桜舞う道を二人で〆

あっ、じゃあ貰おうかな…いただきまーす、はむ……とっても美味しいねこれ！
(少し小腹が空いてたので遠慮なくパックの中から桜餅を1つ取って早速食べると、今まで食べた桜餅の中でも1番美味しのではないかと驚きながらも美味しさにほっぺたを抑えながら微笑んで)

ですよね！…トレーナーさんは葉っぱごと召し上がる派なんですね。あ、良かったらお茶もどうぞ、和菓子にはやっぱり緑茶ですよね
(相槌を打ち、そのまま桜餅を食べる相手を見やりながら自身は律儀に葉っぱを剥がしてから桜餅を口に入れて、桜餅と一緒にと思って持参した水筒に入った緑茶を紙コップへと注いでやり相手の前に差し出して)

なんか葉っぱだけ残すのもったいないしね。あっ、ありがとうチヨちゃん。なんだか奥さんみたいだね。
(しょせん葉っぱだが出されたものを残すのは気が引けるのでそのまま食べ終わり、緑茶を注いでくれたことに感謝しながら飲めば何となくだが奥さんみたいだなと何も考えずにチヨちゃんが意識しそうなことを無自覚に言い)

なっ…！奥さんだなんてそんな……これぐらいのことで奥さんを名乗るなんておこがましいですよー……えへへ
(自分としては何も特別な事ではなく、単純に一緒に和菓子を楽しんで欲しいが故の行動であり、それがまるで奥さんのようだと言われてしまうと、そもそもそういう関係ですらないのにこの程度のことで奥さんを名乗るなんて、と赤面しながら顔の前で手を振るが、心のどこかで嬉しく思う自分もいて思わず照れ笑いを浮かべてしまって)

あっ、ちなみにだけどチヨちゃん。今日のトレーニングは俺が決めていいのかな？もしまた考えてきてくれたのなら実践してみてもいいけど…
(チヨちゃんの反応見て可愛いなと微笑み、話題を切りかえて今日のトレーニングについて昨日のようにまたなにか考えてきてくれたのならやってみてもいいと聞いてみて)

あっ、はい！もちろんです、来週のデビュー戦に向けていよいよ本格的に調整を始めるんですよね？私、頑張ってついていきますから！
(来週がデビュー戦であることを考えれば、それに向けてのトレーニングの内容を相手が決めることについては異論はなく、恐らくは厳しいトレーニングが予想されたが相手を失望させないよう頑張ると意気込み胸元でグッと手を握って)

そう言ってくれて嬉しいよ。一緒に頑張ろうね。ちなみに今日はいつものトレーニングとは違うことするから楽しみにしててね
(チヨちゃんがやる気なの見て嬉しくなり、今日のトレーニングについて、いつものようなオーソドックスなものではなく変わったものをやるから楽しみにしててと微笑みながら伝え)

いつもと違うこと、ですか？よくわからないですけど、トレーナーさん流の特別なトレーニングってことでよね、頑張ります！
(坂路トレーニングや走力トレーニングなどウマ娘の基本ともいえるトレーニングはある程度は一通りやってきている認識で、その上でいつもとは違うことと言われると、自分にトレーニングの内容を考えさせたりいつも独創的な発想のトレーニングをしている相手による新たな提案にワクワクしながら内容を確認もせず力一杯返事をできるぐらいには相手を信頼していて)

まぁ、ぶっちゃけて言っちゃうと昨日のチヨちゃんのトレーニング見て思いついたやつだからアレンジ…というかパクリだけどね。
(いつもとは違うとかっこつけて言ったもののさすがに言っておくべきかと、苦笑いしながら今日のメニューは今日チヨちゃんが考えてきてくれたトレーニングをアレンジしたものだとトレーナーの自分からしても、昨日のメニューは色んな意味で気に入ってる様子で)

あ、それってもしかしてトレーナーさんがチラッと言ってたフリスビーを使うやつですか？
(自分の提案したトレーニングというと投げたボールを追いかけて拾ってくるというあのトレーニングのことかと考え、それをアレンジしたと聞けば、相手が何気なく口にしたボールをフリスビーに変えたらもっと効果が高められそうだと言っていたことから、もしかしたらそれではないかと思い首を傾げ問いかけて)

うっ…せっかくびっくりさせようと思ったのに当てられちゃったね…うん、フリスビーなら軌道も不安定でやろうと思えばボールよりも早く飛ばせるかと思って考えてきたんだけど…
(トレーニング前まで秘密にしてチヨちゃんをびっくりさせる作戦だったのだが、こんなヒントで当てられるとは思っておらず思わず声を出しながら苦笑いして、チヨちゃんならそんなことないだろうがもしかしたらインパクト不足で嫌って言われるかなと心配になり)

トレーナーさんが話してたのは聞いてましたし、言う通り効果は期待出来そうな気がしますから、是非やってみましょう！
(相手が話していた内容を覚えていたため簡単に推測することが出来たと言い、問題といえばやはり更にわんこっぽさが否めないところだが効果自体はありそうだと思っていたため試す価値はあると思い乗り気で頷き)

それじゃあ今日はそれでよろしくねっと、予鈴なっちゃったね。それじゃあチヨちゃん、また放課後にグラウンドでね
(予定確認できると授業の予鈴が鳴り、もっと話してたかったが仕方ないと割り切り立ち上がればまた今日もグラウンドでと手を振りながらその場去り)

よし、今日は遅刻せず来れて良かった。今のうちに準備運動しておこっと
(今日は途中で誰かに捕まったりということはなく、授業が終わってすぐにグラウンドへとやってくれば、何もせずぼんやりしているよりは、今のうちに出来ることをやっておこうとトレーニングに向けてまずは準備運動を始めて相手がやってくるのを待ち)

チヨちゃんお待たせ、ちゃんとフリスビー持ってきたよ。というか今日はファル子に捕まらなかったんだね
(遅れてグラウンドにやって来て、手に持ったフリスビーを見せれば今日は昨日のようにファル子にウマドルをやらないかと誘われなかったのかと小首を傾げて確認して)

はい、今日はファルコンさんには会いませんでしたよ。あの感じだとまたそのうち来そうな気もしてますけど、私としても毎回断るのは心苦しいので早く諦めていただけるといいんですけどね…
(そういえば今日はそもそも彼女の姿を見ていないなと思い、昨日諦めないと言われたばかりであるため、また近いうちに何かしらのアクションがありそうな気はしているのだが、ウマドルはやめた方がいいという相手の意思を尊重する以上こちらとしては断るしかないため、早く諦めてもらえたら、と苦笑混じりに一つ息を吐いて)

デビュー戦前だし今はトレーニングに集中して欲しいしね。それじゃあ早速始めようか、昨日みたいに投げるからチヨちゃんは取ってきてね。
(チヨちゃんが興味出たならやらせてみてもいいが、さすがにデビュー戦前なのでトレーニングに集中させたいので苦笑いし、早速トレーニングを始めればフリスビーを投げる構えをして)

【サクラチヨノオー】

はい！…わわっ、曲がった！？待ってくださーい！
(早速投げられたフリスビーを追いかけていくとボールとは違う不規則な動きに早速翻弄され、慌てて方向転換をして必死でキャッチをしようと試みて)

【スマートファルコン】

あいたっ！なにこれ？フリスビー…？あっ、チヨちゃん見つけた！おーい！
(チヨノオーの手に収まることなく飛んでいったフリスビーはたまたま飛来した先にいたスマートファルコンの頭にヒットして、それを拾い上げると最初はフリスビーを見て何故こんなところにこんなものがと疑問符を浮かべていたが、飛んできた先に目をやるとそこに居たのはちょうど探していた相手でブンブン手を振って)

あれ…あそこにいるのは………ファ、ファル子！？ごめん怪我ないかな！？
(フリスビーをそのまま眺めて、飛来先に誰かいるの発見すればそのままファル子の頭に直撃するの見て慌てて駆け寄れば怪我はないかファル子の頭を確認して心配そうにし)

【スマートファルコン】

うん、全然平気。ウマドルはこれぐらいじゃへこたれないんだよ☆それよりなんだか楽しそうなことしてるね、トレーニングなのかな？
(ウマドルと身体の丈夫さの因果関係は不明だが、とりあえずなんともないということをアピールするようにピースしてポーズをキメて。フリスビーを投げてそれをチヨノオーがキャッチしようとしていたことを察すると面白そうと興味を示しながら、ちょっと変わっているがトレーニングなのかと尋ねて)

【サクラチヨノオー】

あ、はい！そうなんです、私のデビュー戦に向けてトレーナーさんが私のために考えてくれたトレーニングなんです！他にも色々変わったトレーニング方法とか考えてくれてトレーナーさんは凄いんですよ！
(デビュー戦が近いことを匂わせながらファル子の質問へと答えてから、自分のトレーナーの発想や着眼点は他のトレーナーとは違って独創的で凄いんだと自分のことのように誇らしげに胸を張って)