虚の巨人 2022-04-03 08:00:59 |
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(ティアと一緒に神殿の出入口まで行けば、声からしてまさかとは思っていたが、まさか本当に村の村長達とは思っておらずびっくりしていては、今更何だろうとどこか冷めた気持ちで村長達を見ており)
村長
巨人様、我々は間違っておりました!!
コスモスはこの村にとって必要な子供だったのだと実感致しました!
ですが、生贄は必要でしょう。
どうかこの娘と引き換えにコスモスを返しては頂けませんか!?
(間違っていたと言うが代わりの生贄は用意しており、しかも交換と言えば何故そうなったのかは入り口付近に放置されているワイバーンの肉の塊達を見れば一目瞭然で、村は村で取り返したあとこき使った後多額の金子で貴族にでもコスモスを売るのも有りではと言う意見すら出ており)
・・・・・・。
(最初は村長の話を黙って聞いていたティアだったがその内、自分の大事な愛娘であるコスモスを奪おうとしている村の人々に対して静かに怒り始めれば巨人の周りの大気は歪み大地は震え始めたかと思えば、ふと自分に付けられた足枷の事を思い出して「生贄ヨリ私ノ足ニ付ケタ足枷ノ鍵ヲ知ッテルカ?モシ、持ッテイルノナラ渡シテ欲シイ」と村長に尋ねてみて)
村長
ひっ………な、何故ですか巨人様!!
巨人様からしたらただの人間の子供。コスモスでなくとも良いはずです、コスモス等所詮は子供でみすぼらしい、穀潰しにしかなりません。
(大気が歪み大地がその怒りを露わにするするように震え出せば、怯えた目でティアを見るも何故だとそう問い返し、コスモスなどよりもこの娘の方が気に入るはずで今は愛着があるから等と微塵も悪い事を言っている自覚はなく、コスモスの事も魔法がおそらく使える娘位にしか思っていないため見た目なんて気にしておらず、枷の鍵もあるにはあるが今は家に置いて来て持ってないとビビりながらも一応質問には答えて)
・・・私ノ愛シイ娘ヲミスボラシイ?穀潰シダト?
(村長の言葉にプツンときてしまったらしいティアの姿は村長達から見たら恐ろしい威圧感を放っていて「コスモス、コノ男ノ家カラ私ノ鍵ヲ手ニ入レテ来テ欲シイ、大丈夫、文句ハ言ワセナイ、私ハコノ男達ト少シ話ガアル」と我が子達にはこれより先はあまり見せられないなとふと我に返りコスモス達に村長の家から鍵を取ってくる様に頼めば『あのオッサン達、馬鹿だなぁ』【巨人様って怒ると凄く怖いんだね】とオルレアとハクもコスモスについていく形で巻き添えを喰らわない様にすればふと後方の神殿を見れば上空に向けて脅し目的の口から巨大な光線を放つ巨人の姿を見ては怒らせないようにと心に誓っていて)
私、ティアがあんな風に怒った姿見るの始めて、と言うか、みすぼらしいとか穀潰しとか意味わかったんだ……
(ティアに頼まれた通りに村に向かってオルレア達と行けば、あんな風に怒ったのも何より以前なら難しくて理解出来なかったかもしれない言葉を理解した事が驚きらしく、しばらく歩けば村に着き、その中でも1番大きな家の中の物を物色すればそれらしき鍵を見つけ、これかなと少し重そうにしており)
【お姉ちゃん、ハクが持つよ?】
(大きな鍵をひょいっと軽々持ち上げれば『そんだけあの巨人は主人の事愛してるんじゃないの?』とあれだけ主人の為に怒る巨人を見てそう呟き、神殿に戻る頃には「この度は大変申し訳ございませんでしたっ!!」と村長と村人全員がコスモスに対して土下座しているシュールな風景が見えれば「ア、コスモス、オカエリ、鍵アッタ?」とティアはどこかスッキリした表情でコスモスを出迎えて)
いや…その、ティアが私の事好きなのは知ってるけど………何やったの?
(ハクにお礼を言って鍵を渡して神殿まで戻れば村人全員が自分に対して土下座を披露し、どこかスッキリとした表情をしているティアに思わず頬が引き攣るも、きっと答えないんだろうなと思いながらも問いかけてみて)
チョットダケ、私ノ本気ヲ見セタダケダヨ?手ハ出シテナイカラ安心ダヨ?
(村人の目の前で上空に光線を放って威嚇しただけではなく、神殿の外の粉々になった石ころを慌ててゴーレムが掃除しているのを見れば恐らく大きな岩でも粉砕して見せたのだろうと察する事が出来れば「ソ、ソレヨリ、足枷ノ鍵ヲ開ケテ欲シイ、ソウスレバ私ノ願イガ叶ウ」と話を逸らす様に足枷の鍵穴を相手の方へ向ければ開けて欲しいとお願いして)
そう……みたいだね?
とりあえず、鍵外しちゃうね
(怯えまくっている村人に粉々になった岩らしきもの、村に行く前に見た閃光を見れば、本気で脅したんだろうなと若干遠い目をするも、足枷の鍵をと言われれば、ハクから鍵を受け取ってティアの足元に行けば、重たそうにしながらも何とか足枷の鍵を開けてティアの足を自由に)
オ、オオ、コレデ・・・ヨウヤク・・・
(相手が足枷を外した事によってティアはフシューフシューと煙に包まれたかと思えば普段の大きさの10分の1くらいのサイズに縮小されれば「コレデヨウヤク我ガ子ヲ抱キシメラレル」とティアはコスモスを初めてぎゅっと抱きしめれば今までサイズ差があり手に乗せたり頬擦りしたり指で頭を撫でたりするくらいしか出来なかった為、凄く嬉しそうにすれば「小さくなった今なら倒せるんじゃ?」と無粋な事を考える村人に対してティアの代わりにゴーレムが代わりに制裁を加えて)
????……えっ?、ティアが小さく……??
(ぎゅっと抱きしめられれば本来なら嬉しさが爆発する所だが、ティアが小さくなった事の方が衝撃的過ぎて固まってしまい、思考も上手く纏まらないのか混乱していれば「小さくなれたら足枷なんてもっと早くから外せたんじゃ?」と問いかけ、周りの制裁には気づいてないと言うよりそこまで気を回せず)
コノ足枷、特別、小サクナレナカッタリ、他ノ魔法モ少シ使エナクナル
(小さいとはいえ二、三メートルと人間にしてはかなり大きい為、相手を見下ろす形で問いかけに答えると「コレ、私カ?カワイイネ」とふと外にあったティアに似せた雪だるまを見つけて感想を述べると『おーい、主人、家族水入らずのところ悪いんだけどこのおっさん達どうすんの?」というオルレアに対して「ホットケ、次何カシタラワカッテルハズ」と村長を睨み念を押すと「・・・ソロソロマタ寝ヨウカナ」とコスモスを連れて神殿の奥のガラスケースに戻ると元の大きさに戻って「寝ル前ニナニカオ話シシヨウカ?」と横たわり相手の方を見て)
そういった物もあるんだ……
取れてよかったね
(足枷は特別製で小さくなれなくなったり魔法が使えなくなると聞けば、ただの足枷に見えるそれが…と足元に転がるそれを見れば不思議な物もあるなと感想を持ち、村長達には良い印象を抱いてないのもあり「早く帰ってください」と冷たい物言いをすれば、様々な顔色を村人達は見せるもティアの制裁が怖いのか不満そうな様子で村まで帰っていき、ティアがまた大きくなりガラスの箱に横になれば「する!!えっとね、まず使い魔が増えたの、古龍の子供で名前はハク。ワイバーンも沢山倒せたよ。それから雪だるまは皆で作って……」と話したいことが沢山あるとばかりにいっぱい報告して)
古龍ッテコトハ、四ツ足ノ人達ニ会エタノカ?古龍ノ尻尾肉美味シカッタ?
(相手が自分の出した課題をきちんとこなして四つ足の人達、つまりドライアドと古龍の集落に行ったようで相手にとある質問をすれば「アノ人達、集落ニ来タ者に必ズ古龍ノ尻尾肉ヲ使ッタ料理ヲふるまうんだ振ル舞ウンダ」とコスモスとオルレアが食べてた肉が古龍の肉だと教えると「長老、マダ枯レテナカッタ?」と長老の事を尋ねて)
え、あのお肉古龍の尻尾のお肉だったの?
美味しかったけど、痛くなかったのかな
(四つ足族にも長老にもあって大きな木みたいな人?でと報告していた時にとんでもない単語が聞こえてくれば、あの美味しかったお肉の正体を今知り、食べちゃった。尻尾を切るって痛くないのかなと心配し、食べたものは戻せないためとりあえず美味しかった所は肯定し)
龍ハ再生力ガ凄ク強イ、ソレニ古龍ノ種類ノ中ニハ尻尾ガ生エ変ワリ、ヨリ強靭デ硬イ尻尾ニナルモノモイル
(恐らくコスモス達が食べたのはハクと同じ種類の古龍ではなく尻尾が生え変わって尻尾がハンマーの様になる種類だと答えれば「龍ノ中ニハ私ト同ジ位強イ奴ガイルカラアマリ無茶シチャダメダヨ?」と相手は飛竜種であるワイバーンを倒せてしまう自慢の娘だが龍の中には恐ろしい存在がいる為手を出さない様にと伝えて)
龍って沢山の種類がいるんだね
あまり手を出しすぎないように気を付ける。
こうだったら気をつけてみたいな特徴って無いの?
(古龍は古龍でもハクとは別の種類で生え変わる度に尻尾が強くなる龍と聞けば、本には書かれていないその知識にへえーと興味津々で、ワイバーンはオルレア達が倒せると言ったから倒したものの出来るならあまり戦闘はしたくないらしく、しかもティアと同じくらいとなれば自分なんて蟻同然と思えば、そういう龍の特徴を聞いて)
特徴・・・人型デモ無イノニ喋レル?使イ魔デモナイノニ人型ニ変身出来ル、私ト同ジ位大キイ?
(相手に今まで出会ってきた一番危険な龍の特徴を答えてあげると「天空デ一番強イ空間ヲ裂ク龍、大地デ一番強イ虚ノ巨人、大海デ一番強イ深海ノ王者」と陸海空で一番強い存在を相手に教えてあげて)
んん……ティアとその龍と深海様がとても強い事しか分からないけど、とりあえず気をつける。
でも……ちょっとだけ会ってみたい
(深海様もその龍も見たことも本にも書かれていないが、とても強く何となく気高そうと思えば、多分すぐ見てわかりそうな気もするし気をつけると約束すれば、少しだけ好奇心が疼き可能なら会ってみたいとわがままを言ってみては、やっぱり無理かなとティアの様子を気にしており)
龍ハ何処ニイルカ知ラナイケド、深海ノ方ナラ分カルカラ会オウト思エバ会エル、デモ、春マデダメダヨ?
(龍の方は普段から空飛んで移動してる為、何処にいるか分からないけど深海様の住処は知っているようで「ソノカワリ、魔法ノ練習、冬ノ間頑張ル、必要ナ特別ナ特訓方法教エル」といくつか魔法の特訓方法を相手に教えるとだんだんとうとうとしてきて「ソロソロ眠ル、春マデ、オヤスミ」再び冬眠に入る事にすればガラスのケースは閉じて眠りについてしまって)
特訓方法 その1
魔力が切れるまで常に風の鎧を纏い続ける。
風の鎧で全身覆う事で常に酸素が身体中を巡る為、長時間水中にいても呼吸が出来るとの事。
特訓方法 その2
防御力を上げること。
先ず、何らかの属性魔法で全力で壁を作り、使い魔に全力で攻撃魔法を壁にぶつけてもらう。破られたらもう一度やり直し。コレを繰り返す事で魔法防御力を上げて自衛手段になる。
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