匿名さん 2022-03-14 00:31:01 |
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……やっぱり趣味だろう。訓練で我慢しろ。
( 気になったのは"今度"があるのかということ。抱いた最初の理由は傷つけるため。次は口止め料代わりかは知らないが、ことある事に自分を煽る櫻子に思い知らせるため。出来うる限りに侮辱し虐めても尚、呑気に"次"の話をして笑う櫻子を見れば、自分の慰め方を知ったばかりの少年の様なものだろうかと、少々失礼な結論に辿り着き。それではそんな櫻子に対して自分が満更でもないのは……とこれ以上考えても安直な答え以外を導き出せる気もしない。今まで一度もそんな気持ちを抱いたことがなかった親友が、女だと知った瞬間そんな気持ちを抱くのは失礼で、何より思い出まで穢されるようで自分が嫌だった。そんな思考を顔に出すことはなく、素直に呆れたような表情を浮かべれば、甘い空気の欠片もない捕縛訓練を持ち出し誤魔化した。 )
( 如何せん"お願い"だとか"頼りにしている"という言葉に弱いを通り越して、特に柾・櫻子に対しては以前からチョロい程。抱きしめ返されればうっとりとした視線で櫻子の頭を撫でてから、半歩隣の箪笥にも関わらず名残惜しそうに櫻子を離し「……うん。開けるぞ?」とそれはそれは柔らかい声で確認して引き出しを引いて袋を取り出す。それを自分の着替えと重ねて「持ってて」と櫻子に持たせれば、袋ごとシーツに包まれた櫻子を横抱きにして微笑み。朝の白い光が差し込み、まだ夏の名残を感じさせる風が生温く頬を撫でる廊下へ器用に扉を開け、まだ誰もが寝静まって静かな廊下を共用の浴場へ向けて軽々と歩を進めて。時たまぎゅう、と腕の力を強めれば、驚いたような表情を向けて。最初こそ女学生たちが喜びそうな入り口だったものの、表情は純粋な驚きを含んだ真面目なもので、士官候補生らしいと言えばらしいが、全く色気のない方向へ話題がズレていき。 )
お前軽いな……明らかに投げ技とか不利だろう。そうか、筋力がない分バネで補っているのか?
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