2022-03-27 15:34:30 |
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「沈黙は口論よりも雄弁である」っていう、トーマス・カーライルの言葉があるけれど、『Silent』は音のない世界って要素を織り込んでるだけあって、とにかく無音のなかで語られる感情の厚みがすごい。セリフとして紡がれる想いよりも、心のうちのじっとりとした濃密さが静寂のなかにあって、浸透圧みたく、魂が液晶の向こう側へ吸い込まれるような心地になる。
4話の、サッカーしてる佐倉くんを見つめる湊斗くんの瞳が、胸に「ひんやり熱いもの」がひしめいているのがまざまざと見て取れて、めちゃくちゃ心臓を掻きむしりたくなった。それを無音のなかで語らせるのはずるい。くるしい。
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