白紙とインク (　〆　)

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ここ、ちょっと目がちかちかするね。
( どこもかしこもカラフルに彩られた街並みをぐるりと見渡す。まるで隣の妖精のように色々なものに少しずつ興味を引かれて、次々と目移りしてしまう。口にした苦情とも取れる言葉は、しかし虹色を反射してかきらきらと輝いた瞳で発されていた。幸せな夢の中のようなその場所を奥へと進んでゆく。すると、奥の方に人集りができていることに気がついて。覗き込むと、大きな穴の中にスコップを持ったたくさんの大人がいる。そこでやっと虹の終わりの町の逸話を思い出すと、町の人たちはまだ宝物を見つけられていないのだと察して )
大きくて深い穴……落ちたらしんじゃいそう。