煌めく絆〆

あはは、そんなこと言ってお兄さんが実は悪い人ってオチでしょ？…なんてね、そうだ、ついでに道聞いてもいいかな？アタシこのカフェに行きたいんだけどここからどう行けばいいかわかる？
(相手の脅し文句をけらけら笑いながら冗談混じりに一蹴しては、口ではそんなことを言いつつも本音では相手はちゃんと信用出来る人だと思っている証拠に、東京へ来たら一度は立ち寄りたかった店の写真とマップをスマホの画面に表示させながら小首傾げながら尋ねて)

えっと…このカフェなら行ったことあるな。…確か突き当たり交差点を右に進んでから左の路地に入って……1人で行けそう？
(写真を見て行ったことがある場所だなと分かれば、スマホに表示された地図の道路を現在地からカフェまでルートを示すようになぞるも、果たしてこれで通じたのだろうかと1人で行けそうか聞いてみて)

……オッケー、ありがとう。まあ…とりあえず歩けば着くでしょ、じゃあね親切なお兄さん
(入り組んだ路地などの概念が殆どないど田舎出身だからか説明を聞く表情は明らかに理解が追いついていない様子で、それでもノリで歩けばなんとかなると無茶なことを口にしつつ相手に別れを告げて一人で歩き出したはいいものの、早速曲がる角を間違えて)

あっ、ちょっとそっち逆！……心配だから店まで案内させてくれない？
(早速逆の方歩くところ見れば急いで呼びかけて彼女の腕を掴んで止めれば、このまま放っておけば確実に迷子になるなと確信して自分から案内をさせてとお願いし)

えっ、いいの？いやー助かるよー、お兄さんもよっぽど暇なんだねえ、まあ、そういうことならお言葉に甘えさせてもらっちゃおっと
(正直問題なく辿り着ける根拠は全くなかったため、相手の申し出はまさに渡しに船で、遠慮なくお願いすることにすれば一言余計とも言える一言を付け加えながらも相手の厚意を素直に受け取ることにしては、にへっと笑って)

というかこれから大丈夫？この調子だと絶対これから迷子になるでしょ。優しいお兄さんはずっと君に付いてられないからね
(先導して道案内しながら、こんな調子だと絶対にこの田舎モンは都会の怖さを知るはめになるだろうなと思い、本当にこの先大丈夫かと心配になってずっといられないと付け加えながら聞いてみて)

心配してくれるんだ？ありがと、でも大丈夫その時はまた誰かに道を聞けばいいだけだから…あ、そうだ、お兄さんさえ良ければ道案内してくれたお礼にせめて飲み物一杯ご馳走させてよ
(初対面の自分のことをそこまで親身になって心配してくれる相手に笑顔浮かべたまま感謝伝えれば、相変わらず楽観的な口調でそう答えて。少しして目的地であるカフェが見えてくると目的地に到着したことでそこで本来なら別れるところだが、お礼にご馳走するからと誘ってみて)

おっ、ありがとう。意外と気が利くんだね。んじゃ早速カフェの中入ろっか。
(今のところの印象は元気いっぱいで少し生意気な可愛らしい女の子という感じだけど、意外にもそういうところはしっかりしてるんだなと感心すれば、お言葉に甘えて自分も一緒にカフェの中に入って(

そうだね、席は…この窓際にしよっか。…おっ、あったあった、これこれ、このパンケーキにタピオカミルクティー！東京に来たらこのお店でこれを頼むって決めてたんだー。お兄さんはどうする？ゆっくり決めていいよ
(店に入り好きな席へどうぞという店員の言葉に窓際の席が空いているのを見て腰を下ろして、賑やかでお洒落な雰囲気の店内を興味深そうにキョロキョロ見回してからメニューを手にぱらぱら捲ってすぐに注文するものを即決し、予めこの店に来る前に人気どころは予習済みだとにこやかに語り、相手は何を頼むのか答えを待って)

んーっとそうだな…カフェラテでお願いしようかな。ちなみにだけどウマ娘って体重管理大変らしいけど大丈夫なの？
(メニューを見ながら前来た時も頼んだものにして、パンケーキとタピオカと聞いてカロリーやばそうだなと思い、別にこの子が担当ではないから関係ないが一応トレーナーとして大丈夫なのかとつい質問してしまい)

ん、りょーかい、じゃあ注文しちゃうね。…って、そういうこと女の子に言っちゃうのはデリカシーがないんじゃないかなー？まあ、食べた分は沢山走って追い込めばオッケー、走るのは好きだしね
(相手の要望を聞けば店員を呼んで手早く注文を済ませて、体重について触れてくる相手に仮にも女性に対してそんなことを言うなんて、とジト目で文句言いつつも特に本気で怒っている風ではなく、ひたすら走って消費すれば大丈夫と軽い調子で)

ははっ、確かにデリカシー無かったな。田舎から東京のトレセン学園に来たって事は相当走るの好きそうだね。何か目標とかあるの？
(デリカシーが無かったことを笑いながら謝れば、わざわざ遠くから来たということなので余程走るのが好きなんだろうなと思い、同じく遠くの田舎から来たスペシャルウィークのような日本一のウマ娘みたいな目標とかはあるのだろうかと気になり聞いてみて)

まあね、アタシの地元って普通に生活してて野生動物と出くわすぐらいの田舎で楽しみが走ることぐらいしかなかったんだよね、だから昔から毎日お姉ちゃんと一緒にあちこち走り回ってたし、それが今思い出してもすごく楽しかったなー。だから、特別な目標がっていうよりはあの頃の延長線上で毎日楽しく走れればそれでいいって感じで…あ、でもそうだなあ、お姉ちゃんはこっちではもうデビューしてて頑張ってるみたいだしアタシもお姉ちゃんとGIの舞台で走れるようなウマ娘になれたらなって思うかな
(自分の身の上を軽く話しては、自分にはまだ他のウマ娘のように大きな夢や明確な目標がある訳ではないが、それでも自分よりも早くにこちらへとやってきて既に活躍している姉と並び立って同じレースを走れるようなウマ娘にはなりたいと漠然と語って)

へぇ、姉妹でGIねぇ……きっと盛り上がる事間違いなしだしいつか実現するといいね。応援してるよ。あ、ありがとうございます
(姉妹でGIなんて恐らく過去にあったかどうかすら分からないからこそ、いつか実現するのが自分も楽しみになり、真っ直ぐな目で見つめながら応援してると言えば店員さんが自分達が注文した物を持ってきて)

わっ、すごいね、これ！とりあえず写真を撮って…あとでお姉ちゃんに送っちゃお、それじゃあいただきまーす！…うーん美味しい！
(自分の注文したパンケーキとタピオカがやってくれば物珍しそうに瞳を輝かせ、テンションが上がっている様子でスマホのカメラを起動させて撮影を済ませ、早速ナイフとフォークを手にパンケーキを口に運ぶと頬っぺたおさえてご満悦な様子で)

ふふっ、なんだか美味しそうに食べるね。そんな幸せそうな顔見たらこっちまで幸せな気持ちになるよ
(自分のカフェラテ飲みながら美味しそうに食べるタイトルホルダー見れば、なんだかこちらまで満たされる気持ちになって癒されるなーとほのぼのして)

実際すごく美味しいからねー、お兄さんも良ければ一口どう？
(美味しそうに見えるのは実際心の底から美味しいと感じて食事を楽しんでるからだとにこやかに答えては、特に深くは考えずパンケーキを一口大に切り分けたものをフォークに刺して相手の口元へと持っていき差し出して)

それじゃ……本当に美味しいねこれ、甘いけどしつこくなくて食べやすいね
(出されてはこれ間接キスじゃね？と思ったがここで断るのも酷だなと思い口開けて差し出されたパンケーキ食べれば、美味しそうに感想言うが会って間もないのに間接キスなんてしていいのかと思い少し頬赤らめ)

だよねだよね！ていうかお兄さん顔が赤いけど…あ、よく考えたら今のって間接キスだね、もしかして意識しちゃった？
(相手の感想に満足げにしながら顔が赤い事に気づき、原因らしきものに思い至れば自身は特に嫌悪感や恥ずかしさなどはない様子で平然としつつ、むしろ相手をからかうようにニヤニヤ笑いながらその顔を見やって)

……あんまり年上をからかうもんじゃないよ。そういう君は全然照れてないね、男慣れしてるとか？
(さすがに年下にからかわれて少しムッとすれば、逆に相手は全然照れてないから実はこういう経験多いのではないかと少しやり返してみて)