あくま 2022-01-20 03:13:00 |
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(部屋でぼーっとしているとスマホから着信音が鳴り、画面を覗き込むとそこにはよく見る名前が映し出されていた。私はそっとボタンを押して)
「もしもし?どうしたの、葛葉」
(優しい声色でそっと問いかけるように声をかけて)
んー?あー、別にぃ?暇だったから深夜のイタ電してやろーと思っただけ。
(その声色に徐々に緊張が解かれていくも、彼女からの問いには頭を捻る。結局いつものような軽い調子で)
んはは、私も丁度暇してたところだからナイスタイミングだね
(なんなら今から家に押しかけてあげよっかなんて冗談半分に笑ってみせる。こうやって電話かけてくれて話す時間楽しいんだよなぁと心の中で小さく微笑んで)
あぁそれいいわ、来いよ。ポテチといちごミルクよろー。
(彼女の言葉に即答。実際に姿を見た方が安心する、が、自分からは行きたくないと、厚かましい要求を添えて楽し気に)
はいはい、いつものね。葛葉の家までひとっ飛びして行くけれど…通話、繋げていてほしい?
(適当に返しているようにも聞こえるが、その声自体は柔らかく小さく笑みを含んだものだった。先程の質問に即答な辺り何かあったのだろう、葛葉がいつ来てもいいように家にストックしてあるいちごミルク2個とポテチを鞄に入れながらも聞いて)
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