三丁目のミケネコさん 2022-02-21 22:59:24 |
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「これは...グレイソンくん達が絡んで来た時に見せて見る?もし何か挙動不審な行動したりしたら...もしかしたら2人は黒かもしれない。でも、二人が違うなら...探すのに骨が折れそうだね」
個人の偏見だけれど、グレイソンくんがそんな行動取る確率より、ブライアンくんがする確率の方が高そう。かと言って決めつけはよくないけどのはわかってるが、全く根拠がないと言う訳では無い。シャワールームの件から見た感じ、ブライアンくんは臨機応変に対応する事が難しいと分かる。問い詰めてみれば、もし本当に何か知ってるなら、何か行動に出る確率が高いだろうな。その時は一体手紙に何書いたのか、聞いてみよう。でも確かに2人である確率が結構低いんだから、二人以外の他人なら、結構厄介だな。少なくとも全校生徒から探すんじゃなくて、寮内だけ探すなら少し楽にはなるけど、スリザリン寮だって結構広いし人数だって多いんだ。
(これはめんどくさい事になりそうだなぁ...)
「そっかぁ...なんかの神話生物の可能性が高いってことか...僕達が密集恐怖症の人じゃなくて良かったよ...じゃなきゃ絶対トラウマになってたよ。中々エグいなぁ...もし本当に神様なら、こんな神様を崇拝する人達っていったいどんな人達なんだろね...」
こんな怖いの、人ってよく思いつくものだなぁ。まあ、宗教ってのは人の精神的支えの存在だろうし、神様がどんな形であれど、その人達にとって救われているなら別にいいんじゃないかな。でも、これが、なにか人を祟ったりする神様だったら滅茶苦茶嫌だなぁ。神は信じなくとも少なくとも悪意持って自分を祟ろうとする人がいるってことだからね。
「そうだなぁ..僕は多分眠れないや、こんな変なのみたら目が冴えちゃった。でもまだ朝の4時だから、部屋出て出歩くの怒られそう...」
でも見回り甘くなってる頃でもあるはず、もし出るとしても、道に迷いそうで嫌だなぁ。暗い場所、方向音痴をプラスしたら、時間通りに部屋に戻って来れる自信が無いからな。でもエリオットくんが外に出るって言うなら僕もついて行きたいかも、ほら、だって赤信号みんなで渡れば怖くないって言うじゃん。罰則受けるなら1人で受けるより二人よ。
(/4年生!!!めちゃくちゃに良いじゃないですか!!!しかも典型的な悪役ってめちゃくちゃに好きです!!!情状酌量出来ない正真正銘の悪の像ってほんっと性癖ですありがとうございます!いやあ...多分セシルと絡めば、2人が変な事しだすと思いますねぇ...セシルまで不思議くんになっちゃいます笑!でも案外エリオットくんを意識しだした時は、少し元気がないので、一番最初に恋してると気づくのは多分オタクくんですねぇ!人の恋路に妙に鋭いので笑!
確かにそうですね!一組一組ずつ絡ませて行きましょ!同時だとややこしくなりそうなので
イラストお褒めいただきありがとうございます!!!すごく雑なのが少し申し訳ないです...あー分からせたいの滅茶苦茶に分かります!!!なんていうか...泣き顔が拝みたいというか...負け惜しみに、地団駄して涙目で滅茶苦茶悪口言ってくる所とか絶対可愛いに決まってます!
ンンン嬉しい...嬉しいです...滅茶苦茶細かい所まで見て、褒めてくれるの本当に嬉しいです...私もそちらのお絵描きがほんっっっっと滅茶苦茶に大好きなんです!!!セシルの表情がもう...天才ですし、睫毛が長いのがもう美オブザイヤー優勝なみに好きです!!!!もうここ最近毎日眺めてて本当に見てるだけで幸せです!!あの...こちらも個人が眺める為に保存してよろしいでしょうか!?もうホント好きすぎなんです!!!!)
「そうだな、どうせ昼か夜にまた絡んでくるだろうし。ソバカスはともかく、デブの方ならなにかしら反応を見せそうだ。それまで手紙を持ち続けるのも気持ち悪いだろうが、大丈夫か?」
セシルの提案に頷けば、比較的表情が変わりわかりやすいブライアンを指標にしようと考え。これで違った場合は2人がこれ幸いと悪ノリに走る可能性もあるが、あまり悪い可能性ばかりも懸念してはいられない。奴らのターゲットはセシルだけではなくオレも含まれているらしいので、他人事ではいられないな。手っ取り早く黙らせられる攻撃呪文をもっと多く扱えるようになりたい。
「世の中には神ですらない化け物を神だと崇め立てて信奉する奴らもいるからな、実際に存在する神なら不敬な物言いをするが、こんな見た目をしているのはどちらかと言えば怪異だろうよ」
思いっきり顔をしかめれば、不気味な翼の怪異を一度睨んで。
「やっぱりか。そりゃあまた眠ろうなんて気にもなれないだろうな。怒られるのを怯えていてはなにも始まらない、多少は不正でもしなきゃ高みになんて登れっこないんだ」
オレと同じように眠気の飛んだらしいセシルに苦笑いして同意すれば、オレはベッドサイドテーブルへと歩いていき。そこの中段、兄様とオレの写真が入っている所より一段下の引き出しを徐に開ければ、一枚の古びた羊皮紙を取り出して。
「だから、校内探検でもするのはどうだ?きっと今しか見れないものだって沢山あるだろうよ。入れそうだったら図書館にも入ってみたいな」
悪戯っぽく笑ってセシルに見せつけるようにして掲げた羊皮紙には、ぼんやりとした線で校内の見取り図が浮かんでいる。そして、持ち主であるオレの現在地を示す青白い光点が、スリザリン寮の個室の上でふわふわと浮いていた。明らかに魔法がかかっているそれは、兄様から譲り受けたホグワーツ城の地図だ。
(/不思議くんになったセシルくんも気になりますねぇ!是非とも合同授業なんかで2人が一緒になった時はしっちゃかめっちゃかに掻き回してほしいです!はっちゃけてるのに人のことはちゃんと見ているオタクくん推せます…!ちょっとした相談役なんかになってると一つ歳上感も出てて良きですね…!こちらの当て馬くんが、煽ればすぐキレるアイアムナンバーワンな精神年齢キッズなので笑
ありがとうございます!ちょっといい頃合いになって互いが顔見知りになったら、当て馬くんと絡もうパート挟みましょうか!楽しみです!
わかりますわかります!マシューくんの怒り泣きの表情とか、絶対可愛いんだろうなぁって思ってたんですよ…!負け惜しみで語彙力ゼロの罵倒してほしいですし、それすらできないほど追い詰めての絶望顔も拝みたいです…!
すごく嬉しいお言葉ありがとうございます…!主様とこうしてやり取りを始めさせていただいてから、もう自己肯定感が爆上がりで、イラストや様々な妄想をお話できて毎日楽しいので本当に感謝しかないです…!是非是非保存してください…!全然、ここにあげてる絵全部大丈夫なので…!ちなみにですが、もう少しでエリ子ちゃんとセシルちゃんのイラスト描き上がりそうなのであげますね!といっても、色ラフ程度までの雑描きですが…笑)
「あー...まぁ迷信とか信じないから、別に大丈夫なんだけど、手紙に魔法とかが掛かって、時間が経てばいきなりドカーン!!って爆発したりとか燃え上がったりとか、そういう実害が出る事があったら嫌だなとは思う。まぁ多分考えすぎだとは思うけどね」
爆発の所を大きく腕を広げ、なんか物が爆散するジェスチャーを取ってみて。
考えが極端すぎるのはわかっているが、無い話でもないかもしれない。手紙自体がなんか、文字が読めたらなんかいきなり軽い電流走るジョークグッズである可能性だってあるし、なんか僕の位置を送り主に知らせる洒落にならない道具だったりするかもしれないし。出来る限り、手紙を早く手放したいところではあるんだけど、これを捨てたらもう手がかりは無い。それにエリオットくんの言ってた追跡魔法も使えない以上、今すぐに犯人の痕跡を見つけるのが難しい。例え使って居ても、どこまで追跡できるかどうかも問題だ。頭が良いやつならその対策もしようとするはず。
「あー...たまに物語に出てくる、そういう、村に災害を齎す神とかに祟られない為に崇拝して贄とか捧げる系のとか?こう、見た目だけじゃなくてやってることも倫理にもとる神様ならもっとやだなァ...神様を信じていないとは言え、やっぱり気分的にはちょっとねぇ...」
うげ....と僕も釣られて顔を顰めそう答えて。
「!!それは...地図!凄っっ!こんなもの持ってるなんて!どうやって手に入ったの?!外でそんなの売ってないよね...!?」
エリオットくんがベッドサイドテーブルの引き出しから取り出し、見せつけられた羊皮紙はホグワーツの間取りを示していた。悪戯っぽく笑う彼に、僕は目を輝かせ、興奮気味に彼の入手手段を聞いてみて。かと言って聞いてみてもすぐに入手できる訳では無いと思う、売っている場合でも今僕の所持金は多分そこまでないし、そもそもホグワーツから出られないんだから。それにエリオットくんの家庭が彼の為に用意した地図なら、確実に手に入れられるわけが無い。まぁ手に入ったとしても、使いこなせるかどうかもひとつの問題だけどね。
「!!今しか見れないもの!確かにあるなら見てみたいかも!良いね!行こう!それに、この文字列を解読出来るなら、できるだけ早めの方がいいしね。」
僕はぎゅっと両手に拳を握れば、うんうんと、首を縦に振って、行きたいと示して。
この文字になにか意味があるなら、早く知りたい。恐怖を感じているのは事実だが、知らないもの程知りたい、好奇心というものもある。こういうものは早めに解決した方が良いに決まっている、ならば今日ぐらい、少しだけ規則を破ってもいいよね。
(/いやぁ...そうですねぇ...不思議くんの不思議さがセシルに伝染して、なんか部屋の隅っこで、2人で蹲ってチンゲン菜って呟いてたりしてるんじゃないですかね笑!なんでチンゲン菜なのかわかりませんが笑!いやぁ人の事をよく見ているからこそ、年齢と似合わず案外余裕を持っていたりするとか有り得そうですね!精神が人より熟している分、一応規制に引っ掛からない程度の下ネタセリフが偶に出てきたり、その...結構な変態ですが、大人な所がある当て馬くんに、自己中な当て馬くんとは案外相性がいいかも知れません!
あーーー可愛い!!!!!可愛すぎます!!!絶望顔はほんっとに性癖の極みですよ!!?ブーちゃんと一緒に死を直面する時の命乞いとかも絶対尊いです...
いやぁぁ、こちらもやり取りを始めてからもう毎日が楽しくて、何度も過去にやったやり取りを読み直しては次のレスを楽しみにしています!!しかもしがない私のお絵描きを滅茶苦茶に褒めちぎっててもう、もうほんっと言葉にできない程毎度嬉しみで踊り出せそうですよ!ンンンありがとうございます!!!!滅茶苦茶に保存させていただきますね!!!
おお!!二人のイラスト滅茶苦茶楽しみです!エリ子さんとセシルちゃん絶対愛らしいに決まってます!!!そちらが雑描きとっても、こちらにとって、そちらが書くものはもう全てが神絵なので、もう全裸待機するしかないですね!!!)
「よし、じゃあ外に出るか。本当は禁じられた森にも入りたいんだが、攻撃魔法もなにも知らない状態じゃ心許ないし一先ずは校内のみにしよう」
よし、共犯者確保だ。成績に響くのでバレるつもりは毛頭ないが、それでも共犯者がいると心の安定度が違う。森にも入りたかったが、精々実用できるのはプロテゴぐらいで、危険に見舞われたら切り抜けるのは難しいだろう。そっちはもう少し知識をつけてからそのうち探索することにしよう。予想よりも乗り気になってくれたセシルに”流石だな”という意味を込めて、人差し指と親指を立てた、マグルの兵器である銃のような形の手を作れば、ビッとセシルを指して。そして、先程の地図についての質問を答える。
「良い代物だろう?地図の持ち主の現在地を示してくれるし、階層ごとに立体的に表示させることもできるんだ」
得意げな表情で地図を水平に寝かせれば、線がふわりと浮き上がり階層ごとに縦に並ぶ。主要な教室にはきちんと教室名も振ってあり、プラスで自分の現在地も把握できるために、新入生にはもってこいの道具だ。
「これは──まぁ、言ってもいいか。卒業生に罰則をわざわざ与えるわけでもないだろうし。その通り、売り物じゃない。元ハッフルパフの寮監でオレの兄、その人から譲ってもらったんだ」
こうして話に出して、そういえば初めてセシルに兄がいることを明かしたなと思い出す。別に兄のことについて隠していたわけではないし、言っても言わなくても兄が寮監を務めていた代のハッフルパフ生は未だ在学だ、だからそのうち兄の存在はバレると思っていたのでわざわざ言う必要性も感じていなかっただけだ。
「この地図は残念ながら非公式で、作成方法も兄と友人が自分たちで校内を練り歩いて地道に描き足していったものだから、網羅されていない場所も多いんだ。ほら、こことか不自然な空白になっているだろう?勿論、先生方にバレたら没収されるから見つかっても死守しないと」
地図をその辺のチェストの上に置けば、寒さ対策にローブを羽織りながら話して。不自然な空白、と指し示した箇所は線が途切れており、虫食いのようにぽっかりと空いていた。そういう箇所は少なくなく、数人で取り掛かってもホグワーツ城を把握しきることは難しいことを如実に示している。
(/チンゲン菜笑チョイスが面白かわいいですね笑こちらの当て馬くん、今のところ最年長なのに全方位に迷惑をかけていきそうで、今からオタクくんに申し訳なさが募ります…!純血でなければオタクくんにも構わず嫌味を吐き散らしてそうですが、適当にあしらってやってください…!ペトリフィカストタルスをかけときゃイケメンな、顔しか取り柄のないクズなので、ほんと…!
ブーちゃんも死の間際になるとべそべそに泣きますが、多分マシューくんのことは庇いそうですね…!おバカだし見下されててもそれなりにマシューくんに友情感じてそうですので…!こう話していると、みんなの絶望顔を描きたくなってきますね…!
もう本当に嬉しいことばかりおっしゃっていただけて…!私も何回も最初から読み直してはニヤニヤして、どんな展開にしたいかなーって日常生活送ってても考えっぱなしですので、毎日のかけがえない楽しみですよ!
ありがとうございますー!主様とお話しているとアイデアを刺激されて、もう次から次に描きたいものが増えていってしまいますが一つずつ完成させていきたいです…!個人的にセシルちゃんの容姿は、少し癖のついたロングヘアをマフラーの中に入れてて、リボンネクタイ着用、萌え袖、スカートは膝丈あたりの清楚系魔性ちゃんみたいなイメージです!ふわふわボブでもかわいいですね!)
「禁じられた森...僕も入ってみたい!!でも僕は今できる魔法は、組み分けの儀式で使ったレベルテと、ウィンガーディアム・レヴィオーサ、あとルーモスとノックスぐらいしか使えないんだよなぁ。筋肉で全て解決出来るほどの屈強な体持ってない限り、さすがに無謀には行けないねぇ」
まぁ、多分持ってても流石に無理がありそうだけど!と付け足す様に言って、ケラケラと笑い。
攻撃魔法を早く学びたい、そしたら何より変な人に絡まれたり、手を出されそうになった時返り討ちにできるし、森から薬草をパク..いや、"お借り"しに森へ入る時に役に立つ。
「えっ!?立体になった!!すご...一体どうなってるのこれ..」
エリオットくんが地図を水平に寝かせれば、間取りの図が宙に浮きでて、目を見開けば、まじまじと地図を見詰めてはエリオットくんに振り向いて地図を指さし
「これお兄さんと御友人さんに手作り!?!?嘘でしょ!?こんなハイクオリティなの...お兄さん達天才過ぎない...?例え空白の部分があっても、もう十分に凝ってるよ。これは本っ当に凄いや。」
こんな高度な魔法を使えるなんて、余程優秀な生徒だったに違いない!いや、逆に優秀じゃない人でも案外作れるかもしれないから決め付けるのは良くないか。長所短所人それぞれなんだからね。例え今勉強ができても、案外性格のせいで社会不適合者になる可能性もあるし、勉強が出来なくても、案外柔軟な発想で将来一流企業の社長になれる人だって居るんだ。
「うんうん!流石にこんな貴重な地図、無くしたら結構痛いからね。.....!!!ノックス」
突如部屋の外から人の気配がし、即座に杖を握っては振って照明を消し、慌ててエリオットくんに静かにするよう口元を手で塞ごうとし
「....誰か来る!」
と耳元で小声で囁いて
(/いやぁ、チンゲン菜だけじゃなくて、なんか中庭でミステリーサークルも描いてエイリアンを呼ぼうとしてたりしたら面白いかもですね笑!他の生徒達は皆んな避けていたりしそうです笑
いやいや!オタクくん本人は多分全然気にしないんじゃないですかね!心が広いというかなんというか...まぁ大半は結構複雑な家庭事情のせいだと思いますけど!オタクくんの父母共々純血ではあるんですが、国籍的にいえばイギリスと日本のハーフになりますね!欧州圏あるあるのアジア人差別とかなければ多分大丈夫じゃないのではと!あれは多分嫌味撒き散らしてきても、気分が乗れば、不機嫌ちゃんな当て馬くんをあやすんじゃないですかねえ!
あー!オタクは顔面偏差値えぐい子大好きなので、イケメンな程滅茶苦茶に追いかけてきますよ!中身がアレでも面子即座に捨てて、絵にさせてくださいと頼みます!因みにハイと言わない限り多分四六時中ストーキング...いえ、ついてきます笑
ぶ、ブーちゃんイケメンすぎませんか!?!?!?え!?大好きですが!?これはブーちゃんルートだとマシューくん即落ちしちゃいますよ?!ブーちゃんが自分を庇おうとしてるの見たら、きっとマシューくんまでブーちゃんを守ろうと前に立とうとしますよ...いやぁ..すっごい性格悪い発言しますが、これはどちらか1人だけを死なせて、反応を見てみたい欲が凄いです笑!いやぁァァァ...絶望顔、みんなの絶望顔は本当に天才の極みです!!!私も滅茶苦茶に見たいですし、描きたいですよ!!
ンンン良かった...本当に良かったです...そちらとやり取り出来て本当に良かったです...楽しすぎます...ひぃ..ありがとうございます...
えっえっえっ!?待ってくださいセシルちゃん可愛すぎませんか!?!?天才の極みで尊すぎて禿げそうですよ私!?!?清純派魔性ちゃんとか大好物でしかないんですが!?幼少期が清純そうで愛らしい分、これは逆に大人になったあとは大人の色気が溢れ出て欲しいですねぇ...なんかくっきり体のラインが綺麗に映える様な服装とかして欲しいですね!)
「セシルも森に興味があるのか?なら、また今度一緒に行こう。流石に森の地図まではないが…。あと現時点でそれぐらいの魔法を使えるのは優秀な部類に入ると思うぞ、杖に遊ばれる奴が大半なのに」
生徒単独では立ち入り禁止の謎めいた森、それだけで惹かれる生徒は多いだろうと踏んでいたが、セシルも関心を持っているのは嬉しい事実だ。ただ、地図上の禁じられた森の箇所は丸ごとごっそりと虫食いになっていることから、兄様たちも行ったことはほとんどないのだろうと窺える。当然他に地図やそれに準ずる物もオレは持っていないので、危険が伴うことは必至だ。まぁそれは追追考えるとしよう。
「兄様はとても優秀なんだ、オレたちと同じ年齢の頃には既に豊富な呪文を扱えていたし、無言呪文だって幾つかできていた。監督生にもあっさりとなって、さらにはトップクラスに就くのが難しいと言われている、あの闇祓いとして活動している。すごいだろう?この地図は複雑な魔法を様々に組み合わせているらしいが、オレにも仕掛けはわからん」
(到底、オレなんかじゃ追いつけない存在だ。兄様がハッフルパフの監督生だったからってオレも父様に圧をかけられているが、監督生にすらなれるか現時点で怪しいのに。そりゃあ、こんな便利な地図だって作れるさ)
兄様のことを自慢すると誇らしい反面、見劣りする己に少し虚しくなる。だがそれを態度に出したところで良いことなど一つもない弱味なので、決して表に出すことはなく。地図一つとっても仕組みを解明できないオレは、兄様を知るハッフルパフ生から見たら雲泥の差の泥の方なのだろうなと推測するのは容易い事だ。
「…!」
(見張り、か?だったら室内にまでは踏み入ってこないだろうが…。いや、手紙の犯人が戻ってきた可能性もある。ほら、犯人は現場に戻ると言うんだ。なんにせよ、静かにしていれば大丈夫なはず…)
しんみりとした内心を頭の片隅でぼーっと感じていれば、突然セシルに口を塞がれて。ビクリとしつつもセシルの言葉にコクコクと小刻みに何度も頷けば、物音一つ立てないよう呼吸にすら気を配り。見張りかなにかだろうか、それとも手紙の犯人が現場に戻ってきたか?起きているとはいえまだ室内、万が一見られたところで大したことにはならないだろうが、少し緊張する。視線を扉に注ぎながら注意深く耳をすませ、外の者の動向に神経を張り巡らせて。
(/すみません…。前回のを読み返していて、誤植を発見したので謝罪させていただきますね…!エリオット兄の描写、ハッフルパフ寮監ではなく、正しくはハッフルパフ監督生でした…。闇祓い辞めて急にホグワーツ教師になってしまってました、すみません…!
ミステリーサークル!2人が宇宙と交信している横で、エリオットがにわかに信じてしまって「来るのか?宇宙人来るのか…?」「飛行する乗り物ごと来るのか…?」ってソワソワしながら不安げに聞きまくってそうです笑
基準が純血かそうでないかで、人種差別はしないので多分オタクくんには普通に接しそうですね!何気にですが、オタクくんも複雑な背景をお持ちなんですね!?俄然ワクワクしてきました…!堪え性がないので、ストーキングに根負けして了承しても今度は絵を描くための拘束時間に耐えられずにキレ散らかしてそうです笑
へへへ…片方を喪ったもう片方の反応見たいのわかります…!ペアならではの楽しみですよね…!ブーちゃん残すと多分、ブチ切れて正面から殴り掛かろうとしてきそうです!キレてるので反撃もなにも想定できず直情的な行動に出そうですね…!マシューくんはどうなるか、気になりまくりですよ!へへへ、絶望顔集も描きたいリスト入れちゃいますね!主様の絵柄でも見てみたいです…!
エリ子とセシルちゃん描けましたんで下に載せておきますね…!個人的にですが、セシルちゃんは幼少期と成人で劇的な変化で成長してほしいです…!幼少期の姿を見ていただけの人はパッと見セシルちゃんだと気が付かないぐらいに妖艶な女性になっていると私が美味しいです!逆にエリオットは身体つき以外はそんなに変わらず成長してそうですね…!
エリ子
https://d.kuku.lu/3a13c9e35
セシルちゃん
https://d.kuku.lu/382d1db66)
「うん、だって立ち入り禁止って言われれば言われるほど気になるじゃん。まぁ危険だってことは知ってるけど好奇心には抗えないや!是非一緒に行こうね!んー、そっかな..えへへ、ありがとう!予習頑張った甲斐あったよ!」
エリオットくんからのお誘いを快諾し、褒められて僕は少し照れくさそうに笑って
数年の間はずっと魔法界とは一切無縁だったんだ、魔法界にいた頃の記憶も段々と薄れていってる気がするのも事実。人の記憶とは簡単に忘れるものだ、まして、数年という月日は案外短そうに見えて長い。数年たっただけで周りにあったもの全てが変わる可能性が無い訳では無い。先に勉強できるものがあれば、一応勉強はしておかないととは思うが、たったの数ヶ月という短い間だけでは多くは学べない。この先不安でいっぱいではあるけど、初めて他人に認められて嬉しいと思った。褒められたからって、もう頑張らなくてもいいという訳では無い、わかっている。だが、誰かに肯定をされる事はもうずっとずっとされていない、最後にあったのも遠い過去の事だ。僕は素直に喜んで、褒めの言葉を受け止めた。
「やっぱり優等生だったんだ!お兄さん凄すぎるじゃん!うわぁ...すげぇや..監督生までなっちゃって、闇払いの仕事に就くって...みんなの理想そのまま現実に持ってきた様な人だね!」
かと言って、ここまで完璧超人な人に欠点がないわけが無い。性格がクソ...だったら、ハッフルパフには入れないか。...手先不器用とか?でも少なくともマニュアル通りにしか動けない人ではない事は伺える。なんてったって、こんな凄い地図を作り上げれたのだからね。
(でも、こんな凄い兄を持ったら、弟であるエリオットくんも結構ストレスを感じるんじゃないかな?見た感じそうには見えないけど....僕がもし次男で兄か姉がそんな完璧な人間だったら、僕は絶対ストレスになりそうだなぁ...特に貴族家庭って、子が両親に応えないと追い出される~とかって、ありそうじゃない?個人の偏見なんだけどね。エリオットくんも無理してないといいけど...)
僕も、現在一人の兄としての立場でみても、もし自分が本当に成功していい仕事についたとして、無意識に妹の自尊心を削ってストレスを抱えさせる事は絶対に嫌だ。だから僕は例え成功しても絶対シャーロットに自分のようになれとは要求するつもりは一切ない。だけれどもしシャーロットが繊細で人目気にする様な子に育ったら?僕はどうすればいいんだろうか
「でもさぁ、こんなにすごいお兄さんがいてさ、なんか...ストレスと感じない?あー、いや、知り合ったばっかなのにそういう家庭とかに踏み込んだ深い話はしちゃダメか!ごめん忘れて!」
僕は気づいたら、心配そうに彼にこの事を聞いていた。誰かの兄として、無意識な、ただのお節介だ。だけれどこれはそう簡単に気軽に聞いて許される話じゃない、そんな気がしていた。だけれど1度放った言葉は戻って来れない。僕は申し訳なさそうに彼に謝って
コッ....コッ....
革靴が、外の冷たい廊下をゆっくりと歩く音が徐々に大きくなっていく。
コッ...
そして、足音は僕達の部屋で止まった
「....?..」
足音は消えたが、外にはまだ人の気配を感じた僕は、緊張で心臓の音が段々と早くなって行くのがわかる。
(見張り...?いや、でも僕達の部屋の前で止まったんだけど...?犯人...?なら入って来ても可笑しくないかもしれない!!やばいやばいやばい、本当に犯人だったらシャレにならない!手紙が無くなってると分かれば、1度起きたってことは確実にわかっている!)
「....ごめん許して!」
とだけエリオットくんの耳元に慌てて囁けば、杖を強く握ったまま、即座にエリオットくんの手を引っ張り、僕のベッドに押し倒し、覆いかぶさり、慌てて布団をエリオットくんごと被せて
(ごめんよエリオットくん!!!流石にいきなり入って来られた瞬間にいきなり魔法使われたら、避け切れない。今は多分無意味だとわかってても少なくとも一撃ぐらい避けれる様に隠れた方がいいんだ!!)
部屋に防音対策は出来ているかどうか分からないが、どんな相手何かと分からない以上、少なくとも奇襲される場合なら被害は少しだけでも減らしたい!!!
(/いえいえ!!全然大丈夫ですよ!誤字抜け字なら確実に私の方がいっぱいですし、一々気にしては負けです!丁寧な訂正ありがとうございます!
あーエリオットくん可愛い!!!!可愛すぎますよ!!!オタクくんは案外オカルトマニアだし、こういうエイリアンとかヘンテコなもの大好きなので、エリオットくん達と色々やってたりするといいですねぇ!
オタクくんの背景も案外ドロドロにするつもりです!いやぁ...複雑な過去を経験したからこそ、強く育つってのは私の性癖なので...へへへ...どうせならオタクくんもそうなって欲しいのです!いやぁキレ散らかされても、オタクくんは「おっっほ!!おこの顔も最高にいけめそでおじゃる!!舐め回してぇー!!!」と逆にテンション上がりそうですね笑...なんというか..語尾と喋り方がすっっっごい独特だと面白いかなと思うんです!まぁ、シリアスな場面はちゃんと普通に喋りますのでご安心を!
あーーブーちゃん!!ブーちゃん!!君って人はァァっっ!!可愛すぎじゃないですか!!!もう...ほんっとすきです...逆にマシューくんなら多分、腰が抜けてその場から動けなくなって、代わりに必死にブーちゃんの亡骸を抱きしめて離しませんよ...運がよく無事救助されたとしても、最初はブーちゃんの体を手放したくなくて暴れたり、暫く時が経って安定してもブーちゃんや、ほかの人たちが亡くなったことを信じたくなくて、幻覚を見る羽目になりそうですね...セシルたちや、デスイーター達を恨む気力すらなくなって仕舞えばいいんです...可哀想な子は、可愛いんです!あー...マシューくんの絶望顔...語っていたら滅茶苦茶描きたくなってしまいましたよ...いやぁぁ...たぶん雑になりますが、今描いてるセシルちゃんとえりこさんの絵の合間に描いちゃいますかね!
おあァァァァァァ待ってください!!!!!二人とも私の解釈通りすぎてもうほんっっっっと愛しかないですよこれは!!!!!!天才ですか!?天才ですね!?神様仏様...うわぁぁァっっありがとうございます!!えりこさんのおめめが美しすぎますし、綺麗なロングヘアーがもう...もう本当に素晴らしい!!そして!!その体細くてもう...セシル絶対守りたいと思ってしまいますよ!セシルちゃんも!!ゆるふわぁ~な感じの笑顔が堪りません!周りにお花が飛んでるの本当に愛らしくてもう好きすぎます!!色塗りも丁寧だし、表現も最高!やばいです尊いメーターが爆発してしまいます...語彙力もとっくに母の腹に帰ってしまってもう...もう大変です...うわぁぁァ神絵をありがとうございます...本っ当にありがとうございます...ぜったいいい夢見れますよ今日...)
「だろ?闇祓いの仕事は忙しいのに、時間を無理矢理作って駅まで見送りに来てくれたりもしたんだ。本当に、絵に描いたみたいに完成された人なんだよオレの兄様は。これで血統すら──。いや、なんでもない」
兄を褒められたことでつい口が軽くなり、要らぬことまで話してしまうところだった。続くはずだった言葉は、”血統すら完璧だったら、誰からも非などつけられなかったのにな”。母様の前の妻、つまるところの父様の前妻はマグルだったという。オレが生まれる前に事故に合ったので顔は写真でしか見たことがないが、純血とマグルのハーフなことだけがいつも兄様の評価を下げてしまっていた。でも兄様はとても優秀で、半分しか血の繋がりのないオレのことも大層可愛がってくれたから、純血主義がどれほど意味の無いものかをオレは知っているし、そんなオレにとっては雲の上の存在すぎて羨みすらできないほどの完璧超人なんだ。羨みはしない、ただ──、ただ。
(ただ、追い付けなければオレの価値は地に落ちる。父様は、純血が純血以外に負けることを決して許しはしないから)
古臭い考えでも、それを信じる者はそれなりにいる。特に魔法族は閉鎖的な傾向があるから余計にだ。純血主義であればあるほど、純血に対する期待も大きく膨れ上がる、父様は典型的なそれだ。純血でない兄様ができたのだから、オレはもっとできるはずだろうというプレッシャーは正直かなり大きいものだった。
「へ──、」
オレに失望した父様の無感情な瞳が向けられる想像が頭を過って、無意識に拳を握って力を込めていれば、不意なセシルの問い掛けに虚をつかれたように目を丸くしてしまう。
「あ──いや、不快に思ったわけではないから気にしないでくれ。その……壁が高ければ高いほど、乗り越えがいがあるだろう?オレも、セントリックの人間なんだからいずれ、必ずや兄様と父様に並ぶ男になるだろうさ。いや、なってみせる。兄様には、尊敬はしてもストレスなんて感じてないから大丈夫だ」
セシルの謝罪を慌てて止めれば、言葉に詰まりながらもなんとか絞り出して。とはいえ、オレにとってみれば本当に不意打ちもいい所の質問だったからしどろもどろで、嘘をついていることはバレバレかもしれないが。高い壁を乗り越えたいだなんて、自発的には思わないし、オレが兄様に追いつけるような存在になれるなんてもっと思えない。だが取り繕ってでも自信があるように見せなければ、家名を汚しかねないからそうするだけで。でも、後半の言葉は本当だった。兄様”に”対してはストレスなんて感じていない、オレを苛むのはいつだってセントリックと、父様だから。
「…………」
部屋の前で止まる足音が不自然に思えたのは、緊張のせいだろうか。まだ悪いことをしているわけでもないのに、知られて咎められそうな不安が胸中を支配して、首筋に冷や汗が伝う。紙の擦れる音を立てないように地図を丸めてローブのポケットに入れていると、なんとなくセシルも緊張しているのが伝わってきて、宥めてやりたいが上手い方法が思いつかなかった。
「…!?ちょ、」
ペトリフィカストタルスを掛けられる気分はこんな感じなのだろうかと考えていれば、突然セシルに腕を引かれてなにがなんだか分からぬままベッドに押し込められる。驚いて声が出そうになったが咄嗟に己の手で口を塞ぎ直し。
(な、え…!?なんだ、この状況…!?あ、いやそうか、部屋の前にいるのが見張りでも、扉を開けられれば起きていることを怒られそうだからか!いやでも、これ…、あ、セシルってよく見ると綺麗な眼をしてるな──って、そんな場合じゃないだろうオレ!)
片手で自分の口を押さえながら、もう片方では杖をギュッと握る。しかし、混乱でカチコチに固まった彫刻状態のまま散乱する思考に振り回され気味になって。ハグの距離感は慣れていても、この態勢からの距離には慣れているわけがない。外の存在か、セシルとの密着状態か、どちらに対して早鐘を打っているのかわからない心臓の音を聞きながら、口に当てていた手を外すとセシルのシャツを控えめに握り、見上げながら囁き声で問い掛けて。
「どうだ、まだいそうか…?」
折角校内探検に出掛けられるチャンスなのに、ここで躓くなんて冗談じゃない。ある意味での不安でオレは自身の眉が情けなく垂れ、瞳が揺れているのは気が付かないままで。
(/ありがとうございますー!ハリポタは用語が多いので混同しがちになっちゃうんですけど、でもなるべく気をつけますね!
オタクくん、オカルトマニアなら禁じられた森の探検にも一緒に来てくれたりしそうですね!すごく賑やかしてくれそうで楽しそうです!やっぱり壮絶な過去持ってるんですね!私も同じ性癖持ってるのでわかりますよー!個人的に、普段とシリアスで口調が変わる男が大好きなのでオタクくんのそういう一面めっちゃ刺さりますー!!こっちの当て馬くんとオタクくん、毛を逆立てて引っ掻こうとする子猫とそれをあしらう親猫みたいな関係性になりそうで、可愛いですね笑
ちょっと待ってくださいねぇ!マシューくん、良いですよ!良いですよその反応!!すごく求めていたものをお出ししていただけて滾ってますよ!そのルートのマシューくん、どぎついクマ作って、安らぎの水薬や生ける屍の水薬を手放せない廃人間近になってそうで、胸が高鳴りますね…!幸せにしたいですが、それはそれとして悲惨なのも愛しすぎるジレンマが…!!えっっっ、描いていただけるんですか…!?言質取りましたよ!ってのは冗談ですが、すごく嬉しいです…!えへへ、お待ちしておりますね…!
解釈通りで良かったです!エリオットは、女の子になったら絶対悪役令嬢フェイスになるだろうなーって思ってるんですよ!真顔が怖い美人タイプですが、別に表情コロコロ変えるのでそこまで真顔はなかったり!でも男の子の時より目力が強いので、怒り顔は迫力があります!
セシルちゃん、こんなに愛らしい美人さんだけど組み分け儀式の時のエタノール事件はしっかりやってくれてると推せます!その事件を知らない後輩を知らないところで落としまくる後輩キラーになってそうです!
雑描きですが、すごく褒めていただけて嬉しいですー!そんなに嬉しい言葉ばかりかけていただけると、成仏してしまいそうですよ…!エリ子とセシルちゃんのツーショットも描きたいなと思ってますので、そのうちアップしますね!)
僕のデリカシーのない質問に、エリオットくんは狼狽の色を隠せなかった。まるで僕のいった事はそうであるということを、僕に知らせない為に、途切れ途切れに喋っていて、明らかに仕草が嘘をついているということを物語っている。エリオットくんは慌てて僕の謝罪を止めてそう言ったら、僕は
「そ....そっか...デリカシーなくてごめんよ...僕には妹が居てさ、もし僕がいつか成功を納めたとしたら、彼女にとっては大きなストレスになると嫌だなぁと考えてたら、気づいたらそう聞いちゃったよ。でもまぁ...そうだねぇー...エリオットくんなら絶対お兄さん越えられるよ。頑張ることはとてもいい事だと思うよ、でも頑張りすぎたりする事は体に良くないからねぇ。....無理しないでね?」
実力がなければ淘汰される社会は残忍だが、無人島やらに行かない限り、誰もかもがこの社会の中で生きていかなければならない。エリオットくんのことはよく分からないが、ただ将来は有望である事は感じるし、今の所成功する確率が大きいと思う。エリオットくんが社会に呑まれて息が出来なくなることはありえない訳でも無い。どんなに知識が豊富で、優秀な人間であっても、健康なメンタルがなければやっていけないし、特に競争社会である貴族階級なら尚更だと思う。無理しないでというのは、彼がたとえ無理してても止められないし、そもそもその権利が無い僕が言っていいことでは無いことは分かる、あまりにも無責任だ。だが、それ以外の言葉は思いつかなかった。
(まぁ、戯れ言だと捕らえてくれればいいんだ。そもそも他人の僕が口挟んでいい問題じゃ無いし、本人も聞き飽きてる頃何じゃないかな。)
「..............」
(さっきの、ベッドに急いではいる音、もしかしてバレたか...?だとしたら先生ならともかく、犯人なら直接こっちのベッドに掛ける確率も結構高い。命は惜しいから、せめて怒られてもいいから、頼む...先生であってくれ...)
コツン....コツ...コツ...
「....!!!」
また歩き出す足音、そして音が段々と遠のいて行くのを感じたら、僕は念の為、本当に行ったという確認をする為、もう少しの間だけ聞き耳を立てて待機をしたら
「うん....行った....かもしれない」
こくりと頷けば、そっと僕に覆いかぶされているエリオットくんに目をやると、彼は控えめに僕のシャツを握っていて、その透き通るように美しいライラックの瞳には不安に揺れていた。僕は彼を怖がらせてしまったのかもしれないと思い、慌てて離れるように退けて
「ご、ごめんよ!!!いきなり押し倒して驚かせちゃった!?!?」
僕は申し訳なさそうにペコペコと何度も頭を下げて謝って
(でも...良かった...エリオットくんがちゃんと不安を表情にできて。)
その表情を見れた事に、少しだけ安心した。少なくとも、まだ負の感情を表情にして伝えれると言うことは、まだ手遅れじゃないという事だから。
(/いやぁ仕方ないですよ!!私も知らない用語や単語は全部ネットで調べてて、何度も文字面で読んだものと自分の解釈が間違ってたーって言うこともあるし、こちらもなんか間違った単語使っていたらすみません!!!
お!いいですねぇ!!でもオタクくんは滅茶苦茶に落ち着きがなくて、じっとする事は出来ないので、森に入ったら案外危なっかしいかもしれませんねぇ...賑やかではあるけど、同時にトラブルを引き起こす事はきっと何度もあります!いやぁ...結構壮絶な人生を送って居ますよオタクくん!詳細は本編でのお楽しみですね!今伝えれることはただ両親は健在ですが、2人とも離婚しているという事ですね!!いやぁぁぁオタクくんと当て馬くん2人は絶対いいコンビになりそうですね!
あーーーすこく分かります!!!滅茶苦茶分かります!!!なんかマシューくんの部屋からはいつも彼の笑い声と一人で喋る声が響いてればいいんです...そして、精神病棟で治療を受けても治らなくて、逆に悪化し、なんかわざと幻覚を見る為に、マグルの危ないお薬にまで手を出してればいいと思うんです...事件現場以外の幻覚は本人にとって余りにも楽しく現実を忘れさせてくれるので、段々と幻覚に依存していけばと...!!絶対に描きます!!!いやぁほんっっとこんなに尊いと描くしかないので...今ラフを描き始めてるので...楽しみにしてくださいませ!
あーーーほんっっっと2人揃って尊すぎます...えりこさんほんっっと美人すぎて、セシルちゃんと付き合っていたらセシルちゃんはえりこさん取られないか心配なのでいつも傍に居ようとしますよ...!でもベッタリし過ぎも嫌われてしまうかもしれないと思って適度な距離も取ろうとしてしまいます!でも、先輩やほかの男子生徒にナンパされてるの見たら必ず駆けつけて見せつけるようにイチャつこうとしますよ!百合な2人もとても可愛いですねぇ...!
いやぁぁぁほんっっっっっっとうにお気に入りすぎて滅茶苦茶に舐め回すように眺めてました....天才ですよ...神絵すぎます..!!なんですって!?!?!?ツーショットですって!?滅茶苦茶に見たいですよ!?!?!ンンン滅茶苦茶楽しみにしてますね!!!!)
(/あとこちら、昨日の夜に描いた滅茶苦茶雑なアニメーションもどきなんですが!当て馬くんにウザがられて、足だけペトリフィカストタルス掛けたオタクくんの荒ぶる様子とそれを見て困惑してるエリオットくんとセシルを書いたので良かったら見てください!!)
https://d.kuku.lu/1ad51d3d7
「セシルには妹がいるのか、てっきり一人っ子かと思っていたが。……あぁ、そういえば少し前に見てしまった写真にも子供が写っていた気がする」
妹がいるという新たな情報にへぇ、と興味深げに関心を示せば、少し前に彼の家族写真を拾った時のことを思い出し。自発的に見せてもらったならばともかく、不可抗力に近い形で見てしまった写真なのであまり記憶に残さないように深く意識してはいなかったが、もう一人、セシル以外の子供も確かに写っていた。
「なるほど。そういうことなら正直に言うが、結論から言って兄様の存在自体は本当にストレスじゃないんだ。ただ…ここからは一般論だが、周囲からの比較というものだけは誰でも嫌だろうよ。別に比較対象は兄に限らず、妹や弟、親だったとしてもそれは変わらないんじゃないか。それを除けば、少なくともオレは兄様のことを偽りなく尊敬しているし、とても素晴らしい兄だと思う。だからむしろ、下手に謙遜や遠慮をされる方がオレとしては嫌だな。だから、その…気の利いたことはあまり言えないが、成功しようがしなかろうが、不自然に態度を変えずにちゃんと兄として振舞ってやればきっと大丈夫だ。それを気にされる方が、弟や妹としてはダメージがあるぞ。それと、無理するなだなんて兄様以外には初めて言われた。気を遣わせたな、ありがとう」
一部は一般論として濁したが、かなりオレなりの意見を語ったつもりだ。ここまでのことを誰かに打ち明けたのは初めてだが、セシルにならばいいかと思えたのは兄妹持ちとしてシンパシーを感じたからか。つまるところなにが言いたいのかと言えば、結果がどうであれ変に態度を変えたりせず今まで通りの良い兄であってくれれば嫌ったりはしないということだ。問題は周囲に比較されることで、だがそれ自体は兄様のせいではない。もしそれを自分のせいだって気にされるとむしろ困るのはオレの方だから、なにも気にせず今まで通りでいてくれれば意外と悪感情は抱かないものだ。勿論、十人十色ということはわかっている、だからあくまで一人の意見でしかないが、少しでもセシルの憂いを払えたら良いが。
(オレ!集中しろ!窮地なんだぞ、余所事に思考をやっている場合か!もし部屋の外の誰かが見張りではなくて、オレたちに危害を加えようとするような輩だったらどうする?攻撃魔法なんて呪文は知っていてもまだ使いこなせない、プロテゴだって力量差のある相手には簡単に打ち砕かれてしまう。最悪、セシルを逃がして教師に助けを求めてもらうか…?セシルもかなり魔法が使えるみたいだが、足止めならきっとオレが買って出た方がいい、最悪一か八かでイモビラスかインセンディオを試して──)
混乱ではやった思考は、段々と悪い方向へと流されていく。セシルに押し倒されている状況へのドキドキから、未知の誰かへの恐怖に転じていくのに時間はかからなかった。特に、あんな気味の悪い手紙を見た直後なんだ、ほとんどの人は悪い想像をする方がずっと簡単で、オレもそうだっただけの話だ。新入生のオレたちは、この学校では間違いなく弱者の部類に入る、そんなオレたちが生徒とはいえ上級生に攻撃されれば正直あまり勝てる自信はなかった。そんな万一の場合に備えて脳内ではシミュレートをしながら、永遠にも感じられる時間を神経を張り詰めさせながら待ち。
「…っ、そうか、よかった」
足音が遠ざかっていき、少し緊張を弛めたセシルに釣られてホッと息を吐き出す。強ばっていた肩の力も抜けて、心臓も落ち着きを取り戻し始めた。
「いや、気にするな!助かったよ、オレは固まってしまっていたから、君が腕を引いてくれなければ動けなかった。悪いことをしてないのに、謝るのはやめてくれ」
またもや謝罪を始めたセシルに再度慌てて近寄れば、制止しにかかり。驚いたのは確かだが、あの場ではかなり最適解に近い方法だったと思う、なによりオレは動けなかったし。むしろ謝らなければならないのはオレの方だ、突発的な事象に弱いのはやはり致命的、もう少ししっかりとしなければ。セシルの肩にポンと手を置くと、覗き込みながら諭して。
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