虚の巨人 2022-04-03 08:00:59 |
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おやすみ。ティア
私達も夜ご飯にしてお風呂に入って寝ちゃおうか
(風魔法の鎧は今からでも出来るため早速実行すれば、ティアが再び眠りに付いたのを確認すれば、オルレアとハクを振り返り、小雪は氷室で勝手に氷柱を食べているのは容易に想像出来るため除外しているが、帰ってきてから色々あってもう暗いしご飯にしようと提案して)
『お、何食べるんだ?肉?』【お野菜ー?】
(風魔法の鎧を身に付けた状態で相手が戻ってきて夕食にするというので不思議そうな顔で二人は見つめれば、夕食を取り、その日は眠りにつき、翌朝【今日は何するんだっけ?エルフの里行くんだっけ?】『それとも他に何かする事あるのか?』と今日の予定を尋ねて)
今日はエルフの隠れ里に行こうかなって思ってるの。
遠いかな?
(オルレアもハクもいるから通常よりは早く着くだろうがそれでも遠いなら道中ご飯になるだろうし、それなりの支度が必要な為遠いかな?と首を傾げるも神殿近くの森って行っていたし大丈夫かなと自己完結したらしく、四つ足族の長老から貰った1本の枝だけを手にして行こうかと提案し)
『巨人にとっては神殿近くの森かも知れないけど、我らにとってはここからだと結構距離あるからなぁ、まぁ夜までには着くだろうけど』【暗くなった方が光るキノコ見つけやすいよ?】
(相手の質問に対して足枷有りのティアの歩行スピードでも世界樹の森まで暫く時間がかかった為、小さな身体の三人にとってはそれなりに移動に時間がかかるようで暫く東へ向かえば久し振りに森の中心に立つ世界樹が見えてきて『こっからは迷うぞ?我から離れるなよ?』と嗅覚に優れたオルレアから離れたら遭難になると伝えて相手と手を繋ぐ事にして)
あ、それもそっか
じゃあ、食べ物いるね
(ティアだからこそあの早さで着いたと聞けばそれもそっかと納得したのか、燻製肉と野菜を持っていく事にしたらしくそれを風魔法で運びながら森を進めば、久しぶりに見た世界樹にあれから自分の杖が出来たんだよねとどこか感慨深いものを感じながらオルレアとハクとで手を繋いでエルフの隠れ里を目指し、暫く歩くとそれらしき里が見えてきて「あの里かな?」と2人に聞いてみては)
『アレだな・・・って、何してるんだ?』【お祭りかなー?】
(里に到着すると里の入り口付近で何やらエルフ達が慌てふためいた様子を見せていると「昨日、ウツロ様が冬眠途中に目覚めて暴れていたぞ!?」「大変だ!?今までそんな事は無かったぞ!?」「しかも、上空に放たれた光線を見たものがいる」「大気は歪み大地が震えたという者もいる」「今すぐ神殿に向かいウツロ様の怒りを鎮めるのだ!!」「誰かウツロ様の御子様に連絡を取れるものは・・・なんと!!そこにいるではないか!?」とエルフ達はエルフ語で会話している為、何となくしか分からないが、言葉の単語単語で何となく状況が掴めればエルフの若い衆に囲まれ始めて)
え、えっと……こ、こんにちは?
どうしよう、何言ってるのか分からない……。
(エルフ達が慌てふためいており、恐らく昨日の事は初めての事でティアを信仰しているエルフからしてみたら一大事なのはわかるのだが、単語単語でしか話の内容がわからず、大凡の内容の予想は付くがコミュニケーションが取れるか不安になりながら話しかけてみては、囲まれた為困惑しかなくどうしようと困ってしまい、ハクにエルフ語は話せるか聞いてみて)
【ドライアドさん達エルフ語で話す時があるから分かるよー?でも、ハクの声ってお姉ちゃんにしか通じないよ?】
(相手にエルフ語は話せるかと聞かれれば話せはしないが分かると言えば【巨人は冬眠したから大丈夫、ってゆっくり言えば多分通じると思うよ?】とエルフ達にヒトの言葉でゆっくりと単語言えば通じると伝えて).
あ、そっか
忘れてた………えっと…虚様は、もう1回、冬眠しました。
(ハクの言葉は自分にしか通じないと聞けば、そう言えば使い魔にする前は鳴き声にしか聞こえなかった事を思い出せばそうだったと頭を抱えるもゆっくり言ってみたらと提案されれば、ゆっくりと人の言葉でもう1回冬眠したから大丈夫とエルフ達に伝えてみて)
そうか、それは良かった、わざわざ君はその事を我々に伝えにきてくれたのだな?感謝するぞ、流石はウツロ様の御子様だ、良ければマシラビト語が分かる者に里を案内させよう
(若い衆の中で一番強そうな男性がお礼を述べた様で頭を下げると「皆を鎮めてくれてありがとうございます、ここからは私が案内します」と綺麗なエルフの少女がヒトの言葉を使って会釈すれば里を案内してくれる様で「御子様は、本日はどの様な目的で里へいらしたのですか?何処か行きたい場所などありますでしょうか?」と相手に尋ねて)
いえ、そんな事事は………。
皆綺麗だなぁ……えっと、あれ?何しに来たんだっけ?
(お礼をおそらく言って頭を下げたエルフの男の人にそんな大袈裟なと首を横に振りつつ、内心御子様って何?となっているが聞ける雰囲気でもなく、綺麗なエルフの少女を見れば、思わず綺麗と零し、用件を聞かれれば先程の騒動があったからかすっぽり頭から内容が抜けてしまい「何だったけ、魔法について知るためだったけ?んー?何かの本を借りるだったっけ?」とオルレアなら覚えてないかなと助け舟を期待して)
『ここの連中は巨人の力を借りたがってたからなぁ、我らはただ暇つぶしに遊びにきたって感じだな?あと主人は前に借りた本返しに来たんだろ?借りた物は返してまた別の本を借りたいんじゃなかったか?』
(ここへ来た理由は特になくただの暇つぶしだと言えば目的という目的といえば主人がエルフから借りた本を返しに来たくらいでまた本を借りたいのなら本がある場所へ行けば良いのでは?と相手に言えば「本ですか?それなら図書館へ行かれますか?代々エルフが守ってきた貴重な本が保管されてますよ?」とエルフの少女は里の図書館へと案内すれば中がびっしりと本で埋め尽くされたツリーハウスへと案内されて)
エルフの里
エルフは世界樹の森の大きな木を利用してツリーハウスを建てて暮らしています。ここへ来るには基本的にヒカリダケを頼って来るしかないです。マシラビトはエルフと仲が悪いのでこの里には住んでいません。貿易をしにドライアドなどが訪れます。
そうだった、ありがとうオルレア。
………凄い本の数
(借りていた本は懐に入れて持ってきていたのに忘れていたと自分の忘れっぽさが嫌になるが、フォローしてくれたオルレアにお礼を言っては、案内された図書館を見ればツリーハウスと言う違いはあれど自分が理想として、作り出そうとしている空間そのものの図書館に感嘆し、目を輝かかせ「白紙の本も数冊持ってきてて良かった」と念の為に持ってきていた本に書き写す気満々で)
『何冊、書き写す気なんだ?』【お姉ちゃん、どんな本借りるのー?】
(相手が書き写す気満々なのは良いが、もう薄暗い為エルフの里に泊まることになりそうだと思えばそれを察したのか「そういえば御子様?もう既に薄暗いですが今夜はこの里にご宿泊される予定ですか?それなら後でこの里一番の宿をご用意しますが?」と案内人が訪ねてきて)
図書館の本の一部
「深海様」「妖精の使役方法」「火魔法の書」「水魔法の書」「土魔法の書」「空島伝説」「美味しいエルフ豆料理」などなど
えっと、とりあえず料理の本は確実で、他には私が使える魔法の本と妖精の本……位かな。
深海様はティアと会う予定出し読むだけにしようかな。
(料理の本は自分達が食べられる料理が増えるため確実で、魔法の本も必ず役に立つだろうし妖精も見たことは無いが写しておいて損は無いと思っているため、そう答えれば。泊まるかとの言葉に「そうします。ただ、そんな高待遇じゃ無くて大丈夫ですよ?」と自分の立ち位置を理解していないのもあり普通に寝泊まり出来ればそれで良いと首を傾げて)
かしこまりました、それでは閉館までごゆっくりなさってくださいませ
(案内人はコスモスの言う通りに普通の宿へ宿泊予約をしてくると一旦離れれば閉館までまだ2時間ほどあるらしく本を読む事にすれば【お姉ちゃん、早く読んで読んで】とハクは相手に深海様の本を読んで欲しいのか相手の顔を見つめつていて)
深海様
虚の巨人もすっぽり入る様な冷たくて暗い海の底。
そこには大きくて恐ろしい魚の魔物が住むという伝説があった。魚の魔物は深海様と呼ばれ、海に住む全ての生き物から恐れられていた。深海様は大陸の外を出ようとする者を決して許さず、船を襲い、暗い海の底へと沈めるのだという。
海上で大きく黒い背びれを見たら深海様が大事な宝物を探して浮上してきているらしいのだ。
もし、深海様の代わりに大事な宝物を見つけた者には深海様から特別な魔法を教えてもらえるらしい。
ちょっと待ってね
えっと深海様とは……………宝物ってなんだろうね?
(エルフの少女にお願いしますと頭を下げれば、読み聞かせのリクエストを受けたのもあり、深海様について書かれた本の内容を読んでいけば宝物とか特別な魔法とか大変興味深い内容を知れ、それってなんだろうねと会える日が楽しみになりつつ、本を読み終われば閉館間近になっており、下手に移動すれば迷子になると思ってエルフの少女を待っては)
『沈めた船の金銀財宝を蓄えてるんじゃないか?』【でも、金銀財宝って勝手に移動しないよ?動かないもん】『それなら海の中には凄い泥棒がいるんじゃないか?』【その泥棒さん命知らずだね、凄いねー】
(相手の読み聞かせを聞いていた二人はそれぞれ自分の考えを話し合って待っていれば先程の案内人が戻ってきて「御子様、お待たせ致しました、本日の宿へ案内します」と案内人は三人を連れて宿屋へ案内し、部屋へ通されると「夕食はエルフの里の名産品であるエルフ豆を使った料理にしますが大丈夫でしたか?」と案内人は尋ねて)
わぁ…何から何までありがとうございます!!
すごく美味しそうで、楽しみです
(案内された部屋を見れば、こちらの要望通り普通の広さとベッドの部屋で、普通で良かったと安堵しつつ名産品も食べられる待遇にお礼を言って「ところで、その御子様って何ですか?普通なら生贄だから御子様なんて敬称いらないんじゃ?」と先程から疑問に思っていたことを聞いてみて)
生贄などウツロ様は喜びません、そんな事を考えるのはマシラビト達だけです。我々、エルフ族はウツロ様を信仰し我々の繁栄の為にウツロ様の強大な力をお借りしたいのです、そして我々が崇めるウツロ様が貴女を自分の娘だと言うのなら我々は貴女を御子様として崇めるのです
(簡単に話せばカエルの子はカエルであり、ティアを崇めるエルフ族にとってコスモスまた信仰対象の一部になるのだと話せば部屋にエルフ豆料理が運び込まれてきて)
エルフ豆
要するに大豆。エルフ秘伝の技術によってエルフの隠れ里には黒い水(醤油)やら茶色の土(味噌)など大豆を使った調味料や豆腐などを使った料理。里のお店でこの調味料などもちろん買える。
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