虚の巨人 2022-04-03 08:00:59 |
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ム、ムゥ、分かった。大きな国が増えたらしいからどこへ行こうかな?タイタニア?カイヨウ?カザンバイ?
(食い気味に答える娘のやる気に対してティアはお洒落したことない為首を傾げながらどこの国の街へ行こうか相談すると二人のやりとりを見ていたハクとデイジーは【お姉ちゃん達デートするのー?】[ビリリリ!!御主人様達、親子っていうよりデートする前の恋人同士みたい!!]と賑やかしながらもその日は明日の為に元の姿に戻り、早く眠る事にすると翌朝、1日2、3時間しか小さくできない為、髪をお洒落にする時間を最低限にしないとおでかけできる時間が少なくなる為、数分だけ小さくなってから巨大化し街の近くでまた小さくなるといった予定を立てて)
ティアとならどこでも…って言いたい所だけど、タイタニアだとティアの事バレそうよね。
他の国の方が良いかしら、それだとカイヨウとか?
(本音を言うなら自分の生まれ故郷が自分達をだしにどのような変化を遂げたのか見てみたい気持ちはあるが、別に行くだけならティアと無くても自分一人で行けるしと考え、ティアの容姿を見たことがあるタイタニアだと要らぬ混乱を招く可能性からカイヨウかなと首を傾げながら言い、母とお出掛けが出来るというとびきりの朗報故に報告しなければいけない2つの事柄をすっかり忘れていて)
ん、分かった、カイヨウだな
(翌朝、コスモスに髪を整えて貰った後で南にあった港町が大きくなって出来たカイヨウなる国へと巨大化して足を運ぶと「陸なのに人魚とか半魚人とか結構多いネ?」と10年前はマシラビトが魚市場を開いていたくらいの規模だったが、今では人魚や半魚人などが普通にマシラビトと共生してる様子が見えるものの「それにしてもコスモス・・・お母さん変じゃないか?大丈夫?」とすれ違う男性がティアをちらりちらりとなぜか視線が集まるため不思議そうに首を傾げれば大きい時はあまり気にならなかったが、人工的に造られたティアの顔も整っている分類であり髪型を変えた事で顔が良く見えており、普段、ティアが着ている服は白いボディスーツの様なボディラインがくっきりと出るような格好だったので、すれ違う男性の視線はティアの胸や顔に向いてしまっていて)
そうね…どうやって息をしているのかしら?
あとね、ティアが綺麗でスタイルも良いから男の人がチラチラ見ているの。
まぁ…襲われたとしてもティアなら問題ないとは思うけれど
(人魚や半魚人が共生している様子を見ていれば、当然ティアをチラチラと見ている男の人の様子も目に入る訳で、どこか心配そうに変なのと問いかけてくる相手にそうではなくむしろその逆だから男の人の視線を奪っているのだと説明すれば、何かあってもティアなら問題ないと思うがと特に気にしておらず)
この姿、魔法使えないから襲われたら普通にお母さん死んじゃうよ?コスモス守ってね?
(この姿の時は魔法が使えないだけではなく耐久力もないと話すと襲われる心配はしてないがもしもの時があれば普通にダメージを受けて死んでしまうといいながら国の広場に歩いて行けば「ム?あれは何だ?」と首を傾げると前方には美しき女剣士の銅像が建てられていれば「冒険者ランク1位?ワダツミ像?海神教?」と銅像の前に置かれた立て札を読むとどうやら海神教が崇める神の子どもでありカイヨウの冒険者ギルドで一番強い冒険者として冒険者ギルドと海神教の教会の前に位置するこの広場にて勝手にワダツミの像が建てられているらしく「コスモスもタイタニアで銅像あるかもね?」と前にタイタニアではコスモスが聖女扱いになっていると妖精達がティアにも教えていたので首を傾げていると「どこかお店入るか?」とコスモスに寄りたい場所はないかと尋ねて)
襲われるって…そっちの意味じゃないんだけどね…
(確かに魔法を使えないと聞いていたからそれなりに耐久力も落ちてはいるだろうが、物理的な意味で襲うと勘違いというか思い違いをしている相手にそちらではなくと首を傾げると、男性が無理やり女性を手篭めにしてしまうことも同様に襲うと表現すると説明すれば、銅像前と着けば「あ、そういえば私ワダツミが加入している冒険者のチームに入るって説明忘れていた…」と立て札の内容を見て今思い出せば、すっかり忘れていたと今その事を報告すれば、同様に魔女連盟にも入れたという報告を今して、銅像に関しては自分の預かり知らぬ間になっていた為ため息をつきたくもなるが、そうなればやはりタイタニアに行けば銅像と同じ人間が現れるのだから混乱を招いて居たなと確信して)
ム?それは良くないな
(魔女連盟に入れた事には問題ないがワダツミと同じ冒険者チームに入った事に対してティアは顔色を変えると「冒険者チームは5人まで登録出来るんだけどムラサメがワダツミのチームに入ろうと今、必死に小さくなる練習してるからコスモスが入ってしまうとムラサメが暴れるぞ?」とムラサメはムラサメで今小さくなる魔法を練習してるのはワダツミと同じ冒険者チームに入りたい為だと言えば「冒険者をやるならコスモスと使い魔達と冒険者チームを作るといい、それならワダツミ達のチームと共闘しても問題はないよ?」とコスモスに伝えて登録するなら冒険者ギルドに寄るかと尋ねて)
え、そうなの?
どうしよう…入る約束しちゃったわ…
それなら、私も別で冒険者チームを組んで共闘する他無さそうね。
(ムラサメ様が体を小さくする為の理由を今聞けば、先に約束をしてしまった自分にも落ち度はあるが、ムラサメ様も素直じゃないんだからと少し頭を抱えるも、ムラサメ様が暴れては大惨事になるのは間違いない為、ワダツミ達のチームに入る事は早々に諦めては、それなら自分たちのチームを作り、共闘の方が遥かに安心というか周りの被害は無いためそうする他なく、ワダツミにはなんて伝えようかと少し悩み「とりあえず、冒険者組合には行くわ、でもその前にワダツミにチームを離れたいって言わないと…なんて言いましょう」とムラサメ様は恐らくチームに入りたいのをワダツミに隠しているのだろうから言わない方が良いに決まっているし、そうなると自分の辞退の理由が難しく、頭を悩ませて)
この国にムラサメ居るから相談すれば良い、相談した結果をワダツミに水晶玉で話すと良いよ?
(この国からムラサメの魔力を感じ取れる為、この国の何処かに今いるのだろうと話せば暫く歩いて探してみるとまだ日も高いというのに食べ物を売っている屋台市場のほとんどの店が完売状態になって閉店してる為不思議と思い屋台市場を歩いてみると「大変美味でしたわ、こちらの店の料理も全て売ってくれるかしら?」ともう既に小さくなる魔法を会得し食べ歩きをしているムラサメの姿が見えれば「あらあら、ダイダラボッチと姫様ではありませんか?」と口元を拭きながらこちらに気が付き話しかけてきて)
あ、ムラサメ様。
お久しぶりです、丁度良かった。
相談したい事がありまして……
(話の話題になれば、まるで神のお導きの如くムラサメ様が小さなサイズで食べ歩きをしている姿を見つければ、なんてタイミングと思いつつも、丁度良かった事には変わりない為、少しだけ胸を撫で下ろすと実は…と相談したい事を話だしどうすれば良いかと眉を少し下げ困った表情で首を傾げれば、こちらとしては親子である2人を引き裂くような真似はしたくないし、ムラサメ様の努力も無駄にしたくない為、ワダツミが納得出来て且つムラサメ様のちょっとした企み事がバレない断り方を相談し)
それでしたら私が手を引きますわよ?その代わりに私のお願い事を一つ聞いてもらえますか?
(ムラサメはコスモスの相談内容について聞いた後、しばらく考えた後で坊ちゃん一筋の親バカだったムラサメとは思えない答えが返って来れば「最近坊ちゃんが大きく成長した事もありそろそろ親離れの時期かと薄々感じておりますの、でも私、海底神殿に居ても一人だと寂しくて、寂しくて・・・だから素敵な殿方を紹介していただけますか?性別や見ためには特にこだわりが有りませんけど出来れば私並みに強い方が好みですわね」と無理難題をコスモスに提示すると「ただし邪龍は駄目ですわ!!アイツ、坊ちゃんに私がヤンチャしてた頃の過去を話したから大嫌いですわ!!」とコクウは恋愛対象外であると伝えて)
え?……………えっ!?
…………………申し訳ありません、ムラサメ様。
その要望は私では役不足と言いますか実力不足で叶えられるかどうか…私はどうしてもという訳ではありませんし、共闘という手もありますから、是非ムラサメ様に加入して貰えればと思います。
言い訳は……こちらで考えますので
(あのワダツミ一筋、親バカと言っても良いくらいにはワダツミを溺愛していたムラサメ様からのまさかの言葉に驚き、しばらく内容を聞いていればその無理難題っぷりに驚くと、どう考えても海最強と謳われ、こうして国の主神にもなれるムラサメ様並に強くてしかもコクウ以外の男性を連れてこいなんて無理でしかなく、そんな無理難題を押し付けられるくらいならと、やんわりとこちらからワダツミには断るからその希望を取り下げてくれとオブラートに包んで言い)
まぁまぁ、コスモスちょっと待って・・・心当たりがある
(ムラサメの無理難題を聞いて断るコスモスを見てティアはふと何かを思い出したかの様な顔でコスモスを引き止めると「別に今すぐ連れてこいというわけではないのだろう?この話は保留にしておいてくれ」とティアはムラサメに伝えると「分かりましたわ、私はどちらでも構いませんので待ちますわ」とムラサメと話をつけて別れたついで屋台で何個か食事を買って食べ歩きをしながら「コスモス、今度、カザンバイって国に行こうか?」と尋ねて)
え?
えぇ、カザンバイに行くことは勿論良いけれど……当てって?それにこちらの都合で動いてくれるかしら?
(ティアのやり取りにより話が保留になれば、困惑してしまうも、その後ティアから当てがある、その為にカザンバイにとの言葉に疑問は尽きないし、確かにムラサメ様は美人で強いから選ぶ点では困らないだろうが、ムラサメ様並に強い男性がいて、そしてこちらの都合を話して納得してくれるようなそんな聖人のような人が居るのだろうかと不安になりつつも、今度カザンバイに行く事は了承して)
最近、タイタニア、カイヨウ、ドラグニルって国が出来たけど、カザンバイなる国も最近出来たでしょ?だからね、カザンバイにも1人いるかもしれない
(食べながらコスモスに自分の考えについて説明すると三つの国はそれぞれ巨神、海神、龍神なる守り神という名の後ろ盾があり勢力を拡大してきたのだが、カザンバイに居ないのは変でありもし居ないのならとっくに三大国に飲み込まれてもおかしくないと考えると同様にカザンバイに何かが居てもおかしくないから調べてみようとコスモスに伝えれば「コスモス、魔女連盟で友達増えたなら何か知ってる人も居るかもね?」と首を傾げて)
ああ、なるほど
ティア達と同じように神として崇められる位には強い何かがいるかもって言うのは納得出来たわ
(確かに、タイタニア、カイヨウ、ドラグニルはそれぞれ陸、海、空の最強を担うと言ってもいいくらいには強い3人?が後ろ盾となり国として発展したのなら最近出来たと聞くカザンバイにもティア達と似た何かが後ろ盾となっているのかもと納得が出来れば、それなら早速魔女連盟の誰かに聞いてみようと持ってきていた水晶玉を持ってとりあえず誰かにしようか悩んだ結果、1人目はスズにしようと水晶玉でコンタクトを取ろうとし)
・・・ム?誰も出ないね、忙しいのかな?
(スズに連絡を試みたコスモスだったが残念な事に連絡がつかない、まだ日も高いので恐らく修道女として働いて忙しいのだろうと判断出来れば他を当たるしかなく「コスモス、連絡は後にして何か買い物とかして時間潰すか?この姿、あと一時間しか持たない」とティアが残り時間短い事を相手に伝えて)
そうね、皆昼間は色々やる事あるでしょうし…
神殿に帰って夜に連絡を取ってみるわ
(今は昼の為他の魔女連盟の仲間である、カノンやアンナもきっと何かしら用事をしているかもしれないとティアの言葉を受けて夜と言っても遅すぎない時間にだが連絡を取り直すことに決め、残り時間も少ないとわかれば「それなら、ティアがこの大きさの時に着れる服なんかを買っても良いかもしれないわね」とこれからこうして出掛ける事も増えるだろうし、今の格好も駄目では無いが今の格好は色んな意味で危ない為、ティアとこうしてお出掛けする時用の服を数着買おうと提案し)
ム?服を買うのか?コスモスの分も買おう
(自分の服を買うというコスモスに対して服屋に行くものの「伸縮魔法の付いた服があれば大きくなっても着れるのだが・・・ないね」と普段着ているティアのボディスーツには伸縮魔法がついてるらしく小さくなっても元の大きさに戻っても服が伸び縮みするのはそれのおかげだと説明すれば普通の服屋にその様な魔法が付いた服は無く、それどころか女性用の服で高身長のティアが着れそうな服はそもそも品揃えが少ない為、選ぶのに時間はかからず「コスモス、これにする」とティアはお洒落とかしたことすらない為、ただのエプロンを選んでコスモスに手渡して)
………ティア、お料理でもするの?
これはそういう用途であって服では無いわよ?
(これまでのサイズからしてかなり小さくなっているとはいえ、それでも背の高いティアが着れそうな可愛い衣服が見つからず、こうなれば布だけ買って自分が作った方が…と思っていた時にこれにすると渡されたエプロンを見れば、これはティア用なのか自分用なのか分からず、少し固まれば、これはエプロンと言って主に料理をする人が付けるものだからティアの服にはならないと説明をすれば、先程自分のも買うと言っていたからもしかしたらそれかもしれないがと思いつつ上記を問いかけて)
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