうに笑いながらはしゃぐ姿を見せれば「あいーっ!!ママおかりー?」と纏っていた黒い炎は消えてコスモスにエトワールは抱きつくと『・・・オロロ』とその側で小さくなり子どもサイズになってしまった朧の姿があり困った顔をしていて)
た、ただいま?
……エトワール、おろろん困ってるけど…なんか、元の大きさじゃなくて大丈夫?
(神殿に帰って早々自分の背後から魔力を感知すれば敵襲かと思って杖を構えかけたが、その正体がエトワールと分かれば、体の力を抜いてただいまと返すものの、エトワールの近くで困ってるような表情をしている子供サイズの朧にあんなに小さくなれるのかと思うと同時にエトワールに朧がなんか困ってるけど良いのかと問いかけ、何故困っているのかは謎だが何かで困っているのは間違いないのでエトワールにそのままで大丈夫そう?と首を傾げ)
あいー?
(エトワールはコスモスに言われて小さくなった朧を首を傾げながら見れば確かに小さくなったかな?と言わんばかりに不思議そうな顔をしてみせれば「はっ!?・・・おろろん!!あいっ!!」と何かを思い出したかのようにエトワールは神殿の中に入って慌ててひととを連れてくるとひととが何本か骨を持っており、先程被っていた頭蓋骨と一緒に朧に返すと朧は骨を組み合わせて本来の大きさに戻れば『ふむ、骨の数に比例して大きさが変わるのか?面白い、我が一本くらい食べても問題ないな?』とオルレアがよだれをたらしながら呟いていて)
まさかの着脱可能性……。
しかも骨の数で大きさが変わるのね…。
オルレア、流石に1本じゃないとは思うけど、どれだけの数でどれ位小さくなるのかも分からないし、ひととが持ってた骨の数もそんなに無いから1本でも変わるかもだし、辞めておきなさい。
(なんで小さくなれたのかなとは思っていたが、エトワールがひととを連れてきて、そのひとととエトワールが持っていた頭蓋骨を合わせて持ってくると朧はそれらを組み上げるといつもの大きさになり、まさかの小さくなる方法に思わずポツリと呟けば、オルレアの言葉にひとととエトワールが持っていた骨の数はそんなに多くなかったから辞めておいた方が良いと止めて)
『・・・うむ、仕方ないな』
(オルレアはよだれを拭いて我慢すると今度はエトワールがひととを連れてコスモスの前に座ると「ひとと、へんしん?」とエトワールがひととに命じればひととはエトワールそっくりの姿に擬態してみせれば「ひととぉ?」と不安そうな顔で鳴いているので言葉までは真似が出来ないようだが、エトワールはひととの頭を撫でながらコスモスの方を見てひとと凄いでしょと言わんばかりの顔でにんまりすれば満足気にその姿のままエトワール達はボール遊びをし始めてしまって)
……朧のサイズ変更も驚いたけど、ひととって他人に変身出来たの?
エトワール限定なのか他の人も出来るのか謎だけど、誰かにそっくりに変身出来るのって凄いわね…。
(朧が骨の数でサイズが変わる事も驚いたがひととがエトワールそっくりになれば、人型に変身を取れるのはオルレアやスーちゃんなんかもそうだから特別驚くような要素は無かったが、他の誰かに変身出来る魔物は初めて見たし、エトワールの先程の表情からして凄い事なのだろうかと、ボール遊びをしているエトワール達を見つめてそう呟き。そしてふと、今日コクウから言われた魔女連盟の魔女達による模擬戦についてと両眼機について話さないとと思い出し、神殿の中に入ってカタンの名前を呼びながら家の中に入って)
(/ いつもお相手下さりありがとうございます。
やっとで申し訳無い位なのですが、やりたいイベントが出てきまして。
模擬戦後で全然大丈夫ですので
・カザンバイでティアと温泉(ティアが入れたら)とガラス細工を楽しむ親子旅行(エトワールは一緒でも可)
・秋口にコスモスの誕生日会をサプライズと言って皆が祝ってくれる
・年を越すことになると思いますが、エトワール(人の姿を取れた日を誕生日と仮定)の誕生日会
上記の3つが思い浮かびましたので本体様のやりたい順と都合に合わせますので、イベントとしてやれたらなと思い相談を致しました。)
『主人よ、弟子候補に双子が居ただろう?あれと同じで使い魔が主人の姿に擬態しているのだ、我らが人型になるのとは少し違うな』
(オルレアがエトワールの姿になったひととを見ながら呟いていると神殿内のカタンの部屋に入れば「・・・うーん、うーん」と眠っているカタンの上でダイフクが羽毛布団のように乗っていれば夏場にそれは暑いだろうとうなされるカタンの姿があって)
(/案を出して頂きありがとうございます。凄く助かります。模擬戦の方はカタンや他の魔女達が強くなる為の修行期間が設けられるので別に先延ばしで良いので時系列的に温泉旅行、秋突入、コスモス誕生日、その他秋っぽい行事、冬突入、模擬戦の大会、年明け、春突入、エトワール誕生日で良いかなと思ってます)
あぁ、確かジェミニがそうだったかしら。
そうなるとひととも頑張ればあの双子のようにそっくりになれた使い魔みたいになれたりするのかしら。
エトワールだけじゃなくて他の人でもそれが可能なら錯乱させたりで結構役に立つ能力よね……。
(オルレアの言葉に言われてみれば、確かに弟子入り希望の内の1人の名前が確かジェミニって名前の子の使い魔が主人そっくりに化けて、声や言葉遣いも主人そっくりで双子にしか見えない変身の仕方をしていたと思い出せば、今ではまだ言葉は話せないようだが、ひととも人間の言葉を話してエトワールと双子のように化けられたり他の人に変身したりと言ったものが可能になったらかなり便利な能力だと感心し。カタンの様子を見てみれば、ダイフクが大胆な姿でカタンの上に乗っており、嫌われているより好かれているのは勿論いい事なのだが、夏にこれはキツいだろうと思いダイフクを抱っこして部屋から出れば、ダイフクに「主人であるカタンをゆっくり休まさせてあげて?あなた専用の寝床兼お部屋も作られているからそっちを使いましょう?」と言って、家を出れば、確かティアがダイフク用の寝床と言うか部屋みたいなのを作ると言っていた記憶がある為、それは出来ているのか、どんな見た目なのかなと神殿の中を見渡して)
(/ いえいえ、こちらこそやっと出した案が3つと少なくて申し訳ありません。
時系列まで組んで下さりありがとうございます!
こちらはその時系列で大丈夫ですので、またタイミングを見て温泉旅行からイベントを起こせたらなと思っておりますのでよろしくお願い致します。)
『うむ、弱そうなヒトデだと思ってたが成長したら面白くなるかもしれんな』
(オルレアはコスモスの言葉にエトワールの使い魔2体は変わった種類の魔物の為、成長した姿がどうなるのか楽しみだと言えばコスモスに抱っこされれば首を傾げながら「ホホー?」と主人であるカタンではないコスモスの言葉に不思議そうな顔を見せれば「ホッホー!!」とダイフクは抱きつくコスモスを振り払いそのままバサバサと森の方へと飛んでいってしまえば『主人よ、そのうち帰ってくるだろうからほっとけ』とオルレアがほっとくように言えば神殿の外でティアがダイフク用の巣箱というより人が住めるほどの立派なツリーハウスを作っており「ふむ、こんなものかな?」とティアは満足そうな顔で出来上がったツリーハウスを見ていて)
そうね、ひとともだけど朧も進化するのかしら?
進化したら更に凄い成長を見られそうで楽しみではあるけれど、エトワールが末恐ろしいわ。
(マシラビトという括りにするなら自分もあまり人の事を言えないのだが、ひととも朧も進化するのかどうか謎だが、進化するなら更に能力が向上したりと戦力の増強は間違い無いし、そもそものエトワールが魔法の素質がかなり高い為、エトワールがきちんと魔法を学べば更に強い魔物を使い魔にしたり、魔法を使えたりする可能性から末恐ろしいと苦笑し。ダイフクがどこかへ飛んで行ってしまえば、あっ!と思ったが、使い魔の契約をきちんと結んでいるし流石にカタンを見捨ててどこかに行って帰ってこないなんて事は無いだろうと思い、オルレアの言葉にそうねと頷いた時に、ティアの言葉が聞こえ、ダイフク用の家が出来たのかなと思い、外へ出てそれを見てみれば、エルフ達の里をどこか思い出させるような作りの家?に流石にダイフク1人にしては大きすぎないか?と首を傾げながら言うと、神殿の中もそれなりに家やら何やらが建てられている為入るかなと少し心配し)
これはこのまま神殿の外に置いとくよ?それにあのフクロウはまだ子どもで大きくなったらこのくらいないときっと狭くなるよ?
(ダイフクは人と同じくらいの大きさだが子どもだから大人になったらもっと大きくなるからと大きめの巣箱にしたとティアが話していると「ホッホッホーホー!!」とダイフクがご機嫌で飛んで帰って来れば大きめの火鼠が全身凍らせた状態で鷲掴みにしているのが見えればカタンへのお土産のつもりなのかそのままカタンの部屋まで飛んで行こうとしているのが見えれば『うむ、あのフクロウ狩りの腕前は中々のようだな』とオルレアが感心していて)
そういえば、あの大きさだからすっかり忘れていたけど、ダイフクってまだ子供だったわね…。
なら、これは外に置いた方がダイフクも自然に近くて良いかもしれないわね。
属性の有利はあったとしても凄いわね。
(ティアの言葉にすっかり忘れていたが、カタンもダイフクは大きいがまだ子供だと言っていたのを思い出し、神殿の外に置くと聞けば、その方がダイフクもこれまでの環境と大きく変わるような事は少なくて良いかもと言っていれば、ダイフクが帰ってきて。何か掴んでるなと思えば火鼠が氷漬けになっているのを見れば、属性有利があったとは言え、子供なのに凄いなと感心はするが、それをそのままカタンの部屋に置くと起きたカタンが何これ!?となる未来は見えているので、氷室に続く場所の床の板を外せばダイフクに後で見せる為にここに入れて保存してカタンが起きたら見せないかとダイフクに話しかけてみては)
ホホー?
(ダイフクはコスモスに氷室に続く場所を教えられると首を傾げながら氷漬けになった火鼠を氷室の中に入れると代わりにダイフクはいつものように氷室の番人をしていた小雪を見つけて大喜びで鷲掴みにすると「ホッホッホー!!」とそのまま自分の巣箱へ持っていって小雪を食べようとしたので『フクロウよ、流石にそれを食うのはやめとけ、美味しくないだろうし主人が悲しむ』とオルレアが小雪の耳を掴んで助け出すと獲物を取られたダイフクは「トホホー」と鳴いているのを見て『主人よ、どうやらあのフクロウは兎肉や鼠肉などの小動物の中が好物らしい、何か作ってやってくれ』とオルレアがコスモスにダイフクの代わりにお願いしてあげれば「あれ?御師匠様、おかえりなさい」とカタンが自分の部屋からリビングへと降りてきて)
そうね、なら……兎肉で何か作ってあげる事にしましょうか。
生と焼いたのどっちが好きかしら……。
あら?カタン、おはよう。
よく眠れたかしら……体は大丈夫そう?
(オルレアの言葉に、狩ってきた鼠や自分のゴーレムである小雪を食べようとしたりと確かに小さな小動物のお肉が好きらしいと気づけば、兎のお肉なら氷室にまだあるし、それを使って料理するのは全く問題無いが焼いたお肉ととある国であったとされる刺身…は生の魚だが、お肉も鮮度さえ良ければ生で食べていた国が昔はあったらしいという記述を本で呼んだし、オルレアも生のお肉を食べたりする為どっちが良いかな?と首を傾げていれば、カタンが降りて来た為、ただいまと挨拶をした後体調は平気そうかと心配し、ティアが神殿の外にダイフクの寝床を作ってくれて置いてあるから今日からは寝不足とかには悩まされない筈だと伝えて)
はい、何故か寝汗の量が凄いですが元気になりました、それとダイフクは生で半分凍ってる物が好きらしいです
(ダイフクが一緒に寝てた為、寝汗をかいてしまった事以外は元気であるとカタンは微笑むとダイフクは目が覚めたカタンにすりすりと擦り寄りはじめてカタンが自分の好物の話をしているのがわかったのでくれるのかな?くれるのかな?とカタンとコスモスの顔を交互に首を180度回して見つめてくるのでカタンが夕飯の時間まで待っててね?と頭を撫でると「ダイフクのお家出来たんですね、巨人様も御師匠様もわざわざありがとうございます」と感謝を述べて)
それは多分と言うか十中八九、ダイフクが上に乗ってたから羽毛布団をきっちり被ってた状態と同じだったからよ。
(カタンの言葉には苦笑すると多分というか恐らくこれしか無いだろうなと言う事を話しては、ダイフクの好みが分かれば、氷室に兎肉は保管してあるし半分冷凍状態となると今取りだして、自分達の料理を作り終わった時が丁度良いかもと考え、お礼を言われれば「弟子が快適な環境で修行出来るのが私の義務だから良いのよ」と笑い、時間も時間だからご飯の支度をしましょうかとカタンに声をかけると必要な食材を取りに行くついでに兎肉を持ってキッチンの隅に置いて解凍し)
それでですか、通りで暑いと思ったら・・・ダイフク、勝手にベッドに潜り込んじゃダメだよ?
(コスモスに理由を聞いたカタンはダイフクに注意するとダイフクはしょんぼりとしてしまった後でカタンもコスモスと共に夕食作りの手伝いをする事にすれば、出来上がる頃にはエトワールがボール遊びからどろどろになって戻ってきて「あぃー!!ママ、ただまー?」と挨拶すれば先程までエトワールそっくりに変身していたひととも魔力が切れたのか元の姿に戻りくたびれていて)
まぁ……夏場に羽毛布団をきっちり被ってた状態と同じだものね……。
エトワールもおかえりなさい。
泥だらけね、どうしましょうか。
お風呂に入るとなると時間がかかるし……。
(カタンの言葉にそうだろうなと苦笑し、注意をしている様子を見れば、今日からは外に寝床も用意したから大丈夫だとは思うが、主人からの注意が1番効くのでそれを見ながらカタンと一緒に夜ご飯を作っていき、もうすぐで支度が終わる頃に帰ってきたエトワールとひととの汚れ様に子供だからこんなものだろうとは思うが、流石にこのままご飯と言うのは汚れていてあれだし、どうしようかなと考え)
あぃー?・・・ひとと、おみず!!
(コスモスが汚れた状態では駄目だと言うのでエトワールはひととに頼んで水を出して貰おうとすれば「ひととぉー?」と魔力切れで無理とひととは首を横に振るので「むー?・・・ざぱぁーん!!」エトワールは仕方ないなぁと言わんばかりバンザイするとドバァと真上から滝のように水が流れ落ちてくれば床が汚れた水にまみれるもののエトワールは水に濡れて汚れを落としたので「ごはん、ごはん」とご機嫌でご飯を食べようとふよふよと浮きながらそのまま食卓に座ろうとしていて)
…………これからは、ご飯を作り出す頃になったらエトワールが泥だらけだった時私かカタンがお風呂に入れる必要が出てきそうね。
エトワール、少し待って。
そんなに濡れていたら風邪を引くわ。
(確かに泥だらけよりはマシだし、汚れた床もご飯が皆食べ終わった頃に拭いて掃除すれば良いが、流石にそんな方法で泥を落とすとは思って無かった為、少し頭を抱えるとこれからは外でエトワールが遊んでいた場合、どちらか1人がエトワールのお風呂係にしないと駄目だなと判断して。そのまま泥も落としたし良いでしょと座ろうとするエトワールに、以前引いた風邪と言うのを引くからいくら今が夏とは言え、待ってとストップヲタかけると、火の魔法と風の魔法を応用して、エトワールが熱いと感じないくらいの熱風をエトワールに服ごとかけて水分をあっという間に飛ばせば、良いわよとエトワールに座ってご飯にしようと促し)
あぃー?・・・・いたたきます!!あむあむ
(エトワールは熱風で乾かされながら首を傾げていると食卓につきごはんを美味しそうに食べ始めていると床の汚れは朧が掃除をしておりエトワールがごはんを食べ終わる頃には片付けおわり「あい!!ごちそさまー!!ひとと!!おろろん、おふろー!!」とふよふよと浮きながら自分の使い魔達と共にお風呂へ行ってしまえば「御師匠様、明日はどうされますか?またお金を稼ぎに行きますか?」とカタンは今日、コスモスが結構な額を稼いだ事を知らない為明日もお金稼ぎに行くのかなと尋ねて)
今日はかなりの金額を稼げてね?
金貨が88枚手に入ったからしばらくは大丈夫よ。
そうそう、依頼していた両眼機が明後日に出来るから明後日に取りに行くのと、いつかはまだ未定だけど、魔女連盟に加入している魔女達で模擬戦をする話を聞いたのよ。
カタンはどうする?参加したい?
(両眼機代を払ったのもあり少しだけ金貨の枚数は減ったがそれでもかなりの額の金貨を稼げたから明日はお金稼ぎは止めて、修行しても大丈夫な額だからどうしたい?と首を傾げれば、ふと思い出したように両眼機と模擬戦の事をカタンに伝えて)
そうだったんですね、御師匠様の顔に泥を塗らない様に頑張ります、明日はボク、ダイフクと修行しようと思うんですが大丈夫でしょうか?
(カタンは模擬戦に参加するようで明日は使い魔になったばかりのダイフクと修行すると伝えれば「ホッホー!!」とダイフクもやる気満々な様で鳴いていると「コスモス、お金に余裕があるのなら明日暇ならカザンバイ行ってみない?」とティアがコスモスに日帰り旅行でカザンバイに行ってみないかと尋ねて)
私の顔に泥とかは気にしなくて良いのよ?
でも、頑張って。応援は勿論、修行も付けるから安心してね。
2人で?大丈夫よ。カタンはしっかりしているから安心して任せれるもの。
(参加すると聞けば、良い経験になるだろうしとこちらも喜んでは結果はどうなったとしてもやった事が大切だし、他の魔女達の魔法の使い方や使い魔の使い方を見て対戦してと学べる事は沢山あるだろうから勝ち負けには拘らなくて大丈夫と笑うも、勿論勝ちたい気持ちはあるだろうから修行は付けると答え。カタンの言葉に2人でしか掴めない感覚とかもあるだろうし勿論構わないと頷いた時に、ティアの言葉を聞けば久しぶりの親子旅行となり目が輝けば「行くわ!」と即答して)
はい、頑張ります
(カタンがやる気を見せコスモスが目を輝かせていると「あちちー」とエトワールがお風呂から上がってくるとタオルぐるぐる巻きの状態で朧に抱っこされて出てくるとティアとコスモスがどこかへ行こうとしているのを察して「ママ!!えととも!!」とコスモスに抱きついて明日の親子旅行について行こうとしていれば『親子水入らずというのであれば主人よ、我々は留守番してるぞ?』とオルレア達は留守番してるといえば[ビリリリ!!カザンバイってお姉ちゃんが建国してる妖精の国の近くなのよねーもしお姉ちゃんに会ったらよろしく言っといてね!!]とデイジーはコスモスにもし桜に会えた時は伝言を頼んで)
でも無理や無茶は禁止ね?
(カタンのの事だから自分の力量はきちんと把握していると思うが一応、そう念押しし。エトワールが出てきて親子旅行に着いていきたいと抱きついてくれば、お風呂上がりで体温が高くなっているエトワールを抱きとめると、自分もエトワールと親子の為、勿論だと頷いては。オルレア達が気を遣ってお留守番を買って出てくれれば、盗まれて困るものもあるにはあるし、何よりその気遣いを無駄にしたくないのとカタンの見張りも一応兼ねてお願いする事にし、明日はティア、自分、エトワールと多分エトワールの使い魔達となると思うが、エトワールに朧とひととは影に入れる事と伝えて)
あいっ!!ひとと!!おろろん!!
(エトワールは目を輝かせながら使い魔2体を影にしまうと「コスモス、明日は朝一番に海を渡って行くから今日は早めに休むと良い」とティアがそう伝えればその日は全員、早めに休む事にし翌朝、まだ日が出てないうちに起きればコスモスとエトワールを手のひらに乗せてティアは先ずはカザンバイに一番近いカイヨウ近くの浜辺へと移動すると伝えればそのまま移動を開始するとエトワールはまだ眠いのかコスモスに抱きついて眠ったままでいて)
こうして、親子で出掛けるの久しぶりね。
カザンバイには結局観光出来なかったから楽しみ。
(日が出ぬ前に神殿を出れば、流石にエトワールは眠いのか自分の腕の中で眠っており、エトワールを抱っこする状態でティアの掌に乗って移動していれば、ここ最近バタバタしていたのもありこうして親子で出かけられ、しかも観光し損ねたカザンバイともなれば楽しみで仕方なくニコニコ笑顔で楽しめれば良いわねと言い)
さてと、ここから海の底を歩いて移動するわけだけどコスモス、風魔法の準備良い?
(楽しみにしているコスモスにティアは少しずつ海の中を進み始めるとそろそろ、ティアより海底が深くなってきた為、コスモスに水中でも呼吸が出来るように風魔法を使うように伝えれば「むにゃにゃ?・・・あいっ!!ひとと!!」寝ぼけていたエトワールが海の中を進み始めると目が覚めて影から勝手にひととを出すと抱き抱えながら大人しく海の中をきょろきょろと観察していると海で産まれたひととと共に故郷の景色を一緒に見たかったらしく「さぁめ?えぇい?たこぉ?」とエトワールは魚の名前をひととから教えてもらってるのか指を差しながら呟いていて)
ひととは海生まれなのね。
ヒトデの姿だし、納得も納得だけれど…。
(自分とエトワールを含めて風魔法を使い、水中で息が出来るようにすれば、エトワールはやっと目が覚めたのか海の中を見れば、影からひととを取り出したなと思えば、自分にはその声は聞こえないが、エイや鮫に蛸と海の生き物の名前がエトワールから出てくれば、ひととは海生まれだから海の生き物に詳しいのかなと納得すれば、エトワールも海の生き物は初めて見るだろうし、いい刺激になるだろうなと思いながらその様子を眺めており)
お、お、おお!?
(ティアが海底を移動してるとエトワールが突然興奮しながら指差せば大きな岩クジラが泳いでいるのを楽しそうに発見していれば「・・・美味しそう」とティアがぼそりと小声で呟いていると岩クジラとは逆方向から人魚達がモリを片手に泳いでくれば海底を歩くティアを警戒してるのか特に何もする事なくただただ見張られていれば「コスモス、着いたよ?」と海底から浮上すれば大きな火山が目印のカザンバイの浜辺へとティアは上陸して「まずはどこ行こうか?」と2、3メートル程の大きさまで小さくなると一度来たことがあるコスモスにどこからいこうかと尋ねて)
駄目よ、ティア。
ティアが食べ過ぎたせいで絶滅危惧種扱いになっているんだから。
(初めて見る大きな魚にエトワールは大はしゃぎしており、ティアはティアで食べたそうな感想を呟いた為に駄目と一応止め。あの人魚達もティアが多分バクバク食べていって岩クジラが絶滅危惧種扱いになったと思っているから警護をしている感じなのだろうなと考え。カザンバイに着けば「色々と回って見たいけれど、まずは温泉に行ってみたくて……ティアって温泉入れるの?胸の核とか不審がられないかしら?」と温泉とガラス細工は見たいと決めていたが、まずティアが温泉に入れるのか分からず問いかけて)
2、3時間以内なら身体小さいままだからお風呂も入れるしカザンバイも観光出来るけど、三時間後は元の大きさに戻っちゃうからその時間以内なら大丈夫でしょ?
(核が剥き出しになったとしても先祖返りですっていえば特に問題視されないだろうと話しながら今からお昼過ぎまでの間は小さい姿で居られると言えばカザンバイの門を通りオーガの集落に入れば前回とは違いカイヨウからの観光客がいる為、半魚人やマシラビトなどの姿も数は少ないがちらほら見かけるようになり、集落を護る警備隊のオーガ族の肩に妖精が乗ってる姿も見えれば「ママ、ビリリいっぱい!!」とエトワールがデイジーと同じ妖精がいっぱいいる為指差しながらはしゃいでいて)
そっか、なら先にお風呂入ってガラス細工を見に行った後に、可能なら桜達のいる場所に行ってみましょうか。
(今から昼頃となると長いようで短い時間の為、お風呂も満喫は出来ないかもだが、母親であるティアと入れる事が大切だし、お土産としてガラス細工を見てまわり、その後にカザンバイ近くで妖精達が繁栄していると聞いている為、近くに浮いている妖精達に聞いて行ける時間があれば行ってみようと言うと、エトワールにそうねと笑い。
以前は鎖国状態に近かったが、ヨアケとムラサメ様が結婚した事で海を渡れるようになった事から国にいる種族が増えれば、栄えるようになるだろうし良い事だなと笑っては、ひとまず温泉に向けて看板を見ながら歩いていって)
うん、分かった
(コスモスの提案に頷きまずは温泉へ向かおうとすれば「オーガ族には大きい人が多いから私でもさほど目立たないのだな?」と現在のティアの姿はマシラビトやエルフからしてみればかなり大きい方だがオーガ族から見ればさほど大きさに違いがない為特に目立つ事もないんだなと呟いていると温泉施設へ辿り着けばカザンバイでは温泉に入る事は誰でも無料らしくそのまま脱衣所で服を脱ぐと浴室は全て露天風呂となっており「コスモス、花湯、にごり湯、果実湯、砂風呂、泥風呂、滝湯、温泉にも色々種類があるみたいだぞ?」とコスモス達が住んでる家の風呂も温泉から引いてきた物だがカザンバイの温泉は多種多様ありどれから入ろうかと悩んでいて)
そうね、オーガ族の人も大柄というか体つきとかがっちりした人も多いからティアでもあまり目立ったりはしないわね。
(街に着き、周りを見渡せば、確かに他種族の者たちも居るのは見えるが、圧倒的に多いのはやはりオーガ族になる訳なのだが、そのオーガ族は女性でも自分達マシラビトやエルフといった種族に比べればかなり大柄と言うか体つきが筋肉質だったり背が高い等ある為、ティアが小さくなったサイズでも他の街に比べればそんなに目立たないと頷いて。温泉に着けばどれも気になるが、時間制限もあるし、それならと「なら、初めは花湯にしてみない?」とティアに提案して)
ん、分かった、エトワールちゃん、お花の湯に浸かろうねー?
(花湯なる花びらが湯船に浮いた温泉に入ると多種多様の花の良い匂いがして「あぃー?おはなー?」とエトワールがティアに抱っこされながらバシャバシャと浮いた花びらが湯船の外に出てしまうのを見て楽しそうにきゃっきゃっ笑っていれば「・・・なるほど、花びらが流れ出てしまったら妖精が補充してくれるのか」と花湯の頭上から妖精達が花びらが舞いているのを見て定期的に花びらが補充されているようでいて)
あら、本当ね。
流石にああやって定期補充は無理でも、森を散策して花を集めたらうちでも真似は出来そうね。
(色とりどりの花びらと種類が沢山あるからか、良い匂いのするお風呂に身も心もリラックス状態になり、エトワールが楽しげに出ていく花びらを見ていれば、それを補充するように妖精達が花びらをお風呂に入れているため、花びらが尽きないのかと納得出来れば、ここまでは無理でも、花を使って花湯もどきは出来るかもと少し笑い)
[フゥフゥフゥ、お客様、カザンバイの温泉は初めて?この花湯で使ってる花びらはこの島にしか咲いてない花を使ってるから気に入ったら売店で買っていってね?]
(花びらを補充していた緑色の妖精がコスモスの話を聞いてここの温泉の売店にはこの島で咲く花びらを加工して入浴剤として瓶詰めした物を売っているとオススメすればもちろん、瓶詰め用の瓶もカザンバイで作られた綺麗な瓶なので使い終わった後も使えるからお得と説明すれば[他にも売店にはオーガ殺しの強い酒や温泉饅頭、温泉たまごなんかも名物よ、ガラス工房程置いてる種類はないけどガラス細工もいくつか取り扱ってるから良かったら買っていってね?]と商売根性たくましいのか笑顔で接客すれば緑の妖精は別の温泉へ飛んで行こうとしていて)
色々と売ってるのね…。
皆のお土産に良さそう。
あ、ねぇ待って。緑の妖精さん、私今の妖精女王と面識があるの、会いに行けたらって思っているんだけど、場所って教えて貰えるのかしら?
まだこの街に居る予定だから先に妖精女王に「コスモス」って言う黒髪のマシラビトが会いたがって居るって伝言を先にしても良いから。
(この街特有のお土産になりそうなものは、この花湯に使われている花びら達もガラスの容器に入れて売店にて売っていると聞けば、皆のお土産に良さそうと笑い、飛び去ろうとする緑の妖精を呼び止めれば、今の妖精女王である桜に会いたいと思い、場所を問いかけるが妖精達は自分の事なんて知らないから不安や不審に思うだろうし、まだこの街に居るからその間に妖精女王に自分が会いたがって居ると伝え、女王自信が場所を教えても良いとなれば安心するだろうと思い、そう言って)
[女王様のお友達?妖精の国ならこの集落から西へまっすぐジャングルを抜ければヨウガンバラの花畑があるんだけどその花畑の中心に大きな木が一本生えてるからすぐに分かると思うわよ?]
(緑の妖精さんはコスモスの話を聞いて今の妖精女王には黒髪のマシラビトが知り合いである事は知っていたのかすんなりと教えてくれるの花湯の中から溶岩の様に真っ赤な薔薇の花びらを一枚拾うとコスモスの手のひらに乗せてこの花びらと同じ花が咲いてる花畑だと伝えれば[ただし、ジャングルは危険がいっぱいで迷いやすい天然の迷路になってるし、ヨウガンバラの棘に刺さると火傷のような傷になるから私達のように飛んで木に近づかなきゃダメだよー?]と妖精の国へ行く為の注意点を伝えた後で緑の妖精さんは他にも仕事があるらしく他の湯に行ってしまうと「巨人の私なら迷う事なくジャングル抜けれるし花畑は浮いて入れば問題ない」とティアが話を聞いて呟くと「あいー!!」とエトワールは緑の妖精の後が気になるのか浮きながらついて行ってしまって)
その方が1番無難よね。
にしても、渋られるかと思ったけどすんなり話してくれて助かったわ。
(緑の妖精はすんなりと妖精達の国の場所を教えてくれれば、ティアの呟きにそれが1番安全だし魔力と体力が温存できる方法だろうなと頷いては。ふよふよとエトワールが妖精について行けば「エトワールー?そんなに遠くに行ったら駄目だからその辺までにしてねー?」と温泉の種類は沢山あり、場所も広い為自分達の目が届く距離にいて欲しいためそんなに動かないようにと注意をして)
あいっ!!
(エトワールはコスモスの注意に手を振りながら返事をするとそのままざぼんと近くの湯船に浸かり始めるとそこは泥風呂と書かれておりエトワールは顔から頭までどろんこになって真っ黒になってしまうときゃっきゃっと泥遊びが楽しいのかバシャバシャとはしゃいでいれば[フゥフゥフゥ、この泥風呂は美肌効果があるから洗い落とすとお肌モチモチのすべすべになるよー?洗い流す時はあの滝湯を利用してね?]と泥を落とす時は滝湯を利用して欲しいとエトワールの保護者であるコスモスに緑の妖精は伝えて)
あら、じゃあエトワールは更にもちもちスベスベ肌になるのね…。
エトワール、泥遊び?が終わったらあそこの滝湯で泥を落としてから他のお湯に入るのよ?
(ただでさえももちもちすべすべのエトワールが泥湯に入り、妖精からこんな効果があると聞けば、じゃあ更にもちすべ肌になるのかと笑った後エトワールに赤子は泥んことか好きよねと思いながらも、終わったら他のお湯に入る前に滝湯で泥を落としてから他のお湯に入る事と注意をして)
あいっ!!
(エトワールはコスモスに教えられた通りに泥だらけで滝湯へ向かうと「あぃー?」とエトワールは滝湯を眺めながら少し考え事したあと滝の下へは行かず滝の上へ浮いていけばそのまま滝の流れに身を任せて滑り台のように落ちてしまえばきゃっきゃっと笑いながら繰り返し滝湯滑りで遊んでいると「うおっ!?いつからこの滝湯は赤ん坊が流れ落ちるようになったのだ?」とエトワールはオーガ族の女性の頭の上に乗っかってしまえばエトワールは肩車される形で「あいっ!!」とオーガ族の女性に元気に挨拶をしていて)
えっ!?
す、すみません!エトワール!
こっちにおいで。本当にすみません。
(ティアと久しぶりの親子旅行なのとエトワールは赤子と言っても頭は良いし、言っている事を理解しては、周りを見て真似をしたりとその使い道なんかをきちんと理解している子だと思っていた為、ティアと会話に花を咲かせていれば、オーガ族の女性と思われる人物が赤子と言った為、まさかと思って、そちらを見れば、やっぱりと言っていいべきか見知らぬ女性に肩車状態のエトワールが目に入り、どうやってああなったのかと思いつつも花湯から出て、滝湯へと足を進めれば、すみませんとオーガ族の女性に謝り、エトワールにおいでと手を広げて)
赤ん坊よ、落ちないように角をしっかり掴んでおくのだぞ?・・・おや?誰かと思ったらカノン姉様の友人のコスモス殿ではないか?久し振りだな!!
(エトワールが肩車されていると落ちないようにオーガ族の額に生えた二本角をしっかり掴むように言えば肩車した状態でコスモスの前に立つと以前、カザンバイに来た時に会ったカノンの妹、警備隊長のランスであり豪快に大笑いしながら「わっはっはっは、可愛くて元気な赤ん坊だが少々おてんばさんのようだな」と肩車していたエトワールをコスモスに抱かせると「そういえば我が国とカイヨウが友好的になり船で大陸へ渡る事が出来るようになったからこの前、ドラグニルのカノン姉様に会ってきたぞ?話を聞けばコスモス殿が獣神様と海神様の縁結びをしたとか?それに妖精女王は貴女の使い魔らしいな?おかげで我が国が豊かになった感謝する」とランスはオーガ族を代表してコスモスにお礼を述べて)
そ、そうかしら…。
あれは成り行きでそうなっただけで、お礼を言われる程じゃないのだけれど…。
妖精女王に関しては、彼女が決めた事だから何と言っていいのか…。
(肩車してくれていたのは以前、カザンバイが鎖国状態だった時に街の案内を買って出てくれていたランスなのに、気づけば久しぶりと挨拶を返しつつも、エトワールがごめんなさいねと申し訳なさそうにしながら謝り、エトワールを受け取って抱っこし。それからこの国の発展は自分のおかげと言われれば、ヨアケとムラサメ様を引き合わせたのは確かに自分だが、あれはムラサメ様に何とかして貰おうとしてだし、妖精女王に関しては桜自身がここが住みやすいと決めた事なので、自分はそんな大して関わっていないし、お礼を言われる程では無いと苦笑して首を横に振り)
そうなのか?まぁ使い魔の功績は主人の功績でもあるはずだ・・・あ、それと私もあれから色々あってコクウ殿に魔女連盟に加入させて貰ったぞ?またドラグニルで顔を合わせる事もあるかもしれないからな、その時はよろしく頼む
(コスモスの言葉に首を傾げた後で思い出したようににっこりとランスも魔女連盟に加入した事を伝えれば「カノン姉様は魔砲使いと呼ばれてるらしいから私は魔槍使いと呼ぶべきだな?カノン姉様を倒したと聞くからまた私も是非手合わせ願いたい」とランスは魔法道具の一つである魔槍と呼ばれる武器を使いこなすらしくコスモスに嬉しそうにいつか手合わせをとお願いすれば「これから私は狩猟へ行くからまた今度会おう、カザンバイの案内が出来なくてすまないが観光を是非楽しんでくれ」とランスは手を振って先に風呂から上がるとエトワールも「ばいばい」と手を振りかえしていて)
(/ 突然ですが、背後より失礼致します。
以前のようなロルもなく本体様が改善してくれたのは重々承知なのですが、自分の中で何か違う、相性がなんか合わない。と思うようになってしまいまして。
これは本体様が悪いとかではなく私個人の感覚によるものなので本体様は一切悪くなく、むしろ私が一方通行的に思っているので、私が悪いのですが、このご縁を無かったことにして頂きたく存じます。
期間にして4ヶ月、しかもサブキャラにイベントを練ってもらったりと本体様に頼りっぱなしでもたれかかっている状態である私がこんな事を言うべきでは無いと重々承知理解しておりますし、ロルの改善までして貰ったのに誠に申し訳ございません。
これまで頼りきりだった中、一方通行的にこんな事を申し出て心の底から謝罪しかありませんが、このままだと無言失踪や放置をしそうだと思った為、このような形で連絡をさせて頂きました。
これまで本当にありがとうございました。
こちらの設定は素晴らしい設定ですが、ここだと私とのやり取りも長くあるので、新しくトピを立てて、より良い御相手様が見つかる事を願っております。
本体様が良いご縁に恵まれる事をお祈りさせて頂きます。)
(/いえいえ、こちらこそ長期間のお相手して頂き物凄く感謝しております。今までこんなに長期間お相手して頂けた事は無かったので本体は本当にとても楽しかったです。ここはあくまでコスモスという魔女とティアという巨人の物語なので新しくお相手様を募集するつもりはございません。このまま終わらせたいと思います。本当に長期間のお相手ありがとうございました)
魔女と巨人はこれからも、とても長い時間を共に使い魔や家族と共に過ごしてきました。
それは魔女にとっても巨人にとってもかけがえのない幸福な時間だったと思います。
でも、時の流れは残酷で魔女は歳を取り身体が弱りそして最後は愛する巨人の母と娘、長年使えた使い魔達や大勢の弟子に看取られて笑顔で亡くなりました。
それからというものの、巨人は毎年、魔女の命日になると彼女のお墓に花束を贈るようになりました。
巨人の身体が動かなくなるその時まで、巨人は魔女の事を絶対に忘れないように、彼女の名前と同じコスモスの花束を贈り続けました。
おしまい。
(/すみません。最初から物語の最後はこうすると前々から考えていたのでこれだけ置かせてもらいます。本当にお相手ありがとうございました。)
トピック検索 |