１／ｆ ゆらぎ　　

「　悪女　転生もの　転生してから１ヶ月_____　」

(　眩しく天井から全てを輝かせるシャンデリア、煌びやかな装飾が施されたドレスは個々の個性が出ていて、着ている本人達は笑いあっているがまるでドレス同士が喧嘩しているよう。私が一番美しく、愛らしいのだと言わんばかりに。この光景にも随分と慣れた、最初は夢の世界の様で、憧れていたお姫様が沢山いる、と。そう思っていた。しかし、蓋を返してみればただの女同士の小競り合い。そして下級貴族への嫌がらせ、お姫様と言うのは無条件に人に優しいものだと夢を見ていた自分がどれだけ能天気だったのか、思い知ってしまった。ましてや、私が元の世界から憑依した人間は上級貴族である事は救われたものの周りからの不評が絶えない悪女。今もこうして、私はただ独りでつまらないダンスを見ながら、ワインを片手に呑んでいる。この姿になって、良い事は美味しいものは食べられるし、お酒も沢山呑めるようになった。多分、どれだけ探したとしてもその程度だろう。それ以上に良いと思ったところがひとつも見付からない。近くに来れば全ての人が遠ざかる、誰も寄ってきはしない。もはや私の顔さえ見ないのだ。あまりにも失礼極まりないとは思わないのだろうか。小さく溜息を着き、ワインのおかわりを貰おうと立ち上がり。　)

本当下手くそになったな、元々下手だけどさ。もうちょっとまともにロルが書けれるように精進しよう。