虚の巨人 2022-04-03 08:00:59 |
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そうだったんですね
………誘拐?……いえ、止めておきましょう。
試練ですか?どんな試練なのかはわかりませんが、やらせて頂きます。
(来たばかりと聞けば待たせていなかったと少しほっとしたのも束の間で、この教会は自分を祀る教会で素質のある少女、しかも年齢層も謎だがを攫っては魔女への素質を磨いていると聞けば、コクウのしている事にそれは…とは思ったものの意見できる立場でもなければ、それで救われているかもしれない人がいると軽く頭は抱えるが特に何も言わずに自分を納得させ、試練と聞けばすんなり入れるとばかり思っていたがその辺はしっかりしていると思いつつも試練を受けると即答し)
まずは他の魔女達への挨拶も兼ねて、この国の何処かに居る魔女を三人探して直ぐにここに戻ってくる様に言ってくれ、探す方法は魔力を感知して探すも良し、使い魔を頼るのも良し、方法は自由だが、制限時間は日没までだな
(先ずは魔女探しの試練だと言えば「魔女連盟に所属する魔女なら服や身体の一部にこの紋章があるから会えばすぐ分かるだろう、それじゃあまた後でな」と言って手を振りながら教会の中へコクウは戻ってしまうと『主人よ、この広い国の中どうやって探そうか?』とオルレアはコスモスに尋ねて)
どうしようね?
魔力を広げて察知しても良いし……そういえば、スーちゃんの索敵能力上がったって聞いたし、それを使うのも手かもしれないわね
(コクウから試練の内容、その手段は問わないと聞けば、この広い国を日没までとなると使い魔を使って効率よく探す必要があると考えれば、確かスーちゃんが進化した事で索敵能力が上がったと言っていたのを思い出せば、それらを使って3人見つけらないかなとオルレアとスーちゃんに聞いてみて)
(/大変申し訳ありません!!返したつもりになっておりました!何の連絡もなく2日空けた状態になってしまってすみません、上げて下さり助かりました…)
御主人様、少し目を閉じてて下さいね?
(スーちゃんはコスモスの目を両手で覆い数分後に「御主人様と私の視覚を同調させました。これで分かりやすく魔力を感知出来るかと思います」とコスモスの眼は使い魔であるスーちゃんと同じ能力を得たと伝えれば国のあちこちで魔力の反応をいくつか感知することに成功すれば『あとは先程の神父と関わりがある者の匂いを探れば良いのだろう?どれから向かう?』と魔力反応がある場所からいくつか候補を絞って探す事にして)
神父の匂いがして魔力反応を感知した結果。
反応1 魔力の反応が四つ集まってる。潮の香りがする。
反応2 魔力の反応が二つ集まってる。味噌の匂いがする。
反応3 大きな魔力の反応が一つ。酒の匂いがする。
反応4 ゆっくり移動する反応が一つ。花の匂いがする。
反応5 武器屋に反応が一つ。金属の匂いがする。
(/良かったです)
ありがとう、スーちゃん。
すごく助かる。
(スーちゃんの索敵能力の向上により、コクウの気配がする魔力を数箇所で複数人感知出来れば、これだけの範囲でこれだけ正確に認識出来るのは本当に大助かりで、スーちゃんにお礼を言い、どこへ向かうと問われれば「まずは武器屋かな」とこのドラグニルの中にあるであろう武器屋から反応があるためそこに行こうと提案し)
(/これからはこんな事が無いように確認致しますが、もし2日経っても返信が来なかったら上げて下さると助かります……)
『了解だ、武器屋は数が多いから間違えない様にな』
(オルレアとスーちゃんの案内で魔力反応がある武器屋へと向かい店に入ると「いらっしゃい・・・あれ?貴女ってカジオヤジで蛇腹剣と魔鋼を買っていったお客さん達じゃない?」と以前、10年前に別の街で買い物した武器屋カジオヤジで働くレッテルという名のドワーフ女性が接客していて「私、親方に腕を認められてこの国で独立したんですよ」と笑顔で話しだすとレッテルが身に付けているエプロンには小さく魔女連盟の紋章が刺繍されていて)
(了解しました)
え?
あ、はい……そうですけ………って、えっ!?
レッテルさんですよね!?え、魔女連盟!?
(武器屋へと中に入れば、10年程前の話をされた為記憶を思い返すのに少しだけ時間が掛かったが、相手がドワーフ故か見た目がそんなに変わっていないことで、以前会ったあの武器屋のオヤジさんにレッテルと呼ばれていた人だと合点がいけば、その縁の巡り合わせにも驚いたがエプロンにされている刺繍を見れば、招待状にもあったその印に気づき2重で驚けば、まさか魔女連盟の1人が既知の仲とは思っていなかったせいで物凄く驚いており)
あ、これ?何か親方の元で修行してたら神父さんがやって来て大量の援助金をくれたおかげで、こうしてお店持つこと出来たし魔女連盟を名乗るお客さん相手には特別な装備を売ったり卸したりもするのよ?
(コスモスが刺繍を見て驚くのを見て笑いながら背後の戸棚の引き出しを開ければ何本か杖を手に取ると「魔法威力上昇の杖や詠唱省略の帽子とか魔女向けの商品扱ってるのうちくらいのものだよ、だから、これからもご贔屓にね!!」どうやらコクウはレッテルが持つ付与魔法の才能を見抜いたらしくスポンサーとしてこの店を建てたのだと説明して)
な、なるほど…魔女連盟なんて名前だから魔女しか居ないって思っていたけど、そういうパターンもあるのね。
(神父、つまりドラグニルの主神であるコクウ自らがレッテルの持つ魔法付与の才能に目を付け魔女連盟に参加させたと事の経緯を聞けば、名前の通り魔女しか居ないと思っていただけにこういう場合もあるのかと少しだけ頭を抱えるも、確かに呪文省略帽子など気になる商品があるのはわかったが、杖だけはティアが作ってくれたと言うのもあり、折れたりなどで壊れたりしない限りは変えるつもりは無いが、それ以外にもきっと魅力的な商品がありそうとは思うが、今回に関しては時間指定があるため「申し訳無いけど、今日は魔女連盟の試練でここに来たの。また今度寄らせてもらうわ」とまた来る事を約束し、今回は何も買わずに帰ってしまうが決して冷やかしとかではないと説明すれば、とりあえず1人は見つけ挨拶を済ませた為残りは最低2人と考えると店を出て、先程の場所から移動していないかスーちゃんの索敵能力を自分に使用してコクウの気配がする魔力反応の場所を探知し)
まぁ、魔法付与も魔法の一部ですし私もドワーフとはいえ女なので魔女であってると思いますよ?戦うタイプの魔女ではないですけどね
(レッテルはコスモスの様に魔法を使って戦うことは出来ないが、魔法を使って装備を作るのも魔女に含まれると笑いながら言うとコスモスの杖を見て「それ、世界樹の杖ですよね?最高品質の杖だけど魔法付与を付ければもっと凄くなりますよ?時間がある時、またうちに寄ってくださいな、お安くしておきますので・・・あと、今忙しいので教会へ戻るのであればこちらを神父様に渡してください」ともうすぐお店が忙しくなる時間になるため、教会へ行くことが出来ないらしく自分の代わりに神父に頼まれていた物を手渡して欲しいとコスモスに配達物を頼むと「魔女探しをしているならカノンさんならこの近くの酒場にいると思いますよ?あの人ドワーフ並みに真っ昼間から酒を飲みますし魔力の量だけは桁違いなので会えばすぐ分かりますよ?」と相手に有益な情報を伝えて)
反応1、反応3、場所変わらず。
反応2、反応4、教会へ向かって移動してる模様。
まぁ、言われてみればそうよね
また今度寄らせてもらったわ、あと預かり物もしっかり届けるから
(魔法付与も確かに立派な魔法だなと気づけば、自分とは特性が違うもののレッテルも立派な魔女だと納得がいき、神父にと渡された配達物を受け取れば、中が何かはわからないが割れ物だったりしたら大変な為慎重に扱うと内心決めながら店を出て、魔力感知の場所がそのままの者と教会へと向かっている者が居ると気づき、とりあえず先程レッテルに言われた近くの酒場に居るというカノンと言う人物にあってから、教会へと向かって来る人物のうちの1人を待ち伏せではないが来る方角から待っていようと決めたのか「とりあえず、酒場に先に行きましょうか」とオルレアとスーちゃんに声をかけて)
『ふむ、神父の匂いがする者が居るのはこの酒場だな?』「店の外に居ても分かる程の膨大な魔力ですね、魔力だけなら御主人様より上だと思います、お気をつけ下さい」
(オルレアとスーちゃんの案内で酒場へと辿り着くと店の外からでも魔力を少しでも感じ取れる者にとっては分かる程の膨大な魔力を感じれば恐る恐る店の中へ入ると「ごくごくごく・・・ぷはぁ!!畜生!!何だってんだよ!!ポセイドンの奴らめ!!俺様の実力を見て魔法使いは他に誘いたい奴がいるからって俺様の入団を断りやがって!!」と店の奥で酒樽で酒を飲みながら愚痴をこぼしては荒れる、額に2本の角を生やした筋骨隆々の女性が一人座っているのが見えれば[・・・御主人様、あの人、オーガ族ですね、気性が荒いので気を付けて下さい]と影の中から桜がコスモスに一言助言して)
ご、豪快な女性ね…
怒鳴られたりしないかしら………。
(酒屋に入ってみれば、確かに外からでも感じられたその魔力量の源になっている額に角が2本生えたオーガ族の女性を見れば、、見ているこちらが清々しくなるような逆に心配になる位のお酒の飲み方をしながら何やら愚痴のようなものを大声で言っており、普段神殿の中だったり、接してもバルスやワダツミと限られた人物としか接して居なかった為、自分の周りには居ない類の性格をしていそうなオーガ族の女性に、気を荒立て無いように細心の注意を払いつつその人に近付き「楽しんでおられる所、すみません。魔女連盟の方へご挨拶をしに来ました」と声をかけ)
魔女連盟の・・・やべっ!?買い出し忘れてた!!師匠にどやされる!?教えてくれてありがとうなっ!!
(コスモスが挨拶をすると酔っている為か赤かった顔がみるみるうちに酔いが覚めて真っ青になると店から酒樽を二つ担いでそのまま全速力で教会方向へ移動してしまえば『・・・何だったんだ?あいつ?』とオルレアはキョトンとした顔で首を傾げていると「御主人様、四人組の方もゆっくりですが移動し始めました。それと二人組の反応がゆっくりと動いていた反応と合流したみたいですね?3人組の方は真っ直ぐ協会へ向かってます」とスーちゃんは相手に他の反応について伝えて)
え、あ………行っちゃった…
数にカウントされるかしら…
(名前を名乗る前に買い出しがなんて言って顔を青ざめながら酒屋を出ていってしまったオーガ族の女性を見送ってしまえば、これは挨拶のうちに入るのだろうかなんて思うも、一応顔合わせはしたと思う事にしつつ、試練の人数は3人と言われていたが、オーバーした所で特に問題はないだろうし、これから交流する可能性があるのだから1人でも多くの人と挨拶をしようと考えれば「なら、教会へ向かっている3人組の方へ行きましょうか」と向かって来るその反対方向から待ち伏せのような形で歩いていけば会えるだろうし、そうした方が楽そうと言う考えの元だが、向こうが教会へ着く前にこちらも挨拶を済ませたい為行こうかと声をかければ、酒屋を出て3人組が向かって来ている方へ向けて歩き出し)
あら?お久し振りです、御子様。
(酒場を出て暫くすると前方から見たことあるエルフが花束を持った車椅子の少女と食糧品の入ったカバンを背負った青いネコ耳フードを被った少女と共に行動しているのを発見すれば、エルフの少女はエルフの隠れ里で案内をしてくれた少女であり、一緒に連れている猫耳フードはエルフの背後に回り睨みながら「ふしゃー!!にゃあああご!!」と叫びながら戦闘態勢を取ったかと思えば『・・・ああ、主人よ、このネコ耳フードは10年前に倒した火焔猫だ、そこのミミナガが使い魔にした様だな』とオルレアは猫耳フードの正体をコスモスに伝えると火焔猫はエルフの使い魔だから言葉は話せないのだろうと伝えて)
あら、本当に久しぶり………まさか、魔女連盟の教会へと移動していた3人組って…。
(以前交流していたエルフの少女と思わぬ再会に目を丸くしていた時に猫耳フードの少女の正体をオルレアから聞けば、確かワダツミと共に倒したっけ…と過去を思い返すと、ふと、教会へと移動していた3人組の魔女連盟の同士はこの3人かと思い当たり、レッテルと言い今日は昔会った人達とよく会うというか、まさかこれを狙ってコクウは声をかけているのではないかと思えるほど世間は狭い事を痛感して、とりあえず敵意や悪意が無いことを火焔猫の少女にも通じるように両手を広げた状態で上げれば、魔女連盟参加の試練の途中なのだがとその試練内容を話せば、同士であっているかと問いかけつつ、衣服に連盟の刺繍が無いか目だけを動かして探し)
ええ、改めまして私の名前はアンナと申します。この子は私の使い魔のアオ。アオは使い魔なので魔女ではないですけれども、元々私はエルフの長老様直伝で魔法を教えてもらってましたが、今は修行も兼ねて見聞を広めるべく長老様の推薦もあって魔女連盟に加入してます。
(エルフの少女は自分の事をアンナと名乗ると首元に巻いた黒いスカーフに魔女連盟の刺繍を見せれば、自分はコクウにスカウトされたわけではなくエルフの長老からの推薦だと話せば「アンナ、ツギノチョウロウ!!エライ!!アオ、オマエキライ!!」とアオはかなりぎこちないエルフ語で話し出せば10年前のことをかなり気にしてるらしくアンナの背後で襲いかかっては来ないが不機嫌そうに睨みつけていると割って入る様に車椅子に乗った少女が「・・・すみません、アンナさん、私にもそちらの御友人を紹介していただけないでしょうか?」と言いながら辺りをキョロキョロとしていればどうやら盲目らしく少女は両目を瞑っていて)
アンナさんね。
改めてよろしく。
なるほど……そういう事情だったのですね、先程武器屋に居た同胞に挨拶に伺ったのですが、その人も知り合いだったのです。
私もティア直伝ではありますがまだ未熟者ですし、何より連盟の中では新入りです。至らぬ所もあるかと思いますが、よろしくお願いします。
(前半部分は知り合いとして話をしていたが後半は連盟の新入りとしての口調で挨拶をすれば、既に相手は知っているかもだが、一応コスモスと呼んでくれると幸いだと自己紹介をすると、アオがこちらを威嚇というか不機嫌そうな表情で言われた言葉に、確かに昔嫌な思いをさせた相手の事を好きになる者なんて居ないだろうとその気持ちはわかるだけに「安心なさいな、必要もないのに貴方に手出しはしないし、アンナはともかく貴方にはあまり関わらないようにするから」と嫌いな人物との関わりは少ない方が良いだろうと思い、アオには苦笑混じりにそう言い、車椅子の少女が盲目であると気づけば「今ご挨拶を。少し近づきますね」と一声かけてから車椅子へと近寄り、目の前で膝を折って目線を合わせるように体を屈めれば「私の名前はコスモスと。アンナとは10年程前に交流のあったマシラビトで、魔女です」と挨拶をし)
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