pear tree . 〆

熱ィのに繋ぐのが良いんじゃん？…つうか、壱弥っていつもこういうとこほっつき歩いてんだ。（　潔く諦め、周囲の景色見渡しながら相手の散歩ルート知ること出来て嬉しそうに　）　
その発言は、メモなんか無くても俺が何時でも甘やかしてやるよ…ってこと？バレンタインの前にお前の誕生日もあっからね、約束も楽しみも増えた。え゛…、…鎖骨の上ンとこにピアスあんの。奴に開けられた穴で唯一残してある。…どう、妬いた？

寒い日に食うアイスみてェな言い方。…おう、あんま情報入って来ない場所は落ち着くしよく行く。（　付近に到着すると、数メートル先の桜並木の入口にある屋台を指差し　）アレ、団子屋。

違え、その気になりゃ甘やかすんだから態々メモ要らねーってコト。俺の誕生日とバレンタインが過ぎたら匡の誕生日だな。……ふーーーーーん？要は其奴への未練断ち切れたら塞ぐってワケだ。俺が今どうこう言っても仕方ねえし、ンな事より毎日記憶上塗りしてワカラセてやるよ。お前が誰と居るべきかってのを。…妬くと思ったか？残念だったな、俺は思ったより大人だぜ。

あ、ほんとだ。団子買ってから桜見よ。（　指差された方向一瞥し、今度は己が先導するように大股で屋台へ　）
そういう、なんだかんだ俺に甘いところけっこースキ。そう、1ヶ月に1回何かしらある。…楽しみ？ばーか、未練は断ち切ったっつうの。此処の穴はファッションとして残してあるだけで。……壱弥がちゃんとお兄さんしててびっくりしたわ。ただ嫉妬させられなかったんは、残念。

…どれ買おうか迷っちまうな。（　後に続けば店主へ会釈し、色鮮やかに並ぶ通常より大きめサイズの団子たちに視線落として　）
そりゃどーも、俺もお前の作る飯とかスキ。毎月何かしらあんの賑やかで良いわ。…それなりに楽しみ。はあ？ファッションとしてなら早いとこ開け直したって良いだろ、他の奴が手ェ加えた穴残ってんの気に食わねえ。…まぁな、流石俺、流石壱弥サン。

ンー…俺は噎せる覚悟できなこにしよっかね。壱弥はどれにする？（　直感で商品ひとつ選択すると他に目移りする相手へ視線向けて緩く首傾け　）
ん？飯ィ？…美味い飯作る俺がスキって言えよ。春は花見で、夏は祭り、秋は果物狩り、冬はクリスマスも追加で。無理、自分でピアスとか開けらんねェ。半泣きになる。気になるんだったら、壱弥お兄さんが開け直してよ。

ンー……桜と抹茶、あと胡麻も。（　種類が多い中絞るのは難しく、悩んだ末に其方見詰めながら三つ挙げ　）
言わねえ。…らしくねェだろ、俺が誰かに好意向けんの。最初は暇潰し出来りゃそれで良かったし。夏は七夕、秋はハロウィンも追加で。お前自分でピアスも開けらんねぇのかァ…？なら今度開けてやっからニードルと軟膏準備しとけ。

く、ふ……っじゃあその四種類くださーい。（　本数絞りきれない辺りが子どものようで笑い抑えきれず、財布から代金差し出し注文して　）此処教えてくれたお礼に奢ってやるから、お前は団子受け取ってくれる？
不器用な奴。言い損ねて後悔しても慰めてやんねェよ。ちょ、イベント多すぎ。大忙しじゃん。七夕って何すンの？そうめん食う？……まじでいいのかよ。開けるときに俺の手ェ握っててくれる人も用意しねェと。

何笑ってんだテメェ。……奢ってくれんの？（　笑い零す相手の姿にクエスチョン浮かべつつ冷ややかな目線向けるも、代金差し出す様子に瞳輝かせては　）任せろ、団子は俺が責任持って受け継ぐ。
あﾞァ？チッ…す、…好きだわ＊＊。…これで良いかよ。七夕は短冊書いてケーキ食う、流しそうめんもしてえ。…やーいビビり。代わりにぬいぐるみでも用意してやる、他の奴入らせねぇから。

ボ ケ、な。思わぬ伏字食らった。

めんたまキラキラさせてカワイイ。（　此方に向く瞳が愛らしくて、興奮冷めやらぬ様子の相手の髪へ掌乗せて落ち着かせるように数度優しく叩き　）転んでぶちまけたりすンなよ。
その好きは、お前が俺のこと好きって意味？ん、七夕ってケーキ食べるっけ、…勝手に付け足しただろ。やだやだ、そんな無機質なモン。壱弥がちゅーしながら開けてくれるンならいいケド。

おー、伏字ね。気にすンな。久し振りに見た。某プリンのおしりみたいでかわいい。

可愛くねぇだろ。眼科行くか？（　素直さの欠片も無い言葉を返しジトりと見詰め、髪へ触れる掌を振り払ったあと店主から団子の入ったプラスチック容器を受け取って　）
…美味い料理作るお前、が、好き。知らねーけど昔給食で七夕ゼリーかケーキ出たから食っても許されるハズ。へえ…俺との初キス、そんなタイミングで良いワケ？まァしながら開けるとか出来ねェだろうけど。

サンキュ。某プリンの尻かわいい同意。

あ、どうも。ありがとうございます～。（　悪態気にせず人の良さそうな笑み浮かべ店主に挨拶終えると手を繋ぐ為にさり気なく手を差し出してみて　）ほら、桜見に行こ。
あ、なるほど。じゃあ、これからもいっぱい飯食わせてやんないとね。七夕ゼリーは確かに食った覚えあるけど。ま、ケーキ食った方がイベント感あるしな…食お。この歳になって初キスがどうとかクソとかねーもん。壱弥は初キスはロマンチックにいきてーんだ？意外とロマンチストかァ…。

繋がねーって、子供じゃあるまいし（　さり気なく差し出された手に若干呆れながら数秒考え込み、まあ良いかと空いている方の手を伸ばしては軽く繋ぎ　）……おう、ベンチ座れると良いな。
美味いモン作りまくって胃袋鷲掴めよ、俺の専属シェフなんだから。そうそうイベント感ある。ハロウィンも多分ケーキ売ってるし食おうぜ。…は、別にそんなんじゃねェ。壱弥お兄サンは大人だから何時でも出来るに決まってんだろ。

（　嬉しそうにじんわり頬染めて重なった手を緩く握り返すと手を引き相手の歩幅に合わせて歩き始め　）…一人分しか席空いてなかったら、お前は俺の膝の上で食べていーよ。
俺って専属シェフなん？初耳。俺にとって壱弥ってなんだろ。ウン、南瓜のケーキ食べよ。仮装はすンの？…へー、お兄サンってやっぱ経験豊富？遊びでそーいうコトしちゃうタイプ？

……嬉しそうな顔。（　段々と紅く染まる頬に愛おしさ感じて、ぽつり。後に続き歩いていくと宙を舞う桜の雨を視界に捕らえ　）ガキ扱いしてんだろ、そん時は立つから良い。
出逢った時シェフか飯係って自分で言ってた気ィする。確かに匡にとっての俺って何なんだろうな。南瓜も芋も食いてえ。仮装…、考えてなかったわ。お前はしてェの？あー…それなりに。正直恋愛どうのより一人で居る方が楽だったから遊びなんて興味ねえよ。メンドクセーし。

また迷子来たのか、俺じゃねぇから。

じゃあ壱弥の上に俺座っていいわけ？（　呟き耳に届くも小首傾げるのみで、空いたベンチ視界に入ると其方指差し　）あ、空いてんじゃん。あそこ座ろ。
飯係なら言った気も…するような。どんな存在かって言われたらムズいけど、会う度に猫っぽいとは思ってる。仮装は…あんま向いてなさそ。家ん中でこじんまりお菓子交換したい。あー、お前らしい気がする。俺なんか面倒くせーより寂しい気持ちが勝ちそう。

ん、わかってるよ。こっち返すついでに、最近体調悪いから完全に治るまで此処来んの控えるわ。多分3,4日位休んだら治る筈。それでも治りきってなかったらまた報告来るし、待ちきれんかったらふらふらっとどっか出掛けてもいいからな。一応、報告。

良くねえよ潰れる。（　相手の指差す方見ればベンチへと歩み寄り腰掛け、どの団子から食おうかと　）ン～…やっぱ桜か……？
覚えてねェの、俺お前と初めて会った時のこと結構覚えてんだけどなァ。猫…猫な、まあ犬よりかは猫かも。匡がでっけぇ犬。この間駄菓子を何個か買って自分用に袋包んで好きな時食うってのやったんだけど、ワクワク感あって良かった。そういうので交換したい。今は俺が居ンだから寂しいとか思わねーだろ？思ったら言え。

りょーかい。報告あんがと、別に何処も行かねえからゆっくり休んでこい。早く治るように枕元アイス置いといてやろ。お大事にな。

最初は胡麻じゃね？…黄粉お先。（　片手で受け皿作りつつ黄粉の串取り上げ一口ぱくり　）ん、…うんまい。何本でもいける。
覚えてないわけじゃねェけど、俺は声掛けるまでクソ葛藤してたからそっちに意識もってかれてんのかも。壱弥は何より自由なとこが良い。猫ぽい。でけぇ犬…番犬っぽい？え、楽しそうなことやってんじゃん。俺もやりたいから、それやろ。え、寂しいって言ったら何かしてくれんの？

たーだいまー。お久し壱弥ー。体調いい感じに回復したから帰ってきた。アイスさんきゅ。

なら胡麻。（　こくりと頷き賛同すればパックから胡麻の串取り上げ噛み付いて　）…うま、やっぱ団子屋のはプロの味だわ。
そんな葛藤したようには見えなかったけど、それ聞いてまた俺ン中の匡の可愛さが1UPした。何かに縛られて生きるより自由の方が気楽だしなァ…もっと褒めてくれても良いんだぜ。くは、確かに番犬っぽい。また楽しそうなこと見つけたら言う。え、あー…慰める……？

おーかえり。お久し匡、時間経つの秒すぎて3日経った実感ねェ。回復したんなら良かった。どーたま。

…ひい、怖。（　唇から鋭利な歯覗く様子見て背筋震わせ揶揄し　）ばくばく食って喉詰まらせんなよ。
他の奴から声掛けられてたら身引こうと思ってたくらいには葛藤してた…え、何処に可愛さある？これ以上は調子乗るから言わない。壱弥の番犬…？うわ、なんか癪だな。疑問形なのウケる。頼りなさすぎて、俺フラフラどっか行っちまいそう。…嘘。

俺は結構心細かったけど。体調崩してたせいかも、うん。此処最近1ヶ月に1回ああやってダウンするんだよな、原因は不明。もし3日位連絡なかったらダウンしてんだな～と思ってて。事前に連絡するよう心掛けるけど。