匿名さん 2022-02-11 21:29:14 |
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…………
……、…へッ!?
( 相手から不意に出た言葉に、一瞬固まり、一間の沈黙が訪れる。しかし、丁度店員が自分と相手のデザートを運んできたタイミングで、急に情けない声を上げながら立ち上がってしまったものだから、店員は肩を跳ねさせながら、心底驚いたように此方を見ていた。
すぐにハッとして席に座り、店員さんに頭を下げて見送れば、なんだか恥ずかしそうに首に手を当て笑いかけた。)
…いやぁ、アハハ。
そんなことダーリンから言われるなんて思わなかったから、ちょっと舞い上がっちゃって。
でも、そうだよね、冗談だよね……。
( 誤魔化した相手に合わせるように、自分もなんとか誤魔化すよう目を逸らすが、暫くして、ちらりと相手の目を見つめて「 …ホントに、冗談? 」と小さく訊ねる。
出会ったばかりだし、相手がどういう意味で言っているのは定かではないが、ほんの少しの可能性に期待しているようだった。 )
( 予想以上に自分の言った発言に驚いた様子の相手を見れば、何であんなこと言ったんだろと、申し訳なく思ってしまい。しかしながら、先程の言葉は嘘ではなく、相手となら付き合っても良いと思ったのだ。ふと、慌てる相手と視線が絡み合い、期待をする眼差しに気付くと、1度小さく溜息をつき。)
わるい…冗談じゃない。
ただ、自分の気持ちに自信が持てないというか、清峰とは会ってそんな経ってないから。…試しに付き合ってみるか?
( 恋愛経験も乏しい自分だ。この高揚した気持ちが恋などというのかも分からない。出会って間も無いが彼といることに居心地が良く感じている。なんとも中途半端な言葉を紡げば、じっと相手の反応を伺い。)
…つ、付き合う!付き合いたい!
( 冗談じゃない、と聞けば思わず目を見開いて、その後に続けられる言葉も聞くと思わず向かいに座る相手の手を強く握った。
まさか、一目惚れをしてすぐ お試しだとしても付き合ってもらえるなんて、と嬉しそうに相手の顔をみて微笑めば、堪らずに、周囲の目など気にした様子もなく、握った相手の手甲へキスを1つ落とした。)
自信がないなら、俺が自信たっぷりにしてあげる。
だから、よろしくね、ダーリン。
( 相手の此方に対する気持ちが定まってないのも無理はない。どちらかと言えば、此方から遠回しにアピールをしていただけなのだから。だが、付き合ってくれると言うのなら、もう遠慮することなく存分にアピールすることが出来る。
それから、自分の存在をだんだんと大きなものにしてもらえばいいと考え、前向き上記を述べれば、相手の顔を見つめて笑った。)
あぁ、よろしく。
( 相手の嬉しそうな様子には、こちらも思わず小さく笑みを零す。手の甲に付けられた約束のキスを見守れば、ずっと相手の手を取り、こちらも手の甲に口付けをして相手をちらっと見つめる。約束の期間がいつまでかはわからないが、そう長くないうちに相手のことは好きになるだろうと思う。
そういえば、デザートが机の上に運ばれてきているので食べてしまわないといけないと、フォークを持って食べ始めることにし。苺がたくさん使われた美味しいケーキはとても美味しく、一口分フォークでケーキをすくえば、相手の方へと差し出し。)
すごいうまい、このケーキ。
…はい。たべてみて。
( キスを返され、小さく笑みを零す相手の顔を見れば、なんだか照れくさくて恥ずかしい気持ちと共に、胸の辺りが暖かくなるのを感じる。スキンシップをする事には慣れているが、返される事はほとんど無いため、なんだか歯痒そうだった。何はともあれ嬉しいことに変わりはない。
相手がデザートを食べ始めるのを見てやっと、思い出したかのようにいちごのパフェへ手をつける。
表情にはさほど出てはいないが、美味しそうにデザートを食べる相手を見て本当に甘いのが好きなんだな、と微笑んでいれば、徐にフォークを差し出され、その意図を読み取れば頬を赤くする。)
……ん、
…本当だ!美味しい!
はい、ダーリンにもお返し。
( 少し緊張気味にも身を乗り出してケーキを食べれば、すぐに美味しさに目を輝かせて笑みを浮かべた。
そして、相手に礼を述べれば、自分のパフェも1口分掬ってお返しだと差し出した。)
ん…、
パフェもうまいな。
( ケーキを一口食べる相手を満足気に見つめると、お返しが返ってきたことに少し驚きながらも、すこしだけ身を乗り出し一口食べる。ケーキもそうだが、パフェも本当に美味しく感動して。今度来た時は、別のデザートを絶対に食べようと今から楽しみにして。残りのケーキを全て平らげて、相手の食べる様子をじっと見つめる。)
( 気に入ってくれた様子の相手に、よかった、と再度笑いかけては、その後もパフェを食べ続ける。
何気ない会話をしていながらも、此方の様子を見つめている相手の視線に、だんだんと照れくさくなる。
「 自信たっぷりにしてあげる」なんてキザっぽい事を言ったはいいが、相手が此方の好意に気付いているとなると少し気恥ずかしくなる部分があるのは確かだ。)
はぁー、美味しかったなー!
なんだか、色々と充電できた気がする。
……って、やばッ!ダーリン、3限遅れちゃう!
( 此方もデザートを全て平らげると、満足気に笑顔を浮かべながら伸びをした。お腹もいっぱい胸いっぱいで、なんだかいつも以上に満腹度を感じる。
しかし、ふと時間を確認すれば、浮かれてのんびりし過ぎたのか、大学に戻って講義を受けるにはギリギリの時間になってしまっていた。
慌てたように上記を述べれば、勢いよく立ち上がって )
ホントだな。先出てて、会計してくる。
…ここは、俺に払わせて。
( 机の上に置かれていた伝票を持てば、料金を見てレジへの向かう。相手には先に出るよう言い、今度ご飯を作りに来てくれるのだから、これくらいは奢らせてほしいと思い、相手にそう告げ。
レジで会計を済ませると、店の外に出て相手を見、「少し早足で歩くか」と伝える。)
え、でも……
( 伝票を早々と取られ、先に店を出るよう言われると、上記を言いかけるが、ここは譲らなさそうな相手を見て、お言葉に甘えることにしたらしく、言われた通り一足先に店の外へと出ておいた。)
ダーリン、ありがとう。ご馳走様でした。
そうだねー。
…あ、講義の時、隣に座ってもいい?
( 後からやってきた相手に、奢ってくれたお礼を笑顔で告げれば、早足で行こうという相手に頷く。
そして歩き出しながら、ふと、授業中も隣にいても良いかと訊ねて首を傾げる。
講義はいつも、1人真面目で静かに受けているでだろう相手に、断りを入れなければ、自分がいても邪魔になるのではと思ったようだ。)
( / 返信が遅れてしまい申し訳ありません!
やっと落ち着いてきたので、返信が早く行えるかと思います! )
いいけど…?
友達と一緒に座らなくていいのか?
( 礼を言う相手には、これからご飯を作ってもらうなど色々世話になる予定でいるため、これくらい安いもんだと思いながら。「どういたしまして。」と短く返し。
大学までの道のりを少しだけ早めに歩きながら、相手からの提案は了承するも、普段たくさんの友達と一緒に座っている印象が強いため、友人はいいのだろうかと問いかけ。)
(/いえいえ!こちらも中々平日は返せない時間もありますので、気にしないでくださいね!)
んー、大丈夫だよ。
いつもつるんでる訳じゃないし。
( 相手の問いかけに、肩を竦めながら笑顔で上記を述べる。確かに、普段は結構派手なグループに属している為、その印象が周りからは持たれているだろう。しかし、普段は自分の気まぐれで付き合っている様なものだ。勿論、講義時も例外ではなく、気分によっては1人で受けることだってある。)
ほら、急がないといい席取れないよ。
行こう。
( なんだか上機嫌にそう告げれば、隣で並び立つ相手の手を取って走り出した。 )
( / ありがとうございます!
お気遣い感謝です…! )
あ、ああ。
( 相手に手を引かれれば、思わずドキッと胸の高鳴りを感じて。思わずつられて走って講義室へと向かえば、時間的には余裕で着いて。いつもは前列に座ることが多いのだが、まだ学生も集まりがまばらなため何処でも空いており、手を引かれていた相手の手を逆にとり、中央辺りの場所を選択すれば、「ここら辺でどうだ?」と相手を見て問いかける。走ってきたため少し息は上がっており、椅子に座ると深呼吸をして息を整え。)
うん、大丈夫。
でも、ダーリン前の方じゃなくてもいいの?
( 走って講義室へと辿り着けば、今度は相手に手を引かれ、少しはにかんだように笑いながら頷いて、席に腰掛ける相手を見れば、その隣の席へと自分も座る。しかし、いつも前方に座っている相手に、いつもの場所じゃなくても良いのかと首を傾げる。)
アハハッ、少し早く走りすぎちゃったね。
( 普段あまり運動らしい運動はしないせいか、上がった息を必死に落ち着かせようとしていれば、隣で深呼吸をする相手を見て、明るく笑いながら上記も続けて。)
うん、大丈夫。
でも、ダーリン前の方じゃなくてもいいの?
( 走って講義室へと辿り着けば、今度は相手に手を引かれ、少しはにかんだように笑いながら頷いて、席に腰掛ける相手を見れば、その隣の席へと自分も座る。しかし、いつも前方に座っている相手に、いつもの場所じゃなくても良いのかと首を傾げる。)
アハハッ、少し早く走りすぎちゃったね。
( 普段あまり運動らしい運動はしないせいか、上がった息を必死に落ち着かせようとしていれば、隣で深呼吸をする相手を見て、明るく笑いながら上記も続けて。)
いい。別にどこ座っても同じだから。
( いつもは確かに前の方だが、特にこだわりはなく、どこにいても講義は受けられるので気にしないと言った様子で。鞄からノートや筆記用具を出す。未だに乱れている呼吸は相手も同じようで、確かに大学にきてからというものあまり運動はしてないなと苦笑すれば、鞄に入っていた朝に買ったペットボトルのカフェオレを取り出して一口飲み。横にいる相手に「飲むか?」と、特に何も思わず差し出せば。)
やっぱ頭良さそうな人は違うなぁ
…あ、ありがとう!
( どこで受講しても同じだと、早速ノートや筆記具を用意する相手を見て、不真面目な自分とは違うな、としみじみ思い、笑いながら呟いた。
そして、ペットボトルを差し出されれば、自分も最初は特に何も思わず、彼の善意として受け取って有難くカフェオレを喉に流す。しかし、ペットボトルをその口から離した時、ふと、自分のした事を自覚して、薄らと耳が赤くなる。 )
ご、ごめん。間接…。
( こんな見た目だが、初心な所があるらしい小さく上記を呟くと、片手で口元を多いながらペットボトルを返して )
( 相手がペットボトルから口を離した途端に、顔を赤らめ恐らく間接キスであったことを気にしたのだろう。相手が気にしている様子を見て思わず可愛いと思ってしまう。ペットボトルを受け取り、唐突に相手の耳へと手を伸ばせば。)
…耳真っ赤。
( 耳に触れたのは確信犯であり、次はどのような反応をするのか楽しみにしている自分がいて。)
し、しかたないでしょー。
俺、すぐ赤くなんの!ダーリンがイケメンだから悪い。
( 相手が唐突に手を伸ばしてきたかと思えば、耳に触れられ、ビクリと思わず体が反応する。
慌てて視線を逸らすが、照れと恥ずかしさで上記を述べながら更に耳が赤くなってしまって。
すると「 こうしてやる 」と笑えば、仕返しと言わんばかりに、此方は相手の髪に手を伸ばし、くしゃくしゃと乱しはじめる。)
悪かった。反応がおもしろくて。
( 更に耳を真っ赤にさせる相手にはもっと何かしてみたい気持ちになるが、そこまでにして。上記を述べれば小さく笑い。自分の髪の毛をぐしゃぐしゃにしてくる仕返しには、可愛いと心の中で呟くも言葉にはせず、「面白い髪型になったか?」とされるがまま楽しみ。)
おいおい、楽しんじゃったら仕返しの意味ないじゃん。
( 尚も相手の髪に手をかけながらも、どうやら楽しんでいるらしい相手の反応に、此方も上記を返しては笑って。
そうしているうちに、最近よく一緒にいた3人ばかりのグループがやってくる。どうやら、此方に気付いたらしく手を振って挨拶をするが、ふと、隣に座る相手を見つけ、何やらコソコソと話しながらいつもの様に後方の席へと移動して行った。
彼らだけでは無く、だんだんと増えていく受講者は、普段見ない組み合わせに意外そうにチラホラと視線を向けているようだ。)
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