白紙とインク (　〆　)

●おねえさま

「　どれだけ家のために尽くしても、家督を継ぐのは弟。私は名家に嫁がされるだけ。……いっそのこと、二人で逃げてしまいたくなるわね。……冗談。ほんの戯れよ　」

　杠 円香 ( ゆずりは まどか ) / 女

文武両道、品行方正。清く正しく美しくを体現する名家の令嬢。柔らかな物腰ながら、自分にも他人にも厳しく、常に手本となる存在であることを自分に課している。ストイックな性格で、本気で追い込もうと思えば自分をどこまでも追い込むことができる。しかし、その血の滲むような努力を微塵も見せない立ち居振る舞いから、高嶺の花として女生徒たちの憧れの的となっている。

流れるような黒髪を、後ろで一つに結っている。癖のつきづらい髪質で、髪紐を解けばはらりと真っ直ぐな毛が肩へと落ちる。やや人間味に欠けるほどの端正な顔立ちには、血色感を足す程度の化粧。身長164cm。


●霊感のある後輩

「　いま、あそこに何か霊っぽいものが──……っはは、先輩ビビり過ぎですって！　冗談に決まって──え、先輩、その後ろひと、だれ……いやいやいや、笑ってる場合じゃないです、今度はマジだって、マジ……！！　」

　周防 慧 ( すおう けい ) / 男 / 中学二年生

飄々とした生意気な後輩。じめじめとした根暗な印象を持たれやすいが、存外話しかけられれば普通に会話が可能。しかし、強い霊感ゆえに時たま誰もいない空間に向かって喋りかけていることがあり、遠巻きにされがち。そのおかげで本人も自分から誰かに話しかけることが滅多に無くなり、クラスでの孤立に拍車が掛かっている。本来は冗談と悪戯の好きなごく普通の男子中学生。自分に付き合ってくれる先輩のことは何だかんだ言って慕っているし信頼もしている。

色素の薄い青みグレーの髪。首の付け根辺りまでと男子にしては長い方で、右分けの前髪は完全に左目に覆い被さっている。色白の女顔で、体格も線の細いもやしっ子。身長156cm。


お待たせしました、二人分のpfになります。勝手に学年等決めてしまいましたが、変更して欲しい点があれば変更可能ですのでお申し付けください。