虚の巨人 2022-04-03 08:00:59 |
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『主人よ、あのドワーフの魔女の店に魔力を測定化する道具なら売ってるのではないか?』
(オルレアはコスモスの悩みに魔法道具を取り扱うレッテルの店に売ってるのでは?と助言するとエトワールはせっかく作った雪だるまが溶けて消えてしまうと聞けば「あうー?・・・あいっ!!」少し悩んだ後何かを思いつきでコスモスの手を引っ張り家の中入ると「うさー!!」と呼べば氷室から小雪が氷柱を食べながら顔を出すと「あいーすっ!!」とエトワールは氷室の中に雪だるまを入れて戻ってきて)
そうね、明日辺りに買いに……ってエトワール?
(オルレアの言葉を聞けば、確かにレッテルのお店なら魔女連盟に加入している自分やカタンと同じような現象に悩んで欲しがる道具だと思うし、レッテルの店に行けばあるかもと納得して、今日は無理そうだが明日の朝から出掛ければ遅くても昼前には帰って来れるからその後に特訓すればと考えていた時に、エトワールに手を引かれれば、いつもは氷室で氷柱を食べている自分のゴーレムが出てきて、エトワールが作った雪だるまを氷室へ保管するのを見れば「小雪ってある程度の意思疎通出来たのね」と氷柱しか食べてないからあまり見ない雪だるまを食べてしまうのではと思っていたが、そのまま食べずにいるのを見て、今知ったのかそんな事を言って)
コスモス、明日はタイタニアの祭りに行くのだろう?間に合う?
(コスモスが明日レッテルの店に買いに行こうと話に出ればティアがコスモスが明日、タイタニアの祭りに招待されているので時間的に間に合うのかと問えば「御師匠様、別に私は焦ってないのでゆっくりと修行を付けてもらえれば良いですよ?」とカタンもコスモスの都合を優先して貰えれば良いと伝えれば「うさー?ばいばい」とエトワールは小雪に手を振ると小雪は耳を振ってまた再び氷室へ戻ってしまって)
あ、そういえばそうだったわ。
じゃあ、明日は修行は無理ね……ごめんね、カタン。明後日からはできると思うから。
(ティアから明日はタイタニアの祭りと聞けば、弟子を取れた嬉しさですっかり忘れていたが、そうだったと思い出し、自分は聖女として祭りに参加しないといけないしそうでなくてもエトワールに楽しんで欲しい気持ちもある為、明日は修行を付けられないとカタンに謝ると、いくら焦ってないとは言え、他の子はもう弟子になって数ヶ月の子も居るだろう、それに比べたら大いに遅い始まりではあるが、確かに焦ってもオーバーワークになって体を壊す可能性もあるからその辺はきちんと観察して調節しようと考えており、明日は祭りの為、修行は付けられないが祭りは是非参加して楽しんでとカタンに言うと、小雪が手を振る代わりに耳を振って氷室に戻った為「小雪…私が作ったゴーレムなのに初知りな事ばかりなんだけど…」と思わず呟かずにはいられず)
お気になさらず、私は教会に訪れたのが12歳になったばかりなので同じ歳の子より弟子入りするのが2年遅れてるので今更気にしませんよ?
(カタンは自分がもう既に14歳である事を伝えればタイタニアのお祭りに関して「いえ、私はタイタニアには嫌な思い出があるので明日はお留守番してますね?」とカタンは下を向いてしまうと「エトワールちゃん、コスモスが留守の時に氷室で氷兎を見つけて友達になってたよ?」とティアが場を和ませる為にコスモスにエトワールの事を報告して)
あら、そうなの?
なら無理せずカタンの体と魔力に合った方法でゆっくり修行していきましょうね。
あれだけ強い氷魔法だもの、自分のものに出来たらきっと化けるわよ。
(既にカタンは14歳で通常よりも弟子入りも施設に入ったのも遅いと聞くと、それならそんなに焦らなくても良いかと思い、カタンに無理のないけれど確実に強くなれるやり方を模索して、あの氷魔法をものにしようと微笑み、お祭りの話になれば、タイタニアには嫌な思い出と聞き、あそこは村の時からそうだがやはり根本は変わっていないのかもと思い「そうだったのね、嫌な事を思い出させるような事を言ってごめんね。お留守番してるなら……そうね、本読むが好きなら私の部屋にある本、自由に読んで良いからね」と悪い事を聞いてしまったと心底謝ると、お留守番となればティアと2人になるし、ティアと交流出来ればそれも良いが、もし何ならと本を読んで暇つぶししてても良いと言うと、ティアからほんわかする話を聞けば「そうなの?ゴーレムと会話というか意思疎通出来るなんて凄いわね…。」とティアが作った神殿の番人ゴーレムもメイドゴーレム共意思疎通が出来た事がない為、凄いなと素直に思って)
はい、御師匠様
(コスモスの言葉に頷くカタンだったが「あ、あの、タイタニアは他の国と違ってマシラビト至上主義なので人型になれない使い魔は影にしまったままの方が良いと思います」とコスモスにこっそりと耳打ちするとタイタニアでは魔物や亜人種を差別するらしくコスモスの使い魔は勿論、エトワールの事も心配すれば仮装するならバレない様にする方が良いと伝えて「本を借りれるのはありがたいのですが、私は弟子入りした身、御師匠様は雑用などの手伝いも何なりとお申し付けください」とカタンは魔女に弟子入りするということそういうことだと伝え留守番中やって欲しいことがあれば何なりと言って欲しいとお願いして)
え、そんな国になってるの?
よく国として今まで成り立ってるわね……?
(カタンからタイタニアはマシラビト至上主義で他の種族は差別的に見ている国と聞けば、先程カタンが言っていた嫌な記憶はこれ関係かと思いつつも、マシラビトはエルフやオーガ、その他の種族に比べて魔法が使えなかったり、使えても属性が少なかったり、力そのものが弱かったりと劣る部分が多いと思うのだが、何故そうなれたのだと心底不思議で、そうなると他国はタイタニアと貿易や交流をしたく無くなり、物流が他国と劣る、もしくは廃れたり、あるかどうかは知らないが国家会議みたいなのがあるなら発言回数や影響力が少ない、事案が通らないみたいな問題ばかりにぶつかって、いずれ国として終わる気がするのだがと思うと、ふと、今回ティアが来ないことでいずれ国として終わった時にこの時に来なかったからみたいな当てつけをされるのでは?と思ってしまったが、そうなったとしても知らないと割り切れば、そうなるとスーちゃんはともかくオルレアとスーちゃんは仮装でバレないように工夫しようと心に決め。お留守番の間雑用やお手伝いをと聞けば、何かあったかなと考え「本当なら、ドラグニルで魔力測定器みたいなのを買ってきて欲しいけど……1人だと何かあった時怖いし……あ、以前色んな事を本にまとめて書いたんだけど、1つの本に色んな種類の事を書いちゃって見にくい本が数冊あるのよ。それを種類別に書き写して貰っても良い?」と薬学や魔物の生物学、魔法についてなんかを書いた本で数冊程ごちゃ混ぜに書いた本が1番下の本棚に保管してあるのだが、それを机の上に置いてある新品の本に種類別に書き写して欲しいとお願いして)
タイタニアは軍事国家ですからね、マシラビトは多種族より人口も多いし国の領土はドラグニル、カイヨウ、カザンバイより広くて大きいです、国として成り立ってるのは巨神様の後ろ盾としての影響が大きいのだと思います
(タイタニアは城壁に囲まれており自衛の為の軍隊を持っているとカタンが伝えればコスモスから頼まれた仕事に目を輝かせながら「そんな大事な仕事を任せて頂き光栄です、本に書く言語はマシラビト語、エルフ語、古代言語のどれで書きましょうか?」とカタンは魔女見習いとして孤児院で生活していた際に複数の言語の読み書きや算数などの勉強はしてきた様で自信満々に答えると「まぁま!!おまつい!!ひとと、おろろんも!!」とエトワールはコスモスに抱っこされるとひとととおろろんもお祭りに参加させたいと言うが二体とも完璧な人型になりきれない為、仮装で隠すにはかなり難しいおねだりをして)
あぁ、なるほど。
数の暴力…数の多さを利用しているのね。
(カタンから国として何故成り立っているのか聞けば、確かに数の多さと言うのは厄介で、数の多さと軍事国家と言う言葉から銃火器と言った物が発達しているのだろうと予想すれば、そうなると確かにいくら魔法が使えても数の暴力、銃火器の威力で体力や魔力が無くなりやられる事もあるかもと思って。国として成り立っているのはティアが後ろ盾だからと聞けば、勝手に後ろ盾にしているだけで私もティアも了承していないのよね…と遠い目をしては。目を輝かせて何語で書くかと問われれば「マシラビトの言葉でも良い?エルフ語もわかるけれど、私がこの世から居なくなっても後の魔女達が読めるようにしておきたいの」とお願いをし、エトワールが自分の使い魔達も連れていくと言えば、かなり難しい問題だと一瞬固まると、頭をフル回転させ「良い、エトワール?お祭りの時におろろんとひととを影から出すとおろろんとひととが痛い思いをするかもしれないの。だから連れていくとしても絶対に影から出したら駄目よ。エトワールもおろろん達が痛い痛いってなるの嫌でしょう?」と優しい諭すような口調でそれが約束できるかと問いかけ)
むー・・・あいぃー?
(エトワールはコスモスの説明に納得はしてないもののしぶしぶ了承すれば二体とも影の中へと入れるとほっぺたをふくらませながらこれでいい?と言わんばかりの顔でコスモスの顔を見つめて「分かりました、御師匠様」とカタンはコスモスの指示通りにマシラビト語で移すと言えば「あと今日から掃除、洗濯、料理などの家事もボクがお手伝いさせていただくので何なりと言ってください、住み込みで弟子入りさせていただくのでこれは最低限のルールです、他の魔女もそうしてます」とカタンが家事を手伝ってくれればエトワールの世話をするコスモスの負担が減ることになって)
そう。
いい子ね、エトワール。おろろん達に痛い思いはしたくないものね。
(不満げな顔をしつつも、これで良いかと見てくるエトワールに偉い偉いと頭を撫でて褒めつつも、これはオルレア達に注意して見てもらわないと出しちゃいそうと思い、オルレアとスーちゃんに目配せをして。書き写しの件については有難いのでお礼を言って頼み、そして炊事洗濯のお手伝いをしてくれると聞けば、明らかに目が輝かせ「本当に?それは有難いわ。よろしくね。特にエトワールのお世話になると思うけど」とお礼を言って、時間も良い頃だしお昼ご飯を一緒に作ろうとカタンに言い)
はい、分かりました
(カタンはコスモスと共に昼ごはんを作るのをお手伝いすると孤児院でも料理を習っていただけあって問題なく手伝うと今までコスモスが一人で人数分作ってただけあって二人になれば大分早く作れると『主人よ、最近この神殿に住む者が増え食糧庫の備蓄が無くなりそうだ、久し振りに狩りで暴れようと思うのだが午後は一緒に来るか?祭りに行く準備は昨日してあるのだろう?』とコスモスは最近、忙しかった為、大体神殿で食べる野菜はハクが肉はオルレアとスーちゃんが取っていたがこの神殿に住む者が増えた為、午後は狩りに行こうと誘って)
そうよね、ここ最近で住むが増えたし…
久しぶりに狩りに一緒に行くのは有りね。
カタンはどうする?威力が強い魔法はそれだけで助かるから良ければ一緒に来ない?
(オルレアからの言葉を聞けば、確かに最近はここにエトワールを始め、一気に住む人と食べる人が増えたので野菜はともかく、お肉である狩りは行っておかないともし足りなくなったらすぐに補充出来るものでも無いので賛成し、カタンも魔物狩りが苦手だったり血抜き作業があったりするのでそういうのが平気なら魔法を使う練習も兼ねて一緒にどうかと誘い)
これも勉強になるので是非ご一緒させて頂きます
(カタンはコスモスに狩りに誘われると修行も兼ねて一緒に行くと言えば「あいっ!!」エトワールもついていく気満々で手を挙げれば『主人よ、我は骨の実力が見たいから赤ん坊を連れていくのに賛成だぞ?』とオルレアはエトワールの護衛役であるおろろんの実力を知れる機会として連れていくのはありだと伝えれば「私は薬草の手入れがあるのでハクさんと待ってます」とスーちゃんとハク、戦闘向きではないヒトトはティアと共に神殿で留守番してるらしく食事を終えると『さぁ、主人よ、狩りにいくぞ、この近くに美味そうな大物が3体いるそいつらを仕留めよう!!』と本来の姿になったオルレアの背中にコスモス、カタン、エトワールを乗せるとオルレアは嗅覚を頼りに獲物を求めて走り出して)
そう?
なら、一緒に行きましょうか。頼りにしてるわね。
(カタンが来ると聞けば、その辺は平気なのかと安心し、エトワールもとなれば、普段は神殿の中でたまのお出かけとして街へが多いので、きっと楽しめるだろうしと思ってオルレアの言葉に賛成し、そのまま本来の姿になったオルレアに3人が跨って野をかければ、大物が3匹と聞き「なら、しばらくお肉には困らないくらい手に入りそうね。手強くないことを祈るわ」とちょっとした軽口を叩いて、その場所へ着けば、目的の魔物を探して周りを見渡し)
『主人よ、崖の上に居たぞ?あれはグリフォン?・・・いや、違うなピポグリフという魔物だな』
(オルレアが崖近くの茂みに隠れると崖の上に頭と翼が鷲で胴体と後ろ脚が馬の魔物、ヒポグリフが立っていると『主人よ、あれは背後に立つと蹴り殺されるからな?正面を向いて戦わねばならない、誰が倒す?』とオルレアはピポグリフを狩る時の注意点を述べながら涎を垂らしているとピポグリフ、鳥肉と馬肉が合わさった味がすると補足説明をすれば「あいっ!!」とエトワールは今から何をするかよく分かっていないがわくわくしながら手を挙げてやる気を見せて)
あ、あれね。
ヒポグリフを狩るのは初めてね……エトワール?エトワールあれ、ちゃんと倒せるの?
(ヒポグリフがグリフォンのどちらかは正面に立って頭を下げ、下げ返してくれれば乗せてもらえるみたいな話を何かの本か何かで読んだなぁと思い返していた時に、誰が狩るかという話でエトワールがいい子な元気の良い自己主張をするのを見れば、確かに古代人の王族の赤子だからか魔法属性が多く持っているのは確認済みだが、それらをきちんと自分の意思で特殊な魔法では無い普通の魔法を使っている姿を見たことが無いため、不安と心配の混じった声と表情でエトワールを見て)
むー?・・・あいー?
(赤ん坊であるエトワールは狩りで獲物を獲るという事は初めての体験であり、倒して命を取らなければならないという考えにはなってはおらず、よく分からないけどあの鳥さん遊んでくれば良いのかな?くらいな感覚で首を傾げながらふよふよと崖の上まで浮いてピポグリフの前へと接近すれば「あいっ!!」先ずはいつも通りの元気な挨拶をするとピポグリフは急に振り返り強烈な後ろ蹴りをエトワール目掛けて攻撃するものの「おろろん?」とエトワールの意思とは関係なくエトワールの影から巨大な骨の腕が蹴りを防ぎエトワールの身を防御して見せるとエトワールは自分の使い魔であり、家族でもあるおろろんが蹴られたのを見てほっぺたを膨らませて怒ると「あいっ!!」という掛け声と共にピポグリフが逃げ出さないように空間魔法で隔離したかと思えば「ずーん!!」という掛け声と共に波動の魔力を帯びたガード不可能な魔力の塊を重力魔法で上から下へと落とせばピポグリフは崖の一部と共にコスモス達が待っている地面まで叩き落とされるとぺちゃんこになったピポグリフは絶命して「まぁまー!!」とエトワールはコスモスに抱きついて)
………あれ、絶対にオーバーキルよね。
私なら絶対に喰らいたくないわ。
(エトワールが蹴られそうになればハラハラして気が気で無かったが、おろろんが助けてくれて一安心と思ったのも束の間、怒ったエトワールが空間魔法でヒポグリフを隔離からの重力魔法で崖から地面へ急降下というどう見てもオーバーキルな状態に思わず呟けば、抱きついてきたエトワールに対して、おろろんが蹴られて怒ったのを伝えたいのか、それとも命を奪った事に対してショックを受けているのか分からず、とりあえず抱きついて来たエトワールを受け止めると「えーと、エトワール?ヒポグリフが倒れちゃったのが嫌だったの?それともおろろんが怪我…蹴られたから?」と聞いてみる事にし)
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