柏餅 2022-03-26 00:25:03 |
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…そうだよね。…ぼくも、すごく
びっくりしたよ。…人の姿に
なれたから、こうしてミラージュ
お兄さんとお話出来るんだよね。
うん、すごい…!ぼくにも、
翼があったら、飛べたのになぁ…。
(貴方の言葉には、こくりと
うなずき、自分も驚いたと
懐かしむような声音で話す。
ただ、人形のままだと、こうして
貴方と話すことが出来なかったと
考えれば、嬉しい出来事だと
柔らかい笑顔で語る。
そして、改めて景色を楽しみながらも
僅かにしゅんと落ち込んだ様子で
そう呟くように話した。)
そうだな。
まぁ、これは竜人である俺だからできることだ。あとは翼をもつもの、あるいは翼を生やせる能力ぐらいだろうか。それに、お前は翼を持たないからこそ見える景色や分かることがきっとあるはずだ。
何処に行きたいか希望はあるか?お前が望むのなら何処へだって飛んで行ってやろう。
(何処か遠くの異国の知識だが長い年月を経ることで物に宿る神や精霊がいるという。相手がそれかどうかわからないが、あながち間違いではないだろうと思いつつ己の翼を羨ましがっているのか、少し落ち込んだ様子の相手に、相手の肩辺りに回した腕の方でゆったりと頭を撫でてやりながらその人や生き物しか分からないことや見えない景色がある。千年以上も人間に寄り添って生きているからこそまだ人になってほんの少ししかたってない相手に寄り添うような発言をしつつ、しんみりとした雰囲気を払拭するように話題を変えて)
そう、だね。きれいな景色とか、
色んな場所をみつけたいなぁ。
きれいな景色をみつけたら、ミラージュ
お兄さんも連れて行ってあげるね。
行きたい場所…。ミラージュお兄さん
のおすすめの場所、知りたいな。
(貴方の言葉には、ふわりと
柔らかい笑顔を浮かべ、家の周りを
今度、探検してみようと内心で
密かに意気込む。なにか、新しい
景色があったら、貴方に伝えると
楽しそうに告げる。貴方からの、
問いかけには、しばらく首をかしげ
考えたが、なかなか浮かばず、
貴方のおすすめの場所があったら
行きたいと笑顔で述べた。)
あぁ。お前には時間がある、焦らずゆっくり探せばいい。
そうか、なら楽しみにしていよう。
俺のおすすめか?いくつか候補はあるが…。この時間帯ならばあそこだな。少々時間がかかるがそれでもかまわないか?
(相手がどれぐらい生きるか分からないが、恐らく時間はたっぷりあるだろう。だからこそ闇雲に探すのではなく時間をかけて探すことを進めて、楽しそうに告げる相手には短い返事だが嬉しそうに目を細めつつ述べて、おすすめの場所を聞かれば思案するように目を伏せ、少し考えたのちある場所を思いついたがこれから向かうとなればいくら翼で自由自在に空を飛べるからと言って時間がかかる場所もあり相手に問いかけて)
…ふふ、うん。そうするね。
ぼくは、森から出たことがないから、
外の世界は、あまり分からないから、
ミラージュお兄さんに
任せるよ。うん、大丈夫だよ。
(貴方の言葉に、どことなく
楽しそうな表情で述べる。
貴方と一緒に綺麗な景色を見たり、
色んな話をしたりしたいなぁ
と内心で思い、柔らかな笑顔を
零す。貴方から、時間がかかっても
かまわないかと、問われれば、
特に急ぎの用事もないので、
こくりとうなずき、大丈夫だと
答えを返した。)
そうか。もしも不安ならば森の外に出るときは俺が一緒についていこう。勿論、俺の都合が良い時にだか。
良し、なら早速向かうか。体調が芳しくない時や喉が渇いた時やトイレに行きたい時、また気になったことがあればいつでも言ってくれ。
(一人きりで外の世界を歩くには世間知らずで無知故に物騒な事に巻き込まれないとも限らないので、外の世界に出るときの護衛や案内役を買って出ると告げて。己の問いかけに何も問題はないといったように頷いて見せた相手に此方も頷くと相手に見せたい方向へと進路を変更し、時折翼をはためかせながら相手が酔わない程度な速度で目的地へ向かって飛び進めて)
…!ありがとう、ミラージュお兄さん。
ミラージュお兄さんが一緒なら、
楽しそうだし、心強いね。
ミラージュお兄さんの都合がいい時で
大丈夫だよ。わかった。ありがとう。
(貴方の言葉には、ぱぁぁと嬉し
そうに笑い、お礼を述べる。貴方の
都合がいい時だけで、大丈夫だと
続けて述べる。貴方から、何か
あれば言ってくれたらよいと
言われ、気遣いに嬉しく思い、
貴方にしっかり掴まり、景色を
楽しそうに見ながらも、ワクワクした
ような表情をうかべ、こくりと
頷いて見せた。)
礼を言われるほどじゃないさ。それにお前一人じゃ心配だからな。
…さ、もうすぐで目的地だ。ちょうどいい頃合だな。
(己の言葉に嬉しいと言わんばかりに笑う相手に、もしもこの表情が負の感情を知ってしまったら曇ってしまうのだろうか。とそう遠くない未来に気持ちを馳せ、その時は傍に居て負の感情を抱えた相手に寄り添おう。そう心に誓いつつ無意識に相手を抱えている腕に力を籠め。空の散歩を相手と共に堪能していればやがて目的地である海へと到着し、ちょうど日が暮れて青空からオレンジ色へ移り変わりつつある空模様に目を細めつつその場に一旦留まって)
ふふ、ミラージュお兄さんは、
いつも優しいね。…ぼくも、一人で
森から出るのは、怖いから…。
わぁ…!すごい、綺麗…!この青い水は、
たしか…、海であってる…、かな?
(貴方の言葉と優しさに、胸が
ポカポカとするのを感じ、
柔らかい安心したような
笑顔を浮かべながら、そう
述べる。自分一人で、森の外に
出るのは怖かったから、よかった
と安心する。そして、
眼前に広がる景色に目を輝かせる。
青く広がる水を見れば、
少し考える仕草をし
本で得た知識を朧気ながらに
口に出した。)
お前の事が放っておけないだけだ。ま、俺がお人好しで世話焼きなだけだが。
安心しろ、俺が傍に居る限りお前の事は必ず守る。
あぁ。昼間見る海もいいが、この時間帯の海も綺麗だろう?一旦降りるぞ。
(いつも優しいと評されて、放っておけないだけと半分本音を己の人好きで世話焼きな性格もあると述べて竜人故ごく普通の人間より体つきは頑丈であり雷属性の技を扱えるため、余程の事がない限りどんな状況でも打開できるという自負から必ず相手の事を守ると凛とした表情と声色で伝え、目的地である海へと到着すれば予想通り目を輝かせている相手に連れてきて良かったと思いながら普段は何処までも広く続く青い水面が地平線の近くにある太陽を中心にオレンジ色に染まっており、羽を休めるため地面へと降りると告げつつゆっくりと下降してゆき)
ミラージュお兄さんの、世話焼きで
優しいところ、尊敬するし、かっこい
いなぁって思うんだ。…頼もしいな、
ありがとうミラージュお兄さん。
うん、すごく綺麗。海を見るのも、
太陽が沈むのを見るのも、初めて、だから。
(貴方の言葉には、柔らかい笑顔で
素直な胸の内で思ったことを
口に出す。貴方みたいに強くて、
かっこいい大人になれたら
いいなぁ、なんて内心で思う。
貴方をキラキラした目で見つめながら、
初めて見る景色を見て、
ワクワクとした声音で初めて
みる景色だと述べた。)
ふふ、ありがとう。俺もお前の素直で無垢な所は嫌いではないぞ。
森の中にばかりいれば海なんて書物でしか分からないからな。連れてきた甲斐があったよ。
…もうじき日も暮れる。寒くはないか?それと少し砂浜を歩いてみないか?
(かっこういいと褒められれば、嬉しそうに目を細め小さく笑い声を零しつつお礼を述べて、相手の事の素直で純粋無垢な点は良い所もあれば悪い所でもあるため嫌いではないと相手から見れば素直じゃないような言い方をし、海を初めて見るとワクワクした声色で述べる相手に連れてきて良かったと思いつつ昼間の海はそれなりに気温が高い場合が多いが、夜になるとめっきり冷え込むため寒さと地面というか砂浜へと着地すれば翼を出した状態のまま散歩へと誘って)
…ふふ、ありがとう、ミラージュお兄さん。
嫌いじゃないなら、よかった。安心した。
ミラージュお兄さんに嫌われたら、
ぼく、悲しいから。大丈夫、だよ。
…!うん、歩きたい…!
(自分の言葉に、笑みを浮かべてくれた
ことに嬉しさを感じる。貴方から、
嫌いではないと言ってもらえば、
ふわりと柔らかい笑顔をみせ、
安心したような声音でそんなつぶやきを
もらす。貴方に嫌いと言われたら、
立ち直れないかもしれないと
しゅんとしつつ、続ける。
貴方から、寒くないかと問われれば
大丈夫と答え、歩くかとの問いには
ぱぁぁと表情を輝かせ、嬉しそうに
返事をした。)
おいおい、そう簡単に俺がお前の事を嫌いになると思うか?お前を嫌いになることなんてないさ。
なら降ろすぞ。砂浜は歩きづらいから砂に足を取られないようにするんだぞ。あぁ、それと海に入るのなら波に足を取られないようにあまり進み過ぎないように気を付ける様に。
(己が相手の事を嫌いになるわけない、少なくても現段階では嫌いになる要素なんて微塵も見つけられないためきっぱりと断言し、己の問いかけに嬉しそうに返事を返した相手に海での注意点を事前に伝えながら砂浜へと相手の足を立った状態になるようにし)
…ふふ、ありがとう。そこまで
ハッキリ言ってもらったら、少し
照れくさいような気持ちに、
なるなぁ。…うん、わかった…!
わ…!ほんとだ、歩きにくい…。
(貴方の言葉を聞き、胸が温かく
なるのを感じつつ、少しだけ
照れくさい気持ちになり、
僅かに頬が赤くなる。
貴方から、海についての
注意点を聞き、しっかりとうなずき、
地面に降ろしてもらい、試しに
足を動かしてみるが、思うように
前に進めず、少しだけしゅんとし
歩きにくい、とポツリと呟いた。)
はは、何も照れることはないだろう。俺は本心で言っているだけだ。
な?だからこそゆっくりと歩くと良い。だがこの時間帯なら砂の温度も落ち着いているから安心して歩ける。転ばないように手を繋いでやろうか?
(照れくさいと言葉を述べた相手の頬は暗くなりつつある状況では分かりづらいが仄かに赤くなっており、初々しい反応に緩みそうになる頬を抑えつつ相手の髪を荒っぽく乱雑に撫でてやり、砂浜へと足をつけ歩き出そうとした相手が思うように進めないようなので相手と手を繋ぐため相手に見える様に手を差し出しながら問いかけて)
…ミラージュお兄さんに言われるから、
照れるのかも。…ミラージュお兄さんの
こと、ぼく、大好きだから。
うん、手を繋がないと、転びそう
だから。今度は、昼間の海を見てみたいな。
(貴方に言ってもらえたから、こんなに
恥ずかしくなる、特別だからと
内心で思い、柔らかな笑顔で特別と
告げる。頭を荒っぽく撫でる手に
ふにゃりと嬉しそうに笑い、貴方の
手に頭を擦り寄らせる。
砂浜を歩くのに苦戦していると、
貴方が手を差し伸べてくれたため、
言葉に甘えることにし、貴方の
手に自分の手を乗せた。)
そうか。俺の言葉で照れてくれるのなら嬉しいな。俺もお前の事が好きだ。
時間があるときにまた連れてこよう。その時は海に入れるのなら入ってみるか?まぁ、その日はちゃんと風呂に入らないとならないがな。
(自分だから、自分の言った言葉で照れてくれるのはとても嬉しく。例え恋愛感情抜きでも大好きという言葉に抑えていた頬の緩みはなくなりそのままの状態で自分も相手の事が好きだと述べて、荒っぽく撫でていた手にすり寄ってきたので手つきは荒っぽさから丁寧で相手の髪を梳かすようなものへと変化して、差し伸べた手へと相手の手が載れば緩く優しく握るとそのままゆっくり相手の歩調へと合わせる様に歩き出して)
ふふ、嬉しい。…ミラージュお兄さんと
同じ気持ちなんだね。ありがとう、海、
入ってみたい、な。海の水は、しょっぱい
って、本で読んだことあるけど、ほんと
なの?お風呂…、…あんまり好きじゃない、
けど、わかった。
(貴方の言葉を聞き、キラキラした目で
みつめ、笑顔で嬉しいと述べる。
貴方から、好きと言ってもらい、ドキドキ
と嬉しさと両方の気持ちを深く
感じる。そして、ぱぁぁと表情を
明るくさせ、こくこくとうなずいたあと、
不意に疑問が浮かび、首をかしげ
貴方に問いかけをぶつける。
しっかりと手を握り返し、お風呂は
あまり好きじゃないと、しゅんとし
話し、ゆっくりと砂浜を歩く。)
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