虚の巨人 2022-04-03 08:00:59 |
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え………溶解液とかあるの?
食らったら体溶けて無くなる……。
(オルレアから紫色の液体の正体を聞けば、そんなものまであるのかと少しだけ怯えるも、先程の反応から氷が弱点だとわかったのか、遠距離からでも攻撃出来る氷の矢をラミアの胴体へと射て攻撃し)
シャ!?
(氷の矢に対してラミアはクネクネと体を曲げて避けていれば[・・・あ、あの、御主人様?]ふと急に桜がラミアとコスモスの間に立ち塞がる様に飛んで来れば[・・・たぶん、このラミアさん何もしてませんよ?]と戦いを仲裁すれば『何を言う、桃色妖精よ、この蛇は主人を襲ったではないか?』とオルレアが抗議をすれば[このラミアさん、狼さんが急に襲いかかってびっくりしたんだと思いますよ?]と桜が弁明すれば後ろで聞いていたラミアもコスモスの使い魔ではないので喋る事ができないし、緑色の前髪が長くて顔半分良く見えないがコクコクコクと頷いた素振りを見せて)
え…………じゃあ、私無害な魔物を勘違いで倒そうとしちゃってたの?
(桜からの言葉にえ?と首を傾げれば、オルレアの言葉に頷くその後の桜の言葉に納得し、自分がした事を理解出来れば、サッと顔色を悪くしラミアと向き合えば「勘違いで攻撃してごめんなさい!!」と深く頭を下げて謝り、許して貰えるような事じゃないよね、お詫びどうしようと考えており)
[・・・慣れてるから別に良いらしいです?]
(ラミアは謝るコスモスの肩をぽんぽんと叩くと口元がにっこりと微笑めば尻尾を振ってその場を後にすれば『ぐぬぬぬ、蛇はハズレか?では、ミミナガ達に悪い魔法をかけたのは他の魔物だな』とオルレアは不完全燃焼なのか少し残念そうな顔だが仕方ないと言えば[ビリリリ、ラミアは石化の魔法は使えないけど、メデューサなら使えるんだよ?御主人様ったらドジなんだから・・・痛っ!?]とデイジーはラミアが石化の魔法が使えない事を初めから知ってたらしく桜に頭を叩かれながら[そういう大事なことはもっと早く言う]と怒られていれば【お姉ちゃん、次行こうー?次は誰が戦うの?】とハクは首を傾げて)
申し訳無いことしちゃったな……。
(流石に自分の早とちりを反省していれば肩を落とすも、とりあえず次に行かないとと思えば「じゃあ、次は悪魔にする。悪魔って言葉通じる?」と悪魔なんて本でも滅多に書かれてないしその生態やら攻撃方法、言葉がそもそも通じるのかも通じるのなら嘘をつくのかなどが分からないため今回のやらかしを反省して、警戒しつつも初めに会話が可能なら会話から始めようと悪魔について聞いてみて)
『主人よ、使い魔でもない魔物が話すのは稀だぞ?そこの五月蝿い妖精とかなら話すけどな』[お姉ちゃんのどこがうるさいのよ!!]『お前の事だよ、黄色妖精』
(オルレアとデイジーが口論しだす中で悪魔がいると言われる古城の跡地へと到着すると【ここ、壊れた壁や変な石の像ばっかりだね、お姉ちゃん】とハクが物珍しそうな顔でキョロキョロと辺りを散策していれば確かに気味の悪い悪魔の石像などがあれば[・・・悪魔ってあれのことじゃないかな?]と桜が首を傾げれば【あわわわわ!?お姉ちゃん助けて!?】と悪魔の石像ガーゴイルが突然動き始めればハクを掴んで持ち上げてしまって)
やっぱりそうだよね。
そう聞いては居たけど、もしかしたらって思ったの。
(使い魔でない限り言葉を発するのは稀と聞けば、そうだよねとわかっては居たが肩を落として、逆に使い魔でないのに言葉を発するのは強い証拠だとも聞いていたしと頭の中で考えており、石像に目を取られているうちにハクが悪魔の石像に捕まってしまえば、どうやって助けようと軽く混乱しながらもハクを傷付けずにとなれば水の魔法で石が柔らかくならないかなと思い水の剣を石像の両腕に振りかざして)
【あれ?急に動かなくなったよ?】
(コスモスが水の剣でガーゴイルの両腕を攻撃する瞬間、ガーゴイルはピタリと全く動かなくなったかと思えば水の剣が飛び散るほどの強度を見せて[・・・動きが止まると防御力が上がって硬くなる?]と桜が助言する中でハクの身体が岩で覆われ始めて)
え、そんな。
ど、どうしよう……えっと……っ。
(水の剣が飛び散り、ハクの身体が岩で覆われ出せば、どうしようと混乱して水は駄目ならと氷の剣を出して攻撃してみるも、それも砕け散り、そうなると雷魔法がまだ残っているがハクへの影響を心配してその魔法での攻撃を躊躇ってしまい)
【お姉ちゃん、大丈夫だよー?】
(岩に覆われたハクが声を出せばどうやら石化したわけではなく岩の鎧で身体全体を覆っている様でガーゴイルから抜け出せば【これならお姉ちゃんを守れるよー、動いてる時を狙って攻撃してー】と岩を投げてくるガーゴイルに対して盾代わりになってコスモスの前に立ち守っていれば隙をついて攻撃する様に伝えて)
え、あ……そうなの?良かった…。
(てっきり石像にされている所かと思っていただけにハクの言葉にはかなり安心して、それならと頷けば、ガーゴイルの攻撃を受けてくれるおかげでその攻撃直後の隙を狙って氷の剣でガーゴイルを攻撃すれば、やっと攻撃が通用し「やった」とお手上げ状態からの脱出が図れた事に安堵し、そのままハクと連携しながらガーゴイルに攻撃を繰り出し)
【うーん?今度こそ動かなくなったかな?】
(流石のガーゴイルも全身にひびが入り割れてしまえば動けない様で大人しくなればハクは【やったー勝ったー】と言いながらはしゃいでいると[ねぇねぇ、御主人様、こいつが石化の犯人だった場合、血が一滴も出てないのにエルフ治るのかしらー?]とデイジーが桜と共にガーゴイルを一応縄で縛りながら捕獲すると先程の戦闘で血が出てないから首を傾げていると『それは分からんが、主人よ、取り敢えず残り2匹、この調子で倒すとしよう』とオルレアは残りの2匹をさっさと捕まえに行こうと服を引っ張って)
え……確かに。大丈夫かな。
捕獲する必要があるって言ってたし、でも粉々だし……。
(血がいるなんて聞いては居ないが捕獲する必要があるとは聞いていた為、確かにこれでは捕獲ではなく退治だと気づけばどうしようと困ってしまい、ひとまずこのガーゴイルが犯人では無い事を祈りながら次の目的地である蜘蛛の居場所を目指して歩き)
[・・・御主人様、呪いを解くには呪いをかけた魔物の生き血が必要なんです、だから捕獲を依頼したのだと思いますよ?][ビリリリ!!御主人様ったらそんな事も知らないで捕獲しようとしてたのー?・・・痛っ!?お姉ちゃん!?]
(妖精二人は小さいから幼く見えるが割と物知りらしく、コスモスの肩に乗っては助言した桜に対してケタケタと笑うデイジーの頭をまた叩いていれば蜘蛛がいると言われる暗い森の奥へと移動すれば[ビリリリ!!次は私の番だね!!楽しみ!!]と勝手にデイジーは次に戦う順番を決めてしまい調子に乗って飛んでいると蜘蛛の巣に引っかかってしまえば[あわわわ!?お姉ちゃん、御主人様助けて!?]と慌てて助けを求めるともう既に蜘蛛の縄張りに入ったようでよく見れば辺り一面蜘蛛の巣だらけになっていて)
本には書いて無かった事は私も知らないよ……。
呪いの事だってついさっきしたのに…。
(いくら本の虫状態だったとは言え、人間の書いた本の情報なんてきっと妖精やエルフ達に比べて魔物は魔法に関する知識は劣ると素直に認めて。デイジーが蜘蛛の巣に引っかかってしまったのを見れば、大変と自分の手が汚れるのも厭わずに手を伸ばしデイジーを巣から助け出せば羽についた糸を手で取っており、内心蜘蛛は巣の糸の揺れで獲物を察知すると本に書いてあった為デイジーが引っかかった事でも蜘蛛にはきっとバレていると考えており)
[御主人様、ありがとう]
(デイジーはコスモスに助けられるとコスモスの手に頬擦りしながら素直に感謝を述べていると「ねぇ?ちょっとそこの貴女、何、私が作った罠を勝手に外してるわけ?」とコスモスの真上から逆さまに降りてくる上半身が女性で下半身が蜘蛛の魔物アラクネが不満そうに話しかけるとオルレアとハク、桜は一瞬で蜘蛛の糸でぐるぐる巻きにされてしまえば『ぐぐぐぐ、主人、そいつ、ヒトの言葉を話せるぞ!?気をつけろ』と念話でオルレアはコスモスに忠告をすると【うーん、何これ全然取れないよー?】と力自慢のハクですらなかなか蜘蛛の糸は引きちぎれない程の強度があって)
どういたしまして。
……勝手に罠を壊してごめんなさい。この子達は私の使い魔だから助けたくて……余計な手間を増やしてごめんね。
…私達、とある村で掛けられた『呪い』の事件を追ってここまで来たの。何か情報を知らない?関係なかったらすぐにここから立ち去るから。
(デイジーにはどういたしましてと返すも、すぐに現れた人の言葉を話すことが出来る蜘蛛の魔物に、この魔物は強いと確信しつつ、もしかしたらと鎌をかけながら話しかけ、情報提供をお願いしつつ警戒はきちんとしており、オルレアの忠告はきちんと受け取っていて)
ふぅん?呪いをかけた犯人を探してるんだー?まぁ、悪い魔法なら私もいくつか使えるけどそれで?私を捕まえる気かしら?
(アラクネは指を動かすとオルレアとハク、桜が宙吊り状態にされてしまえば首を傾げてどうするのか尋ねれば[お、お姉ちゃん達を返してよ!!]とデイジーは先走ってアラクネに高速移動しながら放電したものの「あらやだ、怖いわねー」とアラクネはデイジーの事もぐるぐる巻きにしてしまえば「これで貴女の使い魔はみんな捕まえちゃったわよ?どうするの?」とニヤリと不敵な笑みを浮かべながら相手を見つめて)
…………交渉しない?
貴女が犯人じゃないなら私達は手を出さずに立ち去る。なんなら罠を仕掛け直すのも手伝う。
(デイジーの行動を止めようとした時には既に皆捕まってしまい、こうなると打つ手はあるのかもしれないがそれを思いつくだけの時間が無いため、半分本気の交渉を持ちかけつつ、相手が犯人だった場合、もしくは交渉が決裂した場合の反撃方法を考えるも、蜘蛛の糸は炎に弱いと本には書いてあったが、この蜘蛛の魔物の糸はとても硬そうだし効くかもわからず、何より火属性の魔法を持たない自分にとって今出来る最善策は皆を解放させてこの場を穏便に終わらせる事だが、そうなればティアの課題はこなせないとも考えており、いつになく頭をフル回転させていて)
交渉ってのは物事が優位に立つ者が持ち掛ける物なのよ?お嬢ちゃん、私、今お腹減ってるのよねー?丁度美味しそうな獲物がこんなにも手に入ったのよ?手放すわけなくない?
(コスモスの交渉に対してアラクネは不敵な笑みを浮かべながらぐるぐる巻きになったデイジーを掴むと口を開いて今にも食べてしまおうかと挑発すればアラクネの背後でぐるぐる巻きにされていた桜の身体全体が蒼い炎に包まれ糸を燃やして自由になると[・・・私の妹に手を出すな]とデイジーに手を出そうとして桜がブチ切れたのか「え?」気がつけば轟音と共にアラクネの身体は吹っ飛ばされており[・・・御主人様、時間稼ぎありがとうございます]とコスモスの前で一礼していて)
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