虚の巨人 2022-04-03 08:00:59 |
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それは良かったわ
何か不調があったら大変だもの
(ティアの方も特にこれといって変化やその兆しが無いことから、記憶を取り戻して暴れると言った事は起きないだろうと推測し、スーちゃんの話を聞けば能力が全体的に向上し邪眼の切り替え、進化条件を聞けば「あら、じゃあ前髪で顔を隠さなくても良いわけね」とせっかくの美人さんが邪眼を理由に顔を隠さなければいけなかったのは少し不満だった為、邪眼の切り替えが可能になり能力も変化したと聞けば、それなら前髪を切っても良さそうと笑い)
顔隠してないと恥ずかしいのでこのままで良いです
(これまでずっと顔を隠して生きていた為、顔を見られる事に抵抗があるらしくスーちゃんは首を横に振って断ると「まだ日が高いけどコスモス、今日は何かするの?」と冬眠から目覚めたばかりのティアは太陽を見てまだ昼頃であろうと推測し何か予定があるならそちらに合わせようと首を傾げて)
あら、そう?
少し残念だけど、仕方ないわね
(恥ずかしいからと理由を述べられれば、そういうものかとすんなりと引き下がりはしたが、せっかくの美人がと少し残念がり、ティアの言葉を聞けば「なら、ハクの進化の為に稽古というか、戦闘経験を積ませて欲しい」と先程聞いた条件を達成させる為の稽古をハクに手加減しつつつけて欲しいとお願いをして)
それならコスモスはハクの背後に立って魔法を撃つ準備をしなさい
(ハクとコスモスを前にティアが右腕を上げると右腕だけでハクと戦うつもりでいれば【お、お姉ちゃんはハクが護るもん!!】と身体を岩の鎧で覆って防御力を高めるハクだったがティアのデコピン1発で岩の鎧は砕かれて吹き飛ばされると「ふむ、この程度の防御力じゃコスモスが魔法を使う為の時間稼ぎにもならないぞ?」とハクを盾役として前戦に立たせるのであればコスモスは魔法を使う為の時間を稼ぐ事が出来るのでその方が良いと伝えつつもこの程度の防御力では話にならない為、首を横に振ると【ま、負けないもん、まだ続けるもん】と今度は氷で鎧を纏うだけではなく壁も作ったりして試行錯誤するものの、右手だけの攻撃で簡単に突破されてしばらくこれを繰り返す内にハクの自慢の角は一本へし折れて身体はボロボロになってしまって)
う、見てるだけでも心が痛い……
(きちんとハクの意思も聞いた上で尚且つ、ボロボロ具合も予めバルスと共にいた古龍から見て最低でもあの位はと思って覚悟は決めていたが、やはり自分の使い魔が目の前でボロボロになっていく姿は心に来て、かと言ってハクの覚悟や意志を踏みにじる様な真似はしたくないため、一応ハクが盾になっている間に魔法を打ち出すフリをし、ハクが盾として動けなくなる度に魔法を解くのを繰り返しており、ティアの言うように自分が魔法を使える状態よりも前に盾としての機能が破壊されるため、ハクに対して自分の魔法の使用可能な速度がどのくらいかかるのか実戦を仮定して動いており、その間も自分の魔法発動時間が早ければもっと戦況が楽になるのは自分もわかっている為、魔法の発動と解除を繰り返す中で自分へ魔法発動時間の短縮訓練も含めており)
・・・む?攻撃が弾かれた?お見事
(それからその日は日が沈むまでティアからの攻撃を受け続けたハクの身体は打たれ続けることで元々硬い龍の鱗だったのがより強靭な鱗へと変化し、岩の鎧も徐々に硬度が増し鋼の様な硬さを手に入れ四本足で耐えれないのならと尻尾と後ろ足で立ち上がり巨体を支えると前足を盾を構えた腕の様に使ってティアの攻撃から耐え始めるとその内攻撃自体を跳ね返す事が出来れば【・・・や、やった、これでハクもお姉ちゃんを護れる】と気絶して倒れてしまえば慌てて桜が回復魔法をハクにかけて手当てをする最中に《使い魔ハクが特定の進化条件を達成しました氷鋼龍へと進化させますか?Yes or No》とコスモスの頭の中にメッセージが流れればバルスの言っていた氷結龍でも岩石龍でもなく別の個体への進化条件を達成して)
桜、ありがとう
ハクも頑張ってくれてありがとう
(回復魔法をかけてくれている桜にお礼を言い、あれだけボロボロになれば気絶して当たり前だし聞こえていないのも重々承知なのだがそれでも頑張ってくれたハクにお礼を言いたくなり、起きてからも言おうとは思っているが気絶しているハクを傷に障らないように優しく撫でながらお礼と頑張った事を褒め、脳内に出てきたメッセージを脳内で確認すれば、聞いていた進化形態とは違う事に疑問は抱くも頑張ってくれたのだからと、そのメッセージに即Yesと返し「ハクが進化するわ、どうやら氷鋼龍って種族へ進化するみたいよ」と皆に連絡しつつも、なぜ聞いていた種族では無いのだろうとその理由がわからず内心首を傾げており)
今日はもう遅い、コスモス達もゆっくり休むと良い
(ティアは右手をさすりながらそう言うと神殿の中へ入ってしまえば[御主人様、手当て終わりました、これで命に別状はないかと思います]と桜がハクの手当てを終えると『あれだけ巨人の攻撃を受け切ったのだ、鱗も岩ではなく鋼並みの強度に変わって進化するのも不思議ではないと思うぞ?ハクは我が神殿に運ぶとしよう』とオルレアは風魔法でそっとハクの身体を運ぶと「御主人様、自分と違って龍の進化はかなり形態が変わるので時間がかかると思います、今はゆっくり休ませてあげましょう」とスーちゃんみたいにラミアから変化の少ないメデューサになるのと違って古龍から別の龍に進化するのだから変わる点も多いだろうと話していると[ビリリリ!!もう既に一部が変わってきてるよ!!面白いね!!]と進化途中のハクの身体がゆっくりと形を変えていくのを見て興味深そうにデイジーは見つめていて)
うん、ティアも付き合ってくれてありがとう。
あと皆も手当とか運んでくれてありがとう、私は使い魔に恵まれていて幸せものだね
(ティアが右手をさすっているのを見れば、何回も体当たりを受けていたのだから多少は痛いのだろうと思い、ティアにお礼を言えば、他の使い魔の皆も各々動いてくれる事にお礼を言い、今回1番頑張ったのはハクのは間違いないが、各々自分の為に頑張ってくれていることを普段から思うだけに恵まれていると感謝を述べれば、龍種はゆっくり進化すると聞けば、種族によってそういう違いもあるのかと思いつつ「じゃあ、今日頑張ってくれたから休憩時間になるわね」と進化中ずっとこうして眠っているならゆっくりして欲しいと思い)
【お姉ちゃん見て見て!!ハク、大きくなったよー!!】
(ハクが進化条件を達成してから3日が経つとハクは目が覚め、ハクは古龍から氷鋼龍に進化すれば特徴的だったハクの三本角は一本は折れてしまった為、氷で出来た角に生え変わると他二本は鉄の様に硬く、ハクの首は長く伸び首長竜の様になり、前足は後ろ足と比べて手の形に変化すると立とうと思えば二足歩行で立ち上がる事も可能で元々大きかった身体は倍近くまで大きくなり白い鱗は鋼の様に硬く防御力を高め、背中の苔は白くなり体毛の様にふさふさと背中全体的に覆うと寒さ対策になっている様で全体的に見て絵物語に出てくるような幻想的な白いドラゴンに変化すれば『ハクの奴、進化して魔力量が桁違いに増えたな、我々ではまず倒せん』とオルレアは進化したハクを見て使い魔で一番強いのは現状ではハクだと主人に伝えて)
本当に大きくなったわね……
でも、それはハクが頑張ったからよ。私の為にって思いで頑張ってくれてありがとう。
(白く神秘的で尚且つ体も大きく成長した姿を見れば、その白く美しい姿に一瞬だけ目を見張ると、ここまで大きく強くて美しくなれたのはひとえにティアの協力と何よりハクの努力によるもののため、そんなハクが自分の使い魔でいる事に嬉しさと誰かに自慢したくなる気持ちになりつつ、上記を言い、オルレアの言葉を聞けばそこまで成長したのかと少し驚くも、古龍の中でも恐らく特殊な進化形態だしその強さにも納得しては、自分の使い魔がフェンリル、特殊進化の古龍、妖精、メドゥーサとよくよく考えてみれば錚々たるメンバーだなと内心考えてみれば「オルレアも進化できるように私も魔力量増やす修行頑張るからね」と皆が進化している中妖精2人はともかくオルレアも進化は可能ならしたいかもしれないからと思いそう言って)
【お姉ちゃん、どこか行くの!?ハク飛べる様にもなったんだよ!!】『うむ、我も楽しみにしてるぞ?』
(オルレアもそう遠くない自分の進化を楽しみにしつつ主人の言葉に頷いているとハクの背中の体毛から二つの大きな翼が出てくるとバサバサと羽ばたかせればどうやらコスモスを乗せて飛べる様で楽しそうに今日の予定を聞けば[・・・御主人様、招待されているのであればハクちゃんに乗ってこれ行ってきたらどうですか?]と桜がバルスから貰った魔女連盟への招待状が入った手紙を運んでくれば[ビリリリ、街へ行くなら私たちも行きたいけどハクちゃん行くなら影入らないかも!?]と進化する前だったら10年経ち使い魔全員がコスモスの影に入ることが出来たが二体も進化したので恐らく入らないだろうなと一緒に行く使い魔を尋ねて)
コスモスの影 容量8体分
桜&デイジー 1体分
オルレア 2体分
スーちゃん 3体分
ハク 5体分
魔女連盟への招待状
最近、魔女連盟なる組織を作ったので是非君に参加し加入して欲しい。場所は君が住む神殿から西へ進んだドラグニルという国の教会へ来てもらえればわかると思う。ドラグニルはナラク周辺の元ドワーフ達の集落が大きくなり国になった所だからナラクヘ向かえばすぐわかると思う。教会は鐘のある大きな建物を探すと良い。
空間を裂く龍 コクウより
あら、そうなの?
ますます幻想的な姿になるわね…
(羽が生えると少し自慢げに言って白い翼を広げて見せたハクに、ただでさえ白く美しい姿に白い翼とこの世に天使やティア達とは違う神を信じる者がいたのならさぞ神聖な者に見えるだろうなと内心思えば、桜の言葉を聞けば元より自慢というか自分の使い魔の努力を見せたかった為にそのつもりで居たらしく、乗るのは確定だが街へ入るのにハクはそのままで連れて行けないかなと考え、もし街の中でもハクを連れて入れるのなら全員を影に入れて連れて行けるのになと思い「ドラグニルって元はドワーフ達の集落からなると書いてあるし、ハクをそのまま街へ入れられないかしら」とハクを影に入れるとなるとかなり容量を取るために人選が必要だなと考え)
む?街へ行くのか?街の近くまで飛んで街に入ったら一人が人型に変化して残りは影に入って一緒に付いていけば良いんじゃないか?
(困っているコスモス相手にティアが助言するとコスモスが魔女連盟に行くためにドラグニル国に行くと聞けば「コスモス、もう大人だから魔女として自分がどう生きていくか他の魔女を見て考えなさい」とティアは珍しく真剣な顔でそう言うと神殿の中へ戻ってしまえば、妖精二人はサイズが小さいので無理として『我は耳と尻尾さえ隠せれば人間と変わらないだろう?』とオルレアハ隠す物があればなんとかなりそうで「私は完璧に人間に化けれますよ?」とスーちゃんはロングヘアーのロングスカートを履いた貴族の女性の様な姿に変化すると【ハク、人間さんに化けるの下手だから無理ー】と翼が人型にまで生えてしまっている為、ハクは人型で街に入るのは向いていなくて)
それもそうね。
人型の変化が上手なオルレアとスーちゃんが街付近に着いた後に影から出て、逆にハクと桜、デイジーを影に入れれば皆一緒に行けそうね。
(各々の人型の変化の差を見れば、オルレアや帽子なんかを被って隠せば大丈夫だし、スーちゃんに至っては何もせずとも大丈夫そうな為、行きはハクに乗って移動してオルレア達が影に入り、近くまで着いたら逆にオルレア達が外に人の姿を取ってハク達が影に入れれば皆行けると計算すれば、ティアの真剣な表情で言われた言葉に、どうしたのだろうかと若干の困惑はあったものの、自分の中では母と慕っているのと記憶が戻る兆候の監視も兼ねてだが、ティアから離れる気なんて無いだけに困ったような表情を見せるも、ひとまず他の魔女との交流は決して悪くないだろうし、いい刺激になる事を祈れば「今日貰ったばかりの招待状だけど、今日行って皆居たりするのかしら」と少し疑問には思うが、1人でも居るなら今日行ってみようかと皆の都合も考えて、どうするか提案し)
『魔女連盟なんて組織が作れるくらいには魔女が増えてるなら誰かしら居るんじゃないか?』
(古代人が居た頃に比べて魔女や魔法使いなんかは数が激減しているだろうが、今では魔女連盟なる組織を結成したのなら誰かしら居るであろうと皆が頷くと[・・・巨人様、最近、御主人様が出かけている間とか基本的に神殿に籠って何かしてるみたいなんですけど何かあるのでしょうか?]と桜は心配そうな顔でこっそりとコスモスに耳打ちした後でハクの背中に乗ると【お姉ちゃん、飛ぶよー?】とハクは翼を羽ばたかせてコスモスを乗せてドラグニルへと向かって移動をすればそこそこスピードがあり、2時間ほどでドラグニル付近の森で着陸して)
そうよね、誰かしら居ることを願うわ
(自分以外の魔女となるとどんな人物が居るのだろうと、今からでも楽しみな様子で無駄骨にならない事を祈り、桜の言葉を聞けば、確かに先程も言うだけ言って神殿に篭ったなと思い返せば昔は見送りなんかもしれくれただけに、最近はそれが当たり前になってて気づかなかったが確かに不思議と思えば「帰ったら聞いてみるわね」と帰宅したらティアに何をしているのか聞いてみると約束すれば、ドラグニル付近の森まで2時間とかなり短い時間で来れた事にその飛行スピードがいかに早いものか分かれば、やっぱりハクを含めて自分の使い魔達は凄いと皆を褒めれば、森で降ろしてもらい、地面に足を付ければ、オルレア達に出ても良いよと合図を出して)
『ふむ、金槌を叩く音がうるさいな、それに酒の匂いが強い武器も多くて物騒な国だな、ナラクへ挑む冒険者相手に商売してるわけか』
(森の中でオルレアとスーちゃんを影から外へ出るとハクが入れ替わる様に影に潜れば、そのまま入国の手続きもなくドラグニルへ入ってしまうとナラクを囲む様に作られたドラゴニルはドワーフ が作った国の為か国へ入ると街中から酒の匂いと金槌を叩く音、ずらりと並ぶ武器の数々と国を歩く屈強な冒険者の数を見て驚くオルレアに対して「御主人様、恐らく目的地はあれですね」とスーちゃんは鐘のある建物を見つけると人混みを移動し協会の建物へ行くと協会の前に一人の男性が立っていると思えば「お、来たな、待ってたぜ?」と修道服に身を包んだ火傷の男、コクウが立っていて)
みたいね、やっぱり10年の月日って言うのは凄いものね。
(元々ドワーフが居た集落だったのだから魔銅を使った武器屋もあったくらいだし武器屋が立ち並んでいるのは何も不思議では無いのだが、それでもこの10年でかなりここは国と呼ばれる位には発展し、しかもナラクを攻略させるというある種のトレジャーを仕事に冒険者を集わせてという方法に、あの頃からは考えられないくらいの賑わいに少し過去を振り返りたくなる気持ちになっていれば、教会へと着き、そこにいたまさかの人物に目を丸くすると、確かに招待状は彼からの物だったがまさか待っていてくれているとは夢にも思っておらず「まさか、待っていてくれるとは思っていませんでした。待たせてしまって申し訳ありません。」とまず一言詫びて)
いや、君の魔力を感じたから今出てきたところだ、俺は現在、この教会で表向きには龍神教の神父として過ごしてるんだが、裏では君みたいな若者を魔女として育てる事にしたんだ。まぁ、巨人達の真似事みたいなもんだよ。優秀な人材を誘拐して隠れて育てるのに孤児院はうってつけだろ?
(コクウは笑いながら表向きは神父として自分を神と崇める宗教の教会で活動しながら裏では空間魔法を使って優秀な魔女見習いを何人か誘拐してきてるというまさに邪竜らしい行いをしていると話せば「早速だが、魔女連盟に加入するには試験を突破しないといけないんだがやるかい?まぁ、君が入ってくれるとこちらとしても助かるんだがね」とコスモスに尋ねて)
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