夢の1着を目指して〆

【小鳥遊雄太】

ああ、わかったよお姫様の仰せのままに…。ただし、夜更かししたせいで明日起きれないなんてことにはならないでくれよ？
(相手の呼びかけに足を止め、相手の元へと引き返せば豪華なベッドの上にいる相手を軽く揶揄するように口にしてはベッド脇に腰を下ろし、一応明日は朝が早い事を改めて念押しだけはしておき)

【エイシンフラッシュ】

あっ、トレーナーさん待ってください…！……すみません、私の分まで払っていただいてしまったようで…お金お渡ししますね、私の食べたメニューの値段は確か…
(自然な流れでレジへと向かっていく相手に一瞬反応が遅れて、引き止めようとしたが流石にレジ前であれこれ言うのは店員側にも迷惑がかかると考えて支払いをする様子を黙って見守り、支払いを終えて店を出るところで申し訳なさそうに謝罪した後で財布を取り出して相手に自分の食べた料理分のお金を渡そうとして)

[サイレンススズカ]

ええ、分かってますよ。ほんの少しだけ…おしゃべりするだけで大丈夫ですから
(隣に座ったトレーナーにすり寄るように近づいて、甘えるように上目遣いすれば明日に響かない程度にお話したいとお願いして)

[福丸透]

いいからいいから、フラッシュが俺の担当になった記念に奢らせて
(フラッシュが出したサイフを手で抑えるように下ろさせれば、自分が奢りたいからお金を出したと微笑んで伝えて)

【小鳥遊雄太】

ん、了解。しかし、アレだな…スズカって案外寂しがり屋っていうか甘えたがりなのか？なんか走りを見て勝手に俺の中で孤高なイメージがあったんだがな。あ、別にそれがダメだとか責める意図はないぞ？
(勝つ時は常に先頭をただ一人走る相手のイメージとは随分違う、甘えん坊かつ寂しがり屋とも思える人物像をみせつけられ、少し驚きがあって、しかしその驚きは決して相手の人格を否定するものではないと、その点はハッキリさせておき)

【エイシンフラッシュ】

記念という意味でしたら私にとっても特別な日です、それで与えられるだけというのはどうにも…パスタ代には及びませんが、せめてケーキだけは私にお金を出させていただけませんか？
(確かに相手の言い分もわかるのだが、それがまかり通るなら自分にとっても今日は特別な日であり、自分だけが相手によって与えられるだけというのは居心地の悪さもあってパスタの値段の半分程度にはなってしまうが、せめてこれから向かう自分のオススメのケーキ屋では自分にお金を出させて欲しいとしっかりした口調で述べて)

[サイレンススズカ]

それはその…トレーナーさんにはなんだか甘えたくなってしまって…前のトレーナーさんとはこうして遊んだりしたこと無かったので
(今までこんな風にトレーナーとお出かけしたことがなかったので、こんな風にフレンドリーな相手に自分でも分からないが甘えたくなってしまったことを恥ずかしそうに伝えて)

[福丸透]

んー…まぁフラッシュが出したいならいいけどさ
(本当はケーキも自分が出すつもりだったが、フラッシュが出したいならそうさせてあげようと奢るつもりだったので少し不機嫌そうにしながら)

【小鳥遊雄太】

あー、確かにスズカの前のトレーナーは優秀だけど冗談が通じなくて笑わないことで有名な人だったもんなあ
(話しを聞いて、相手の元トレーナーが実力は確かなことで有名だが同時にとっつきにくい人物として評判だったことを思い出すと、なんとなく相手の気持ちもわかる気がして、小さく笑っては肩を竦め)

【エイシンフラッシュ】

…あまり良い顔をしていませんね、私にお金を払わせることに抵抗があるといったところでしょうか…確かにこういう時男性の顔を立てるべきかと思いますが…では、せめて私からトレーナーさんの為に何か出来ることはありませんか？
(相手の表情や反応が芳しくないことを察すれば、原因も自ずとわかり、年長者であり男性である相手の意見を尊重すべきだと思い直すが、やはり与えられるばかりでは納得がいかないと考え、せめてお金の代わりに出来ることはないか問いかけ)

[サイレンススズカ]

本当にトレーニング一緒にするだけの関係でしたから…でも、あの人も悪い人ではないんですよ、ただウマ娘を勝たせてあげたいだけなんですから
(ほとんど仕事仲間のような関係だったが、あそこまでストイックだったのはウマ娘が大好きで強くしてあげたい事は伝わっており、喧嘩別れせずお互いの合意で関係を終えたからか必死に伝えようとして)

[福丸透]

じゃあ…手、繋ぎたいな
(よく分からないがフラッシュともう少し近くにいたいと思い、手を繋ぎたいとお願いすれば返答聞く前に自分から手を握って)

【小鳥遊雄太】

そうだな、わかってるよ。スズカの才能を見出してスズカをここまで育てたのはあの人だからな、ちょっと嫉妬はしてるのかもな
(相手が逃げウマ娘としての真価を発揮したのは以前のトレーナーと出会ってからであり、それまではむしろパッとしないイメージだったはずだと記憶しており、相手の才能を見出したのが自分ではなく他人だった事に嫉妬しているなんて恥ずかしげもなく赤裸々に本心を語り)

【エイシンフラッシュ】

…ええ、わかりました。その程度のことであれば問題はありません…しかし、なんだか今日は少々暑いですね…
(手を繋ぐなんて今後の相手との未来を考えればむしろ造作もないことだと思い込もうとするが、顔が少々熱くなるような気がして少しばかり落ち着きなく瞳泳がせながら照れ隠しにそう呟いて顔が赤いのを誤魔化そうとして)

[サイレンススズカ]

でもトレーナーさんだって燃え尽きた私をこうしてまたレースに出せるように努力してるじゃないですか。本当に感謝してますよ
(確かに前トレーナーはとても優秀な人で自分のスタイルを確立してくれた恩人だが、今のトレーナーだって怪我をして引退しようとしていた自分をまたレースに出せるようにしてくれているので、感謝しかないとぺこりと頭下げて)

[福丸透]

そう？俺は肌寒いくらいだけど……フラッシュの手が温かいから平気だけどね
(まだそんなあったかい時期ではないのでどうしたんだろとフラッシュを見つめて、彼女とこうして手を繋いでると体だけでなく心もあったかくなるのでより強くぎゅっと握って)

【小鳥遊雄太】

はは、なんかそういう言葉を催促したみたいになっちゃったな。でも、まあ、ありがとな
(決してそんなつもりではなかったが、相手に変に気を遣わせたみたいになってしまったかなと思い、苦笑混じりに肩を竦めてはお礼を述べ相手の頭にポンと手を置いて)

【エイシンフラッシュ】

っ…！そ、そうですか…しかしそれでしたらもっと密着する面積を増やした方が効率的ではないでしょうか？
(確かに今日はどちらかといえば肌寒い日だった、そんな相手の正論に一瞬言葉に詰まるが、逆に吹っ切れたような気がして、そんなことを言い出しては相手の腕に自らの腕を絡めるようにして身を寄せてみて)

[サイレンススズカ]

っ…その、いきなりは反則ですよ？
(今までこんな風に頭を触られたことないのでビクッとしたが、なかなか心地よかったので頬を赤らめてトレーナーを上目遣いで見やって)

[福丸透]

ちょっ、フラッシュの大きいのが当たってる…なんか、知り合って間もないのに恋人みたいだね
(腕にフラッシュの大きくて柔らかいあれの感触がしてさすがに驚いて顔真っ赤にするも、この状況がとても心地よくて何となく恋人通しはこんなものなのかなとこちらもフラッシュに密着して)

【小鳥遊雄太】

おっと…悪いな、つい。もしかして嫌だったか？
(頭を撫でてしまったのは無意識の行動で、相手のなんともいえない反応からもしかして嫌だっただろうかと考えれば謝罪を口にして手をどければ首を傾げ、そう問いかけて)

【エイシンフラッシュ】

ええ、何も知らない方が見ればそう見えるでしょう、トレーナーさんもこういったことへの関心はあるんですね
(周りからそう見られる可能性を一切否定せず、それでも問題ないとでも言いたげにクスッと笑えば、なんとなくここまでの会話であまり異性との付き合いに疎そうな雰囲気を出していた相手でも、流石にここまで来れば意識もするのかとほくそ笑み)

[サイレンススズカ]

い、いえ…むしろもっと撫でて欲しいです…
(慌てて訂正して、撫でられる感触がとても心地よかったのでもう一度して欲しいと上目遣いで耳をぴょこぴょこ動かしてお願いして)

[福丸透]

俺だって一応学生の時好きな人とかいたからね？よく周りからそういうの興味無さそうって言われるけどさ…ちなみにだけどその好きな人って黒髪ショートで落ち着きがあって…あと胸大きかった…
(今までなら考えられないであろう慌てようで、自分だって恋くらいしたことあると恥ずかしそうに打ち明けて、さらに当時想いを向けてた人の特徴言えば偶然にもフラッシュと似ていて)

俺だって一応学生の時好きな人とかいたからね？……ちなみにだけど好きな人って結婚したいなーとか、この人の作った味噌汁飲みたいなとかだよね？
(慌てながらも自分も人並みには好きな人がいたと語るが、好きって気持ちがあんまり分かんなくて自分の思う好きな人の条件をフラッシュに聞いてみて)

(/すみません福丸の恋愛に疎い感もう少し出したかったので見づらいですがこっちに変更でお願いしたいです)

【小鳥遊雄太】

そうやってお願いをされると逆にしたくなくなるな…なんて、冗談だよ。…さて、あまり遅くなってもいけないし今度こそ寝るとしようか
(相手の要求に対してあえて天邪鬼な対応をしてみせたが、すぐに冗談だよと小さく笑えば、そっと相手の頭にポンと一度だけ手を置いてから立ち上がって)

【エイシンフラッシュ】

そうですね、広義的にはそれも好きの範疇に収まるかと…もっとも好きにも2種類あります、ライクなのかラブなのか…
(相手の思う好きも一つの正解だと認めた上で、好きというたった二つの日本語の文字で形成される感情にも更に2種類あると少しばかり意味深に口にしては、フッと微笑みかけて)

[サイレンススズカ]

んぅ…わ、分かりました…それじゃあトレーナーさん、おやすみなさい
(本当はもっとゴシゴシと頭を撫でられたかったが、仕方ないかと不服そうにしながらも扉の方へ行くトレーナーに軽く手を振りながら見送り)

[福丸透]

日本語難しいよね～…ちなみにフラッシュは俺に向けてるのはライク？それともラブだったりして？なんてね
(日本人なのに難しいよねとドイツ出身のフラッシュに笑いながら言えば、単純にフラッシュは自分にどういう気持ち向けてるのか気になってどっちの感情なのか聞いてみて)

【小鳥遊雄太】

…スズカ、起きてるか？朝飯にしよう
(次の日の朝、相手の部屋のドアをノックして、無用なトラブルを避けるためにもまずはドアを開ける前に中に居るであろう相手へとそう呼びかけて)

【エイシンフラッシュ】

日本人のトレーナーさんがそれを言ってはもう本末転倒だと思いますが…ふふ、まるでウマ娘の適正でも聞くような手軽な感じでそれを聞くんですね？ここで答えをお伝えするのは容易いですが、そんな簡単に得られた答えで満足出来ますか？
(中々に重要な質問であるはずだが、それを気軽に尋ねる相手に含み笑いを浮かべ、質問を答えることに抵抗はないが本当にここでこんな軽いノリで聞いてもいいのかともったいつけるが、自身のこの反応の時点で察しのいい人物が相手なら答えを言うまでもなく既に語るに落ちてるなと内心苦笑していて)

[サイレンススズカ]

はい、今出ますね……おはようございます、トレーナーさん
(ノックされれば扉の方へ呼びかけては足音と共に扉を開けて、パジャマを着ながらもひょっこりと扉から顔を出して朝の挨拶をして)

[福丸透]

じゃあフラッシュが自分から言ってくれるまで待ってるよ…あっ、ケーキ屋さん見えてきたね。でも手離したくないな
(ここで聞くのはさすがに野暮かなと諦めれば目的のケーキ屋さんが見えてきたが、繋いだ手もといくっついたフラッシュに離れて欲しくないとお願いして)

【小鳥遊雄太】

おはよう、スズカ。用意はもうしてあるから着替えたら外に出てきてくれ
(どうやらまだ寝起きらしい相手の顔を見ればニッと笑い、既に食事は別荘の外に用意が出来てると伝えてから自身は先に階段を降りて外へと出ていき)

【エイシンフラッシュ】

ふふ、同感です。ですが、いいのですか？…このまま手を繋いだままウロウロすればあらぬ噂を立てられてしまうやも…
(手を離したくないという気持ちには共感しつつも、トレーナーらしき人物とウマ娘が手を繋いで歩いているというのは周りからすればそれなりに目立つだろうことは考えるまでもなく、しかもそのまま店に出入りしたりなんてしてしまえば噂になってしまうだろうし、それで相手は困らないのかと問いかけ)

[サイレンススズカ]

分かりました、直ぐに向かいますね
(トレーナーが行けば直ぐに着替えて、朝からお腹がすいたからか駆け足で別荘の外に行って「お待たせしました」と言いながらトレーナーの元に行き)

[福丸透]

さっきも言ったけど俺が女性と仲良くするなんてありえないって噂になっても信じないのがオチだから大丈夫だよ。それよりフラッシュは変な噂出ても平気なの？
(自分がウマ娘と手を繋いでたなんて誰も信じないだろうと苦笑いして、逆にフラッシュは自分との噂が立っても平気なのかと心配そうに聞き)

【小鳥遊雄太】

お、来たな。ほら、にんじんたっぷりの温かいスープだ、沢山食べてこの後のトレーニングに向けて備えてくれ
(外では焚き火に大鍋がかけられていて、その中にはにんじんを中心に様々な野菜が煮込まれたスープが入っており、器に盛り付けてやればパンと一緒に外に設置された折りたたみ式の木製のテーブルの上に並べて)

【エイシンフラッシュ】

はい、周りからどのように思われるかは私にとっては些事に過ぎません。むしろ後ろめたいことはないと確信しているのであれば堂々としているべきかと
(悪事を働いたりしている訳でもないのだから周りからの評判なんか気にする必要はなく、堂々と振る舞うべきだと事も無げに言ってのけては手を強く繋ぎ直して店へと入っていき)