虚の巨人 2022-04-03 08:00:59 |
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使い魔……なんか難しそう
ちょっと触ってみたい
(怪我をしている狼のような魔物を見れば痛そうだなと思いつつも、普段なら触ることの無い狼に好奇心が疼き、ソワソワとしながら触ってみたいとそろそろとゆっくりとした動きで魔物に近付き)
くぅーん…
(相手が近付き魔物は弱々しい声を出しながら動かずにいるので「オ、サワレソウ」と相手の様子を見守っていれば魔物はそのまま大人しく相手に撫でられると嬉しいのか尻尾を振っていて)
可愛い………もふもふ…
男の子?女の子?
(触れれば、表情が明るくなれば少しだけ笑顔になり、そのままもしゃもしゃと撫でていればふとこの子の性別はなんだろうと首を傾げては)
・・・ドッチダロウ?
(よく見てみない事には分からないので首を傾げていると『我は雌ぞ?人の子よ』と誰かがコスモスの頭の中にだけ流暢な人の言語で語りかけてきたかと思えば『人の子よ、我に名を与えよ、さすれば我は喜んで眷属になろうぞ?』と他人から見たらきゅーんと鳴いてるようにしか見えないが確かにコスモスにだけ語りかけてきて)
女の子だって
えっと……名前…オルレアはどう?
(初めは聞きなれない誰かの声が頭の中に直接響けばびっくりしたようにキョロキョロ見渡すが、それが目の前の狼の仕業だと分かれば、名前を与えよと言われ、うーん…と少し考えればこの前見た図鑑の中にそんなような花の名前があったと思い、オルレアと名付けてはどうかなと様子を見て)
コスモス?マモノニナマエヲアタエルトケイヤクシチャ・・・ア、オソカッタ
(相手が目の前の狼の魔物に名付けをしてしまったのを見て止めようとしたがもう既に遅く『ワッハッハ、我に名を与えてくれて感謝するぞ、人の子よ、これから我オルレアは眷属としてお主を主人と認め共に生きようぞ!!』と狼が大喜びしたかと思えば、相手の目の前でコスモスと同じくらいの年齢の獣人っぽい女の子に姿を変えたのを見て「ケイヤクカンリョウダネ、シッカリトメンドウミルンダヨ?」とどうやら契約完了してしまったらしくオルレアはコスモスの使い魔になったのだと伝えて)
名前 オルレア
種族 フェンリル
年齢 コスモスと同じくらい
容姿 銀髪のショートヘアーに頭の上に狼の耳があり、両手脚に狼の毛並みと尻尾がついてる女の子の姿になれる。
備考 狼の魔物、コスモスと契約して1日数時間程度なら人の姿に化けれる様になった。人の姿だとティアとも会話出来るが、狼の姿の時は念話で意思疎通を取る。使える魔法の属性は風と雷。オルレアが使い魔になった事でコスモスの魔力量が増え、使い魔の属性である雷を使える様になったのと風の魔法が強くなった。
わ、変身した
……まだ子供みたい?もっと大きくなる?
(狼から人の姿に見れば、そんな事も出来るんだとびっくりすれば、自分と同じ背丈のため子供なのかな?と首を傾げればそれならもっと大きくなる?と疑問がいっぱいで、もしかしたら乗れるのかなと魔力が増えたことも使い魔にした事も風の魔法が強くなった事も全て頭の片隅に飛んでいきオルレアの周りをくるくる回ってみており)
『ワッハッハ、我は伝説の魔狼フェンリルゆえに成長すれば熊くらいには大きくなるぞ!!』
(誇らしげに相手の前で胸を張るオルレアとその周りをくるくる回るコスモスを見て「・・・ムスメガフエタナァ」とコスモスと出会う前まではずっと一人で生きていた為、目の前で和気あいあいとする娘達を見てはほっこりとした気持ちになりながらも「コスモス、ソノコ、ケガシテルカラ、カエッタラポーションカケル」と昨日作った怪我用ポーションで治療してあげなさいと伝えて)
フェンリル?
聞いたことある、確か……どこかの神様の犬の名前だって
(本でフェンリルという言葉を聞いたことがあるのか聞いたことあると自信ありげに言うが、それが本当かどうかまではわからず、怪我をしているからポーションをと聞いて、そうだったと今思い出し、ポーチの中に入れていた怪我用のポーションを怪我している所にかけてあげ、熊位大きくなると聞けば、今度乗りたいとすぐに大きくなると勘違いをしているようで)
『くぅ~ん、人の薬は効くなぁ』
(ポーションを怪我にかけると凄い速さで傷口が塞がり滲みるのか涙目になりながらもオルレアは耐えると「治った!!感謝するぞ、主人!!』と怪我が治りぺろぺろとコスモスの頬を舐めて尻尾を振って「ソロソロ、モドルヨ?」とあんまり風呂に入っててものぼせてしまうだろうから声をかけて)
…オルレアって今何歳なの?
(頬を舐められれば嬉しそうなくすぐったそうな顔をすれば、ふと体が小さいからおそらく子供なのだろうが正式な年齢は幾つなのだろうと首を傾げては、そろそろお風呂から出ようと言われれば温泉から上がり体と髪の水分をタオルで拭き取れば、さっぱりしたとご満悦な様子で)
『0歳だ、生後半年程だから人間でいうと10歳くらいか?』
(相手の質問に対してフェンリルと人間とでは寿命差がある為、分からないが相手と同じ歳くらいだろうと伝えつつ、狼の姿に戻るとブルブルと震えては水を飛ばしていると「アシタハ、コスモスタチノ、イエデモツクルカ」と巨人基準のサイズである神殿内に二人用の小さな家でも作るかと呟くと「モウスグ、フユガクル、フユジタクシナイトイケナイナ」と風呂上がりの二人が冷たい風で風邪を引かぬ様に両手で包みながら神殿へ帰宅して)
じゃあ、同じ位の年だね
眷属って具体的には何が出来るの?
(オルレアの年齢を聞けば、人間に換算した時は同じくらいだと笑えば、そうなるとオルレアの方が長く生きるのかなと思いつつ、眷属って具体的には何かと問いかけ、神殿の中に自分たち用の家をとティアが言えばそんな事出来るの?と思っても無かったため首を傾げて)
シンデン、ワタシツクッタ、ダイジョウブ、コスモス、フユジタク、テツダウ
(神殿と同じように小さな家を建てれば相手も厳しい冬を越せるだろうと思い手伝いをお願いして『うむ、こちらは魔力を主人に貸す代わりにこちらも主人の属性を扱えるようになるしこの姿にもなれるから我もフェンリルの中で強くなれるぞ?』と本来なら風と雷しか使えないオルレアだったが、変身してコスモスの魔法属性を借りて氷を作って見せて)
なんか色々できるんだね
眷属って沢山契約できるの?
(眷属になればお互いにメリットがあるのだときちんと理解すれば、それなら眷属を沢山契約すれば有利になるのではと首を傾げては、神殿はティアが作ったのだから大丈夫と答えが帰ってくればそれならと安心し、冬支度を手伝うと勿論と言うように頷いては「それなら食べ物を干したり沢山仕入れたりしないとかな?」とお供え物があるとはいえ冬は動物も植物も冬眠やらで実を付けなくなるだろうし早めに手に入れないととティアに言い)
『使い魔になる条件として我の様に賢くなければ駄目だぞ?知恵なき魔物は襲うからな』
(オルレアは自信満々に胸を張ると本来なら魔物は人を襲うらしく、圧倒的な実力差を見せつけて手懐けるのが普通なのだと言えばオルレアは確かに知恵もあり温厚的なのだと分かると「タブン、フユニハイルマエニ、ミミナガノヒトタチ、シンデンニクル」と本格的に冬に入る前に虚の巨人を守り神だと信仰する耳が少し長いヒト達が一度、冬祭りと呼ばれるまとめてお供えに来る行事があるのだと伝えれば「アト、ワタシ、トウミン、スル、ソレマデニデキルコトフヤス」と相手に自身も冬の間は冬眠に入る為、冬の間はオルレアと二人で生きてかなきゃいけない為、最近、魔法やら何やら教えていたのは自衛の為だと話して)
じゃあ、オルレアは凄い魔物なんだね
偉い偉い
(オルレアが少し特殊で賢いとしれば偉い凄いと狼の姿になっているのもあり、わしゃわしゃと撫でれば、お祭りには耳の長い種族がと聞けば、御伽噺に出てくる神の子だとか神の信奉者とか書いてあるエルフのようだと感想を言えば、ティアは冬の間冬眠すると聞き、流石にそれは予想してなかった為かなり驚けば、料理も頑張って覚えようと意気込み、問題は火起こしかなと算段をつければ「オルレアは冬眠するの?」と姿は狼の為どうなのかと小首を傾げて)
『ワッハッハ、我は多分、冬眠しないぞ?初めての冬だから楽しみだ』
(相手に撫でられながらも冬眠するのかという質問に対してしないと産まれて初めての冬な為、楽しみだと答えれば「キョウノゴーレムノカクニ、ヒゾクセイ、シトク」と冬眠中の火起こしはゴーレムの核に火属性に変更しておくから薪さえためておけば問題ないといえば「ゴーレム、シンデンノイリグチマモル、アンシン」と冬の間は神殿の入り口で警備してくれるらしいので侵入者とかも来ないのだと説明して)
問題が全部解決した
……これが至れり尽くせり?
(ゴーレムの属性が火にすると火起こしが可能と聞けば、神殿の中に家というのもありこれがもしやと上記を言い、冬の間の暇つぶしに玩具を作るのもありかもと来る冬に対しての対策を色々考えており「オルレアの食べ物はやっぱりお肉?」ともしそうなら多めにお肉が必要だなと考えており)
『肉は一番好きだが、我は何でも食べるぞ?もう狩りも出来るしな、何なら一緒に狩るか?』
(オルレアは好き嫌いはない雑食で冬の間に、冬眠しない動物もいる為それらを獲物に狩りをしようと考えているらしく、相手にもついてくるかと尋ねると「ソロソロ、ヤケタゾ」と夕飯用に鹿の肉を焼いて出すとやっぱり肉が好きらしく美味しそうにがっついて)
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