白紙とインク (　〆　)

＞226

そうね、賛成！虹色わたがし、ふわふわで綺麗でどきどきするわ。
( 彼女の魔法をもってすれば、虹の向こう側に行くことなど朝飯前だろう。しかし、特に急いでいるわけではない。のんびりゆったり、寄り道をしながら進んでいくのがこの旅のモットー。彼女の提案にうんうんと楽しげに頷いては、目当てのものがある店へと一直線。店の前でゆらゆらと揺れ、彼女におねだり。普段よりもやや甘えた声と共にゆるりと首を傾げ )
ねえ、この虹色りんごあめも美味しそうだと思わない？