匿名さん 2022-03-26 23:39:33 |
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( 息抜きのために旅行がしたい。幼馴染みにそう告げてから、色々と準備をしてきた。SNSで視聴者から貰ったおすすめの場所のコメントを読んで選別し、その店のことを調べておいた。息抜きとはいえ、動画に纏める都合で映えも大切にしなければならないのだから大変だ。必要なものを大方揃えた上でキャリーバッグに詰め込んできたつもりであり。待ち合わせ予定の時間まであと10分。駅に着くと、柱に凭れ掛かって待機。スマホを弄り、「 今着いた 」とかなり簡素なメッセージ連絡を入れて )
>55
( 魔法使いの彼女が魔道具店に入ったところで、別の店へと吸い込まれていた。きっとつまらないものしかない、そんな直感からそこに長居したくはなかったのだ。居場所は隣にあるお菓子屋さんで。きらきらと光る飴細工に、摩訶不思議な色形をしたチョコレート。それらは自身にとって、まるで宝石同然で。亜空間から取り出した硬貨にて、自分の身体よりも少し大きな袋いっぱいのお菓子を購入した。彼女が店を出るタイミングで肩の上へと舞い戻ったのち、目の前でくるくると回って自慢気に袋を見せ )
メア!みてみて、たっくさん買い物しちゃった!
>56
そう、じゃあ……どうしよう。ここにずっといたら、きっとあなたの邪魔になるよね。
( 確か、彼岸花には毒があるはず。だからこそ、摂取すればやがてしねるのだと思った。しかしその淡い期待は、彼の言葉によってはっきりと否定された。生きたくないのに、しぬことさえもできない。だとしたら、どうすればよいのだろう。ふと、昔のいじめの記憶が蘇った。彼にとって、自身の存在はただのお荷物でしかない。ならば生きるしかないのだろうか。おずおずとした問い掛けには恐れが交じり、ぎゅっと握り締めた両の手はふるふると震えていて )
>58
そんなこと言っていたか…? ( 秋に同意を求められると、きょとん顔で僅かに首を傾げ。相変わらずの体勢で、夏の方へ視線だけ遣ると小さく笑って ) 夏が買ってきたものなのだから、お前が独り占めしたって誰も文句は言えんだろう。
わあ、いいんですか? じゃあ、えっと…わたし、その桜餅が良いです! ( 一人和菓子に釘づけになると、和菓子たちに目を走らせ。夏の目の前にある桜餅に目を留めると、悪気のない満面の笑みで )
>59
やっぱ駄目かー。( 優等生な彼女らしい返答に、表情を崩してからからと笑う。突っ伏していた身体を起こし、頬杖をつくと呆れたような溜息を吐いて ) よくそんな面倒なこと引き受けたなー……。
○ファンタジーな冒険譚
町外れのメアたちが派手に壊した場所がそのままにされていて、「なにこの悪い足場!」って文句を言ってみたり、新しく習得した魔法の試し打ちでできた花畑に感動してみたり、メアとエリーちゃんのした何かが町の伝承として ( 少し事実と異なりながら ) 語り継がれていたりしていたらいいですね……。さてさて、この話はまたビビたちの話を始める時にご相談させていただければと思います。完結してから始めるのか、後追いの形で並行して進めるのかはお任せいたしますが、まずはメアとエリーちゃんのお話に集中しましょうか。
行き先として現在考えている場所は以下です。
・虹の終わりの町 ( 虹の終わりには宝があるという逸話 )
・大賢者の家 ( 変な仕掛けがいっぱいある )
・人魚の町
・雲の上の町
・ちぐはぐの町 ( 空間の繋がり方がおかしかったり、空中を歩いたり )
・人形使いの町 ( 人間は一人の人形使いのみ。他の住人は全て人形 )
・毎日お祭りの町 ( 365日違うお祭りを開催している )
・時が止まった町
どれも思いつきですので、ここから取捨選択の後に詳細を詰めて行ければと思っております。ちなみに移動手段ですが、徒歩や馬車に乗せてもらっての移動、魔法の箒、魔法の絨毯の中だとどれがしっくり来ますか?
>64
冬……!いいやつだな、お前!( 驚いた様子から一転、感動したとばかりに一旦解放してから頭をわしゃりと撫で。春の言葉に自分のだと言い出す気持ちも沸いてこず、素直に譲り )ああ、勿論大丈夫だ!
春は桜餅かー……じゃあ、私はこれにしようかな。( 大して迷うことなく三色団子を手に取り。未だじゃれている夏と冬を一瞥し、手を叩いて注目を集め )皆、お茶にしましょう。
>61
( 温度調節しやすく嵩張らない着替え、編集用のMac、ポータブル充電器、ポケットWiFi、財布、最新モデルのスマホ、そして長年お世話になっているホットアイマスク。数時間悩んで最小限まで減らした荷物を持って、家を出る。本当は普段の撮影で浸かっている良いカメラも持って行きたかったが、荷物になるし壊すのも怖いからと今回は留守番だ。最近のスマホはカメラの性能も良いし、いつもと違うラフな感じが視聴者にも受ける……はずだと踏んでいる。そんなことを考えながらぼんやり歩いていると、待ち合わせている幼馴染みからメッセージが入る。まだ時間前ではあったが、待たせるのも忍びない。言葉通りの意味合いで『既読』をつけると、急ぎ足で駅へと向かい、柱に凭れているウルフマッシュの男に声を掛けて )
陽太、遅くなってごめん……!
>63
……どうして?
( 彼女が『邪魔になる』という思考に至った経緯が分からず、純粋な疑問とともにほんの少し首を傾げる。どうせ此岸にも彼岸にも降ろすことはできないのだ。ここにいる以外の選択肢が無いことくらい、彼女だって分かっているだろうに。ふと、彼女の固く握り締められた手が震えていることに気付く。その理由を暫し思案した後、淡々とした声で尋ね )
……手、震えてる。……俺が怖い?
>65
期待されていると断れない、というか……それに私、生駒さんが先生に目をつけられてたり、進級できないってなったりするの、嫌なんです。( 彼女の言葉はごもっとも。目線を下に下げて話すも、途中で顔を上げて真っ直ぐ見据え )
>67
( わしゃわしゃと髪を乱されるものの、目を眇めただけで何も言わず。手の鳴る音を聞くと、夏の腕の中からやんわりと逃れて ) 俺は甘味はよく分からん。お前の好きな方を選んでくれ。…秋が呼んでいるから早くな。
やったあ、それじゃあいただきます! ( 許可を得ると意気揚々と桜餅を手にして。秋の方へと移動すると、三色団子を見ながらほくほく顔で ) 三色団子も美味しいですよね~、優しい色合いと上品な感じが秋ちゃんに似合います。
○ファンタジーな冒険譚
どれも楽しい物語が生まれそうでわくわくします。中でも毎日お祭りの町なんかは、飽きることなくずっと滞在してしまいそうですね……移動手段ですが、場合によりけりな気がします。基本は徒歩な気がしますが( エリーの場合は飛んでいるか肩に止まるか )箒だったり、絨毯だったり……もしくは羽根がついていて履くと飛べる靴、なんてのもありかなと。
>70
( 頬杖をついたまま何の気なしに話を聞いていると、急に澄んだ瞳に見据えられて二、三度瞬きをする。大方そうだろうと思っていた前半の理由に比べ、後半は予想もしていなかったことで、率直な疑問が口から漏れ ) …なんで?
>68
あ、淳也。まだ時間前だし、気にしなくていいって。俺が早く着いただけだしな。
( メッセージを送って少ししたところで、既読がついた。どうやら彼も近くまで来ているらしい。顔を上げたその時、何やら急いだ様子の彼が到着。まだ待ち合わせ時間にはなっていないはずなのに"遅くなった"だなんて申し訳なさそうにする辺り、ブラック企業に縛られて時間に厳しい環境にいたことが窺えて。余裕のある時間に設定しておいたおかげで、新幹線に乗るにはまだ少し早いくらいだ。彼とは対照的に手を上げて軽く答えると、手持ちのバッグにスマホを仕舞い。フランクな調子で駅内のコンビニエンスストアの方指差し、突発的な提案を )
俺朝ご飯食ってないんだよな。そこで珈琲でも飲まね?
>69
怖いんじゃ、なくて……その、私がここにいたら、あなたは仕事できなくなっちゃうんじゃないかって。
( 己の言動によって戸惑わせているかもしれない。そうだとしたら、迷惑に迷惑を塗り重ねているだけだ。身を投げることができるわけでもないし、戻る決断がつけられるわけでもない。優柔不断な上に後ろ向きだなんて、どこまでどうしようもないのだろう。彼にすがることは正解ではないのに、今は彼の存在だけが救いだった。不安を宿した視線を彼に向けて )
……どうしたら、いいのかな。生きたくないのに、しねない。
>71
じゃあ、俺は草餅を貰うよ。残りは……いちご大福だな。冬は初めてか?( 特に気にすることもなく卓袱台の上の甘味に意識を移し。並んだ甘味のひとつを取り上げると、残りを確認して問題なさそうかと問い掛け )
春の桜餅も似合っていると思うよ。優しい色合いで、可愛くて。( 髪色や服装に映えるそれにうんうんと頷き。緑茶を一口啜ったのち、一番上の桃色の団子を食べ )
>73
私もわからないんですけど、なんでしょう。人気者で私みたいなのにも優しくしてくれる生駒さんが眩しいから、といいますか……( 改めて聞かれると動揺してしまう。少しずつ膨らんできた憧憬の思いをぽつりと呟くように溢すと、はっと気付いてぺこぺこと頭下げ )あっ、不快だったらすみません……!
○ファンタジーな冒険譚
移動手段について、把握です。箒や絨毯、靴は高いところに行く必要がある時や素早く移動する必要がある時に使うことにします。早速次の行き先を決めたいと思うのですが、メアが魔道具店で空振りしていますし、手始めに虹の終わりの町で如何でしょう? 町にはずっと虹が出ていて、町の人たちはその虹の端の地面を何年も何十年も掘り続けている。「こっちが終わりじゃないのかも」と虹の上を歩いて反対側の端で妖精の守る宝を見つける、という大まかなストーリーを考えています。行き先はここではなくても構わないのですが、決まるまではこのお話のお返事は一旦止めさせていただきますね。
○ファンタジーな冒険譚
いいですね、賛成です。反対側の端に行くまでかなりの距離があるだとか、途中崖となっていて徒歩では行けないだとか、町人が秘宝に辿り着けない理由もあるとよさそうです。見つけた秘宝についてはしっかり還元することで、結果的に町が豊かになり、二人も分け与えて貰えて幸せ、というようなハッピーエンドに持っていきたいです。守っていた側の妖精も町に溶け込んで仲良くなってしまうような、平和的な終わりにできたらいいのかなと思います。
>74
ああ、陽太は朝食摂る派だったな。
( 彼の指差しにつられて、その先にあるコンビニエンスストアへと目を遣る。自身は朝食は大抵摂らないが、彼はきちんと規則正しい食生活をしているらしい。その辺りが、エネルギッシュな彼と自身の違いなのかもしれない。彼の方へと視線を戻すと「行こう」とだけ声を掛けて歩き出す。店内に入ると、飲み物、おにぎり、パン、お菓子のコーナーを順番に見て回って。珈琲を、という提案ではあったが、まだ時間に余裕もあることだ。たまには一日三食摂ってみるか。普段と違うことに手を出す程度には、自身はこの旅行に浮かれているらしかった )
いつ昼食になるか分からないし、僕は適当に何か入れておこうかな。陽太はどうする?
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