虚の巨人 2022-04-03 08:00:59 |
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全部使える人、居たんだ…
(属性が全部で幾つなのかは全ての指で数えたティアを見て大体は察したが、それでもそんな凄い人が居たんだ…と感心しては、戦って強かったとの言葉にどうして戦ったの?と疑問になり、杖の材料は教えて貰えなかったが、魔法をティアに向けないようにと注意されれば、「お母さんにそんな事出来ない」とこれまで親のように愛情を注いでくれたティアにそんな薄情な事はしないと約束し、お肉を受け取ればありがとうとお礼を言えば、小さな口を大きく開けてモグモグと食べては美味しいと顔を綻ばせて)
キョジンサン、オオキクテ、ツヨイ、コワイ?
(何故戦ったのかという質問に対して特に何か悪い事をしたわけではないが一方的に襲われたので応戦しただけなのだが、古代人は巨人を討伐対象と考えていたようで今の時代を生きる人は巨人の強さと怖さを知ってるから襲わないと説明すれば「オカーサン?」とコスモスに言われて言葉の意味は分からないのか首を傾げながらも嬉しそうな顔をして「ツエ、ザイリョウ、バショ、スコシ、トオイ、タベタラ、ネムル」と相手に食べ終えたら早く眠るように伝えて)
そうなんだ……
ねぇ、昔ってティア以外にも巨人さんは居たの?
(強くて大きいからと理由を聞けば、確かに自分もここに来る前は怖かったなと思い出して納得すれば、ふと巨人はティア以外にも居たのかと純粋に気になり、お母さんは大好きな人の事だと説明すれば、明日の朝は早いのだろうと予想し、早くに寝ると頷いて)
・・・・・・ミタコトナイ
(この大陸しか移動した事ないから分からないが他に巨人は見たことない為、首を横に振って見せるとそのまま、スースーと寝息を立て始め眠りにつくと翌朝、コスモスを起こすと「ツエ、ツクル、モリ、イク」とコスモスを掌に乗せて神殿からまっすぐ東へ向かって歩き始めて)
森ってどんな感じの森なの?
やっぱりこう………魔力に満ちているとか?
(自分以外の巨人を見た事ないと聞けば、聞いては駄目だったかもと反省し、翌朝に起こされてティアの掌に乗りながら移動すれば、見た事ない景色に凄い凄いと楽しそうにしており、今から行く森は神秘的だったりするのかと興奮で頬を紅潮させながら質問し)
キ、ティア、オオキイ?
(魔力に満ちているかどうかは分からないが自分より大きな木が生えているから目立つと説明し、暫く移動すると「ミエテキタ」と巨人の高さだからすぐに見えるのだが巨大な世界樹と呼ばれる巨木を囲むように周りの木が樹海となっている為、人間の足だと無事に辿り着けるかも怪しい天然の迷路になっていて「ツエ、アレ、キノエダ、ツクル」と世界樹の枝で杖を作るとコスモスに伝えて)
そんな大きな木が?
………あれ、あの木って世界樹って呼ばれてるやつじゃなかったっけ?
(ティアより大きな木と聞けば、え?となりすぐには信じられなかったが、見えてきたとの言葉にそちらに目を向ければ確かにティアより大きな木が一際目立つように生えており、それをマジマジと見れば、待てよ?と1つの可能性にたどり着けば、本では世界を支える木だとか世界創造の際に植えられた神木だとか本当の所は分からないが、大層な事が書いてあることが多い世界樹では無いかと興奮と畏れ多さを感じては、もぎってしまって大丈夫なのかと心配になり)
オオキイ、キ、モンダイナイ
(移動を続け世界樹の真下までやってくると世界樹と呼ぶのはヒトだけであり、巨人にとっては自分より大きいだけの珍しい木という認識しかない為、問題ないと伝えれば「コスモス、アブナイ、スコシ、ハナレテ?」とコスモスを足元へ下ろしたかと思えば両腕を地面に突っ込んだかと思えば大きな岩を地面から引っ張り上げると世界樹の枝目掛けてぶん投げれば枝に直撃してへし折ると普通の木のサイズくらいの枝を掴んで「ツエ、ツクレル」と相手に伝えて)
……わあ、やり方が凄いやり方…………
(凄く大きな木だなと見上げていたら離れていてと言われ、大人しく少し離れた所まで歩けば、どうやって折るんだろうと見ていたら、てっきり手でへし折るとかかなと思っていたらまさかの岩を使ってへし折った為、わあ…と遠い目をすれば、世界樹を信仰している人達がいたら顔色が真っ青になるんだろうなぁと軽い現実逃避をしていれば、杖が作れるとの言葉に「それで完成じゃないの?」とてっきり枝を持ってくるだけだと思っていた為あとはどんな事をするのかと首を傾げ)
チャット、マツ
(このままだとコスモスにとっては普通の木と同じサイズくらいの枝の為、先ずは葉っぱを千切ったり、枝に実っていた果実をコスモスに全て手渡したりした後で両腕で枝を掴むと「フンッ!!」とぐるぐると枝を捻り始めたかと思えば物凄い力でコスモスの手に合うサイズまで圧縮すれば「デキタ、アゲル」と世界樹の枝が螺旋状の細い杖に姿を変えて)
コスモスの杖
螺旋状に捩じられた細い杖。
螺旋状によって先端に魔力が込められやすい。
材料は世界樹で丈夫、巨人の怪力によって作られた。
魔力を込めると杖の先端が属性に合った色に光り属性を表す古代文字と色が合ってないと上手く魔法が使えない。
水は青色、風は緑色、氷は水色に光る。
そんな圧縮の仕方初めて見た…
(両手に果実を持って杖が作られる光景を見ていれば、ティアならではというかティアにしか出来ないだろうなって方法で木の枝を圧縮し、杖が出来れば凄い方法と思いつつ、初めての自分へのプレゼントに嬉しくなりありがとうと頬を赤らめながらお礼を言い、今は外にいるしと初っ端から成功するかは分からないが試しに魔法を使ってみても良いかと問いかけ)
マホウ、ツカウ、イイヨ?
(魔法を使いたそうにしている相手を見て再び地面から岩を引っ張り上げてくると「アレ、マト、アテル」とコスモスから30m程離れた距離に練習用の的を置いてあげて)
が、頑張るっ
(良いよと許可が出れば、頑張ると拳をキュッと握って意気込み、上手くできるかなと少しの不安と期待に胸を膨らませながら、教えてもらった古代文字を使い、杖で水と球の文字を書いて水球を作れれば、出来たっとまさか1発で作れるとは思わず感動しては、それを打ち出すもヘロヘロとした動きで岩に向かい、一応岩には当たったが、こんなに遅いもの??ととても不思議そうにして)
アテタ、エライ、ハジメテ、スゴイ
(相手の魔法を見て魔法を発動させれたのも凄いし当てれるとは思ってなかったので相手を褒めると「コダイモジ、カク、ハヤクナル、マホウ、ハヤクナル」と書くスピードを上げればスピードが増すと助言すると「マリョク、コメル、イリョク、アガル、ツエ、ヒカリ、ツヨクナル」と今度は魔力を込めた分だけ威力が上がりそれは杖の先端の光の強弱で判断するようにと伝えれば「・・・・・・コスモス、ツヨイマホウ、ニ、ヨワイマホウ、四」とコスモスの魔力量を観察してるのか威力を上げようとすると現在の魔力量ではあと2発、今の弱い威力だと4発は打てると指を見せつつ教えてあげて)
………私、凄いの?
早く書く練習しようっと
(凄いと褒められれば、嬉しさと照れでほんのり頬が赤くなるも、自分が出来た位なのだから他の人でも出来たんじゃ?とあまり実感は無く、文字を早く書くことや魔力を込めることの大事さを教われば、ふんふんと真剣に聞いて、とりあえず先程より早く文字を書いて見れば先程よりは早くなった水球が岩に当たり、次は魔力を少し強めて打ったりと色々試したあと「魔力って歳を取ると強くなるの?」と魔力の保有量は変わる事があるのかとティアに問いかけ)
チッチャイ、ヒト、マホウ、イッパイ、ツカウ、マリョク、フエル、ヒト、シヌ、ヤバイ、マリョク、フエル
(コスモスのように幼いヒトが魔法を使う事で魔力量は少しずつだが努力すれば増える場合と人が瀕死の重体になると魔力が増える場合もあると伝えると「マホウ、ツカワナイ、マリョク、フエナイ」と結局は魔法を使うようになれば魔力は自然と増えるものだが、使わない者には全く増えないので、現在のヒトはコダイノヒトより魔力量が劣るらしいのだと何となく説明して)
ふんふん…1杯使った方が魔力が増えて得するのね
魔力を全部使うとどうなるの?
(瀕死状態か魔力を沢山使うと増えると聞き、それなら魔力を沢山使った方が良いのは間違いないし、好き好んで瀕死の重体になんてなりたくないため、これから沢山練習するとティアに話せば、魔力を全部使うと眠くなったり体調が悪くなったりとかはあるの?と更に質問を重ねて)
・・・・・・キゼツ?
(全ての魔力を使ったら気絶してしまうといえば「マリョク、スクナイ、エネルギー、ホキュウ、ソシテ、ネムル」と魔力を消費したら食事を取って眠れば時間が経つとまた回復するが「マリョク、カラッポ、カイフク、ジカンカカル」と魔力が全て使い切ると数日寝込む事になって回復に時間がかかると補足すれば「チエノミ、マリョク、カイフク、クスリ、ナル」と先程手渡した世界樹の果実を指差しながら魔力を回復する所謂ポーションになると説明して)
気絶して最悪寝込む……
うん、魔力を使いすぎないように気をつけるね
(回復手段はあるがそれでも寝込んだり気絶したりしてティアに心配をかけるかもしれない状態にはなりたくないな…と思えば、先程今の上限を聞いたし使いすぎないようにすると約束すれば、先程渡された木の実が魔力を回復させてくれる木の実と聞き「凄い木の実なんだねっ」と貴重であろう木の実を見れば、ふと外を見渡してもう帰っちゃうの?ともう少しだけ外に居たいとおねだりをして)
・・・・・・ミズタマリ、ヨル?
(相手のもう少し外にいたいというおねだりに対して何かあったかなと考えた後で近くに大きな水たまりがあったのを思い出して移動すると人間にとっては大きな湖に辿り着くと濡れるのお構いなしで水たまりに入ると結構な深さがあるのか巨人である自分の膝まで水が浸かっていて)
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