時に西暦は2100年、世界中の技術力が著しく発展し人は携帯端末無しでも電脳空間、所謂ネットワーク空間にアクセス出来るようになった。しかし、これに呼応するかのように電脳犯罪も多数発生し、政府は電脳犯罪防止法を施行、電脳空間におけるありとあらゆる犯罪を取り締まる、または手続きを全て省略して法を執行可能にした。そして電脳犯罪抑止の為に国民一人一人に『デジタルハイブリッド現実体』と呼ばれる肉体とデジタル体の補助プログラムを配られた。だが、この半分は現実体、半分はデジタル体に目を付けられデジタル体のプログラムを書き換え、デジタル体を利用してのハッキングなどの電脳犯罪、現実肉体を利用しての違法義体などが横行してしまう。政府は違法改造が出来ないようプログラムを見直し再設計を施し新たに配られた。しかし、どの時代でも犯罪は無くなる事は無かった
そして政府は苦肉の策で二人に一人の割合いで『電脳探偵』や『電脳機動隊』にさせ、現実と電脳空間の犯罪との闘いを始めさせた
また街も超高層ビルへと変貌、巨大な情報集約型魔楼都市になっていった。多国籍企業やそのおこぼれにあずかる犯罪組織の巣窟、ネットポリスや電警は元より法も利かない無法地帯、そんな技術力の進歩と共に人間もまた『何か』を忘れ去ろうとしていた
レスは禁止、荒らしは通報