白む空に燻る紫煙 ---〆

白む空に燻る紫煙 ---〆

刑事A  2022-01-18 14:27:13 
通報
 


待ち人有り。



 

コメントを投稿する

  • No.4043 by ベル・ミラー  2024-01-13 14:29:19 





( __相手が独り言の様に溢したたった一言が妙に胸に残った。何時かの日、本部に戻るかレイクウッドに残るかの選択を迫られたエバンズから距離を置かれた日の事を思い出したから。あの時エバンズは最終的に此処に残る選択をしたが、果たして“今”もし再び本部へ戻る話が出たとして、以前と同じ選択をするだろうか。あの時はまだ此処に赴任して半年程しか経っていなかったからもう少し…と考えたかもしれないが今は既に年単位を過ごしている。その間に様々な事もあった。加えてエバンズはそもそも此処に移動させられた事を良しとは思っていなかった筈だ。当然本部に戻りたいに決まっている。此処に残りたいと思える為の何もが無い状況に一瞬物凄い恐怖が過ぎり、あくまで相手との間の他愛無い話の中だけなのに息が震えた。それを誤魔化す為に相手に釣られる形で口角を僅かに持ち上げた笑みを浮かべると、「…今すぐじゃないかもしれないけど、何時か戻るような…そんな気がします。あくまでも“気がする”ですけどね。」考えたくない、けれど何時かはきっと訪れるだろうと思う素直な未来を口にしつつ、「エバンズさんが此処に居る間は、嫌がられても一緒に仕事をしますけど。」と、最終的には少しの明るさを以て言葉を返し。「…私そろそろ仕事に戻ります。書類よろしくお願いします。」椅子から立ち上がると、流石に戻って仕事をしなければ自分の仕事も相手の仕事も止まる事になると頭を下げ自身のデスクへと戻って行き
)




  • No.4044 by アルバート・エバンズ  2024-01-13 20:57:48 

 





キース・フォックス



( 元々人の感情や場の空気を読むのは得意で、だからこそ相手にとってエバンズが本部に戻ると言うのはあまり喜ばしい事ではないのだろうという事も直ぐに察する事が出来た。『…どうかな、俺が早く本部に戻ればあいつは嫌がって来ないかもしれない。』と、敢えて彼が此処を離れない可能性を提示した上で、書類は見ておくと軽く手を上げる事で応えて。---フォックスが来て以降、署内の人間にとっては明らかに働きやすくなったと言えるのだが其れに比例するようにエバンズの機嫌は下降していく。一番のストレスは他の部署からも取り巻きのようにやってくる女性署員とフロアに渦巻く黄色い声。其れはフォックスが来てから数日が経っても止む事はなく、部屋の中に居ても時折聞こえるその声にいよいよ我慢の限界を迎えると扉を開け放ち「_____いつまで騒いでる!全員持ち場に戻れ、煩くて仕事にならない!」と声を荒げて。 )







 

  • No.4045 by ベル・ミラー  2024-01-14 02:02:32 






( フォックスが刑事課に応援に来てからと言うもの、飽きる事無く訪れる女性署員の数は最初と比べ僅かも減らずそれどころか増え続ける始末。それに比例する様に浮き立つ甘い声もその声量を増すものだから相手の我慢が限界を迎えたのも言わば必然と言うもので。扉が開くや否や、そんな黄色い声を掻き消さんばかりの怒声がフロア中に響き渡れば此方は思わず苦笑いを、そうして別の課の人達は一目散に蜘蛛の子を散らす勢いでその場から逃げるように去って行き。一方苦笑いと共に小さく肩を竦めたフォックスは、隣で怒声により肩を跳ねさせた女性署員に『俺が長々と話し過ぎたせいだね、ごめん。続きは休憩時間に話そう。』と、一つの謝罪を入れた後立ち上がり。『…エバンズ、煩くして悪かった。…少し話をしないか?』険しい表情を浮かべる相手の前まで歩みを進めると、相手にもまた一つ謝罪を口にしてから今しがた扉の開いた専用部屋に視線を流して )




  • No.4046 by アルバート・エバンズ  2024-01-14 22:44:51 

 






( 明らかにピリピリしている此処数日の様子に“フォックスさんに警部補の座を取って代わられる事を警戒しているんじゃないか”なんていう噂話が出るほど。蜘蛛の子を散らすように去って行った署員の背中を見届けると再び部屋に戻ろうとしたのだが、彼から声を掛けられると僅かに眉を顰めて振り返る。「…仕事の邪魔をするな、此処を引っ掻き回す為に来たのか?」と皮肉を込めつつ返事をするも、話をしたいという申し出を突っぱねる事は出来ず相変わらずの苦い表情のまま無言で部屋の扉を開けて。 )








 

  • No.4047 by ベル・ミラー  2024-01-14 23:15:16 





キース・フォックス



( 相変わらず眉間に皺を寄せた険しい表情のまま紡がれた皮肉に『そんなつもりは無かった、悪かったよ。』と、再び素直なまでの謝罪を口にしつつ、表情とは裏腹に此方の申し出を聞き入れてくれる様子には柔らかく微笑み開かれた扉から部屋へと入って。電源の点いたパソコンの置かれるデスクは余計な物が無く確りと整理整頓されていて相手の性格を表しているようだった。仕事人間の相手と休憩時間でも無い時間帯に会話をするのは嫌がられてしまうだろうが、この時間帯で無ければ相手は何処かへ行ってしまい、此方は女性署員に取り囲まれとてもゆっくりと腰を据えて…なんて無理な話なのだ。デスクと向かい合う様に置かれたソファに腰を下ろし相手に視線を向けると、『まさか此処の応援に呼ばれるなんて思ってもいなかったよ。…元気にしてたか?』仕事には関係無い世間話を持ち出して )




  • No.4048 by アルバート・エバンズ  2024-01-15 13:07:44 

 






( 部屋の扉を閉め先程まで座っていたデスクの椅子に腰を下ろすと、相手も向かい合ったソファに腰を下ろす。マグカップに入ったすっかり冷めてしまったコーヒーを口にしつつ相手へと視線を向けると、仕事とは何の関係もない謂わば軽い雑談の雰囲気に眉間の皺は深くなる。「_____見れば分かるだろう、この通り問題なくやってる。」雑談の意味を無視したバッサリと切り捨てるような返答をしたものの、少しの沈黙の後に「…お前の方こそどうなんだ、」と、ぶっきらぼうながらひと言返し。 )







 

  • No.4049 by ベル・ミラー  2024-01-15 13:42:02 





キース・フォックス



( “見ればわかる”と相手は言うが、数日間、限られた時間のみを見た所でわかりはしない。けれど相手の中にあの時の事件が尚も色濃く渦巻き、太い鎖の様に巻き付いている事は確かだろう。自らを戒めようとする冷たい瞳は変わっていないのだから。ソファの背凭れに体重を掛け軽く足を組み二・三頭を縦に動かしてから『…そうか、なら良かった。』と微笑み返し、続いて返された問いには『そうだな、』と前置きをした後に『俺の方も何も問題は無い。バーリントンに勤務してからもう2年も経つしな、流石に慣れた。本部程忙しく無いのも自分の時間を取れやすくて助かってるよ。』相手の様に一言で終わらせる事の無い返事を返して。_ふ、と先程ミラーと話した事が頭を過ぎり一拍程相手を見詰める。『…エバンズ、お前本部に戻るつもりは無いのか?』あくまでも純粋な疑問として問い掛けた言葉。果たして今の相手はどう考えているのだろうか )




  • No.4050 by アルバート・エバンズ  2024-01-18 02:47:22 

 






( 決して仲が良いとは言えないが、それでも同期。自分に与えられた場所で滞りなく業務に邁進しているのならそれで良いとばかりに頷き、それ以上話を広げる事もしなかったのだが。少しの間の後に投げ掛けられた問いに、モニターに向けていた目を相手へと移動させる。突然何を言い出すのかと少しばかり怪訝な表情を浮かべたものの「____今は考えてない。本部を希望している奴は大勢居るだろう、俺が急いで戻る必要も無い。」と答えて。望まない異動ではあった訳だが今すぐに本部に戻りたいとは思わない。一度抜けた自分が本部に戻るまでもなく、将来有望で本部に行く事を希望している刑事は国内に大勢いると。しかし、過去への贖罪を果たすのならいつかはまた本部に戻らなければならないとも感じていた。其の義務感で動くのはある意味自己犠牲をも厭わない危うさを孕んでいるものの、其れだけが原動力なのだ。 )







 

  • No.4051 by ベル・ミラー  2024-01-18 08:07:00 





キース・フォックス


( 戻れるものなら今直ぐ、と言う答えも予想していたが返って来た返事は急ぐ様なものでは無かった。それにまた瞬きを一つ送り再び『……そうか。』と。どうやら此処を心底嫌悪している訳では無さそうで矢張り同期として、密かにライバル心を燃やす者として、相手が悪く無いと思える場所に居られるのは其れは其れで少なからず嬉しいもの。勿論本部に戻りバリバリ活躍して欲しい気持ちも有るが。__『そう言えば、』と次の音を乗せたのは暗にまだ戻る気が無いという意思表示。『此処には本部からの応援が随分多かったんだな。さっきミラーさんに聞いたよ…ジョーンズにダンフォードさんまで来たって。』楽しそうに、または懐かしそうに本部に居た自分も知っている人達の話を話題としながら、ブラインドの隙間からフロア内を何となしに覗き。はてさて、仕事中の雑談、相手の我慢に再び限界が来て追い出されるのは近いだろうか )




  • No.4052 by アルバート・エバンズ  2024-01-23 02:33:07 

 







( 本部に戻る気は無いのか、という質問にはしっかりと答えた。其れに納得した様子を見せたのも束の間、次なる話題に繋がる言葉が相手の口から紡がれると眉間に皺を寄せて再び視線を持ち上げる。確かに共通の知人であるジョーンズもダンフォードも応援に来た。しかし目の前の相手と懐かしい話に花を咲かせて盛り上がるような空気でも、間柄でも無いのだ。その話題には返答する事なく「____お前は此処を談話室か何かと勘違いしてるのか?見ての通り俺は仕事がある、良い加減出て行け。」と、ストレートに告げると返事を待つ事なくモニターに視線を戻して。 )






 

  • No.4053 by ベル・ミラー  2024-01-23 11:22:47 





( 案の定続きの会話は打ち切られたものの、それは想定内。寧ろ仕事中に仕事人間の相手とこれだけ話が出来たのだから上々だろう。『わかってる、これ以上は邪魔しない。』軽く両手を上げて素直に出て行く事を示しては相手とはうって変わって柔らかな笑顔のままに部屋を出て行き。__2人の捜査官が窃盗事件を担当し捜査し始めたのがこの日から。元よりエバンズの事を苦手とし、そんな時に何時も笑顔を絶やさないキースが応援に来てくれていると言うのは酷く心強いもので、必然的に相談事や捜査の進み具合などもキースに報告し話を聞いてもらうようになっていた。そうして女性署員の色めき立つ声も相変わらず消える事は無く、ミラーもまた席の近いキースと会話をする事も増え、それがあっという間に日常化する事となり )




  • No.4054 by アルバート・エバンズ  2024-02-02 17:08:20 

 







( 彼が応援に来てからと言うもの煩わしい事ばかりが続いた。彼見たさに刑事部の辺りを彷徨いているのであろう他部署の取り巻きの女性たちの媚びた声も、腹の内で何を考えているかは分からないものの顔を合わせる度に愛想良く挨拶をしてくるキース本人も、元の想定以上に彼へと流れる仕事も。加えてミラーが彼と楽しそうに話をしている姿も度々見かけるようになり、その様子に複雑な感情を抱いてしまう。複雑、とは言っても自分でもよく分からない感情で_____快か不快かの2択で考えれば“不快”なのだがよく分からない。よく分からない事に感情を乱される事も不快なのだ。そんな状態で日増しにイライラしているのだから当然周囲は其れを察知し、“警部補はこの所機嫌が悪い”と認識して尚更近付き難くなる。本来エバンズに依頼すべき仕事についても話しやすいキースに相談する者も居た。---相変わらず部屋の扉を閉め切ったまま目を通していたのは窃盗事件に関する報告書。大きな情報の欠陥がある訳ではないのだがわかりにくいのは要点が纏まって居ないからか。苛立ちを感じつつ読み進めていると途中から容疑者の名前のスペルミスがある事に気付き。しかも以降全て誤ったスペルに置き換わっており、深い溜息と共に苛立ちは最高潮に達する事となり。報告書を手に扉を開けてフロアに出ると「ウォーカー!いるか?」と報告書を書いた張本人の名前を呼び。当然その声に苛立ちが乗っている事には皆気づき、何事かと視線が向けられて。 )







 

  • No.4055 by ベル・ミラー  2024-02-02 20:02:22 





ウォーカー


( 彼が担当していた窃盗事件は然程難解なものではなく、犯人も直ぐに逮捕される事となった訳だが何せ余り捜査経験が無いのだ。つまりエバンズが今見ている報告書も苦手分野に入る訳で、此処最近滅多に開く事の無かった部屋の扉が開き“怒ってます”と誰がどう見てもわかる表情と声で名前を呼ばれたウォーカーはパソコンの画面から視線を外すや否や『っ、はい!』と弾かれたように勢い良く立ち上がり。その衝撃でキャスターの着いた椅子が後ろへ下がり、そこに居た別の署員に軽くぶつかったのだがそれを気にする余裕がある筈もなく恐る恐る右足を前に、相手との距離を詰め、まだ何も言われていないのにも関わらず蛇に睨まれた蛙宛ら、カチンコチンに硬直して )




  • No.4056 by アルバート・エバンズ  2024-02-05 22:19:48 

 







( 慌てた様子でウォーカーがやって来ると手にしていた報告書を相手の前に突き出し「今回の容疑者は誰だ?この事件の担当はお前だ、捜査に関わったお前の報告書が事件の全貌の記録になる。」と告げて。どういう意味だろうかと困惑した様子で報告書に視線を向けたウォーカーは程なくして名前のスペルミスに気付き謝罪を口にした。「____致命的なミスだ、スペルが一文字違うだけでも別人になる。途中から全て置き換わっている事に気付かなかったのか?」自分のミスに気づいた彼を前に畳み掛けるように告げる言葉は棘のあるもの。「それに要点が纏まっていない所為で事件の全容を掴みにくい。」ウォーカーは当然反論などしていないのだが苛立ちのままに紡がれる言葉に萎縮した様子で。 )








 

  • No.4057 by ベル・ミラー  2024-02-05 22:56:55 





キース・フォックス



( 苛立ちをひしひしと含んだ言葉の棘に突き刺され萎縮し、顔を上げられなくなっているウォーカーの様子はミスをした張本人なれど同情を引くもの。ましてやエバンズの此処最近の様子はとても心穏やかと言えるものでは無いのだから尚更だ。俯きながら謝罪を繰り返す彼の姿を見たフォックスが飲みかけのコーヒーを置き椅子から立ち上がったのは、相手が尚も責めの言葉を続けようとした時だった。『__どれ、』と、ウォーカーの後ろから顔を覗かせ彼に突き付けられている報告書を見、その内容を読み終えると顔を上げ相手を見詰め。『確かにスペルのミスはあるし、報告書の内容が100点満点とは言えないかもしれないが__そこまで追い詰める程のものでは無いだろ。萎縮してしまっては、直せるものも直せなくなる。』ぽん、とウォーカーの肩を叩き彼を擁護する言葉を続けて )




  • No.4058 by アルバート・エバンズ  2024-02-05 23:37:22 

 






( 目の前のウォーカーではない誰かから発された声、其れに反応して視線を其方に向けると此方にやって来たのは他でもないフォックスで。不快さを露わに「お前には関係ない、首を突っ込むな。」とすぐさま切り捨てるような言葉を向けたのだが、相手は報告書を取り上げ軽く目を通した後にウォーカーを擁護する言葉を紡いで。相手に憧れを抱く署員たちからすれば、性格の悪い上司に追い込まれているウォーカーの元に颯爽と現れ、救いの手を差し伸べた聖人か何かのように見えているのだろう。しかし無責任な報告書を許容するなど到底許せず、怒りは彼を擁護したフォックスにも向けられて。「_____此処はお前の署じゃない、無責任な考え方を軽々しく許容するな。それ程のミスかどうかは俺が決める。」---フォックスに対する嫌悪感と機嫌の悪さが普段以上に威圧的な態度に結び付いているのは確かで、張り詰めた空気がフロアに流れる事となり。 )










 

  • No.4059 by ベル・ミラー  2024-02-06 00:37:24 





キース・フォックス



( フォックスに肩を叩かれ擁護されたウォーカーはと言うと、そこで漸く顔を上げ何処かホッとした表情を隠せる事も無く露にしたのだが。再び相手の威圧的な言葉が続き、フロア内に緊張した空気が流れてその苛立ちがフォックスにも向けば少しだけ持ち直した気持ちは再び急降下、力無く俯き。そんな彼に軽く視線を流したフォックスは軽く息を吐き出し『完璧な人間なんて居ないんだ、誰にでもミスはある。俺も…勿論君にだってある筈だ。__謝れば済む事ばかりでは無いが、今回の件は謝罪をし、次同じミスをしなければそれで良いだろ。』相手のこうした仕事に完璧に向き合う姿勢は勿論評価に値するもので、だからこそこの若さにして警部補にまで上り詰めたのだとは思うが。ミスを僅かも認めず頭ごなしに苛立ちをぶつけ、部下を萎縮させてしまっては後に残るものは何も無い筈だと )




  • No.4060 by アルバート・エバンズ  2024-02-06 14:37:46 

 






( スペルミス如きで、と言ってしまえば其処までだが、間違いに気付かず報告書として完成させ上に提出しているのだから誤りは追及すべきだと言うのが自論だった。以前から彼の報告書にはケアレスミスが多く、提出前に確認を徹底するようにというのは何度も言っている事。苛立ちのままに声を荒げた事は否定出来ないが、言い過ぎだと言いたいのだろう。尚も反論しようと口を開きかけたものの、これ以上此処で言い合って居ても埒が開かない。溜息を吐いた後に「……報告書は修正しておけ。要点は項目ごとにまとめ直して今日中に提出しろ。」とだけ告げてウォーカーに報告書を突き返すと部屋の扉をバタンと閉めて。フォックスとはそもそもの考え方が違い言い合いになるのは本部時代から変わらない。フロアではウォーカーが彼に感謝と共に頭を下げて。 )








 

  • No.4061 by ベル・ミラー  2024-02-06 19:19:52 





( 部屋の扉が閉まり相手の姿が消えた事で張り詰めていたフロア内の空気が晴れた。何処からともなく酷い喧嘩にならなかった事に安堵する溜め息が聞こえ、ウォーカーは急ぎ報告書の修正をする為に自席へと戻り。__そんな日から数日後。後数日でレイクウッド署での仕事が終わるフォックスに感謝と労いの意を込めた飲み会が開催される事となり、仕事を早めに終わらせた署員達はこの後の楽しみにソワソワと浮き足立ちフロアを出て行き。_画面の電源を落としてから向かう先は相手の居る部屋。扉を開けて顔を覗かせては「__お疲れ様です。今から皆でパブに行くけど、」と声を掛けるも、“エバンズさんは?”と言う言葉が続かないのは、ほぼ100%来ないだろうと思っているからで )




  • No.4062 by アルバート・エバンズ  2024-02-06 21:12:57 

 





( 部屋の扉が開いた事でパソコンのモニターから視線を持ち上げるも、相手が続けた言葉には殆ど間を空けずに「楽しんで来い。」と告げ、暗に行かない事を即答して。やがて皆が退勤して静かになったフロアに人知れず安堵感を覚えつつ、仕事を再開し。---フォックスを囲んで行われる飲み会は、かつてないほどの盛況だった。盛り上がるパブには刑事課以外の部署の人もちらほら居て、皆一様に彼にもっと長くレイクウッドに留まって欲しいと願っていて。主役であるフォックスは、人数が多くテーブルがひとつに纏まらない為定期的に座るテーブルを変えながらなるべく全員と会話を楽しもうとしているようだった。そうして相手の隣にやって来ると『お疲れ様。今日はこんなに素敵な会をありがとう。』と朗らかに皆に告げると、軽くグラスを重ねて。暫し会話を楽しんだ後、『本当にミラーさんにはお世話になったね。』と相手に声を掛けると、『_____ダメ元で聞くけど、バーリントンに異動する気はない?』と、声のボリュームを落としつつ突然尋ねて。 )






 

[PR]リアルタイムでチャットするなら老舗で安心チャットのチャベリ!
ニックネーム: 又は匿名を選択:

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字 下げ
利用規約 掲示板マナー
※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※必ず利用規約を熟読し、同意した上でご投稿ください
※顔文字など、全角の漢字・ひらがな・カタカナ含まない文章は投稿できません。
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください

[お勧め]初心者さん向けトピック  [ヒント]友達の作り方  [募集]セイチャットを広めよう

他のトピックを探す:1対1のなりきりチャット







トピック検索


【 トピックの作成はこちらから 】

カテゴリ


トピック名


ニックネーム

(ニックネームはリストから選択もできます: )

トピック本文

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字

※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください
利用規約   掲示板マナー





管理人室


キーワードでトピックを探す
初心者 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 部活 / 音楽 / 恋愛 / 小説 / しりとり / 旧セイチャット・旧セイクラブ

「これらのキーワードで検索した結果に、自分が新しく作ったトピックを表示したい」というご要望がありましたら、管理人まで、自分のトピック名と表示させたいキーワード名をご連絡ください。

最近見たトピック