夢の1着を目指して〆

勉強の動機は私だったんだね、不純だって言いたいところだけど、そんな風に言われたら私からは何も言えないね
(相手が手当の仕方を勉強した理由は勿論トレーナーになるために必要だったというのもあったのだろうが、一番に自分のためとわかれば勉強の動機としては少し不純な気もしたが、そんなことなどどうでも良くなるぐらい嬉しく思えば、そう冗談めかして笑いつつ口にしては小さく肩を竦めて)

ふ、不順？俺はローレルの助けになりたいから色々と勉強したのに……もちろんトレーナーとして必ず役立つだろうなとも思ってるけどさ
(まさか不順だと言われるとは思わず衝撃を受けた顔をし、もちろんローレルのためという理由だけでなく、トレーナーとして必ず必要な技術だということも理解してると話すも、やはり1番はローレルの助けになりたいという気持ちがあるので機嫌を少し悪そうにし)

(/今更なんですけど、一応ブライアンできるのでどこかしらのタイミングで出しますか？)

ごめんなさい、初めからそういう約束だった訳だし、私のためって言ってくれるのは嬉しいよ！とっても
(相手の不機嫌そうな反応を見れば少しだけ驚いたような表情浮かべてからすぐに表情綻ばせて、相手がトレーナーを目指す動機がそもそも自分との約束だったことを思えば、その気持ちをずっと変わらず持ち続けていてくれたことを純粋に嬉しく思えば、謝罪を口にしてから本心からの気持ちを真っ直ぐに伝えて)

(/そうですね、可能であればお願いしたいです。ただ、ブライアン側は公式シナリオだと春天で負かされるまでローレルのことを全くと言っていいほど意識も(一応同級生なのに)認識も殆どしてない感じなので、その辺の改変をしないなら絡みがあるのもその辺からになりそうですね)

どうしよっかな……この後2人っきりの時間作ってくれるなら許してあげなくもないけど
(本当はその言葉だけでも嬉しく、許してはいるが少し悪戯心出てきて許す代わりにまた昨日みたいにローレルと2人っきりになりたいと無茶ぶりをしてみて)

(/なるほど、了解です
では出して欲しいタイミング来たら言ってください)

ふふ、それぐらいなら喜んで！むしろ私の方からお願いしちゃおうかなって思ってたところ…なんてね
(何となく許す許さないは口実だと気づきつつも、その要求に乗り気で頷いては、頼まれるまでもなく、相手ともうしばらく一緒に居たいと感じているのは事実で、ウインクをしながらそうおどけて肩を小さく竦めて)

ありがとう……ちなみにどこで2人っきりになる？……俺の部屋とか来る？
(相手も同じ気持ちだと分かれば嬉しそうにし、患部が冷えたらどこに行こうかと話せば不意に自分の住んでる部屋なんでどうかなと言ってしまい、まだ再開して2日目なのにいきなり家へと誘うなんてやばいかと自分の発言にびっくりして)

うーん…それじゃあお邪魔させてもらっちゃおうかな？あなたが今どんなところに住んでいるのかも気になるしね
(家に誘われるのは流石に予想外ではあったがそれほど驚きはせず、僅かに思考巡らせてから特に抵抗もなく自身としては大して問題もあるとも思えず、受け入れるように頷いては好奇心を前面に出しつつニコッと笑って)

(/またまた唐突ですがヒシミラクルちゃんに興味あったりします？最近この子を動かしたい欲がかなりありまして、もしも興味があれば動かす場を用意しようかなと思うのですが)

え…あ、ありがとう。そうだ、足は大丈夫そうかな？ちょっとまた触らせてもらうね
(まさかの承諾に驚くも、すぐに頭を働かせて感謝を伝えれば、とりあえず先に足の様子を見なきゃなと考えれば再びローレルの足の前で座り、1度サポーターを外して患部を触り「大丈夫そう？」と上目遣いで心配そうに聞き)

(/ローレルと同じく未所持なんでにわかなんですけど、それでも良ければお願いしたいです)

うん、お陰様でだいぶ楽になったよ。元々少し休めれば大丈夫かなって感じだったから、もう大丈夫そう
(まだ少しだけ違和感はあったが、痛みはほとんどなくなっており、経験上これぐらいならば少し休めればすぐに良くなるとわかっていたため、相手の適切な処置もあってもう平気だと感謝の言葉を口にしつつ微笑みかけて)

(/では以前使っていた『煌めく絆』というトピにてお待ちしています)

なら良かった、それじゃ家まで案内するよ……あっ、汗かいたよね？先にシャワーとか浴びて着替えたりする？
(大丈夫そうだと判断すればサポーターをしまい、早速家に行こうと伝えるが、全力で走ったので汗をかいたと思うので先にトレセンでシャワーを浴びるかと提案するが「良ければ俺の家でもいいけど」と選択肢を増やして)

そうだなぁ…シャワーをすぐに浴びても良いけど、この気候なら少しだけ歩いてトレーニングの後の火照りを冷ますのもいいかな？という訳で着替えだけしてきちゃうね
(確かにそれなりに汗をかいたが、足の方が先に限界が来たこともあって実際にはそれほどの運動量ではなく、すぐにシャワーを浴びたいというほどの不快感もないため、暑くも寒くもないちょうどいい春の気候の中、相手の家に向かう道中で火照りを冷ましながら歩くのも一興かと考え、とりあえず制服にだけ着替えて帰りの支度をしてくると伝えて)

おっけー、それじゃ着替えたら校門前まで来てね。………ふふっ、こんなこともあったな
(着替え終わったら校門前に集合と約束し、すぐに待ち合わせ場所に行けばスマホで昔撮ったローレルと自分のツーショット写真を眺めてこの頃は本気でローレルの事をお姉ちゃんとして見てたなと1人でクスッと笑い)

お待たせ、何を見ていたの？なんだか凄く楽しそうな顔してたよ？
(程なくして着替えを済ませて指定された校門前へとやってくれば、一心不乱にスマホの画面を見つめる相手の姿が見えて、明らかに表情が明るく楽しげな様子が見受けられれば、周囲の様子が目に入らないぐらい、何をそんなにも集中して見ているのかと関心を寄せ背後からそう声をかけながら画面覗き込もうとして)

わっ、ローレル……えと、昔の写真だよ。この頃は本当にローレルのことお姉ちゃんみたいだなって思ってて。一人暮らしの時もたまに寂しくなった時はこうして2人で撮った写真見てたんだ…気持ち悪いかな？
(急に声をかけられてびっくりし、特に隠すことでもないので昔の写真を見ていたとスマホの画面を見せて、スクロールしながら沢山の思い出が詰まった2人の写真見せながら昔から見ていたりするのでストーカー見たいかなと苦笑いして)

あ、懐かしい写真だね！確か、これは倶楽部での運動会の時だよね。…私だけ徒競走で走らせてもらえなくて、少し悔しくて…だけどそんなことどうでもよくなっちゃうぐらいあなたが猛抗議してくれて…嬉しかったのをよく覚えてる
(相手が見ていた写真を確認すれば、特段気持ち悪がったりすることはなく、むしろ倶楽部時代の思い出に想いを馳せて瞳を細め。脚のことだから仕方ないと割り切ってはいたつもりでも、それでも悔しさは隠しきれなかった自分自身よりも自分のことで熱くなってくれた相手、周りの大人の主張の方が正しかったと今の成長した相手ならば言うだろうが、あの時相手が自分のために怒ってくれたことで気持ちは救われたんだとしみじみと呟いて)

あったね、そんなこと……今の俺だったら他の人と同じこと言うけどさ、それでもローレルが悲しそうにしてるのは嫌だからな。でもその後確か、大人の人達に俺が怒られて泣いてたところローレルが慰めてくれたよね、思い返せば恥ずかしいけどちょっと嬉しかったかも
(自分もはっきりとその時のことは覚えており、トレーナーとなった今ならローレルの足のことを考えて出走させないと判断するが、それでも悲しそうにする相手を見るのは嫌だなと難しそうな顔をし、次の写真を見れば誰が取ったのか未だに分からないが何故かその後立場が逆転し怒られた自分をローレルが慰めているという情けない所の写真なので苦笑いし)

ふふ、そうだったね。あなたって私のことになると途端に聞き分けがなくなるんだもの、だから余計に私がしっかりしなくちゃって思ったのかも？
(相手の言葉に当時の記憶が鮮明に甦り、この件に限らず自分よりも自分のために必死になってくれたのが相手だったなと振り返り、下手な事を言えば相手が自分の為に無茶をしたりするかもしれないと子供心に思っていたこともあって、我儘をあまり言わない聞き分けのいい子供時代を過ごしていたのかもと軽口叩いてクスッと笑い)

やっぱりそうだよね、でもローレルのことは自分のことよりも大切だから…それじゃそろそろ行こっか
(ローレルのしっかりとした性格は自分が危なっかしい性格だからだよねと苦笑いしながら同意するも、ローレルのことがどんなことよりも大切だからこその行動だと後悔はしておらず、このまま昔話を楽しむのも良いが早く部屋に行こうと自宅へ歩き出し)

そうだね、それじゃあエスコートお願いね
(あまり遅くなればあっという間に門限になってしまうと考えれば相手の言葉に賛同し、少しばかり芝居がかったような口調でそうおどけて見せ、口角をあげて笑みを湛えつつ片手を差し出してゆるりと首を傾げて)