虚の巨人 2022-04-03 08:00:59 |
通報 |
まぁま?・・・あいっ!!
(エトワールはコスモスに呼ばれてふよふよとコスモスの方へ浮いて移動すれば「えとととひとと!!」戻ってきたエトワールは宝箱から見つけてきたのか何故か王冠を被っており、掴んでいた星を紹介するように見せると星の名前は「ひとと」という名前らしくひととには可愛らしい顔がついていてにっこりと微笑めば「此奴、ヒューマンハンドではないか?ヒトデの魔物だな、姫様の赤子の使い魔なのか?」とワダツミは首を傾げていると先ほど楽器を弾いていたスケルトン達はエトワールがコスモスの方へ行ってしまった事に対して悲しそうな素振りを見せながらもバイバイと言わんばかりに手を振っていて「あの骨達は形が少し人とは違う様だがもしかしたら古代人のスケルトンだったのかもしれないな」とワダツミは呟いていて)
あぁ、なるほど。
それでひととね。
でもエトワール?皆心配しているのよ?これからはこんな風に勝手に行動したら駄目。帰ったら皆にごめんなさいをするのよ?
(エトワールの持つ星のようなものはヒューマンハンドというヒトデの魔物と聞けば、なるほどと納得したのも束の間、そう言えば普通にスルーしていたけどひととって名付けしている時点でこのヒューマンハンドという魔物はエトワールの使い魔になるのでは?と考えが追いつけば、もう色んな事がこのダンジョン内でありすぎてピシリと固まり、色々突っ込みたいことが山ほどあるし、今ではワダツミという古代人の先祖返りを育てているムラサメ様が昔は古代人を食べていたと言う事にも驚きだが、何よりもエトワールにハクやデイジー、オルレアや自分が凄く心配した事、後でごめんなさいと謝ることと叱る所はきちんと叱って)
うぅ、ひっぐ、ひっぐ、ふぇぇん!!ふぇぇん!!
(エトワールはコスモスに怒られると思ってなかった為か大泣きしてしまうと「おろろん!!」とエトワールは泣きながら何かの名前を呼び出してしまうと海賊スケルトン達は慌てて海賊船の中へと避難してしまい、胃液が波打ち揺れ始めたかと思えば『オロロロローン!?』と奇妙な鳴き声と共に骨で出来たドラゴンが現れると「骸骨龍スカルドラゴン!?スケルトン系最強の魔物ではないか!?姫様、逃げるぞ!?」とワダツミはコスモスとエトワールを連れてロープを引っ張り逃げ出し始めて)
え、あ…ちょ、エトワール…………おろろん?
……え!?ムラサメ様そんな魔物まで食べていたんですか!?
(怒ると叱るは違うのを自分では理解していて、皆に心配をかけたのは間違いないからエトワールをダメでしょ?となるべくキツくない口調で叱ったつもりなのだが、まさか大泣きされるとはこちらも思っておらず、少しテンパっていればエトワールがおろろんという謎の言葉を発したなと思った時には龍の形をしたスケルトンが姿を現し、補足説明のようにワダツミからああいう魔物と聞けばそんな魔物までと突っ込まずにはいられず、こんな所で力尽きるものかとこちらも命綱である糸を頼りに全力で走って口内の入口…いや出口?を目指してエトワールを抱っこし、その頭に乗せられている王冠もエトワールが抱っこしているひとともそのままに全力疾走し)
ムラサメ様、糸に反応があるんでそろそろ大きく口開けて下さいなー?
(ムラサメの外でサザナミが糸に反応があった為口を開かせるとそのまま勢いよくウズシオがロープを引っ張るように走り出せば「わっはっはっは!!母上、ただいま帰ったぞ!!」とワダツミ達は脱出するとスカルドラゴンも一緒に出てきてしまえば「おろろん!!」とエトワールはコスモスの腕から抜け出し一緒に出てきたスカルドラゴンの顔にくっつくとスカルドラゴンは真っ白い肌と身体の一部が龍の骨が生えたボロボロの白い服をきた女性の姿になると『オロロロ?』とエトワールの頭を撫でながら泣き止まし何かを話した後で地面に何やら古代文字を書きだして)
あれ、ちょっと待って?
エトワール……おろろんって名付けしてない?
ってついてきてる!!
(全力疾走をしばらくしていればようやく口の入口が見えた時に、あれ?とふと疑問に思った事を口にした時にウズシオに引っ張られる形でムラサメ様の口から出てくれば、流石にあのスケルトンも着いてこないだろうと思っていたのにまさかの着いてきて、しかも姿が変われば呆気に取られ、なんかエトワールを撫でて泣き止ませた後地面に古代文字を書き出したが、自分が知っている古代文字は主に魔法を使う時に必要な文字だけの為解読が出来ず「ムラサメ様、これなんて書いてありますか?」と聞いてみて)
・・・えっとですね、そのヒトデの赤ちゃん、私に食べられたヒトデの仲間を見つけて助けたから悪い事してないって書いてありますね?
(ムラサメはコスモスに頼まれ人の姿に変わると地面に書かれた古代文字を解読してあげればエトワールはひととを助ける為に行動した事をコスモスに伝えるとそれを聞いたワダツミは「うむ、赤ん坊なのに大した勇気を持つ良い子なのだ、偉いぞ!!しかし心配かけたのは事実だ、お主ほど良い子ならば頭を下げれるだろう?」とエトワールの頭を撫でながら褒めれば「・・・まぁま?」とエトワールはぐずぐずしながらもコスモスに抱きついてぺこりと頭を下げて)
なるほど?
きちんと謝れて偉いわね、それに人も助けたなんて凄いわ。
ただ、後でちゃんとハクとデイジーにもごめんなさい出来る?
(ムラサメ様が解読してくれれば、エトワールはひととを助けていたという人助け…いや、人ではないがそれでも何かを助けたというのは事実な為、それは偉いわと褒めれば、不安そうにしながらも頭を下げたエトワールに謝れた事も偉いと頬擦りして褒めれば、後でハクとデイジーも凄く心配していたから謝れる?と優しい表情と口調で言い)
あいっ!!
(エトワールはコスモスに褒められると元気よく返事をすれば被っていた王冠の中から何やらネックレスを取り出すと「あいっ、まぁま・・・ふわぁーむにゃむにゃ」とコスモスにプレゼントすれば冒険して疲れたのかあくびをしてそのままコスモスに抱っこされたまま眠ってしまうと『オロロ?』とおろろんとひととは自らエトワールの影に潜り込んでしまって)
あらあら、寝ちゃった……。
何かしらこのネックレス、綺麗だから常用出来そうだけど、何か効果があったりするのかしら?
……私、エトワールに使い魔達を影に入れる方法教えていないのに、もう使えるのね…。
(はいとネックレスを渡されれば、ひとまず受け取りはするものの、細やかな細工が綺麗なネックレスで普段使いに良いかもと思う気持ちとエトワールが選んだものだから何かしらの効果があるのでは?と思う気持ちで喜びと疑問の気持ち半々の気持ちになれば、抱っこされているからか眠ってしまったエトワールに大変だったが無事で良かったと苦笑混じりにその様子を見ていれば、やっぱり名付けして使い魔判定になっていたひととおろろんがエトワールの影に入っていくのを見れば、確かに自分と使い魔とのやり取りで何度かあれは見たかもしれないが教えた事ないのにと何度目かの現実逃避か空間を眺めて古代人って皆こんな感じなのかな……と一生懸命努力して会得した魔法がサラリと使えるその様子を羨む気持ちすら無く最早またか…状態に近く。とりあえずエトワールも見つかった為ワダツミとムラサメ様に協力してくれたお礼と後日何かお礼の品を贈るを言い、オルレア達と合流しようと風の靴の魔法を使って空を飛ぶと居るであろう所まで駆けて行って)
いや、姫様、今のは眠っている赤ん坊の意思ではなく、スカルドラゴンが自ら入ったようだったぞ?恐らく生前は誰かの使い魔だったのかもしれないぞ?長生きする魔物の中には以前使い魔だった者も居ると聞くのだ、それにヒューマンハンドは無理矢理スカルドラゴンに影に入れられたようだしな?
(ワダツミはコスモスの呟きに対して自分の考えを伝えると「そのネックレス、レッテル殿なら鑑定してもらえるのではないか?」と魔法を付与されたものならレッテルが鑑定くらい出来るだろうと助言すればワダツミ達はコスモスを見送ると【あ、お姉ちゃんおかえり!!】[御主人様、待ってる間に嵐止んだから手紙届けてきたわ!!]とハク、デイジーは手紙の配達を終えておりオルレアと戻ってくるのを待っていて)
ありがとう。デイジー、ハク。
オルレアてっきり合流しているとばっかり思っていたけど、まだなのね。
嵐は終わったから探せば近くに居ると思うけど……。
(ワダツミの言葉を聞けばなるほど、魔物側から入ることもあるのかと勉強になり、ネックレスに関しても後で鑑定に出そうと決めて。そしてデイジーとハクと合流出来れば、自分が海に入る前にオルレアに安全な天候で待機と言っていたからてっきりハク達と一緒にいるものだとばかり思っていたがそうではないとわかると「それならハク、まだ飛べるならオルレアを探しに行きたいのだけれど…」とただでさえ距離が遠い所へ手紙の配達の為に飛んだし更には悪天候の中飛んだ為体力の消耗はきっと通常より凄いだろうから無理そうなら自分が風の靴で空を飛びながら探すつもりでハクにお願いをするも、無理は禁物だと一応釘をさしておいて)
『主人よ、今、戻ったぞ?中々の嵐だったな』
(コスモスとハク達が合流した後にオルレアは駆け寄ってくるとどうやら先程の嵐を止めたのはオルレアの力らしく『魔天狼になった我にとってあの嵐程度くらい制御出来ないとな』と誇らしげに話すと『主人よ、赤ん坊の影から何か美味そうな骨の匂いがするぞ?我への土産か?』とオルレアは鋭い嗅覚でエトワールの影の中にいるおろろんの匂いを嗅ぎ取って首を傾げていて)
あ、おかえりなさいオルレア。
嵐が止まったのはオルレアのおかげだったのね、ありがとう。
骨の匂いは……骸骨龍スカルドラゴンって言う種族?のおろろんってエトワールが名付けた使い魔が影の中にいるからだと思うわよ。
(オルレアが空を駆けて帰ってくれば、てっきり嵐が止まったのはヨアケとムラサメ様の喧嘩が止まったからだと思っていたが、オルレアのおかげと聞くと、確かオルレアの進化した魔天狼は嵐属性に特化した進化形態だったと思い出すと、ありがとうとお礼を言い。その次にオルレアが不思議そうな表情を見せながらクンクンと匂いを嗅いで骨という単語を出せば、十中八九これだろうなという事を説明し、我が子ながら凄いものを使い魔にしたと苦笑して)
『そうか、赤ん坊の使い魔なのか、それは残念だが護衛としては申し分ない戦力ではないか?』
(オルレアは食べれないと分かるとくぅんと悲しそうな声で一声鳴くものの、エトワールの護衛役としてなら並大抵の魔物は相手にならないと伝えれば【お姉ちゃん、もう帰るー?】[そうだわ!?御主人様、オーガの隊長さんが御主人様のおかげで国が発展したようなものだからまた遊びに来いって言ってたわよ!!それとカイヨウの港町にハッピー郵便局って所に行けばタイタニア以外の場所なら直ぐに郵便物を届けてくれるんですってお姉ちゃんはオーガ族に頼んでそれを利用したのね!!]とデイジーがコスモスの肩に乗りオーガ族から聞いた郵便物の配達方法について説明して)
そうね。と言ってもエトワールに害を成そうものなら私も容赦しないけれど
(スカルドラゴンにヒューマンハンドと今日で2体の使い魔と契約したエトワールに対して誇らしい気持ちが出てきては、ワダツミが言うにはスカルドラゴンはかなりの強さみたいだし、並大抵の魔物や人は恐れをなして逃げていくだろうとは思っているが、もし万が一があれば自分も出ると笑みを浮かべて言い。デイジーの報告を聞けば、なるほどと頷きはしたが発展した理由は恐らくムラサメ様とヨアケの結婚だよなと思うだけあってあれは成り行きでそうなっただけで故意では無いのでちょっと申し訳ない気もするが、また機会があったら気になる施設なんかもあったし行ってみようかと皆に伝え、ハクにも今日は色々あったから帰ろうと促すと、皆に色々無理をさせたから今日は皆の好物をそれぞれ作るから夕食は期待していてと笑い)
おかえり、コスモス、エトワールちゃん無事に連れて帰ってこれたね?
(コスモス達が神殿へ帰ってくるとティアが出迎えれば「ばぁば!!」とエトワールも眠りから覚めてふよふよと浮きながらティアの頬にくっついたかと思えば「はっ・・・びりり、はう!!」思い出したかのようにエトワールはデイジーとハクにぺこりと頭を下げてはごめんなさいの素振りをしたかと思えば今度は周りを見渡し始めて「?・・・ひとと?おろろん?」エトワールは眠っている間に自分の使い魔が影に入ってるとは思っていない為ひとととおろろんが居なくなってしまったと思ったのか「うぅ、ひっぐ、ひとと、おろろん」と泣きそうな顔をしてぐずりだして)
ただいま、ティア。
今日はエトワールがムラサメ様の胃の中に空間移動しちゃってムラサメ様の胃の中に入ることになってまさかの初ダンジョンに入ることになったわ……。
エトワール?おろろんとひととは影の中にいるのよ。出てきてーって頭の中でお願いしてみたらどうかな?
(神殿に着けば、今日は色々あって濃く疲れる日だったとようやく一息つけると、ふぅ…と息を吐き出せば若干目の光がない状態で今日あったことを軽くティアに報告していれば、エトワールがティアの元へ行き、そして思い出したようにデイジーとハクに頭を下げたのをみれば「心配かけたのをきちんと謝れて偉いわね」と頭を撫でて褒めていたら次は泣きそうになっているため、えっ?と少し考えれば、あぁと察しがついたのかおろろんとひととはエトワールの影にいるから出てきてってお願いすればきっと出てくるよと説明したところで、いくら神殿が巨人であるティアのサイズに合わせて巨大な造りとは言え、ひととはともかくおろろんを出すと流石にデカ過ぎて邪魔というか手狭になるかもと思えば、エトワールが影から使い魔達を出す前に急いで抱っこして外へ出れば、出して良いよとエトワールに言い)
ひとと、おろろん、でてててー?
(コスモスにお外に連れ出されるとエトワールはコスモスに言われた通り出てきてとお願いしてみると影の中から骨で出来た腕がにゅるりと出現するとそのままおろろんはゆっくりと顔を出し影から出てくれば『オロロロローン!!』と普通の赤ん坊なら出現の恐ろしさから泣きそうになるもののエトワールはおろろんが出てきたことにきゃっきゃっと笑顔で喜べば【あれ、ハクも気持ち分かるけど影のサイズギリギリだと出にくくてつっかえるんだよねー?】とおろろんにとってエトワールの影はぎりぎり過ぎて出てくる時につっかえるのだとハクはコスモスに教えると「ヒトト?」とオロロンの後に続く形でひとともエトワールの前に現れるとエトワールは大喜びでひととを抱っこして「ふむ、エトワールちゃん使い魔を従えたのか、やはり素質あるんだなぁ」とティアがエトワールの使い魔2体を見て感想を呟いていると「コスモス、今日はゆっくり休むと良い」と疲れたコスモスの頭をティアは指で撫でて)
今はおろろんって名前だけど、元はスカルドラゴンって言っても肉があった時もある筈だから……その時はなんて名前のドラゴンだったのかしら?
(普通の赤子なら火がついたように泣き叫ぶと思うのだが、嬉しそうに笑っておろろんとひとと遊んでいるエトワールに古代人の子だからなのかはともかくとして、我が子ながら末恐ろしいと苦笑し、ハクの言葉に「えっ?そうなの?私ももしかしてそんな思いさせてた?」と出にくい事があるなんて思って無かった為申し訳無いと少しだけ狼狽えて。ティアの労いの言葉には素直に頷き、とりあえずご飯作ったら今日はいつもよりゆっくりお風呂に入って早めに寝ると少し遠い目をしながら言い)
トピック検索 |