虚の巨人 2022-04-03 08:00:59 |
通報 |
「「面白そうだから!!得意魔法は闇魔法!!」」
(ジェミニの二人が手を挙げて単純な理由と得意魔法を答えると「自分が成長するのに1番適した強さを持つ師であるからですね?魔術を極める者としての高みを目指したい、そして得意な魔法は実力を見せる時がくれば見せます」とサバトは笑顔のまま答えると「・・・私は古代人の血を引く先祖返りです、コスモスさんには古代人の赤ちゃんがいるそうなので安心して弟子入りが出来ます、得意魔法は氷と風です」と続いてカタンが答えれば一瞬で部屋の床が凍結してしまって)
なるほど?
面白いかはともかく、闇魔法ならスズさんの方が…支部が違うと受け負えないのかしら?
(ジェミニの揃った言葉を聞けば、自分は闇魔法を使えないし、それならもっと適任であるスズの方が良かったのではと思ったが、この前のいざこざでスズは支部が変わった為、まさか支部が違うと受け負える子も違うのかな?と首を傾げ、サバトの言葉には向上心が高いがそれと同時に隠し事もなんかありそうとちょっぴり考えてしまい、カタンの理由を聞けば、確かにエトワールなんて王族にあたる赤子で、それ以前からワダツミという古代人の血を引く人物との交流があるのは確かで、部屋が凍ってしまえば、魔力量が多くて制御しきれないのかなと思いながら、自分が元々持つ氷属性を持っていると言う点でどこか親近感が湧きながらも部屋が凍ってしまった為杖を振ってその氷を解かし「なるほど、教えてくれてありがとう。流石に大切な事だから私もゆっくり考えたいし……そうね、遅くても明後日には誰を弟子入りさせるか決めたいと思うわ。だから誰が決まっても恨みっこなしね?」と自分を選んでくれた時点で栄誉な事だが、規則上1人しか選べないので他の2人の誰かは落ちる事になる、そうなっても弟子入りが決まったその子に意地悪とか嫉妬をしないようにと念を押すと、そろそろスーちゃんが来ても良い頃だと思うのだが、大丈夫かなと自分の使い魔がそろそろ来ても良いと思うのだが何かに巻き込まれて居ないか不安になり)
「「はーい!!」」
(コスモスの言葉に全員頷き部屋から出て来しまうとすれ違う様にスーちゃんが戻ってくれば「御主人様、ただいま戻りました、これが金平糖でこちらは宝石商で買いました大粒の琥珀です。それとワダツミさんには剣を研ぐ為に必要な砥石です」とコスモスに買ってきたものを手渡して)
あ、おかえりなさい。
わざわざありがとう、スーちゃん。
ごめんなさいね、私が不甲斐ないばかりに…。
(子供達と入れ違う形でスーちゃんが戻ってくれば、何かに巻き込まれていたのではと思っていた為一安心し、買ってきてくれた金平糖、琥珀と研石を受け取れば、自分があんなヘマをしなければ自分で選べたしわざわざスーちゃんに行ってもらうこともなかった為謝れば、ひとまずする事も聞く事、買うもの等必要な事は全て終わったし、まだ昼前だがエトワールも待っているから帰ろうかと皆に声をかけると、ドラグニルを出て神殿へと帰り、神殿に着くと「ただいま。ティア、エトワール」と声をかけながら神殿の中へと入り)
・・・ふにゃーむにゃー
(コスモスが神殿へと帰ってくるとエトワールはひとととおろろんと一緒に子ども部屋でお昼寝の真っ最中だったらしく出迎えることはなく「おかえり、コスモス、エトワールちゃん良い子でお留守番してたよ?」とティアが出迎えれば「そういえばコスモス、さっき私が神殿の外にいた時タイタニアからコスモスへ手紙が届いたよ?」とティアはコスモスに手紙を手渡すと内容はお礼はするのでコスモスを聖女として巨人を連れて祭りへ参加してほしいという招待状だったらしく、同封されていた入国許可証も入っていて)
それは良かったわ。
起こしたら申し訳ないし、金平糖は起きてから渡しましょうか。
…………あぁ、バルスが言っていた祭りの件ね。
私は参加しても良いけど…ティアはどうしたい?
出たくないなら出なくて良いと思うの。
(エトワール達はお昼寝中だと言うのが出迎えがない時点で察しがつき、それなら起こさないようにと少し小さめな声でティアと談笑していれば、招待状を渡され、差出人はタイタニアの王様という時点で察しはしたが一応と中身を確認すればバルスが言っていた祭りの事が書いてあり、正直に言うなら生贄として自分を捨てたタイタニアに対していい感情は抱いていない為、出る義理は無いのだがエトワールが楽しめるかもという点で自分は参加する事にしているため、聖女としてと書かれている所からして何かしらの舞台みたいな何かに立たされる可能性を考えて人に変化出来るスーちゃんかオルレアを連れて行ってエトワールの子守りを任せることもあるかもと考えれば、ティアもティアで出る義理は無いがどうしたいと問いかけ)
人が多いのやだ。神殿で待ってる。
(ティアはコスモスの質問に対して首を横に振ると『主人よ、入国許可証さえあればあとは仮装して国に入れば特に面倒ごとなく祭りを楽しめるのではないか?」とオルレアが助言すれば「全員分の仮装用意するの面倒だね?」と行く人数分の仮面と仮装を祭りが始まる3日がまでしかないと伝えればエトワールは目を擦りながら起きてきて「まぁま?」とエトワールは寝ぼけながらもコスモスに抱きついて)
そう?
なら、それでも良いと思うわ。
(ティアが拒否れば、それはそれで1つの選択肢としてありなので特に追求したりせずに納得すれば、オルレアの言葉には、そうしたいがみんなの分の仮装を今から作るのはちょっと大変なのと、不幸な事に、あの村…今は国か。あの国には何故か黒い髪を持つ人間は少し珍しく、茶色やその他の色の髪の子が多かった為、自分の黒髪は染めでもしないと目立つし、何より銅像が立ってしまっていて、義理も良い印象も無いとはいえ王からの招待状だから自分だけ行って巨人は来ない旨は伝える必要があるし、舞台的なものに立たせるのもすぐに終わらせるのを条件にさせて行くからエトワール達との時間をなるべく優先させるつもりとは言って)
まぁ、コスモスなら何かあっても大丈夫だろう・・・妙な胸騒ぎがするけど?
(ティアはその辺から木を掴んできては木製の仮面を作り始めながら何故か胸騒ぎがすると言うとエトワールは興味深そうに見てるとコスモスの元へ戻ってきて「まぁま、おまつい?」と首を傾げたあとエトワールは子ども部屋のおもちゃ箱から王冠を持ってきて被ると「えっへん!!」と胸を張る素振り見せて)
まぁ……国として発展したから、王様が傲慢で無いことを祈るわ。そもそも来てくれただけでも有難く思って欲しいくらいよ。
(村から国への発展は凄いものだと思うが、それと同時に人は傲慢になりやすいもので、生贄として自分を捨てた筈なのにそれを聖女として美談にし、こうしてのうのうと招待状を寄越す位なのだからおかどが知れるというもの。ティアが来ないと知って1悶着ありそうな気もするが自分が来ただけでも有難く思って欲しものだと溜息をつき、エトワールがお祭りかと問いかけ、王冠を乗せて胸を張る姿が微笑ましく「そうよ。お祭り、今度あるから行きましょうね。それは…王様かしら?可愛い王様ね」と笑みを浮かべて頬を撫でては)
[ビリリリ!!赤ちゃん、お祭りでは王様の仮装したいんじゃないかしら?]
(デイジーがエトワールの周りを飛んで首を傾げるとエトワールは「あいっ!!」と返事をして「まぁま、こぺとぉ?」コスモスの肩を揺らしながら思い出したかのように金平糖をおねだりすれば、その日はゆっくりと神殿で過ごし翌日はお祭りに行く為の準備をしていたら1日が過ぎるとコスモスの元で弟子入りを志願する三人の中から選び、弟子を一人決める日が来てしまって)
1日って短いわよね……。
(お出かけをした日はエトワールに金平糖を渡し、ゆっくりと過ごしていたが、翌日は祭りに行く為の支度であっという間に1日が過ぎ、そしてついに誰を弟子にするのか決まる日になれば、思わず上記を呟き、弟子を決める為の場所へと赴けば、先日会ったジェミニ(2人)にサバト、カタンが居て「正直言うと誰かに決めるのって苦手だから凄く悩んだのよ?規則が無かったら皆引き受けたい所だけど、恨まないでね?私が弟子として受け入れるのはカタンにするわ」と宣言すれば、他の子達はまだ魔力の制御が出来ているから他の魔女の所でも上手くやって行けるだろうが、この前制御が上手くいかなかったのか部屋を凍結させた点と自分も持つ氷属性と風属性を持っている事から教えれる内容の密度や基礎の部分を教える可能性を考えてカタンにしたと理由を言い、カタンに近付き膝をついて目線を合わせれば「そういう事だから、よろしくね?カタン。」と笑みを浮かべて)
「「わー!!残念!!でも、カタンちゃんおめでとう」」
(弟子入りに落ちたジェミニの二人は残念そうな顔をしているものの弟子入りを認められたカタンに祝福の言葉を送り「恨みっこなしですからね、仕方ありません・・・あ、そうだ、コスモスさん、良ければ今度ドラグニルのサーカスへ遊びに来てください、お子様も楽しめると思います」とサバトは自分が所属しているサーカスへ招待してジェミニとサバトはコスモスに頭を下げて帰ってしまうと「あ、あ、ありがとうございます!!御師匠様」とカタンは深々と頭を下げてお礼を述べると「あ、あの、早速なのですが御師匠様、服を着替えて来てもよろしいでしょうか?」とお願いして)
ありがとう、2人にも良い師匠となる魔女へ弟子入り出来るのを祈ってるわ。
(サバトとジェミニの言葉にお礼を言い、サーカスに行くことには前向きに検討しつつも2人を見送れば、お礼を言うカタンに「こちらこそ沢山の魔女がいる中で私を選んで志願してくれてありがとう。見ての通り古代人の赤子に私の使い魔達と巨人であるティアがいるから、少し賑やかで普通とは少し違う場所での住み込みになるだろうから初めては緊張するかもしれないけど、皆優しいし怖がらなくて大丈夫だからね」と微笑みを浮かべれば、服を着替えて良いかとの問いにそういう規則でもあるのかな?と不思議に思うも、勿論だと答えると神殿の中に家が経っていて、その中に家具は一式揃った状態で弟子用の部屋として2階に上がって1番奥の部屋がそうだからそこで着替えてくると良いと言い)
は、はい、よろしくお願いします
(ティアやエトワール、使い魔達に一通りぺこぺこと挨拶をし終えたカタンだったが自分用の部屋に持参した持ち物を置いて着替えてくると「・・・御師匠様、お待たせしました」と戻ってくればカタンは動きやすいように水色のワンピースに着替えてくると着物の状態では分からなかったがカタンの両脚は鳥の脚の様になっており背中には髪色と同じ青い翼が生えているとその両方の特徴は氷で覆われていれば「・・・氷の天使みたいね?」とその姿を見たティアが呟いていて)
そうね、涼しげで水色なのもあってとても綺麗だわ。
(ペコペコと頭を下げるカタンに律儀な子だなと内心思いつつ、着替え終わるのを待っていれば、戻ってきたカタンの声に待ってないわよと答えつつ振り返ると、両脚は鳥のような形をした髪と同色の水色、そして背中にある翼は氷で覆われており、古代人の血を引いていると聞いていたが、なるほどこんな風にも特徴として出るのだなと思うと同時に、全身が水色に包まれていてとても綺麗だと思えば、そのまま思った通りの感想を言うと「翼に氷があるから属性が氷と風なのかしら。何にしろ、私も弟子を取ったのは初めてだから何かと至らない部分もあるかもしれないけど、よろしくね。」と笑みを浮かべれば「早速だけど、魔法の制御って自分では何割出来ていると判断しているのか聞いても良い?」と主観的意見と客観的意見を知る為にまずはとそう問いかけ)
えっと、風魔法は使いこなせますが氷魔法は古代の血のせいで制御出来ずに昨日の様に緊張したりすると暴発します
(カタンは翼を羽ばたかせて空を自由に飛んでみては弱めな風の魔法を何発か撃ってみせると確かに制御は出来てるようだが、次に地上へ降りて氷魔法を使うとカタンの魔力が溢れ出してるのか脚から魔力が流れ足元が凍り始め氷の魔法を放とうとすると巨大な氷の弾になってしまえば「先程の風魔法と同じくらいの魔力量しか込めてませんが氷魔法だと威力、大きさが制御出来ず自動で強まってしまいます」とコスモスにカタンは説明しているとカタンの上空辺りだけが曇りだしたかと思えば雪が降り始めて「あいーっす!?」とエトワールは雪を見てきゃっきゃっと笑いながらカタンの周りを飛び始めて)
なるほど、古代人の血を引いているとこういう状態になる事もあるのね。
恐らくだけど、脚と翼が氷属性だから、その2つが氷魔法を使う時に反応して、自分が思っている以上の威力が出てるんじゃないかしら?
一部とはいえ天候も変えられるのは本当に凄いわね…。
(風魔法と氷魔法の両方を見せてもらえば、飛んでいる姿はすごく神秘的で妖精に間違えられても可笑しくない位だったし、風魔法も自分で想定している強さが出せていると傍目から見てもわかったが、氷魔法を使った途端に巨大な氷の塊に一部天候が雪と言う、自分でも試したことないからわからないが出来ないかもしれない現象に、なるほどと納得したように言うと、自分が思った事をカタンに伝え、そうなると脚と翼から送られてくる魔力の操作を特訓かなと予定を組んでいれば「ティア、そういうのに適した魔力操作の訓練って何かあったりする?」と自分より長く生きていて魔法にも詳しいティアならこういう特殊な場合の訓練方法とか知ってないかなと問いかけては、大はしゃぎしているエトワールには風邪を引くといけないから寒くなったら戻ってきてねと釘をさし)
むー?古代人の中には全身が燃え続ける者が居てその者の炎魔法は普通の魔法より強力だって聞いたことがある、今回もそれと同じ理屈なのだろうね?
(コスモスの問いかけにティアは難しい顔をしながら少し頭を悩ませると昔聞いた話をコスモスに話して「全身発火する者は自分の火で火傷したりしない、君も今まで凍傷とかにはならないはずなのに無意識に氷魔法を使う事を恐れているのであれば上手く魔法が使えない、だから魔力の調整感覚を覚えるまでひたすらコスモスと氷魔法を打ち合わせると良い」と巨人はコスモスとカタンに精神論と訓練するしかないと伝えればエトワールは積もった雪を丸めて小さめの雪だるまをおろろん達と作れば「まぁま!!あいーっす!!」と出来た雪だるまをコスモスへ持ってみせて)
なるほど。
魔力量の操作を私とで氷属性の魔法を打ち合って感覚を掴むしか無いって事ね。
あと、無意識下にある氷属性の魔法への恐怖心の払除に魔力量の操作が私とカタンとでどれだけ違うのか、私が使う時にどれくらいの魔力量で使っているのかわかる道具があれば良いかもしれないわね…。
(ティアの助言を聞けば、打ち合う位との回答はわかった為、それがカタンの為になるならやるしあとは強力すぎる氷魔法に対しての恐怖心を無くす何かきっかけが必要かと呟けば、ただ魔法を打ち合うだけでは習得も遅れるかもしれないと思い、自分の魔法を使う時に送る魔力量と相手が魔法を使う時に送る魔力量の違いがどれだけ違うのか可視化出来る物があれば、特訓内容が捗るかもと考えていれば、エトワールが小さな雪だるまを差し出してくれた為「ありがとう、エトワール。でも雪は冷たい場所じゃないと消えちゃうのよ」と溶けちゃうよと小首を傾げて)
トピック検索 |