魔女と巨人の物語(ファンタジー)

わぁ、大きな湖っ
かなり深いね
(水溜まりと聞けば、最近雨なんて降ったっけ?と首を傾げたが、移動し着いた先が大きな湖でティアの膝まで浸かれば、水溜まりって域では無いがそれでも大きな湖にこんな大きな湖があったんだと触りたそうに手を伸ばしつつ、落ちたら確実に溺れる為落ちないように気をつけて)

ミズ、アソブ、スル？
(コスモスに水遊びするなら両手を湖につけて簡易的なプールを作って遊ぶか「コオリ、クツ、マホウ、ツカエル？」古代文字で氷と靴という文字杖で書く事によって湖を凍らせて移動出来ると教えると「タダシ、コスモス、マリョク、ジカン、ジュウフン、クライ？」スケートをする場合はコスモスの魔力量なら10分ほど経つと魔法が解けてしまうと注意して)

氷にして遊ぶっ
(2つの選択肢を与えられらばそんな事も出来るのかと、ワクワクしているのか瞳がキラキラと輝いては、早速とばかりに水に向かって氷と杖で文字を書いてはその後に氷と靴を書き、靴を作り出せば、それを履き「つ、冷たいっ」と言いながらも既に楽しそうにしながら氷の上に立とうとしてツルツルとバランスを崩し、見事に転んで「痛い…」とぶつけた額に手をやり体を起こして)

イタイイタイトンデケ？
(相手が氷の上で転ぶのを見て心配そうな顔で見つめながら指で額を撫でてあげると「モウヤメル？」と優しく尋ねて)

むむ……まだやる
指貸してほしい
(痛いには痛いが、せっかく魔法を使って氷にしたのに止めるのは何となく嫌で、まだやると言えば、支えが無いから転ぶんだと学んだのかティアの指を支えにして少し滑りたいとお願いをして)

ユビ？
(相手に指を貸して欲しいと言われて腰を折り曲げ屈むと相手の手に小指を差し向けるとちょうど良い支えになって「アト、ゴフン、クライ」と魔法が切れるまでの時間を相手に伝えて)

あ、立てたっ
(指を貸してくれたティアにお礼を言えば指に掴まって支えにしながら立つと、そのまま少しだけ滑ってみて、スーッと進む様に楽しいのか凄い凄いと大はしゃぎすれば、キャッキャと楽しんでおり、きちんと魔法が溶ける前に氷の上から地面に移動すれば、興奮冷めやらぬといった様子で楽しかったまたやりたいとティアにいかに楽しかったのか伝えて)

コオリ、クツ、スベル、カゼ、クツ、トベル、ミズ、クツ、ハヤク、オヨゲル
(コスモスを掌に乗せると相手の属性に使える属性で靴の魔法を使うと様々な効果を生む事を説明すれば形と属性の組み合わせで色んなことが出来るのだと教えて「モウスコシ、マホウ、レンシュウ、ソト、デレル」と数年も練習すれば一人で今日行った場所にも来れるだろうと言えば「オミヤゲ、モッテカエル」と湖に手をざぶんと入れれば何匹か魚を掬い上げると帰ろうとして)

…1人じゃなくてティアと一緒が良い
(属性と組み合わせによっては沢山出来る事があるな……と頭の中にその知識を入れれば1人でも来れるとの言葉にムスッとした表情になり、1人よりもティアと来た方が楽しいとぶすくれては、魚を見ればお肉はいつも食べていたが魚は久しぶりだなと思い出しては、帰る様子のティアにまたお外一緒に出られる?と聞いて)

イドウ、メンドウ、ツカレル
(相手が自分と一緒が良いと言ってくれるのは嬉しい事だが自分の両脚にかけられた特殊な鉄球を見ては上記をつぶやくものの「マタ、ドコカイコウ」と相手と約束はして神殿に戻れば「コスモス、チエノミ、ツボ、イレル、サカナ、ツルス、ホス」と相手が手に持つ知恵の実を壺に入れて魚はロープで吊るして入り口付近で干すようにお手伝いをお願いして)

………うん、またどこか行こうね
(掌に乗っているのもあり、ティアの呟きが聞こえては、ティアの足元に目をやり、チャリチャリと音を立てる鉄球を見れば、こうして何処かに行くにもティアを疲れさせたくないと思い、口ではまた行こうと言うも、負担になりたくないため今後は自発的に言うつもりは無くなり、神殿に着いてお手伝いをお願いされれば知恵の実を壺に入れ、魚を背が小さい割に頑張って背伸びして入り口近くに干しては、他にお手伝いは無いかと聞いて)

ヒトノムラ、アシカセ、カギ、アル、ソレ、サガス、テツダウ、ホシイ？
(相手に他に手伝いはないかと尋ねられればいつか何処かの人間の村にあるはずの自分の足枷の鍵を探すのを手伝って欲しいと呟くと「デモ、マダ、コスモス、チイサイ、ダメ、モット、オオキクナル」しかし、まだ相手が子どもの為大人になってからで良いと伝えれば「オオキクナル、ゴハン、タベル」と相手が大人になる為にもしっかりと食事を取るように伝えて)

村に鍵があるの?
私が住んでた村ならきっと危なくないよ?
(村に足枷の鍵があると聞けば、自分の居た村なら顔馴染みだしきっと危なくないよと首を傾げれば、ご飯は一杯食べてるよと言い確かに来た時よりもふっくらと子供らしい体型をしており、ご飯がきちんと食べれるようになったからか少しずつだが背も成長しており、そうだと言うように神殿の壁にピッタリと背中をくっ付けながら立てばティアに頭の所で線を引いてとお願いし)

ムラビト、ワタシ、チカヅク、コワガル、カギ、カクス
(巨人が村に近づけばどうしても目立ってしまう為、鍵を隠すだろうからバレずに探してくれる人が必要なのだと説明すると「コスモス、ムラ、ニゲル、オモワレル、オイダサレル？」コスモスの村に今探しに行ったとして巨人の生け贄として子どもを出すような村なので戻ったところですぐに追い出されると考えもう少し大人になって見た目がコスモスだと分からなければ問題無いと伝えると「セン？」と小指の爪で削るように壁に線を引いて)

あ…そっか
私、頑張って早く大人になるねッ
(ティアの言い分を聞けば言われてみればそうかと納得すれば、大人になるのに早いも遅いも無いのだがぐっと拳を握り意気込んでは、壁に線が引かれたのを確認すれば壁から離れて、定期的にこれをすれば前よりどのくらい背が伸びのかわかるでしょとニコニコ笑って)

・・・ナルホド
(相手のやりたい事を理解すると巨人からしてみれば変化がないように思えるが何も言わずに「アシタ、クスリツクル？、マホウ、レンシュウ、スル？」と横になりながら二択を尋ねつつ「アト、ナニカ、ヒツヨウナモノ、アレバ、ムラへカイモノイク？」相手が神殿に住むようになって生活で必要な物があれば他の村で買い物をしてきても良いと使い道のない神殿の奥に隠してある金銀財宝を指差して)

んー………買い物に行きたい
(色々な選択肢を貰えば少し考えており、少しすると髪を梳く道具が欲しいため他の村へ買い物に行って時間があればその後に薬を作りたいと言い、ちなみにその薬とは何かと問いかけ)

・・・・・・タリル？
(相手が買い物行きたいというので金銀財宝の中から金貨100枚(日本円だと100万円)入った袋を用意して「イロイロ、スキナモノ、カッテオイデ」と人間の金銭感覚など知らない為、子供には相応しくない額のお小遣いを渡すと村に入れないので目立たないように少し離れた村外れまで送ると伝えれば「ポーション？」と知恵の実を使った魔力回復用のポーションを作ろうと考えていて)

あ、ありがとう…
ちょっと…多すぎるから減らして持っていくね…ッ
(ポンと渡されたお金の金額にこんなにお金持ったことが無いとガクガク震えれば、これをそのまま持っていけば要らぬトラブルを呼ぶのは間違いないため、お金は減らすねと言って金貨1枚だけ持ってあとは袋ごと返し、手に取った金貨は麻袋に入れて無くさないような場所に置いておき、送ってくれる事にお礼を言えば、回復のポーションと聞けば作りたいっとうんうん頷いて、作るのは時間かかるの?と聞き、もし時間が掛かるなら早めに買い物を終わらせようと思っていて)

ザイリョウ、アル 、スグ、デキル
(材料は揃っているのですぐに作れるのだという共「アシタモハヤイ、ソロソロ、オヤスミ」とバレないうちに村へ送られねばならない為、今日は早めに休むように伝えて)