匿名さん 2022-03-14 00:31:01 |
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おーおかえり。
( 大人しく風呂に行った櫻子をやれやれと見送れば、脱衣所の入口に籐の椅子を持ってきて、門番のようにドカリと腰掛ける。櫻子の出てくるであろう扉とロッカーをはさんで向かい、扉の死角となる位置でなんとなしに水音を聞きながら櫻子を待って。櫻子の出てきた気配に自身もその場でシャツのボタンを外しながら、眠そうな声で挨拶をすれば櫻子が着替えて出てくるのを待っていて。 )
……おい、人が来たから早くしろ!
( ──ふと、櫻子と違って体を見られても問題ない身であるから、そのまま入口近くでシャツを脱ぎ終えて、ズボンのベルトを外したところで、外から聞こえて来た柔道部の喧しい声達に息を飲んで立ち上がる。1人2人であれば上手く誤魔化すつもりでいたが、朝の鍛錬後の連中を全員止めることは不可能だろう。咄嗟にロッカーの櫻子側に飛び込めば、あまりの格好に一瞬空を仰いで、かなり焦った表情を浮かべつつも冷静な口調で櫻子を向いて。)
おまっ……お前、それ間に合うか。
――えっ!? 仕方ない、明人こっちだ!
(手が濡れている所為もあり釦が六つある内の三つしか留められず、そんな状況で現実になってほしくなかった最悪の事態となり。着替え終わる自信がなく隠れる為に取り敢えず、サラシを巻いて下着を身に着けているという勝手な安心感からシャツ一枚だけでも平気そうだとそのままの姿で。慌てて制服のズボンや荷物を全てまとめ抱えては明人の腕を引き、近くの人が入りそうな大きなロッカーへ二人で隠れようと逃げ込み。櫻子の髪は短いがまだ乾ききっておらず、濡れた髪から雫が落ちると鎖骨へ着地して。石鹸の清潔感溢れる瑞々しい香りは狭いロッカー内という場所的に充満する速度が早く、長身二人が狭い空間に隠れようとしたら必然的にピッタリと肌が密着してしまうのは目に見えてわかり。)
咄嗟に明人を連れ込んでしまってすまない。彼奴らが行ってしまうまでの辛抱だ。少しの間我慢してくれないか?
クソ……誰かに見られたら言い訳できんぞ。
( 櫻子同様焦っていたため、櫻子に手を引かれるままロッカーに入ってしまったが、よく考えれば自分まで隠れる必要はなかったとこの状況に舌打ちする。ガヤガヤと騒がしくなる脱衣所に、扉を背にしていては外を伺うことも出来ず息を潜めて。幸い連中は離れたロッカーを使っているようで、静かにしていれば態々離れた端のロッカーを開ける奴はいなそうだ、と安心すると暗闇にも目が慣れてきて、ロッカーの壁に櫻子を押し付けるように手をついて密着する体勢に気がついてしまい。硬く割れた腹や、筋肉の張った長い脚なへ、身体中に密着する柔らかい感触は、精神衛生上非常に宜しくない。特に櫻子の両脚に割入っている右膝へ伝わる太ももの感触に足を引こうとするも、ベルトをしていないズボンが落ちそうになって動くに動けなくなって。気持ちを落ち着けようと深呼吸すると、充満する石鹸の香りと微かな櫻子の香りに、逆に櫻子は今まだ風呂に入ってない自分の匂いに晒されているのかと思うと頬を赤らめ、謝ろうと視線を下ろせば、至近距離の櫻子の顔と晒から覗く胸の谷間が目に入って、さり気なく上を向き視線を逸らせば恥ずかしそうな声を出して。 )
……悪い、口から息してろ。
わ、わかった。けど俺、気にしてないからな。寧ろその……明人からいつもお日様の香りがして俺は好きなんだが。
(眼前には鍛錬で鍛え上げられその結果の現れた腹筋や、櫻子が自ら何ヶ所も紅く散らした痕の残る鎖骨がドアップで目のやり場にも困り、躯がゆっくり全身熱を帯びるのがわかると羞恥で紅くなり。それ以上に狭い空間のため手を支える場所がなくどうしようか悩んでいた時、頭上から呼吸についての指示に何となく察した櫻子は全く気にしていないのか香りについて発言し。それに対して追い打ちを掛けるかのように櫻子も耳朶まで真っ赤にさせながら視線を上へ、上目遣いで見詰め。不謹慎と思いながらもこの状況は櫻子には嬉しく、明人の腰へ両腕伸ばし軽く引き寄せると更に密着させ。)
……なぁ、明人。この状況で心臓がうるさいのは俺だけか?
っ馬鹿、そんなわけないだろう……!
( 昨晩あんなことをした後風呂も入らずに寝てしまって、自分の匂いについて言及されると、性的な感情ではなく純粋に羞恥を煽られてかっと赤くなり、櫻子の額を先程より強めに指で弾き、「…ったく、」と呆れと怒りの混ざったため息をつきながら少しでも体を離そうと上半身を逸らそうとして。そこへ腰を引き寄せられてしまえば、ギョッとした表情を至近距離で向け。 )
なっ…にしてんだ!バレたら困るのはっ……いいか、落ち着け。こんな状況で平静でいられるわけないだろう。お前はそれを混同してるんだ。
……仕方ない奴だな。
( ヒソヒソと吐息だけで叱責しかけて、櫻子の上目遣いを見てしまえば一瞬言葉に詰まって。こんな場所で盛って堪るかと再び顔を背け、今の動きで更に不安定になったズボンに下半身はもう致し方ないが、とりあえず上半身だけは櫻子の肩に手を置いて引き剥がそうと。やれやれと溜息をつきながら、目線を合わせない程度に顔を向け直せば、未来では吊り橋効果とも呼ばれる現象だろうと結論づけて。子供を諭すように肩を叩いた後、そのまま優しく頤へ手を滑らせればそっと顔を近づける。あまりに身動きのできない場所であるから分かり辛いだけで、実は櫻子の言動にしっかりと怒っており、櫻子が身を任せるようであれば、ギリギリで理性を取り戻してムギュっと鼻を摘むだろう。 )
いつも冷静な明人が焦る姿は貴重だな。…あまり騒がしいと気づかれてしまうぞ?
(櫻子の発言で瞬時に紅くなる姿に内心嬉しく、口元緩ませていると再び額を攻撃されて驚いた表情になるも瞬時に笑顔となり。痛みよりも嬉しさが勝っているようで明人とは対照的に櫻子は恐ろしいほど冷静に現状を受け入れており、明人へ聴こえないくらいの声量にて「そんなわけあるんだけどな。明人の香り好きだから、願わくばずっと嗅いでいたいのに。」ひそひそ呟くと相変わらず上目遣いで見つめながら、はにかみ笑顔を向けて。)
このドキドキはきっとあれだ。恋ってやつかもしれない。だから明人の口付けは嫌いじゃなくてドキドキするのか……なんてな。俺のために怒ってくれてありがとう。
(肩に手を置かれ引き剥がされそうになっては残念そうに片方の頬を膨らませて。明人の発言から櫻子は身を案じて叱ってくれたような気がして嬉しかったのか、ドキドキするというのは半分本気でその発言の直後に御礼の言葉を伝え。肩を掴まれ引き剥がされてしまうと不思議そうに首を傾げて見せ、その手が肩から櫻子の頤へ滑るように移動され、優しく捉えられると顔が徐々に接近して来るのが至近距離から伝わり。反射的に瞼はギュッと強く閉じられ、櫻子は明人から口付けされると思い込んでいるらしくそのまま顔を上げ続け、無意識に唇舐めると唇を潤わせて。)
( / お世話になっております。明人の背後です。いつも大変お世話になっております。毎回とても楽しませて頂いており、今後も長くお互い楽しんでいければ、という前提で少し相談をさせてください。
最初に申し上げた通り当方天然さんとのお話があまり得意ではありません。性格自体が苦手というよりは、当方の想像力が乏しく、あまり突飛な行動を繰り返されると世界観に収まるように軌道修正するのが得意でないためでして、大変申し訳ないのですが萎えとさせていただいております。
櫻子様におきましては今まで、優しく真っ直ぐで素直でありながらあまり天然だと感じた点はなかったのですが、>118が少しだけ返し辛く感じておりまして……こちらの技量不足で大変申し訳ないのですが、今後について相談とキャラクター像の擦り合わせをさせてください。また、この機会にどんな些細な点でも構いませんので、明人に感じる違和感や要望などがあれば仰ってくださいませ。
>118で気になったのは、最初の慌てる明人に対して「気づかれてしまうぞ?」と突っ込む点、恋人関係でもない本人を目の前にして体臭を嗅いでいたいという趣旨の発言、あと恋という単語についてです。
今回バレると不味いのは櫻子様の方にも関わらず、明人のミスであるかのような指摘は、怒ったりドン引きするようなマイナス方面以外の反応が難しく、これからイチャイチャ、お互い意識していくという流れに軌道修正し辛く感じてしまいました。
また2人の関係間で体臭を嗅ぎたいという趣旨の発言は、素面で口に出しすのは厳しいかなと。お酒などで判断が鈍っている時間であれば良いのですが、素面で言われると少し天然っぽく感じてしまいました。
あと恋に関しては、此方のロルが抽象的で分かり辛かったことが原因です、大変申し訳ございません。>105で少し触れているのですが、現状明人は柾様との親友時代の友情を非常に大切に思っており、櫻子様との関係を恋と表現されるのは明人にとって地雷です。どうにか険悪にならない展開も考えてみたのですが、柾様との友情を信じていたからこそ傷つきでも離れられない、というのが根幹のキャラクターですので譲るのが難しい箇所となってしまいます。
あと此方は直して欲しい箇所では無いのですが、現時点での櫻子様が明人との触れ合いに前向きであることの理由やニュアンスを、背後にだけ教えていただいてもよろしいでしょうか?幾ら仲の良かった元親友といえど、恋愛感情がなければ無理やり押し倒されれば良い感情はないかなと少し疑問でして……漠然とした質問ですみません。
これは今後の展開についての擦り合わせにもなるのですが、秋の夜会へ向けて、表面上は笑っていてもどこかぎこちなく、今までと少し違う相手への感情に戸惑っているという状態での夏の〆を想定していたため、険悪な展開は避けたく考えております。そして秋の夜会を通して、どちらか、または双方が相手への気持ちを自覚するというイメージでしたが、背後様はどのようにお考えでしょうか。同じ方向へ向かっているのであれば良いのですが、なにか齟齬がありましたら擦り合わせたいので教えてくださいませ!
長文かつ、こちらばかりお願いをしているようで大変申し訳ございません。お互い楽しくやり取りするのが何より優先だと考えておりますので、指摘するほどではないけれどというレベルでも結構です、明人への違和感や質問などがあればぜひ仰ってください。 )
( / 返信が遅くなり申し訳ありません。こちらこそいつも共々大変お世話になっております。
PL様の考えている萎えの“天然要素”を改めて把握致しました。今後の参考にし、気をつけたいと思います。ご指摘から察しまして>118の内容が如何にPL様を困らせていたかと弁解の余地もございません。当方から明人様に感じる違和感や要望などは今の所特にありませんが、本当の性別が判明されてから色々とありましたが柾(櫻子)に対する明人様の今の気持ち。多分まだ完全に親友と呼んでいた頃には戻れていないと思いますが、PL様の中でどれくらい気持ちが戻っているか気になりまして聞いても大丈夫でしょうか。うまく説明できず、申し訳ございません。
>118でPL様が気になった点について改めて見直しました。うまく言葉に表しにくいのですが、このサイトでここまで長く続いた経験がほとんどなく優しいPL様でしたので続くに連れてやり取りがとても楽しいと感じられ、一方的に気持ちが強くなり想像を超えてありもしない突飛な行動に移してしまったのかも知れません。そういう悪い癖が>118で謙虚に見られた気がしました。PL様からこうやってご指摘がなければこのまま気付くことがなかったと思うので、こうして場を設けてくださりありがとうございました。今後はこのような事がないように行動や発言には十分気をつけ、一度冷静になり最終チェックして大丈夫そうだったら投稿するように気をつけます。
現時点での櫻子が明人様との触れ合いに前向きであることの理由やニュアンスについて。
PL様の仰るとおり、普通でしたら幾ら仲の良かった元親友といえど、恋愛感情がなければ無理やり押し倒されれば良い感情はないと疑問に思うのは当たり前だと思います。
櫻子は親友と呼べる人が今までいなく、明人様と知り合って切磋琢磨していく内に彼が家族以外で初めて性別関係なくかけがえのない存在となる。しかし性別を偽って騙していたのがバレてしまい、深く傷つけてしまった。自業自得なのですがかけがえのない存在の明人様に嫌われたくないという強い気持ちから無理矢理の行為に至っても嫌いになれずに受け入れてしまい。明人様から冷たくされてもまたあの頃に戻れるようにと堪えて、前向きに捉えたり。説明が下手で申し訳ありませんが、理由はこんな感じになります。
今後の展開についての擦り合わせについてはPL様と同じイメージでしたので食い違いはなく、同じ方向へ向かっております。
この度は大変ご迷惑をお掛け致しました。
当方もPL様と同様にお互い楽しくやり取りするのが何より優先だと考えております。心機一転、当方が>117の返信を改めて投稿するというのを一つの意見として考えましたが、PL様のご意向をお聞かせください! )
( / ご確認とお返事ありがとうございます!
私もここまで長い間お付き合いいただけているのは本当に久しぶりで、寧ろそこまで楽しんでいただけていること本当に光栄で嬉しく思っています。お返事いただけなくなるかもと心配していたくらいですので、全くお気になさらないでくださいね。
此方こそミスや至らない点は多いので、隙のない返信をしようとしてお互いやり取りが面倒になるよりは、今回のように気になったことは気軽に相談できる関係でいられればと思っていますが如何でしょう?
明人の今現在の気持ちについては、休暇最終日の夕方からどれくらい戻っているかと問われると0%、しかし好感度はそもそも最初からほとんど落ちていないため今でも柾(櫻子)様のことは大好きです。
詳細については長文かつロルの繰り返しとなってしまう点も多いのですが、
信頼していた柾(櫻子)様が性別を偽っていたという衝撃で傷つき櫻子様への信頼を失いました。それでも大親友であった柾(櫻子)様へのことを嫌いにはなれず、好きなままだからこそ、怒りのままに彼女を傷つけた自分から櫻子様が離れていくことを危惧しており、しかし櫻子様が如何に(離れないなどと)言い募ろうと心から信用することが出来ずに、満たされないまま苦しんでいます。今も引き続き怒ってはおりますが当初ほどの沸騰感はなく、櫻子様がお優しいのにつけこんで櫻子様を縛りつけ、そしてそんな自分は櫻子様から嫌われているに違いないと負のループに陥っている当初から何も進歩していません。実は柾様への感情は以前から、社会と法さえ許せば結婚できる程好きだったため、女性だと分かって急に大きく変わった訳では無いのですが、本人にその自覚がなく、櫻子様へ恋愛感情らしきものを抱いている自分が地雷で認めていません。それくらい柾様との友情を大切に思っています。
上記+櫻子様を姉に重ねているため、休暇以前より少し甘えた弟らしい表情になっている+大好きな櫻子様に煽られれば我慢が効かないというごく若者らしい事情が相まって、これまでのような態度となっております。大変長くなってしまい申し訳ございません、この様な回答でよろしいでしょうか?
櫻子様のお気持ちもありがとうございます。こうして見ると明人の一方的な執着という訳ではなく共依存らしい雰囲気もあって、大正の世界観とアングラな雰囲気がぴったりで想像力が掻き立てられるようです。
迷惑だなんて全く思っておりませんので、今後ともよろしくお願いします。
ご負担をおかけして申し訳ございませんが、>117への返信は改めていただけると幸いです。 )
( / PL様の配慮と優しいお言葉痛み入ります。新生活は慣れるまで何かと大変ですよね。お疲れの時はゆっくり休養をとりPL様の負担にならないペースにて今後ともお願いいたします。今回のようにやり取りの中で気になった点、物語が進んでいくと時に齟齬が生じる可能性もあります。PL様の負担にならない程度に定期的に擦り合わせを行えたらいいなと思っております。こちらこそ気軽に相談できる関係は理想的でしたので是非ともお願いします!
明人様の本音と柾(櫻子)に対する気持ちを改めて知ることができ、今後の展開がどうなるのか楽しみでもありハラハラドキドキしております。まさかそこまで柾を好いてくれていたとは。改めて共々明人様が大好きになりました。執着心や共依存らしい雰囲気は萌の燃料になります!明人様が弟のように甘えてくる姿を見せてくれたあの時、共々母性本能擽られまして可愛すぎる姿に身悶えました。我慢が効かない姿も見ていてやっぱり男の子なんだなとキュンキュンさせられまして。毎回癒しをありがとうございます!
全く負担ではありませんので気になさらないでくださいね。改めて投稿させていただきましたが今回はどうでしょう。返しにくかったり苦手が含まれていましたら再びご指摘お願いいたします。大丈夫そうでしたら此方への返信は不要となりますので! )
(現在の現状からこのロッカーの存在に気付かれては不味い。必死になって櫻子の暴走を止めようと奮闘する明人の姿を見て我に返ったのか途端に冷静さを取り戻し。指で弾かれた額を擦りながら小声で「明人のお陰で目が覚めた。汐兄さまみたいに叱ってくれて感謝する。」全力で叱ってくれる存在が家族以外にもいたという事実が嬉しいのか気付かれぬようにはにかんで微笑み。肩を掴まれ引き剥がされた事によりこれ以上明人へ迷惑かけまいと櫻子は大人しくなり時が過ぎるのを静かに待ち。明人の視線に横目で気づくと今度は櫻子が顔を逸らす番となり、頤へ手が伸び触れられると驚いて思わず顔を上げてしまい。まさか明人の顔が接近してくると思っていなかった櫻子はその行動の理由が解らず内心かなり焦ると、反射的に瞼強く閉じられ。)
( 櫻子のために怒ったわけでもない。この状況で2人ロッカーから見つかれば、櫻子程ではないにせよ明人も録な目に合わないことは確かで。そんな櫻子の過度に遜った反応に、これまで通り不快そうな溜息をつくと静かになった櫻子にそれ以上は言及せず流してしまって。そして尚頤を引く明人の指に反抗せず、瞳を閉じる櫻子を咎めるように鼻を詰まんでやり。散々煽られたこれまでの意趣返しに意地の悪い笑みを櫻子に向け。 )
……変な顔。
(二人のいるロッカー内は静かだが、脱衣所からはまだ話声が聞こえてもう少しの辛抱だと櫻子は内心自分に言い聞かせ。瞼を閉じていると明人の手は鼻に触れられ摘まれては驚きから瞼開かれ見上げると言葉ではなく視線で訴え。櫻子は鼻を摘まれても特に反論するでもなく真剣な表情で見詰めると小声にて心情吐露し)
明人……俺はお前から嫌われていても、変わらずにずっと親友だからな。家族以外で誰かを大切にしたいと思ったのは明人が初めてだ。だからこそこの気持ちを大切にしたい。
わかったわかった……だから、静かにしていろ、な?
( 明人が巫山戯ても真剣に見つめ返してくる櫻子に、親しんだ柾らしさを感じて安心すると同時に、心の奥底ではどうせ俺を絆すためだろう、と心から信じられない苦痛に顔をゆがめる。ここが暗いロッカーの中で良かったと、少し潜めた声だけはいつもの明るい調子で真剣な櫻子の言葉を軽く流してしまって。
それから暫く、浴槽から連中の声が再び戻って来たのを息を殺して気配を伺っていると、密着した身体や香りに慣れて気にならなくなって来て。つい2人の体勢を忘れ、いよいよ危なくなってきたズボンを引き上げようと右膝を動かせば、返ってきた柔らかい感触にピタと止まり、顔の近さも思い出して気まずそうに小さく声を出し。 )
暑ぃ……っ、悪い。
湯気の熱気で少し暑くなってきたな。俺は平気だが、明人はどうだ?
(脱衣所が再び話し声で騒がしくなると息を殺して大人しくなり。暑いという明人の発言から湯気の熱気により狭く密室状態のロッカー内はすぐに熱気で充満され、熱が籠ってしまったのではと心を汲み。現在の状態確かめようと小声でひっそり声掛けて。膝の動きに気付くと太腿で挟んでしまっている状態にどうすればいいか必死に考え。動きたくてもロッカー内は狭すぎるので下手に動いて気づかれてしまっては明人に迷惑が掛かってしまう。気になりつつも、脱衣所から人がいなくなるまでもう少しの辛抱だとひたすら静かに堪えて)
倒れるほどじゃ、あないが……風呂は入り直しだな。
( 大丈夫かと問われれば、先程から触れている柔らかさから気を逸らすように、気まずそうな声で返事をして。汗で張り付いたシャツの気持ち悪い感触に襟を引っ張れば、ずる、と櫻子のシャツも引き釣れた感覚に苦笑する。 )
……行ったか、ッ。
( 外の連中の声が遠ざかって行くのに、形だけでも振り返って聞き耳をたてた後、つい安心して気が緩み体勢を忘れて櫻子のいるロッカーの方へ振り返ってしまい、濡れた鼻先が触れ合いその柔らかい頬かまたは唇に、自身の唇が掠めようとして息を飲み。 )
(ロッカー内の狭さと密室に熱が篭もるとこんなにも暑くなるのかと改めて実感させられ、櫻子も首やシャツから見える肌にじんわり汗が浮び。気まずい声は抜きにして暑さで倒れるほどではないと分かったのなら安心し、それだけ油断していたのか明人が少し動いただけでもシャツが一緒に引き釣られるという感覚に焦り、裾を軽く引っ張って捲れそうになるのを何とか阻止し。ロッカーの外から声が遠ざかり完全に聞こえなくなったのならやっと小さな息を吐き出し、正面向くと暗さからどうなっているのか解らないが柔らかな何かが頬または唇を掠めた感覚に意識は一気に其方へ向き。慌てて動いてしまった為に今度は櫻子の方から唇が何処かに接触してしまった感覚を覚え、その柔らかさから勝手に唇同士が触れあってしまった様な気がしてこっそりとひとり焦り。明人へ気付かれぬよう意識を別へ向けつつ念の為外へ声が漏れぬように小声で話し掛け。)
……あ、あきひと…っ。入り直すなら俺はこのまま着替えて先に部屋へ戻った方がいい、よな?
ああ……いや、時間がまずい。
俺は井戸で浴びるから風呂はお前が使え。朝飯の時間なら誰も来ないだろう。
( 不意に唇に触れただけの柔らかい感触が、逆に恥ずかしく感じられ困惑していると、櫻子からも焦りを感じて益々気まずさが上昇する。暑く酸素の薄いロッカーの中、密着する柔らかい肢体に、石鹸に紛れて確かに鼻を擽る櫻子の甘い香りが、冷静な思考力を奪うのを感じて。数日前までは男だと疑いもしなかった元親友が相手にも関わらず、もう一度触れたいと思ってしまった自分の浅ましさに辟易し早く離れようと思えば、何も無かったように振る舞う櫻子に便乗し、ロッカーの戸を背中で押し開け外を確認しながら返事をして。人がいないのを確認し、声を元の大きさに戻しながら櫻子の方を振り返るも、どちらのものか分からない汗で濡れたシャツを着た櫻子に、口元を手の甲で抑えさりげなく視線を逸らして。 )
……その、着替えも持ってきてやるから。
(続けて櫻子もロッカー内から出ると、やっと狭い場所から解放された安心感から手足や躯を解し足りして一息付き。櫻子はひとり葛藤する様子に気付いておらず、何気なく自然に明人の方へ向いたのなら口許を手の甲で押さえる姿に最初は首を傾げ。不思議に思いながら視線を下へとさげて行きシャツを見ると汗で薄らと透けて、晒しが浮かび上がっている状態に気付き。慌ててシーツにて胸元隠し理由はこれだと察したのなら「 ──ッ!?こ、これは不可抗力で…っ!…ごめん。」焦りを滲ませた声で直ぐに謝罪して。首筋まで紅く染めながら櫻子もなぜか顔を逸らしてしまい。反射的に照れてしまったということは明人を異性として意識しているということで、羞恥から声のボリュームは語尾に行くにつれて小さくなり。着替えもそうだが気を遣って浴室を譲ってくれた明人へ一歩近付き、そっと見上げるとはにかみ笑顔で心から御礼と謝罪の言葉再び告げて。)
……明人、ありがとう。色々とごめんな。
( / お世話になっております。明人の背後です。
先日は柔軟な対応をありがとうございました。此方の新生活まで気にかけていただいて、背後様と櫻子様のお陰で毎日楽しく過ごしております。引き続き返信し辛いなどありましたらお気軽にお申し付けくださいませ。
此度はそろそろシーン転換が近づいてきたかと思い、連絡させて頂きました。
次回のシーンは以前からお話している夜会にて進行させていただく予定ですが、問題ございませんでしょうか。
ひとつ質問なのですが、汐お兄様には奥様やご婚約者様にあたる方はいらっしゃいますか?いらっしゃるのであれば、汐様が招待された会に櫻子様が同行するというのは不自然のような気がしまして、櫻子様が招待されたという形で進行した方が違和感がないかと考えております。もし櫻子様にご事情を知る女性のご友人がいらっしゃるのであれば、その方のお誕生会という形で進行していこうかと考えております。明人の婚約者がそのお友達の女学生時代の友人という繋がりが自然かなと。勿論全く違った会のお考えがあれば其方で進行致しますので仰ってください。
よろしくお願い致します。 )
ん、なに構わんさ。お節介は性分だ。
( お互い何度も見ているとは言えど、お天道様の下で対峙するのはまた別の話、櫻子が体を隠せばホッとしたように向き直り、苦笑しながら自分もシャツを羽織って。平気なように振舞っていたものの、昨晩からの櫻子の"らしくない"様子に心の何処かで緊張していたようだ。慌てて身体を隠す素振りや、お礼と謝罪の間合いに慣れ親しんだ柾らしさを感じ取れば、安心と共に、醜い劣情も朝の空気に溶けて霧散していくようで。はにかむ櫻子を真っ直ぐに見て、気にした様子もなく微笑む姿は、世話焼きの明人らしい爽やかさの、最初から櫻子が頼っていればもっと早く見られただろうもので。櫻子が風呂に向かう前にと、くるりと明後日の方向を向けば「シャツとシーツを。洗濯係に渡す前に濯いでおく。」と言って手を差しのべて。 )
( / 此方こそいつも共々お世話になっております。
こういう世の中ですのでPL様が毎日健康で過ごされているようで安心しました。此方こそやりとりで毎日励まされており、生きる活力となってます。ここが気になる、疑問等些細な事で構いません。何かありましたら連絡をお願いします。
シーン転換について相談ありがとうございます。特に問題ありません。毎回シーンの切り替えや進行をお任せしてしまって申し訳ございません。しかも今回は夜中という場面で終わらせてしまって申し訳ございません。
これより質問の回答に移らせていただきます。作成当初より汐は独身設定で婚約者もいないという設定を考えておりました。聡と匡については名前のみで詳しいキャラ設定は考えておらず、真っ白な状態です。唯一櫻子の同性の知り合いは幼馴染。名前は愛子。その幼馴染も女学校へ通い始めてからは中々気軽に会えなくなり、士官学校の事を話すのをきっかけに再会。最初は驚かれたが櫻子の性格から納得する。櫻子にとって背中を押してくれた心強い存在。愛子はお洒落さんという設定で、櫻子は愛子に会う度に着せ替え人形にさせられていた。服は洋装でワンピースを着たり化粧して女性らしく華やかな姿で一緒にお出掛けしていた。という幼馴染キャラを別に考えてましたが如何でしょうか?
シーンが切り替わった後、愛子の誕生会という形で進行していくという流れになるようでしたら、進行について理解しました!愛子が女学校で知り合い、友達になったのが明人様の婚約者様。間違いありませんか?愛子の友達でしたら櫻子も喜びそうですね。櫻子自体あまり女性らしいキャラではないので婚約者様に憧れたり、羨む。そんな気がしてきましたが、明人様と会場内で偶然会ってしまったら驚き、気まずくなったりして憧れやら忘れてしまいそうな姿が目に浮かびました。 )
(雰囲気や口調から先程とは違うと様子から察し、穏やかで爽やかさもある世話焼きの顔した明人らしい様子に安心したのか素直にシャツとシーツ手渡して。櫻子はそのまま大浴場で再び入浴し、全身綺麗になってから部屋へ戻ると準備をすませ登校となり。今日もいつも通り変わらぬ一日を過し就寝時間まで時は進み。櫻子は現在眠れない夜をベッドの中で過ごしており、天井をぼんやり眺めていたが明人を起こさないよう、なるべく音を立てず静かに起きあがり。窓際まで移動してからは閉められたカーテンを少し開け、綺麗な満月と対面しその眩しさに思わず目を細め。こうやって今も学校にいられるのは明人が言わないでいてくれるおかげであるから内心とても感謝しており。本当の性別を知られてからも変わらず接してくれるのは櫻子にとって有難く、月を眺めながら明人を思い浮かべると無意識に頬が緩んで。)
……いつもありがとう。なんて本人目の前にしたら言えないが。
( / いつも細やかな配慮と、お優しいお言葉ありがとうございます。背後様におかれましても、お体に気をつけてお過ごしください。
質問へのお返事ありがとうございます。愛子様と椿の関係は其方で間違いございません。
汐様が独身ということであれば、汐様が招待された夜会という形でも良かったのですが、素敵な幼馴染様と是非お話してみたく愛子様のお誕生会という形で進行させていただきました。櫻子様もお洋服や今日までの経緯を描写されるかと思い、声をかける直前で止めさせていただいておりますが、返信に困るということであれば書き直しますので仰ってくださいませ。会場で櫻子様が愛子様といらっしゃる所まで描写していただければ、そこに話しかけに行く形に次からしようかと考えております。
非常に長文になってしまった上、櫻子様の夜のロルを拾えず大変申し訳ございません。日々の感謝について何処かでお返事出来ればと考えておりますので、よろしくお願い致します。 )
( 憂いの夏が終わると木々が鮮やかに色づき、昼間こそまだ汗ばむ日もあれど日が落ちるとめっきり寒くなる、幼馴染から夜会への随伴を頼まれたのはそんな季節のある夜で。曰く女学校時代の親友の誕生会らしく「とてもお洒落で素敵な方なのよ」と、珍しく無邪気にドレスに悩む彼女を見れば、明人の方も自然と装いに力が入り、今日のために下ろした細身の背広に、いつもより遊びを持たせて髪をセットすれば、運転手付きの車で彼女の屋敷へ迎えに訪れて。
乳白色の家具で統一された洋室の主である彼女の名は椿、陶器のような白い肌に赤い唇と大輪の華を思わせる派手な目鼻立ちに、昔は烏の濡れ羽とも持て囃された黒髪は、今は肩の上で流行りのショートカットに揃えられている。小柄でほっそりとしていながら、レースをふんだんに使った花色のドレスで覆い隠されても尚、艶やかな曲線を浮かび上がらせる女性らしい体型は、男の理想を形どったかのよう。容姿こそそんなお人形のような彼女だが、性格は非常に独立心ある強気な女性で、将来の夢は女性初の政治家だと野心を打ち明けられた時は、流石の明人も目を丸くしたもので。)
失礼、見蕩れてしまって。俺と出かける時より余程華やかでいらっしゃる。
嫉妬の恨み言ひとつでも申し上げましょうか。
( 早速飛んできた「あら、着飾った"婚約者"を前にして、何も仰ってくださらないの?」との冗談に、そつなく微笑み返せば「まあ、そんなこと微塵も思っていらっしゃないくせに」と楽しげな笑い声が帰って来る。幼い頃から隣の家同士、貴族院の家のお姫様と将官の家の長男に、大人たちの特別な思惑と期待があることを聡い子供だった2人は分かっていたから、態々否定することも無く仲の良い幼馴染として生きてきた。その結果、周りからは"許嫁"か"婚約者"同然に思われており、椿が急に髪を切り新聞記者として働き出そうと、明人がいつまでも身を固める素振りを見せずとも、周りに大きく咎められずいられるのはそのためで。云わばお互いが自由に生きるための協力関係だが、それでもいつか身を固めねばならぬのであれば、互いに激しい恋情はなくとも、理性的で頭の良い彼女は配偶者として理想的だと、少なくとも先の休暇までは思っていた幼馴染で。それでいて以前から互いの恋愛事情を相談するこざっぱりとした関係でもあるが、流石に今回の櫻子の事情を話す訳にもいかず、椿に対して殆ど初めて隠し事をしている状態に罪悪感もあって。車内で鋭い彼女が何か言いたげなのをのらりくらりと交わしながら、今夜の会場に到着すれば「今回は見逃してあげましょう」と溜息をつく椿に「恩に着ます」と平身低頭感謝し、まずは親友に祝辞とプレゼントを渡したいという彼女に頷くと、今夜の主役がいるであろう会場の中心にエスコートして。道中、元々華やかな容姿であるのに、最近は女の身で数々のスクープをとり帝都をざわつかせている彼女といると、何かと人の耳目を集めることには慣れていて、2人の婚約話や婚期の噂話程度であれば聞き流してやり、椿に婚約者がいたことを嘆く連中へは椿を隠すように引き寄せて牽制する、これも全て自由な独身生活のためであるが、幼い頃から培った信頼関係と自然な距離感によって、周りからは非常にお似合いで仲睦まじい2人に見えているだろう。 )
( / お互いを思いやりこういったやりとりが長く続く秘訣なのかもしれませんね。これから暑くなる季節へ変わっていきますので、お体に気をつけて、健やかにお過ごしください。
美しい描写と共にシーン切り替え有難う御座いました。明人様の婚約者である椿様が女性初の政治家を目指していたり、ショートカットと活気溢れる美しい女性と話せる機会を与えて貰えて感謝いたします。愛子は服が好きでお洒落という設定からファッションデザイナーを考え、今回は櫻子の姿なので口調も女性らしく変えてみました。PL様の小説を読んでいるような流れる文章に改めてファンになり、比べるのはおこがましいですが当方も今回はいつもより長くなってしまい。今回はダンスホールの中心まで向かう所で終わらせましたが、見にくかったりもっと違う描写希望でしたら遠慮なく申し付けください。前回のは夜にした方が翌日に繋げやすいかな、といった程度ですので気にしないでくださいね。
あとこれは最近思い出したのですが最初の方でファッションの話になり、柾がお洒落な明人様の着せ替え人形になるという展開もいつか実現できればと考えてしまい。
此方こそ日頃の感謝を何処かで形にしたいと考えておりましたので、こっそりとお伝えいたしますね。)
今夜の主役は愛子よね。招待客が主役より目立つというのは納得いかないわ。
(朝夕にふっと吹く風に肌寒さを感じるようになり、秋の気配を風に乗って感じられる季節へ移ろい。今宵は星の光が月のように明るい星月夜に夜会は開催されようとしていた。場所はとあるロココ調の家具で統一された華やかな一室にて。本日開催される誕生会の主役である彼女の名は愛子。二重の垂れ目に通った鼻筋、小さな唇。その名の通り愛らしさがあり、黒に少し赤が混じった黒髪は結い上げられ夜会結びで。その広すぎる洋室の私室にて、櫻子の幼馴染でありファッションデザイナーの愛子は櫻子を美しく華やかに着せ替えようと気合いが入っているのか、瞳は輝きを増して。愛子は櫻子の発言に不満混じりの声色で「今夜は私がデザイナーとして作成したこのドレスを披露する場でもあるのですから。…ほら、鏡をご覧になって?長身で細身の櫻子さんにピッタリなデザインに仕上げましたのよ。」姿見鏡に映るそのドレスは西洋のデザインを参考にして作成されたのか、胸元にレースをあしらったマーメイドラインのドレスでボディーラインを美しく見せ、背中は大胆に露出されており。首元には真珠のネックレスが美しく光り輝き。櫻子は女性らしい体型ではないものの、それをカバーするように身長は高く四肢はしなやかで細長く、浮き上がった鎖骨を美しく魅せ。情熱的な赤一色でレースとフリルがふんだんにあしらわれており、腕はドレスと同系色のオペラグローブでまとめて。髪型は愛子の特注でロングヘアのウイッグ使用、髪は結ばす毛先を念入りに巻くと真珠の髪飾りで髪も華やかに。櫻子は初めて見るハイカラなデザインのドレスに戸惑うと、背中が露出されているのもあって恥ずかしさで愛子の後ろに隠れたくなり、願わくば誰にも見られたくないと小さくため息が零れて。
そんな愛子も櫻子に劣らずロココ調、プリンセスラインのフリルとレースで花開いたような華やかさがあり、深い海を連想させるような深海ブルーのドレスで。髪とドレスが完璧に仕上がると次は化粧の工程へと移りドレッサー前へ櫻子を座らせてから「今日は柾さんではなく、櫻子さんですからね。化粧もドレスに劣らぬよう完璧に華やかに仕上げますわよ!」ドレス以上に化粧へ気合いを入れると、素材を生かしつつ華やかさと上品さ溢れた仕上がりで化粧の名の如く化けて、柾の面影は全く感じられず正しく完璧に仕上がり。)
こういった華やかな場は久々だから人酔いしそう。こういう時、社交的な愛子が羨ましいわ。
(その勢いのままメインのダンスホールへ二人で向かう途中、愛子は思い出した口振りで「櫻子さんにはまだお伝えしていなかったのですが、本日は女学校時代のお知り合いもお招きしていますの。あとでご紹介しますわ。」話し終わると同時に到着したのかダンスホールの扉を開けて。愛子と櫻子の表情は対照的でわかりやすかった。愛子はお淑やかに微笑むも櫻子の方は着ているドレスのおかげで目立っていると感じているのか、引きつったぎこちない笑いとなっており。幼馴染の愛子の誕生会というのもあって情けない姿は見せられないと気持ちを切り替えた櫻子は、愛子をエスコートするように会場の中心まで堂々と歩き。その途中で噂話が耳に入ったが、今の状況から櫻子はそれどころでは無いらしく目の前に集中しており。歩いている途中、異性の視線を痛い程感じて目を逸らしたくなるが今は櫻子として。愛子が折角美しく変身させてくれたのだから異性と視線が合うと艶やかに微笑みかけて。)
( / 当方もこんなに長くお付き合いいただけたのは、かなり久しぶりですので、ひとえに背後様のご性格のおかげです。
未熟な文章を毎度褒めていただきありがとうございます。背後様の状況描写もとても素敵で勉強させていただいております。身近に着せ替え好きな人間が多い櫻子様は大変ですね笑。なにか仄々回でそういうことが出来れば楽しそうです。
取り急ぎ愛子様と櫻子様に話しかけさせていただきましたので、問題がなければ引き続きよろしくお願い致します。/蹴り可 )
( 豪奢で眠りを知らないダンスホール、帝国には未だ数十年前に伝わったばかりのガス灯の光が、めいめい華やかに着飾った参列者たちの宝石や金具で煌めいて彼らのダンスに合わせて瞬いている。まるで大きなオルゴールのような会場を、大切な婚約者に手を引かれて歩む時間は、本来社交的で派手好きな明人であれば心躍るに違いない時間だが、今夜は心ここにあらずとまではいかないものの、何処か夢を見ているような眼差しで思い出すのは同室の彼女のことばかり。今夜の参列者達の様な余所行きの背広を着た柾は会場中の女性の目を轢くに違いない……なんて、いつまで居もしない親友に囚われているのか。たしか今夜は彼女の方も予定があるとか、最近やっと行き先を問いたださずに背中を見送れるようにはなったものの、今夜こそ彼女は帰ってこないのではないかという不安は常に明人の心を曇らせている。とはいえ内心を隠すのは得意な質であるから、それこそ鋭い幼馴染でもなければ気づかないであろう。 )
『お誕生日おめでとう、愛子!
今夜も一層素敵ですこと……こちら、貴女のお気に召したらいいのだけど。』
( ダンスホールの中心で今夜の主役を見つけたらしい椿が、ぱっと表情を輝かせて駆け寄るのに付き添えば、確かに他の参列者達と比べてもセンスの良いドレスに目を惹かれて。椿とはまた違った青色のドレスは可愛らしさの中にモダンな雰囲気もあって、きっと櫻子も似合うだろう。でも彼女はもっと身長があって手足が美しいから──そう、主役の隣にいる女性のようなマーメイドラインのドレスの方が── )
お誕生日おめでとうございます。藤堂明人と申します。
お噂はかねがね……椿さんのクローゼットの中身は貴女のドレスばかりですから。……そちらの方は。
( 普段はクールな椿がまるで女学生に戻ったかのようにはしゃいだ声を出すのを微笑ましく聞きながら、『こちらは"婚約者"の明人さん』と紹介された声にぱっと顔をあげれば、見知ったどころか今の今まで考えていた本人の登場に内心非常に驚いて。それでもそつなく愛子に対して微笑めば、精一杯自然に櫻子の方へ向き直るも普段より若干ぎこちなくなったのは椿や櫻子には気づかれていそうで。 )
『 ごきげんよう、椿さん。
御活躍は毎日耳にしておりますわ。お忙しい中ご足労いただきありがとうございます。頂いたプレゼントは大切にしますわね。』
(煌びやかな室内に満足しているのか嬉しそうに微笑みつつ愛子は櫻子にエスコートされながら会場の中心へ移動して。移動してきた直後久々の再会となり、愛子も女学校時代へ戻ったのかあの頃のような無邪気な笑顔ではしゃいでしまい、プレゼント受け取りながら『初めまして。私は一条 愛子と申します。椿さんに素敵な婚約者様がいらっしゃったとは隅に置けませんわね。お二人ともおめでとうございます。』恭しく明人へ挨拶してから公私共に順調な親友の椿へ顔向け、傍から見てもお似合いな二人の姿に自然と口許は綻び、愛子は自然と祝福の言葉を送っており。次に隣へ立つ櫻子の紹介へと移り『こちらは幼馴染の敷島 櫻子さん。最新作のこのドレスを彼女に着てもらいたくて招待しましたの。…櫻子さん。この方が先程お話をした女学校時代からの親友、椿さんですわ。』一通り紹介を終えると女学校時代の親友である彼女の紹介へと移り。櫻子は紹介されると一歩前へ出て二人に向き合い。自己紹介を始めようと口を開くも、聞き馴染みのある声と名前に内心戸惑って。主役である愛子の為に婚約者に関して等初耳な情報含め色々と気になりつつも今はぐっと堪え。今宵は"櫻子“なのだからと内心言い聞かせ、華やかさを意識しつつお淑やかな雰囲気を意識して。先程会場内にいる異性へ向けたように艶やかに微笑みかけることで、この場を何とか乗りきろうとする必死な姿を隠そうとして。)
初めまして、椿様。藤堂様。敷島 櫻子と申します。今宵は日常のことを忘れて、ごゆるりとおくつろぎください。
( / お世話になっております。明人の背後です。
お返事遅れてしまっており申し訳ございません。明日中には返信致しますので少々お待ち下さいませ。 )
( / 大変お待たせ致しました。
もしこれ以上このタイミングでやりたいことがなければ、以前からお話していた椿と櫻子の1:1でのお話に移っていければと考えております。夜会の控兼休憩室で鉢合わせするイメージです。
どうぞよろしくお願い致します。 )
( "婚約者"について、このままいけば確かに結婚する可能性は高いとはいえ、現状その表現が正確とも言いきれない関係にも関わらず、明人とは違って親友にさえ涼しい顔で紹介する椿の潔さは、明人にとって尊敬するところでもあって。しかし、明人は今まで柾や他の友人たちに"婚約者"はいないと話していたから、美しい出で立ちの櫻子を見て面倒なことになったと内心溜息をつきつつ、愛子の祝辞に微笑めば椿と2人でお礼を述べて。その視線は愛子に向けられつつも、隙さえあれば櫻子に惹かれていたから、隣の椿から鋭い視線が向けられていたことには気づかず。 )
『ふふっ、……ごめんなさい。貴女が主催者みたいなことを仰るものだから。愛子の言う通りとても……可愛らしい方。姉小路 椿と申します。仲良くしてくださいませね。』
( 一歩進み出た櫻子の言葉に、ふはっ、とつい笑い声を漏らせば椿の笑い声も重なって。片や気難しそうな印象の椿と、軽薄な印象の明人、外見こそ正反対の雰囲気を纏う2人だが、嫌味なくあっけらかんと笑うさっぱりとした様子や、そもそものツボの位置、口に手をあてるタイミングなどはよく似た幼馴染らしさを感じさせて。レースのグローブをつけた手を口元から下ろして、優雅にお辞儀をする椿に合わせて明人もお辞儀をすれば、椿のアイコンタクトを受けて無言で手を差し伸べ、一度この場を離れようと。 )
『私が愛子を独占していてはダメね、お言葉に甘えて楽しませていただきますわ。それでは。』
( / お忙しい中難う御座います。暑くなってきましたので忙しい時や体調が優れない時がありましたら、無理せずゆっくり休んでください。休憩室へ行く流れはこの様な感じとなりましたが、違う流れを求めておりましたら遠慮なくどうぞ。この流れでも平気でしたらこれからもよろしくお願いします。特になければ此方は省略可ですので! )
(笑い声に恥ずかしくなりレースの扇子で口許隠しつつにこやかな顔だったが、笑うタイミングやさり気ない仕草までも似ている二人は櫻子から見てもお似合いと感じてしまい。眼の前で“婚約者”の手に触れて離れていく明人の姿をただひたすら眺める事しかできず。美男美女という言葉がぴったりの二人に気落ちしてしまい、二人の姿が見えなると愛子に気付かれぬよう溜息を吐き出して。婚約者の存在を知ってから一時間が経過し、主役の愛子は人脈が広いのもあり挨拶しに来る人物は絶えず、ドレスを宣伝する役目もある櫻子は離れられず一緒に恭しく挨拶をして。一時的に周りから人がいなくなると愛子は『櫻子さん、疲れたでしょう?ドレスの宣伝や挨拶は大体済みましたので、休憩室で少し休んできてください。』着慣れぬドレスやこういう華やかな場に慣れていないであろう櫻子の体調気遣って休憩促し。愛子の気遣いに感謝するとダンスルームから離れ、控え室兼休憩室として使用されている部屋へと移動し。入室するなり近くの椅子へ腰掛け、現在櫻子の頭の中を占めているのは勿論例の二人で。婚約者を紹介されて最初こそ驚くも家柄からしてそういう存在がいない方が珍しく、婚約者の存在に納得してしまっている自身がおり。ショートカットの似合う明人の婚約者は同性から見ても美しいと感じられ、二人は幼い頃からの仲なのだろうかと色々思案し始めて。)
美しいだけでなく知性と華やかさを兼ね備えた椿さんみたいな女性が婚約者だったら……どんな男性も喜ぶはずよね。
( / お気遣いと場面転換ありがとうございます。背後様もお体にお気をつけてお過ごしください。
蹴り可との事でしたが、背後様のお気遣いにいつも助けられているとお伝えしたくご連絡差し上げました。今後ともよろしくお願い致します。/ 蹴り可)
ねえ、櫻子さんとはどの様なご関係?
( 真っ直ぐな背筋と精悍な体格に意外なほど似合う洒落っ気のある出で立ち、壁際にいても尚目立つ長身の幼馴染に徐にそう聞いてみれば、彼にしては珍しく焦った様子でシャンパンを吹き出しかける。咳払いをしてなんとか酒を胃に流し込んだ明人の表情は、椿の鋭さに舌を巻きつつも罪悪感の混じった見た事の無いもの。普段は飄々として掴めないところのある男だが、物心つく前からの長い付き合いで隠し事などされたことはなく、彼の初恋の顛末からやらかした悪事まで知らないことはないとさえ言えるだろう。今回の櫻子もただの恋仲であるのならば、話辛い理由が明人にあるのならば行きの車の中で白状したに違いない。『……すみません。俺からは。』しばらく逡巡して頭を下げる姿は、それだけで櫻子との関係が大切なのだと伝わってきて、そう断れば椿がそれ以上追求することは無いと疑いもしない、その信頼を裏切ることなんて出来ずに「今回は見逃すお約束ですものね、明人さんに恩を売れるのでしたらお釣りが来ますわ」と、恐縮する明人に可愛げのない笑みを浮かべることしか出来なかった。 )
……っ、ごめんなさい……盗み聞きする気はなかったのですけれど。
( 明人が他の夫人からダンスに誘われると、普段であれば人脈作りに勤しむところだが、何処で引っ掛けたのかドレスの裾のレースが解れているのを見つければ、針と糸を借りて休憩室へ。どうも上手くいかない日だと溜息をつきながら、入口からは死角の奥のソファで繕っていると、誰かが入ってきた気配に顔を上げる。此方からも顔は見えないものの、見覚えのある赤いドレスに更に気分は沈み込む様で、つい声をかけるのを躊躇ってしまうが、頭を振って立ち上がり声をかけようとして櫻子の独り言を聞いてしまい、何かと目立つ性分であるから陰口を叩かれるのには慣れているが、その真逆の内容に目を丸くして。明人の態度を見ていれば2人がただならぬ関係なのは明白なのに、その婚約者である椿を貶さない櫻子に好感を持てば、ふふっとつい笑い声を漏らしてしまい。明人の特別な女性というだけでなく、櫻子本人にも興味をそそられ、悪びれた様子もなく完璧な微笑を浮かべて謝罪の言葉を口にすれば、水の入ったグラスを差し出して。 )
"意外と"そうでもなくてよ。
殿方は慎ましい女性の方がお好きでしょう?
( 櫻子の呟きに対し、謙虚さの欠片もない冗談をさらりと言い退ける澄ました表情と茶目っ気は、やはりどこか明人に似たものがあって。 )
――…ッ!? 姉小路様っ!?
(室内には誰もいないという思い込みから突如凛とした美しい声に驚き思わずその場から立ち上がって直立し。声の人物が予想外すぎて素っ頓狂な声に慌てて口許扇子で隠そうとして。眼の前にいる女性は同性の櫻子から見ても頭から爪先まで全身完璧で理想の女性像を体現しており、どんな男性も彼女が婚約者なら自慢したくなるだろう。グラスを受け取り水の御礼した後、ドレスの裾の解れに気付いたのかグラスをテーブルへ置き、手の届く距離まで移動して。)
私が男でしたら慎ましいだけでは惹かれませんね。ショートカットの似合う快活な――そう。姉小路様のような聡明で、独立心のある強気な女性の方が強く惹かれます。
(入学してから"櫻子"を封印し、"柾"として日々過ごし。異性しかいない生活に慣れてしまったのもあり癖で椿を"異性"として接し、片手を椿の頬へ伸ばしたのなら優しい手付きで滑らかに触れ、その手は次に美しい髪へと滑らせ。櫻子本人は無意識なのか"柾"の顔を見せてしまい、そのまま甘く蕩けるような微笑みを彼女へ向けて。何かあった時の為にソーイングセットを愛子から渡されていた櫻子はそれを椿へ見せながら解れを直すべく椿の前へ跪くように屈み、態と茶目っ気にウインク送りつつ見上げて。婚約者である明人が迎えに来ると思い込んでいる櫻子は、同性の知り合いを増やすこのチャンスを逃したくないのか思いきって苗字ではなく親しみを込め名前で呼びながら提案し。)
姉小路様。よろしければ私が解れを直しましょうか?藤堂様がお迎えにあがるまでには直せますので、その間だけでも椿様と親しくなりたいです。
そうね、快活で、聡明で、強気な明人がお好きなんでしょう?
( 終始慇懃無礼な態度は性分か、直立した櫻子の微笑ましさに再びクスクスと楽しげに笑えば「ごめんなさいね」と、椿としては笑ったことと、内心では図らずも2人の邪魔をしていることも微笑み謝罪して。櫻子の陰口を叩かないところには好感を抱いたが、"2人の関係を知らないであろう可哀想で間抜けな婚約者"に『親しくなりたい』などと宣う精神力には感心さえ覚え。椿に張り合おうとしているのだと判断すれば、自身の美貌は自覚しているところであるから、その根性は見上げたものだと勝手に喧嘩を買うと、美しい故に怖くもある冷たい微笑みを浮かべて上記。その闊達な性格と美貌から女学校では非常にモテた身分で、櫻子の動作にも動じることなく微笑み返せば、櫻子の手からドレスの裾を取り上げるようにしゃがみ込み、元々大きな目を更に見開き櫻子のソーイングセットを指さして。決して明人に対して恋愛の情がある訳では無いが、いつか結婚しないといけないのであれば、椿を尊重し女だからと侮らず好きにさせてくれる明人は理想的な相手であり、本気ならともかく安易に彼に群がる女性を蹴散らすのには容赦しない質でもあって。煽る時の発言が過激になるところや、そもそもの物騒な発想まで、いつかの明人に被っていることも知らず、櫻子の手を取ればその覚悟があるならやってみろとばかりに微笑んで。 )
親しく……ね、そう油断させて、その針で私の眼でもつくかしら。
藤堂のお父様も流石に私がカタワになれば考え直すかもしれなくてよ。片目で許してくださいませね、完全にメクラになると不便ですから。
藤堂様と椿様。お二人は似た者同士なのですね。笑うタイミングや仕草がそっくりでしたので幼馴染みでしょうか?
(椿に喧嘩を売られていたり思惑など全く知らない櫻子は、明人の名を挙げられると不思議そうに首を横へ傾け。婚約者同士二人の仲を裂いたりそういう考えに至るどころか美男美女の二人は大変興味深く、観察対象となり。明人に椿という美しい婚約者がいるのだから何れ二人は夫婦となるであろう。櫻子はただの級友であり寮の同室者というだけ。明人と櫻子、二人の今の関係はギクシャクしており親友とは程遠い仲。仕草が似ていたりと似た者同士お似合いの二人を今初めて羨ましいと思い、胸がきゅっと痛むとざわついて。性格故に舞踏会や華やかな場所を今まで遠ざけて来た結果がこれだ。同性の知り合いは愛子だけという現実。椿に対し妬み嫉み等のドロドロとした感情は全く含まれておらず、純粋に親しくなりたいという気持ちで接していた櫻子に似た者同士という質問は悪意なく、自身の目で見て思った事を直球で言葉に表して。裾直しすべくソーイングセットから針を取り出そうとしたその時、柔らかな白い手で触れられてしまうとそのまま針をしまい。椿と話せば話すほど仕草以外に何気ない発言、発想が明人に似ているという発見があり、彼女とは初対面なのだが親近感覚え嬉しそうに思い出し笑いをして。櫻子は微笑みに対し興味津々な生き生きとした表情で対応し、軽く手を引き寄せるとそのまま手の甲へ軽く口付け。ゆっくり顔上げ優しく微笑みかけた後耳許へ唇寄せ、懐っこくも甘い声でそっと囁くように呟き。)
椿様はとても愛らしい女性ですね。針で目をつくなどそんな物騒なことはしませんよ?私は純粋に椿様と親しくなりたい。似た者同士のお二人が羨ましい……憧れます。
( / 夜分遅くに失礼いたします。投稿後に見返したら違和感や勘違いに気付き、少々変更しました。 )
藤堂様と椿様。お二人は似た者同士なのですね。笑うタイミングや仕草がそっくりでしたので幼馴染みでしょうか?
(椿の思惑など全く知らない櫻子は、明人の名を挙げられると不思議そうに首を横へ傾け。婚約者同士二人の仲を裂いたりそういう考えに至るどころか美男美女の二人は大変興味深く、観察対象となり。明人に椿という美しい婚約者がいるのだから何れ二人は夫婦となるであろう。櫻子はただの級友であり寮の同室者というだけ。明人と櫻子、二人の今の関係はギクシャクしており親友とは程遠い仲。仕草が似ていたりと似た者同士お似合いの二人を今初めて羨ましいと思い、胸がきゅっと痛むとざわついて。性格故に舞踏会や華やかな場所を今まで遠ざけて来た結果がこれだ。同性の知り合いは愛子だけという現実。椿に対して妬み嫉み等のドロドロとした感情は全く含まれておらず、純粋に親しくなりたいという気持ちで接していた櫻子に似た者同士という質問は悪意なく、自身の目で見て思った事を直球で言葉に表して。裾直しすべくソーイングセットから針を取り出そうとしたその時、柔らかな白い手で触れられてしまうとそのまま針をしまい。椿と話せば話すほど仕草以外に何気ない発言、発想が明人に似ているという発見があり、彼女とは初対面なのだが親近感覚え嬉しそうに思い出し笑いをして。微笑みに対し興味津々な生き生きとした表情で対応し、軽く手を引き寄せるとそのまま手の甲へ軽く口付け。ゆっくり顔上げ優しく微笑みかけた後耳許へ唇寄せ、懐っこくも甘い声でそっと囁くように呟き。)
椿様はとても愛らしい女性ですね。針で目をつくなどそんな物騒なことしませんよ?本音を言いますと純粋に同性の友達がほしくて椿様と友達になれたら嬉しいです。そして似た者同士のお二人が羨ましい。……憧れますわ。
( / 修正について承知致しました。
明人に続き椿も気の強いキャラでご迷惑おかけして申し訳ございません。今は下記のような事を言っていますが、背後としては強い女性同士櫻子様といいお友達になれればと考えております。 )
……ええ、そうですの。家が隣で。
( 椿の言い草に首を傾げるだけで態度を変えない櫻子に一瞬椿の思い違いかと疑うも、先程の明人の態度を見れば何も無いわけがないと、惚ける櫻子に益々不信を募らせる。本来こざっぱりとした強い性格で、女性の味方であるから、櫻子と明人の本当の関係を聞けば、関係を迫った明人に烈火のごとく怒り狂い、それでも櫻子が望むのであれば2人の恋を応援する豪胆さを持ち合わせているのだが、そんな事情はつゆ知らず。明人と似ていると言われれば、あんな姉にべったりの軟弱者とどこが、と内心非常に不本意ではあるが、態々2人の関係が甘いものでは無いと晒して櫻子を安心させる義理もないため、微笑んだまま頷き肯定して。それでも櫻子が女性であるから勝手に手をとらせたものの、櫻子が唇を寄せればパッと振り払って軽蔑するような視線を向け。『愛らしい』なんて聞き飽きた言葉、かつ相手を侮っていないと出ない言葉への不快さを隠すように微笑みを深めれば、キッパリと櫻子の囁きを拒絶し。そして凛と真っ直ぐに立ったまま、狡猾にもさらりと鎌をかける様子からは不自然な点は見受けられず、気づけるとすれば明人が婚約者といえど無闇に人の秘密を言いふらさない性格であるという点くらいで。 )
軟派な殿方みたいなことをなさるのですね。
腹の中を見せられない方とお友達にはなれませんわ。
惚けなくてよろしいのよ、明人さんから聞きましたもの。私に何を求めていらっしゃるの?
( / 椿様の様な気の強い女性キャラ様は大好きであり、こうやって櫻子と対面で話せて光栄であります!櫻子も今回は椿様に対抗心を燃やしてしまい噛み付く勢いでありますが、暖かく見守っていただけましたら幸いです。 )
お見苦しい所をお見せしてしまいましたね。申し訳ございません。
(椿の口から幼馴染みという関係を知り納得するも、その態度からやはり彼女は婚約者である明人が好きなのだと櫻子は勘違いしてしまい、チクチクからズキズキと胸の痛みは変化され。誰かから拒絶されるのはこれで二回目。明人から拒絶された時は性別を偽っていたのをずっと黙っていて、親友である彼へ相談したくてもどうしても話せなく最終的に彼に気づかれるという櫻子の自業自得で。親友から拒絶される苦しみを知っている櫻子は明人と現在の関係が夏季休暇前と比べギクシャクしており良好でないのを理解しているからこそ、明人が幼馴染みであり婚約者でもある椿へ何か話してしまったのではと一瞬頭を過ぎるも、幼馴染みだからとはいえ簡単に秘密を話すようなそういう性格ではないと櫻子は知っているから椿へ対抗するように立ち上がり、身長差があるため見下ろすような形で椿を観察し始めて。返答を誤ったら明人に迷惑がかかってしまいこれ以上彼から嫌われたくない。椿から友達になれないと言われ、明人から言われた訳ではないのだが幼馴染みだけあって仕草や癖が似ている彼女を明人と重ねてしまったり、友達とは言い難い関係から櫻子が意識せずとも透明な雫が何度も頬を伝い。涙が流れ出てからその状態に気付いた櫻子は止めようと指で軽く拭いつつ先ずは手の甲へ口付けてしまった件や急に泣き出してしまった件を謝罪し「椿様は藤堂様とは幼馴染みなので切っても切れない関係にあり、互いに信頼し合っていると存じますが、貴女はどれだけ彼を信頼しておりますか?」明人との関係や櫻子の秘密は話せないが彼女が明人へどれだけ信頼しているか試すような形を取って反応伺い。椿が明人の素顔をどれだけ知っているか解らないが、危うい姿や無垢な子どもの様な愛らしい姿も見てきた櫻子はその姿を思い出すとつい、口許が緩み優しい表情へ変化して。櫻子なりに今の気持ちを全て素直に椿へ吐露して。)
藤堂様から何を聞いたのか存じ上げませんが、私が椿様の立場でしたらそれがどんな況であろうと、大切な婚約者様を引き合いに出しませんわ。
私が羨ましいのは藤堂様の様な男性と幼馴染みで婚約者でもあり、愛されていること。無い物ねだりしても虚しいだけなのですが、貴女が羨ましい。
( / そう仰っていただけますと安心して悪女にできます笑
女性しか入れない控え室で櫻子様の秘密を知り、女性の身で強く戦う櫻子様と意気投合し、婚約者についても椿から否定させるつもりでいたのですが、折角対抗していただいたので乗らせて頂きました。
このままであれば、明人が椿を迎えに来るとかでまた3人でお話する機会を作ってもいいかなと考えております。 )
そうですね。
婚約者として一角の信用はしておりますわ。
( 櫻子が立ち上がるのに気圧される様子もなく、淑女らしい様子でおっとりと見上げる姿は、半端に対抗心を見せるより余程女性としての自信で溢れていて。こんな強気な性格であるから女学校でも同級生を泣かせたことは数知れず、櫻子が涙を零す理由を明人を盗られたからだと判断すれば、この女も泣けば許されると思っている口かと、冷え冷えとした視線を投げかけ溜息を。"見苦しい"と謝罪する言葉をフォローするどころかアッサリと頷いて見せ、試すようなことを言う彼女を流石に鼻で笑いはしないものの、明人であればそうするであろうタイミングで呆れたように目を細める。幼い頃から姉にべったりで、どうも情緒の危なっかしい男を頼れるかと問われれば微妙だが、信じていることは信じているため、微妙な内心をおくびにも出さず頷いて。うっとりした表情で明人のことを考える櫻子に、何を自分に酔っているのだと内心の軽蔑を深めれば、"引き合い"などと椿を叱責しかねん物言いに可笑しそうな微笑みを浮かべて。どちらが卑怯者だと目で語りながら、ほほ……と淑やかに口元を手の甲で抑えて。 )
あら、私が彼から聞いたと言うことがどう『引き合い』になるのかしら。ご自分が後ろめたい身ですからそう感じるのではなくて?
婚約者のいる男性に近づいて、しかもその相手に其れを隠して友人になりたいだなんて仰る方が何を。
( / 美しい椿様から『この泥棒猫が!』など言われたら迫力ありそうで想像してしまい笑
今回色々とカミングアウトの方向へ持っていってしまいましたが平気でしたでしょうか?別の流れ希望でしたら変更致しますので!そして今回はいつもの倍長くなり申し訳ございません!櫻子共々椿様の反応が気になりそわそわしております。
PL様と同じくこの後三人で話すという流れも楽しそうでありますが、この後の流れや展開について希望ありましたらお聞かせください! )
……椿様。今から話す内容に嘘偽りはありませんが、
私の話を信じるか信じないかは貴女に委ねます。少し長くなりますので座って話しますね。
(婚約者なら櫻子の存在など気にすることはないだろうに。椿はどうして櫻子に対してここまで執着するのか。彼女へ全て打ち明けたら楽になるのだが、櫻子は明人の立場を考え頑なに話そうとはせず。隠し事をしていて素直に話さないから椿は櫻子を軽蔑しているのか。明人と櫻子の関係は潔白で後ろめたさはないのだがどうやって潔白を証明すべきか悩み。全て話すのは今からでも遅くないはずだが、婚約者の椿に全て打ち明けたら明人はきっと彼女から咎められるだろう。櫻子は未だに自身のことよりも明人を庇う事しか考えておらず、どうしたら平和的解決ができるか悩んだ末に出した答えは椿へ全て打ち明けるという選択肢を選び、着席促してから椅子へ座り、先ずはウイッグを外し打ち明けるには素の口調の方が説明しやすいのか口調を変えて。)
やっぱり素の方が楽だな。単刀直入に言うと俺は性別を偽って士官学校に入学。そこで明人と出会って親友になる。俺が性別を偽っていた事を黙っていたから、本当の性別を知った明人は俺から裏切られたと思わわれても仕方がなく。その日から明人とはギクシャクした関係だから、椿様が想像しているような関係ではないよ。
(明人と出会ってから現在までを振り返りながら説明していき、性別を気付かれたあの時の気持ちが蘇ると明人と似ている婚約者の椿から軽蔑されているのもあって気持ちは落ち着かず「明人は俺の性別を知っていながら今まで誰にも言わないでいてくれた。そんな明人が幼馴染だからといって椿様に話すわけがないと思い、それがずっと引っかかってた。」明人の性格を知っているからこそ椿の前回の発言に違和感を感じていたことを打ち明けて。椿へ全て打ち明けたところで櫻子に対するイメージはマイナスであるだろうから、話を聞いてどう判断するのか緊張した面持ちで見遣り。)
兄が三人いて家督を継いだ長兄の汐兄さまの夢を叶えるために俺は士官学校へ。汐兄さまが大好きだから、性別を偽ってでも行きたかった場所。俺と明人は級友であるが、恋仲とか男女の関係ではないぞ。今日初めて椿様が明人の婚約者だと知ったくらいだからな。最初から素直に言えば良かったのだが、婚約者と聞いて驚きすぐに言い出せず、黙っていてごめん。
(士官学校へ入学した経緯を掻い摘んで説明したり、明人との関係の説明も忘れずに話すと婚約者である椿の存在は聞かされておらず今日初めて知ったと誤解なくきちんとそこも説明を加えて。最後は深々と一分ほど頭を下げ、顔を上げると素顔の今は胸の痞えが下りて少しだけ楽になったが椿と親友になりたいという願いは諦めきれずもう一度めげずに挑戦しようと恐る恐る切り出して。)
素顔の俺は父上に淑女とはと毎日説教される程女らしくなくてこんな奴だけど、椿様と女友達になりたい。というのはやっぱり都合よすぎるよな。…椿様から嫌われているし。
( / 明人の婚約者を考えるにあたって、そのようなことを言うコテコテの悪女も考えたのですが笑
このトピの趣旨からもお分かりの通り、私はヒーローやヒロインにはなれない脇役の彼らが大好きでして。綺麗事だけでは生きられず、時に誰かの悪役になりつつも、彼ら彼女らなりの事情を抱えて強かに生きる、所謂当て馬と謗られる彼らにも幸せになって欲しいと思っています。椿もまた、女性には生き辛い世の中を強く生き抜かんと、狡猾に現実的にならざるを得なかった女性です。人生を戦い抜く仲間として恋愛感情のない明人を将来の伴侶に選びつつも、何処かで雑誌の様な恋に憧れを持ったことがあり、純粋でひたむきな櫻子様を応援したくなってしまう矛盾を抱えています。明人よりはずっと覚悟の決まった強い面もありますが、やはり何処か雰囲気が似ている姉弟の様な2人ですので、櫻子様ともきっと仲良くなれると楽しみにしています。
性癖に関することだったため前置きが長くなってしまい大変失礼致しました。今後の展開についてですが、今回明人が櫻子様への気持ちを自覚する原因があまり見つからず、背後様がお嫌でなければ先に櫻子様が自覚される展開は如何でしょうか。
王道の少女漫画であれば、ヒーローがヒロインの気持ちに気づかずにモダモダするところなのでしょうが、いっそ気づかせてしまって拗れるのも面白そうかなと。一度振られるとまではいかずとも、今夜のシーンの最後に何かの気の迷いだと櫻子様を突き放して、次の季節のシーンに移行するイメージです。その前に2人でダンスを踊ったりいい雰囲気になったところで、椿との会話で自覚した櫻子様がぽろりと漏らすという流れだと自然でしょうか。一方的な提案ではございますので、お好みでなければ仰ってくださいね! )
( 最初はあの明人が自分に話せない関係の女性の正体に興味を持っただけ。婚約者に近しい女性など憎むべき相手なのに、どこか憎めない誠実さには好感を抱いたにも関わらず、結局卑怯な真似をする彼女に失望してその秘密を暴いてやらんとムキになった。明人がどうこうではなく、一度でも自分が好ましいと感じた判断が間違っていたと認めたくなかった、このなんとも居た堪れない状況は椿の大人気ない短所が存分に発揮された結果と言えるだろう。椅子に座る櫻子に合わせて座りながら、その点について内心大いに反省していれば、鬘を外した櫻子に目を丸くし、まあ!と声を上げて。 「……あっ!敷島!そう……あ、いえ、ごめんなさい続けて頂戴。」 櫻子の信じ難い告白の途中であっと声を上げれば、以前明人が楽しそうに話していた学友の苗字と櫻子のそれが同じことに気がつくと、話の邪魔をした謝罪をしてから話の続きを促して。神妙な面持ちで櫻子の話を最後まで聞けば、成程と合点の行くことばかり、1分の間少しだけ考え込めば、状況証拠を受け止めこの突拍子もない発言を信じることにしたようで。ソファに腰掛けたまま櫻子の方へ体ごと向き直ると、その手に自分の両手を伸ばし )
その謝罪とお申し出、喜んでお受けするわ!
( 強気さの滲む美しい笑顔を満面に浮かべれば、素の口調になった櫻子に合わせ砕けた口調で胸を張る。この様な場合は謝らないでと窘めるのが一般的だろうが、椿を婚約者だと思っているにも関わらず櫻子が黙って近づこうとしてきたのは事実のため、謝罪は謝罪として受け止めて。しかし事情を聞けば言い淀むのも必至、むしろこれだけの事情を初対面の椿に話してくれた櫻子の誠意に此方も「それに私、1度も明人さんから貴女の秘密を聞いたなんて申してませんことよ。"知人だと"聞いた、だけ。勘違いさせてしまったならごめんなさいね。」と明人の名誉のためにも、すまし顔で白々しい謝罪を。それから明人の態度を見れば、櫻子の方が余程明人に愛されているに違いないのだが、何か行き違いがあるのだと勘づけば、キツイ態度をとったお詫びにお節介をひとつ、にっこりと笑って可愛らしく小首を傾げ。櫻子の話を聞いて同じ女として強く生きようとする彼女を気に入ったこともあるが、物語のような関係の2人に少女らしいミーハーな気持ちから応援したくなったこともあって。 )
でもただのご友人っていうのは嘘だわ。
それなら愛されたいだなんて仰らないのではなくて?
( / 性別に囚われず、女性には生きにくい世間にも真っ直ぐに立ち向かい、生に貪欲な強かな女性キャラ様大好きです。当方も少女漫画や漫画を読んでいる時、作品によってはヒーローとヒロインよりもその友達。スポットライトの当たらない脇役の方が魅力的だったりして、彼らにも幸せになる展開をお願いします!と懇願していた時期がありました。ヒーローよりも親友の彼の方がヒロインを理解してあげているのになぜそっちにいっちゃうの!?やだやだ!と葛藤したり、大人になってから更にヒーローになれなかった彼の方が愛おしさが増し、影ながらこっそり応援したりと。今回に関して当方の中でヒーローといえば断然明人様です!全てにおいてヒーロー役の蒼依よりも明人様の方がヒーロー感がありまして、こっそり応援しております!
当方も感情が抑えきれず大変失礼致しました。 櫻子が先に気持ちを自覚する展開もありだと思いますので、椿様に恋愛相談してしまい笑
流れも自然で理想的ですし季節が変わる前、夜会の最後。明人様とダンスシーンを入れて椿様との会話で自覚した櫻子がぽろりと気持ちを漏らす。明人様は驚き櫻子を突き離して関係が拗れ、そのまま次の季節に移り変わるといったPL様が考えた流れで移れたら嬉しいです。)
(いつ誰が部屋へやって来るか分からない為、直ぐにウイッグ装着。神妙な面持ちからよくない方へ考えてしまったり珍しく櫻子は後ろ向きに捉えてしまい。反応が気になりつつも椿の方から両手が伸びると首を傾けながら櫻子も両手でぎゅっと優しく色白な柔らかい手を包み込む様に握り締め、軽く上下動かして遊んだり。何となくだが椿の纏う空気が柔らかくなっている様な気がして安心し、口調も先程より砕けた感じに聞こえた櫻子は幼馴染みの愛子以外に初めて同性の友達が増えそうな気がしてほっこりと優しく微笑み掛けて。謝罪に対しては滅相もないといった調子で首を左右に振って表現し、可愛らしく小首を傾げる姿や仕草は同性の櫻子から見ても惹かれるものがあり、幼馴染みで婚約者の明人が彼女を好きになるのも頷けると相変わらず思い込みと勘違いを繰り返しており。鋭い指摘に対し図星だったのか素直に頷くと、異性は家族だけと色恋とは無縁の環境だったのもあってこの歳で初恋すら経験の無い櫻子は「……椿様。実は俺、初恋もまだでして。」こっそり悩みを話し出し「恋愛感情や誰かを好きになるという気持ちがよく分からなく。愛されたいというのは事実ですが、その愛し、愛されるというのがどんな感じなのかまだわかりません。」誰かを好きになるという感情がわからなく、自分よりかは椿の方が恋愛に詳しいと思い、同性の椿へ恋愛相談する勢いで素直に悩みを打ち明け。話している途中に再びズキズキと痛み出したのか胸の辺りを抑える仕草をして。)
ずっと本当の性別を黙っていたから、親友である明人の心を深く傷付けてしまった。嫌われても自業自得だが、椿様が明人の婚約者だと知った時、驚いたのと同時に胸の辺りがこう、きゅっと痛くなって。
( / 『ヒーローより親友の彼の方が』本当にそれです!!そう仰っていただけるととても心強いです。
今後の展開についても同意いただけて安心致しましたが、本当に他にされたい展開などございませんか?毎度此方の提案ばかり聞いていただいているようで心配しております。
それから、いつも積極的に会話を進めていただいて大変有難いのですが、此方のロルに返し辛い点はございませんか? 椿・明人の台詞が返し辛ければ、無理に進めず仰っていただければ書き直させていただきますので、全体の流れや心情も大事ですが、会話自体のやり取りももう少しゆっくり楽しめたらと考えております。櫻子様の反応が毎回素晴らしくて、ひとつのロル内で幾つか台詞を入れてしまうため、会話の間や焦点がぶれて返し辛いのが原因かと考えておりますが如何でしょうか……。
大変未熟でご迷惑おかけして申し訳ございません。どうぞよろしくお願い致します。 )
( / 理解していただけて嬉しいです! 最近はそういう視点で見てしまう為、ヒーローとヒロインの恋よりも脇役である彼の恋の行方が心配になってしまい、親心で見守っております笑
PL様が提案された流れや展開は当方の理想通りでしたので!今回貴重な場を設けて頂いたのでそのお礼と共に少々御相談を。暫く櫻子になる機会はないと思われるので、女の姿で明人様とゆっくり会話を楽しみたく。椿様と会話を終えた後、こっそり二人は抜け出す。一条邸から敷島邸は目と鼻の先です。明人様を汐に紹介できなかったのでこの機会に明人様を敷島邸へ招き、遅い時間なのでそのままお泊まりへ。椿様との会話で気持ちに気付いた櫻子はそこでぽろっと漏らすというパターンも良いかなと。汐は察しがいいので二人の様子から何かあったと推測し、気を利かせて行動すると思われます。この相談は当方のわがままがごっそり含まれているので、相談止まりでも構いません!当初の予定通りPL様の提案で進めるのに異議はありませんからね!
此方こそPL様の素敵なロルには毎回勉強になっておりまして、明人様や椿様の反応が魅力的で毎回楽しませて頂いております。返し辛いなどというのはなく、寧ろ此方が会話内容や文章全体通してPL様に迷惑をかけていないかと心配している程ですので、ここをこうして欲しい。こういうのはやめて欲しいなどありましたら遠慮なく指摘して下さいね!より良くするために以後気をつけますので。
何時もこうやって隅々まで配慮頂き感謝いたします。迷惑だなんてとんでもないですので、此方こそ今後とも宜しくお願い致します。 )
( / 展開相談やご理解ありがとうございます。
返し辛くはないと仰っていただけて非常にありがたいのですが、最近櫻子様との会話にすれ違いが多く感じており、当方の技術不足故に会話の焦点が分かり辛いのではと感じております。
勿論櫻子様及び背後様にはご自由に、気軽に振舞っていただきたいと考えておりますが、此方がこう返したら櫻子様はどんな反応をするだろうと楽しみに書いた台詞をスルーされてしまい悲しく感じてしまうことも増え、このままモヤモヤした思いのまま続けるのも不誠実かと相談させていただきました。
またこちらは相性の問題かもしれませんが、櫻子様の台詞が不自然な説明口調であることが多く感じ、此方が背後様の意図を此方が読み取りきれていない故ではと不安に感じております。過度な長台詞も、明人や椿がその間口を挟まないという確定ロルにあたり、返信に困ることがしばしばございます。
2ヶ月間非常に楽しませていただいているにも関わらず、苦情ばかり申し上げているようで心苦しく、其れでも背後様のようなお優しい方と巡り会える機会は中々ないため、どうにか楽しく続けていける方法はないかと思案しております。
此方はこれからも櫻子様や背後様と楽しくお話したいと思っておりますが、もし当方とは相性が悪く、もう続けられないと感じられましたらお気になさらずお申し付けください。背後様にはリアルが辛い時も非常にお世話になり、楽しませていただいたので失踪エンドだけは避けたく、最悪ではございますが円満解散という展開も受け入れる所存です。 )
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