5110 2022-01-19 11:46:14 |
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プ、プロ!?そんな、なれたら嬉しいけどさァ...ふふ
ハッ!とりあえず1回休憩しよっか、お水飲む?( 目をまん丸くして驚くものの実際なれたら…と想像したら悪いものではない。にやにやと乙女とは思えないほど顔を崩して。いかんいかん、と我に帰り?ペットボトルの水を口に含むと、そのまま相手にも水を差し出し )
み、水!?…………誰にでもこんなことしちゃダメですからね。こういうことするのは絶対に俺だけにしといてください、先輩。
(彼女の言葉に、これは俗に言う関節キスでは!?と赤面すれば2秒ほど黙りこくり。その間に脳内では天使と悪魔が戦い、やがて出した結論は年頃のがっつきではなく紳士さを優先としたもので。手でペットボトルをそっと彼女の方へ押しのけ、ぐっと詰め寄れば顔も目と鼻の先まで近づき、真剣な顔で言い聞かせ。)
あっ、ご、ごめん、そうだよね。私が口つけちゃったやつ渡すの失礼だよね、、で、でも誰にでもやるわけじゃなくて、レンくんはホラ信頼してるから!弟みたいだし!!( 間接キスと互いの顔の近さに頬を紅色に染めてアセアセとペットボトルを受け取り。本当は間接キスだったら寧ろ嬉しいなんて気持ちを隠した代わりに、自分の気持ちの真反対の言葉が出てしまい )
や、そういうことじゃなくて──!!って、弟……?俺、もしかして男として見られてません……?ミク先輩!俺だって後輩である前に男なんですよ!よく見てください!
(どうやら彼女を悲しませてしまったようで慌てて否定しようとしたが、その後に続いたまさかの言葉にショックを受けて愕然とし。男として見ていないのであれば彼女のぽやぽやさに納得が行ったとはいえ少しでも意識してもらおうとさらに詰め寄り。鼻先が触れ合う瀬戸際で、彼女が驚いて仰け反っても支えられるように背後に手を回してほとんど抱きしめる寸前のような態勢で。)
へあッ!?あっ、ああ、、近、近いです………男の子だって分かったから…逆に私だって女の子だからこういうのドキドキしちゃうから…( 零れ落ちんばかりに目を見開き、口を何度も開閉させるも出てくるのは情け無い声ばかりで。ようやく出てきた言葉は恥ずかしさのあまりに震えており、逃げ場のない状況下で、せめてと云わんばかりに視線だけをぐるぐると相手から逸らし )
へ……あ、わあぁ!ごめんミク先輩、つい……!
俺がちょっとムキになりすぎました…。でも、これに懲りたら弟だなんて思わないでくださいね?
(視線をさ迷わせる彼女を見てハッと我に返ると、先程のグイグイとした姿勢から一変して赤面し、バッと勢いよく距離を取って。熱くなったせいで滲んだ汗を手でパタパタと仰いで冷ましながら謝りつつ。恥ずかしさからどんどんと力なくなっていき語尾も萎んでいく)
う、うん。分かったよ。
よし、レンくんのことちゃんと男の子として見ます!ってなんか変な感じだね( 此方も同じように火照った頬を手で仰いで少し落ち着きを取り戻し。ギクシャクしてしまった空気をどうにか戻そうとピシッと敬礼をして冗談っぽく宣言をするも可笑しな宣言に思わず苦笑して )
ぷっ、あはは!なんかもう、ミク先輩には敵わないですね。時間まだありますし、もう少し練習します?そういえば次の学園祭、ステージもありますけど俺らも出ますか?
(彼女の不思議な宣言に釣られて笑い、一瞬で和んだ場にまだまだ自分じゃ甘いなと思いつつもこれからもっと頑張ろうと内心意気込んで。ふと思い出したのは学園祭のバンドステージだ。まだ随分先のこととはいえ、準備も練習も必要となるので出場するか聞いてみる。)
うん!練習していこうかなって考えてる!
…あ、そっか、最後の学園祭か。とびっきりのステージにしたいから、レンくん私のためについてきてくれる?( 次の練習のために喉を潤しつつ、今年の学園祭が今までよりも特別なものになるのだと改めて実感し。ほんの少しの寂しさを感じつつも、最高の思い出にしたいという強い想いを抱き、真剣な表情で相手の瞳を真っ直ぐに見つめながら問いかけ )
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