虚の巨人 2022-04-03 08:00:59 |
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可愛い娘……
私もお母さん、大好きだよっ
(可愛い娘と言われれば、えへへと頬を赤らめながら照れたような嬉しい様なといった笑みを浮かべては、私もティアの事大好きだと言えばお返しねと言わんばかりにティアの頬に口付ければ喜色満面といった様子でニコニコと笑っており)
クスリ、イッパイデキタネ
(その後も今日は一日、薬を作り終えるとこれでいつ相手が怪我しても良いように準備万端であり「アシタハ、ナニシタイ?」と明日は特にする事も無いので昨日釣って干しておいた魚を焼きながら相手に明日の予定を尋ねて)
明日は…魔法の練習するっ
(出来た薬を見て、初めて自分の手で何かをきちんと作ったのもあり、瓶に入ったそれをまじまじと見つめていれば、ティアから質問された為少し考えれば、また今日みたいな事があるかもしれないし、その時に自衛手段をきちんと取れるようにしたいなと思い、明日は魔力の練習と答えれば、魚を焼いているのを見て、お供えの中にあった塩を持ってティアの所に行けば、邪魔にならないようにしつつ魚に塩を振って味をつけ)
ミズタマリノサカナ、チイサイ
(魚の塩焼きを相手に渡しては自分も食べつつ感想を呟くと「シオカライ、ミズウミノ、サカナハオオキイ、マタタベタイナ」と昔、海で捕まえたクジラのことを思い浮かべながら相手に昔の思い出を話すようになってきて「マホウ、セントウ、レンシュウ?ソレナラ、アシタ、イイモノツクルヨ?」と何か考えがあるようで明日のお楽しみということで食事を済ませると眠りにつこうとして)
大きな魚?
そんなに大きかったの?
(海に居た魚は大きかったと聞けば、そんな魚居たかなと考えれ、思いつくのは所謂マグロとかだがティアの大きさだとそうでも無いよなぁとまさか鯨だとは思っておらず不思議そうにしていては、明日は良いもの作ると言って寝る体勢になったティアにおやすみなさいと挨拶すれば、自分は外に行ったのもあり、外で近くの川で髪や体の汚れを落とし、さっぱりしたら神殿の中に入り、ティアに潰されないように少し離れた所で眠りについて)
・・・サテト、ツクルカ
(翌朝、相手より先目が覚めて起こさぬように神殿の外に出ると神殿近くの山から石や粘土を集めてきてはそれを使って2メートル程の岩の人形を作り出すと「デキタ、ゴーレム」と今日の相手の魔法練習用の対戦相手として用意していて)
ん、んぅ……
(朝になり目を覚ませば、いつも神殿の中に居るティアが居らず、キョロキョロと周りを見渡せば、中には居ないと分かり、何処に居るんだろうと神殿から出ては周りを見渡してティアを探して)
ア、コスモス、オハヨウ
(相手が起きて神殿の外に出てきた為、作ったばかりのゴーレムを相手の前へ運ぶと「ハイ、マホウレンシュウヨウノ、ゴーレム」と相手にゴーレムの説明を始めて)
ゴーレム
岩や粘土で作られたゴーレム。
魔法耐性があり、そんなに簡単に壊れない。
弱点は頭部と心臓の位置にある核二つ。
基本的に動きは遅めだが、属性を付与する事で色々と能力が変化する。例 風の属性 動きが速くなる。
ゴーレム…初めて見た
なんか…小さな物がお城にあるとか無いとか聞いたことがあるような…?
(ティアが作っただけあって結構大きなゴーレムを見れば周りをくるくる回って観察しており、ゴーレムの説明を受ければ、杖を取り出しつつそれは土の属性が無いと作れないの?と聞いて)
ゴーレム、ホンタイ、ワタシ、テヅクリ
(ゴーレム本体は別に岩や粘土を使ってるだけなので土魔法は関係ないと言えば「ゴーレム、カク、キチョウ、コレニ、ゾクセイ、クワエル」とゴーレムの核である宝石部分に火の属性を付与すればゴーレムの核は赤くなり、腕から火を出すようになって「ゴーレム、カクノカズ、ダケ、ゾクセイ、ツカエル」と目の前のゴーレムには頭部と心臓の二箇所に核があるため、2種類の属性を使う事が出来ると付け加えて)
なるほど……
じゃあ、私でも一応作れるって事だよね…
(かなり小さいサイズになるだろうが土属性が要らないなら理論上は自分でも作れるんだと納得すれば、コアの壊し方は実践で掴むとして、ふと頭の中に〈もしかしたら、ティアもゴーレムの一種、もしくは上位互換の存在なのでは?〉と脳裏をよぎり、ティアの方を振り返りまじまじと見つめて)
・・・・・・ソンナニミツメラレルト、テレル
(何故か相手がこちらをじっと見てくるので恥ずかしそうに両手の指をモジモジさせながら「ツクッテモイイケド、ムズカシイヨ?」とゴーレムを見ながら「ゴーレム、カナリ、テカゲン、ヒツヨウ、セントウ、ジュンビ」と命令すればゴーレムは動き始めて戦闘態勢を取って「キチント、メイレイキク、ジョウデキ」とゴーレムは失敗するとすぐ暴走するのだという)
暴走する……
私がゴーレムを作る時はティアに見てもらいながら作ることにする
(照れたティアに照れたりするんだ…と若干思いながらも、ゴーレムは作るのが大変と聞けば、それならと上記を言い、戦闘態勢に入ったゴーレムを見ればこちらも杖を構え、先手を取ろうと頭目掛けて水球を放ち)
イッショニツクル?・・・オ?センテヒッショー、イイネ
(相手が先手を取って水球を放つものの「デモ、スコシ、オソイ」と水球の速度がまだ遅いのかゴーレムは左腕を盾のようにしながら頭部を守ると「ゴーレム、ハンゲキ、コスモス、ヨケル」と今度は先程の水球と同じ速度くらいでゴーレムはコスモス目掛けて砂の球を放って目潰しを狙っていて)
え、砂なんて属性があるの?
(砂の属性があるとは思いつつ、同じ速度という事は本当に手加減されているんだなと実感しつつ、砂の球を水の球に閉じ込めて利用出来ないかとまた水の球を打ち出して)
スナハツチゾクセイノナカマ、マタ、クワシクオシエル
(戦闘練習中の為、今詳しく教える事はできない為、相手に目の前の相手に集中するように言いつつ相手の様子を見ていると「スナトミズガマザッテ、ドロニナッテル」といつの間にか砂と水が混ざって泥の球になっていて)
複合属性
属性には複合属性と呼ばれる属性があり、砂の属性は大まかに分類されるのは土の属性なのだが、正確には土と風の属性から派生した属性になる。組み合わせ次第で変わるが、組み合わせられない場合もある。例として土(砂)と水の属性では泥になる。水と風なら霧。氷と風なら雪。氷と水では氷のまま。
なるほど…
組み合わせで属性が変わる……
(組み合わせによっては新しい属性が出来るかもとは思ったが、そこまで出来る応用力も基礎力も無いためそれはまた今度と思いながら、泥になったそれを見て、どうしようかなと考えるがとりあえずと風の球を作ってみてそれを打ち出し)
アンマリ、キイテナイミタイ
(相手の風の球を受けたゴーレムだったが威力が弱いのか岩と粘土で出来たゴーレムだから効果が薄いようでガードする様子もなく特に問題ない様子かと思えばゴーレムは力を少し溜め込んでから先程より大きめの砂球を再び放ってきて)
むむっ……
こうすれば良いのかな?
(あんまり効いてないと言うか全く防御されずに受けられれば、さすがに悔しく、色々と頭を働かせれば水を横長の先が尖った状態で出し、それを風の魔法で氷の刃状態にすればそれを打ち出して)
ア、ヤッタ
(相手が試行錯誤した結果、今度はゴーレムの両腕のガードを貫き、両腕をだらんと下げた状態になってしまえば、核が無防備の状態になってしまったものの「コスモス、オツカレ、ソコマデ」と戦闘を止めると相手の魔力量を心配して「イマノコウゲキ、ヨカッタ、デモ、マリョクオオイ、ツカイスギ、チュウイ」と忠告しつつ褒めてあげて)
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