匿名さん 2022-03-18 18:27:04 |
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さっすがやなぁ、ホンマ。聞いてるだけで腹いっぱいになってきたわ……。
(次々と羅列されていく甘味の名称、カフェで新商品が発売される度に似たような会話を繰り返している筈だが、毎度毎度相手の食欲には驚かされるばかりだ。いい意味で変わっていない返答を受け取れば感嘆の息を漏らして)
一緒に行くからには、茜もちゃんと食べてよね。
( 新しいものが出る度にこうして付き合って貰っている。いつも浮き足立っているのは己の方であるが、来てくれるということは相手も少なからず嫌ではないだろうと考えて。食指をぴんと立てて宣言しつつ、進んでいくとカフェが見えてきて )
へーへー。……お、思ったよりすいとるやん。
(分かってるとでも言いたげな口調で相槌を打つ。気付けば目的地はすぐ目の前、時間帯のせいもあるのか、幸いなことに行列が出来ている様子もなくスムーズに入店できそうだ。本人程乗り気ではなかったものの、自然と此方の口調も弾み)
うん、ちょうどよかった。
( それほど並ぶこともなく無事に入店することができた。いつも賑わっている人気な店であるからこそ、スムーズに入れるのはとても幸運なことで。店員に通され席につくと、喜々としてメニューを開き。瞳を輝かせながらそれらを眺め、どれから食べようかと考え始めて )
どれも美味しそう。春メニュー、やっぱり制覇したい。
無理して食うて腹壊すなよ。
(大食いな彼にとっては意味のない心配だろうが、限定スイーツだけでもかなり種類がある。メニューを開いた途端目に飛び込んできたその品々に圧巻され、思わず忠告を。そして自分は何を注文しようかと商品の一覧に視線を落とし)
結構迷うなぁ、こんな種類あるとは思わんかったわ。
当たり前。その辺りはちゃんと弁えてるんだから。
( 口調こそ強めではあるものの、美味しそうなスイーツを前にして怒るはずもなく声色は柔らかいもので。最初からほぼすべてを食べるつもりでいるため、注文する品に関して悩むことはなく。遠回しに気遣うような言葉を掛け )
何個か注文したら?食べ切れなかったらボクが何とかするし。それか、気になるのあるんならちょっとだけ分けてあげなくもないよ。
じゃ、ホンマに困ったら頼りにしてるで。
(相手なりの気遣いを微笑で返し有難く受け取れば、その上で改めてメニューを眺め。それでも直ぐに答えを出すのは難しく、む、と眉を寄せ暫く熟考した後、限定メニューという括りの中の商品から二つ指差し)
決めた。オレはイチゴのロールケーキと……桜餅にするわ。
了解。じゃあ他のを……ボクはここからここまで。
( 相手の返答を確認しては、それを含めて注文を。メニューの上で指を滑らせ、円を描くようにして一度に要望を告げ。すべて到着するとテーブルの上が品物で埋め尽くされることだろう。たくさん届くのを心待ちに、頬杖つくと嬉々として話し )
色々楽しみ。来てよかった。
せやな。なんか限定メニューっちゅーだけでテンション上がるわ。
(小さく頷いて同意を示し、期待の籠った視線でメニュー上の写真を眺める。仕事帰りなのか客足も増える時間帯、次第に賑わってきた店内を見渡せば、商品を持って此方に向かって来る店員の姿を見つけ)
……お、もう来たんちゃう?
そうだね。案外早いし、ちょっと遠くても美味しそうなのがわかる。
( 視線を辿り店員の姿へと目を移すと、此方にくるのがわかり。頼んだうちのひとつ、いちごパフェは写真よりも大きく見えた。目の前に運ばれてくるなり食べたいのを抑え、テーブルが埋まるまで集まるのを待つ。やがて注文の品が半分ほど届くと、我慢しきれずにスプーンを手にとって )
もう無理、食べる!
おうおう、焦って食って喉詰まらせんようにな。
(相手の頼んだ大量のスイーツでテーブルが埋まることに気を取られている間に、いつの間にやら自分の注文した二品も運ばれてきていたらしい。早速食べる気満々の相手につられフォークを手に取ると、興奮気味の彼に苦笑いで忠告しつつ、丁度目の前にあったイチゴのロールケーキを一口)
……うわ、凄いわこれ。イチゴごろっごろ入っとる。
そんなの、当たり前でしょ。
( 子ども扱いしないでほしい、と少々むっとして拗ねたような口振りで。しかし勿論本当には怒っておらず、目の前のいちごパフェに手をつけ。生クリームをたっぷりつけたいちごや、いちごソースのかかったいちごアイスを食べるなり破顔して
)
これもおいしい。いちごだけじゃなくて、いちごアイスまで入ってる。
ほんまや、写真よりえらいイチゴ尽くしやなぁ。
(流石、春限定のスイーツだけあって、とにかく苺三昧なパフェを見ては感心したように。メニューに載っていた写真よりも苺色のピンクが映え、此方の食欲をそそらせる。自然と此方がロールケーキを口に運ぶペースも早まり)
……ふう、美味しかった。
( 数分して届いた注文の品すべてを平らげ、満足すると相手へと視線向け。食べられなくはないが、あえて更に頼まなくてもいいくらい、いちごは堪能できた。だからといってまだ帰るには早い。他に行きたいところがあるのならば付き合うつもりで )
で、これからどうする?
(/遅れてしまい大変申し訳ありません……。少々リアルの方が立て込んでおりまして、中々纏まった時間が取れず…今は大分落ち着いてきましたので安定したペースでお返事できると思います……)
……せや、いくみ時間あるんやったらうちの店寄って帰らへん?春限定お好み焼き、試食ついでに奢ったるわ。
(これからどうするか、との問いかけに暫く考え込んだ後、ひらめいたように顔を上げ。つい先程スイーツを食べたばかりだが、大食いの相手のことだ、きっとお好み焼き数枚くらいならまだ食べられるだろうと)
春限定お好み焼き、ね。うん、気になる。時間もあるし、まだ食べられそうだし。茜の店の、美味しいから楽しみ。
( 提案を聞くなり春の味覚がいくつも頭に浮かぶ。どんなものなのか興味が沸いてくると同時に、食べたい欲求がふつふつと出てきて。当然とばかりに頷き、水を一口飲むと鞄を持って立ち上がり )
( / ただでさえ忙しいシーズンな上、いくみくんイベ中ですからね……リアル重視ののんびりペースで、負担のない範囲でお付き合い頂けると幸いです。)
そうと決まればはよ行こか。今の時間帯ならまだ席も空いとるやろ。
(嬉しい返答を聞いて、思わずにやりと口角を上げ。手早く会計を済ませ店を出ると流れるように自宅へ連れていく。入口の扉を開け相手を中へ招き入れれば、店内の空席を幾つか指し示しながら自分は厨房の方へ)
……じゃ、材料とか色々取ってくるから適当に座って待っとって。
空いてなくても空けてよ。
( 嬉しそうな様子に照れくさくなり、いつものように無茶ぶりを。慣れた店の扉を抜けるとソースの匂いが鼻腔を擽り、先程食べたスイーツのことを忘れたかのようにお腹がすいてくる。言われた通り空席に座って相手を待つ間、メニューを見ながらどうしようかと考えて )
限定メニューの他に食いたいもんあれば言ってな。これが完成次第作ったる。
(数人前はあるお好み焼きの材料を持って、エプロン姿で厨房から出てくると相手の座った席へ。気合を入れるよう袖を捲って鉄板に火を入れる。温まってきたところで生地を乗せ――着々と下準備を進める中、メニューを眺める相手にはそう声を掛けて)
やった。じゃあ……オムそば食べたい。
( 目の前で進められる作業に気を取られ、メニューをぱたんと閉じてそれを見守る。さすがというべきか、手慣れた様子には迷いがなく信頼できて。リクエストも受け付けてくれると聞くと、特に遠慮することなく注文を増やし )
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