あくま 2022-01-20 03:13:00 |
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((すいません。飛ばします。
(どのくらい寝ていたのだろう。起きたら朝になっていた。彼女も寝てる。顔を触ると涙が出ている。なんで泣いてんだ…?夢が思い出せない…。)
………、………シャワー浴びよ…
(ベッドから離れシャワー室に行きシャワーを浴びる)
(今日もまたいつもと同じ夢だ。最初は葛葉と楽しそうに遊んでいるのに途中で切り替わって私が死ぬ夢。自分が死んでしまったところでバッと起き上がった。)
は…っ……は、ぁ………くずは…?…くずは、どこ………くずは……っ…。
(いつも寝起きは息が苦しくて、頬には涙が伝っていた。なんとか息を整えようとするも、一緒に寝ていたはずの葛葉が寝室のどこにもいない。まだ寝起きで滑舌の甘い涙声で葛葉の名前をひたすらに呼んだ。)
くず、は…っ……くずはぁ………どこに、いるの……
(寝室から出てリビングに出て、再び涙声のまま彼の名前を呼ぶけれど、そこにも葛葉の姿はなくて。寝起きであまり力が入らず、リビングの床に座り込む。あの夢を見た直後はどうしても精神的に不安定になるもので、時々嗚咽を漏らしつつ涙がぽろぽろと流れてくる。)
、……!!麗奈…!
(軽く拭いただけでまだ濡れてる髪にいつもの見慣れた服でバタバタと走って彼女の前に現れる。相当焦ったのか息が荒れていてすぐに抱きしめる)
くずはぁ…っ……いなく、なったかと…ぅっ……おもったぁ…
(髪が濡れているから多分お風呂に入ってたと思われる葛葉の姿。私を見つけるなり、ぎゅっと抱きしめてくれてホッと安心しては涙が伝う。抱きしめ返すと葛葉の胸元に顔を埋めては、途切れ途切れに言葉を口にする。よかった、どこにも行ってなかった…。)
ううん……悪い夢見て、勝手に。一人で怖くなっちゃっただけだから……くずは、悪くない…
(葛葉が抱きしめながら頭を撫でてくれたおかげで少しずつ息が整ってくる。)
…ごめん…かっこ悪いところ、見せちゃったね。
(少し経てば涙も止まり、へらっと小さく笑った。)
…ねぇ、葛葉。私って、どこか欠けてるのかな…。
(へらへらしつつも、瞳を不安げに揺らしてはぽつりと呟いた。)
魔界で葛葉と楽しそうに遊んでいると思ったら、私が他の悪魔に殺される夢を毎日見るの。そんな記憶、私にはないのに…でも、夢にしてはリアルすぎて。
(おかしいよね…と声を震わせながら葛葉の服をキュッと握る。いつも私を殺すのは偉い立場であろう服装をしている悪魔だった。何かしらの掟を破ったのだろう、多分。でも、私の中にはそんな記憶存在しないのよ…。)
最近は夢で起こっていることがそのうち現実になってしまうんじゃないかって、毎日怖くなって。……また、葛葉とバイバイしなくちゃいけない時が…来るのかもしれないって…
(言葉を吐き出してから、ふと気付く。" また "ってなんだろうかと。無意識に口から出た言葉に驚きを隠せない。またも何もまだ私は一度も死んでいない、のに…。)
、……麗奈…。今から言うことは事実だから文句は言うなよ。麗奈は、…一回死んでる…。今いる麗奈の前に一回俺はお前と会ってる。……
(説明になってるか不安はあるがこういうことしか言えなかった。言葉足らずなところもあるが俯きながらそういった。)
私が……一回死んでる………?葛葉にも、会ったことが…ある……?
(初めて知らされる事実に頭が混乱する。…けれど、そうとなればあの夢は前世の記憶だったということで辻褄が合う。それに、葛葉が嘘をつくなんてことはないだろうし。)
そういうこと、か………どうりで、初めて葛葉に会った時……懐かしく、感じたんだ…っ…。
(気が付けば頬に涙が伝っていた。…記憶自体はほとんど白紙のままだけれど、腑に落ちる感覚があった。葛葉と一緒にいる時に感じていた懐かしさも、時々見せる葛葉の悲しそうな表情も…全部全部、そういうことだったんだ。)
わかってくれて嬉しい、…俺はもぅ…あーゆーことにあいたくないんだ、…それに、麗奈にも悲しい気持ちを持ち続けてほしく無い…。
(泣きそうな目になるが涙を堪え彼女の肩をぐっ、と掴み目を奥を見るように見つめ真剣に話す)
う、ん…っ………ごめんね、葛葉……葛葉のこと、おいてって…ぅ、…っ…一人にして、ごめんな、ぁ……。
(泣きそうになっているのか、葛葉の目は少し潤んでいて。それにつられるように、更に涙が伝ってくる。そして、おいでと言うように両腕を広げた。)
(葛葉が抱きついてきた時、不意に頭の中に流れる前世の記憶の一部であろうもの。それは " ずっと葛葉の傍にいる! " と指切りげんまんをしているところだった。)
…今度こそは、" ずっと葛葉の傍にいる " からね
(葛葉のことをぎゅっと抱きしめ返してあげては、言葉を口にしながら頭を優しく撫でる。全部を思い出すのにはまだまだ時間がかかるけれど、いつかは…)
、………!
(過去に聞き覚えがある台詞、それで顔を上げ覚えてたんだ…と安心する。)
ねぇ、…ちょっと行きたいところあるから、…夜になったら行こ…?
(涙を拭いて元気に笑顔になり)
行きたいところ…?ふふ、いいよ。じゃあ、夜になったら行こっか。
(笑顔を浮かべる葛葉が可愛いなと思いながら、頭を撫でる。髪が濡れていることに気付いて、そのまま駆けつけてくれたんだった)
葛葉、とりあえず髪乾かそうか。私が乾かしてあげるから。
(そう言って洗面所からドライヤーを持ってくれば、ソファの上に座って ここおいで と自分の足と足の間をぽんぽんと叩く。)
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