夢の1着を目指して〆

怒ってる…？…あなたが応じてくれて本当は嬉しかったんだけどなー…でも周りの目があるから冗談ってことにしておいた方が、お互いのため、でしょう？
(相手が受け入れてくれるかどうかは少々分が悪い賭けではあったが、応じてくれたのは本当は嬉しかったと本音を述べて、しかし担当ウマ娘とトレーナーのこういった行動が誰に見られて問題になるかはわからないため敢えて冗談ということでこの場を流そうとしたのだと、相手の方へ顔を寄せて小声で真意を伝えて)

うっ…そうだけど………そこまで考えてくれてたんだね。その…ちょっと怒っちゃってごめんなさい
(確かにローレルが話すとおりにしないと周りのウマ娘から変な風に見られて噂が拡がってしまうかもしれないと考え、そのことに気づかず本当に機嫌を悪くして嫌な態度を取ってしまったことを頭を下げて謝罪し)

……ふふ、しょうがないなぁ、許してあげる
(申し訳なさそうに頭を下げる相手をしばらく無言で見つめ、それからフッと優しく表情和らげれば、周囲の目も憚らず相手の頭に手を伸ばし撫でてみて)

わっ……ここでするなんてローレル大胆だね。ほんとにバレちゃったらどうするのさ
(まさかここで頭を撫でて貰えるとは思わず、顔を真っ赤にして照れながらも自分達にとっては当たり前のことだが、ウマ娘がトレーナーの頭を撫でるだなんてとても目立つ行動なのでは無いかと少しばかり心配そうにしており)

それもそうだね、でも頭についてたゴミをとってましたってことにしておけば大丈夫でしょ？
(心配そうな相手とは対照的に何食わぬ顔で頷けば、以前同様に頭を撫でた時に、もしも周りからこのことについて言及された時にどうするかという問いかけに対して相手が考えた言い訳をそのまま口にすれば悪戯っぽく笑って小首を傾げて)

確かに…ってかそれ俺が言ったやつじゃん。ふふっ……あっ、サンドイッチ食べる？
(なるほどと頷くも遅れてその言葉が自分が言ったものだと分かり指摘するも柔らかな笑みを浮かべては再びサンドイッチを食べようとするも、さっきはあげないと言ったが食べるかと聞いてみて)

あはは、バレちゃった？それじゃあ…お言葉に甘えて一口くださいな
(別に隠してるつもりは全く無かったが相手の言葉の引用じゃないかと指摘されればあっさりと認めて悪びれた様子もなく笑っては、あーんと大きく口を開けて相手の反応を窺って)

わかった……食べさせていいのかな？はい、あーん……
(まだ口のつけてないサンドイッチを手に取れば、ローレルが口を開けて待っているのでそのまま食べさせればいいのかなと察して、ゆっくりとサンドイッチを口の中へと持って行っては食べさせてあげて)

あーん…ふふ、美味しいね。サンドイッチといえばフランスパンで作るバゲットサンドも美味しいんだよ、今度作って持ってきてあげるね
(サンドイッチを差し出す相手の手を掴まえれば、そのまま躊躇なくかぶりついて表情を綻ばせて、一般的なサンドイッチとは少し違うがフランスパンを使った物もあると話せば、またの機会に相手の為に使って持ってくる事を約束して)

ほんとに？それは楽しそうだな。そういう料理ってなんかピクニック感あるよね
(手を掴まれてはまた頬を赤く染めては、ローレルの手料理と聞いてテンションを上げて楽しみに思えば、なんとなくだがそのような食べ物はピクニックのような外で食べるイメージがあるなと話してみて)

ナイスアイデア！それなら今度お休みの日に予定を合わせて一緒にピクニック行っちゃう？山道を歩けば軽いトレーニングにもなりそうだし一石二鳥だよね
(何気なく溢れたピクニックという言葉に耳聡く反応示し、本当にピクニックへ行ってしまおうと提案しては、本格的なトレーニングはまだまだ大変かもしれないが、こういった小さな積み重ねにも一定の効果はあるかもしれないと明るく話して)

確かに、丁度よく足に負担がかけられて良いトレーニングになるかもだね。それじゃ次の休みはピクニック行こっか
(まだあまり本格的なトレーニングができない中、山道を歩くのはとても効果的なのではとローレルの考えに頷けば、2人でピクニックへ行くのが嬉しいからか声色を明るくしてとても嬉しそうに約束をし)

うん、決まりだね。楽しい1日になりそう、ピクニックへ行くのにいい感じの場所を早めに調べておかなくちゃだね
(負荷をかけるだとかトレーニングついでというのはあくまでも名目上という側面が強く、どちらかといえばやはり一緒に休日遊びに出かけるのが楽しみだという本音を隠すことなく笑顔と態度で示しては、ピクニックに最適な場所を今のうちから決めておこうと言葉を続けて)

そうだね、やっぱり山とか？あ、でもこの時期は海も人少ないかもだよね？
(ピクニックと言えば山という印象があるも、他のウマ娘が合宿へ行くその前にちょうど春なので人も少ないであろう海も悪くは無いのではないかと色々とピクニックのことを考えて楽しそうに頬を緩めており)

なるほど、私も山とか自然公園とかで考えていたけど、浜辺でピクニックも楽しそう！…それじゃあ海でピクニックにしよっか。ふふ、楽しみ
(自身もどちらかといえば山などの緑が多く自然溢れる場所で、と考えていたが海を眺めながらなんていうのもいいかもしれないと相手の提案に頷けば、自身の気持ちはもう海でのピクニックに固まり、こちらも楽しみだという気持ちを笑顔に滲ませていて)

俺もとっても楽しみだよ、ローレルと色んなところ行けるって思うとね。ふぅ、ご馳走様でした
(こちらも海で心が決まれば同じく嬉しそうに笑い、他にも沢山色んなところに2人で行けたらいいなと思いを馳せながらサンドイッチを食べていっては完食し)

お腹いっぱいになったね、私には少し量が多かったかも…本格的にトレーニングとか始めたらちょっとは違うのかな？
(自身もにんじんハンバーグを食べ終えて、それから一つ息を吐けば、予想していた以上にボリューミーで自分には少しばかり量が多めだったかなと苦笑浮かべ、本格的にトレーニングを始めて運動量が増えれば食べる量も増えるのだろうかと小首傾げながら考え込んで)

消費する分沢山食べるようになるのかな。そうしたらローレルも沢山食べるようになるかな……ちょっと寂しいかも
(やはり毎日運動量があればその分カロリーを接種するんだろうなと考え、ローレルもいずれは他のウマ娘みたいに沢山食べるようになるのだろうかと考えれば、自分が少食気味だからローレルが沢山食べると寂しくなるなと思うも、トレーナーとしては有るまじき発言にすぐ気づき「今のは忘れて、ちょっとおかしなこと言ってた」と撤回し)

気持ちはなんとなくわからなくもないけれど、そこは担当ウマ娘の成長を素直に喜んで欲しいかな～。それに、食べる量が増えたとしても私は私だから、何も変わらないよ。だから安心して？
(相手の寂しい気持ちに理解は示しつつも、ウマ娘として本格的にトレーニングを始めれば相当に補給も必要になるのは当然のことであり、トレーナーとしては自分がそういった普通のウマ娘としてのトレーニングを享受出来るようになった暁には喜んで欲しいと伝えるも、それによって本質的な部分で自分が変わってしまうことはないと誓って口にして、安心させるように微笑みかけて)

そ、そうだよね。何言ってたんだろ……なんか昔よりも変な風になっちゃったかな？
(食事量が変わっただけでローレルはどこにも行かないはずなのに何を言っているのだろうと反省しては頬をポリポリ掻き、昔はこんなこと思わなかったのに変な風に成長してしまったなと自虐して)