学生A 2022-01-12 23:44:29 |
通報 |
>日谷リン
──大丈夫。自ら家畜みたいな扱いを受けましたなんて言って回るほど悪趣味じゃないよ
( 薬をジャケットのポケットにしまい、教室を出れば困ったようにお願いを口にする後輩を見て呆れたように笑う。ただ同時にこの後輩の家は『 そういう生業の家なのか』とまじまじと目の前の生徒を見つめて、それから深追いはしまいと肩を竦めれば先を促すように廊下を歩き出して。夜は怖いが焼けるような暑さを持つ昼間よりはよっぽどマシで、階段に足をかけたところでふと振り返れば )
ねえ、この学校にはどんなヴァンパイアがいるの?
>白野トワ
……まったく。貴女も大した女性ですよ。いや、無謀というべきか…私が礼儀作法を弁えない連中なら、今ごろ貴女は取って食われていましたよ。
( 恐怖、侮蔑、懇願…今まで出会った多くの人間が見せた反応とは全く異なる反応に思わず眼鏡の奥の瞳が見開かれたのも気づかない様子で。すぐに衝撃から立ち直ると、またいつもの調子で口元に笑みをたたえて見せる。誇り高きヴァンパイアとしてのポーズを保つための儀式。そうして差し伸べられた華奢な白い手に視線を落とすと忠告めいたことを口にすると同時に、悪魔を受け入れる覚悟があるのかを改めて問う。選択権はそちらにあると示すように彼女から扉が見えるように移動して。 )
そうやって誰彼構わず手を差し伸べていると、いつか闇に引きずり込まれるかも知れませんよ?
>日谷リン
なるほど。だから私と話しているときも落ち着かないと?
( 彼が本を戻す際に見せた何かを気にするような不審な動きを捉えながらも調子を合わせるように頷き。相手の言い分自体にそれほど不審な点はない。しかし、一つ一つを繋げて考えるとどうしても違和感が残る。あまり質問攻めにしすぎてもこちらが怪しまれることになる。本棚を背にして腕を組みながら立つと、相手を横目に本気か冗談かわからないことを口にしつつ、同時に逆巻の家名にどう反応するかを観察して。 )
そういうことでしたら貴方は運がいい。「自分は逆巻家の次男と関わりがある」と言えば、貴方の態度を気にする名家の生徒はいなくなるでしょう。
>逆巻レイジ
なにそれ、私だって人は選ぶし──きみの紅茶が飲みたいんだよね。紅茶好きな『人間』に悪い人は居ないよ
( 冷静沈着な光を称える目が見開かれるほどに呆れるようなことを言った自覚はあるけれど、人を疑いたくない。少なくとも『相手は人間だと思えている間は』、逃げ道を譲る目の前の生徒は優しい顔をした悪魔なのだろうと分かっていて、私は欲望のまま美味しい紅茶を選ぶのだ。腕を脱力するように下ろせば、引き攣るように痛んだ首の傷に僅かに眉を寄せたものの、ぽすんとソファーの手摺に頭を預けて横になりそのまま閉じていた紅茶の本を再び開いて )
きみのこだわりのミルクティーには何のお菓子が良いかな…意外と和菓子も合うんだよねぇ
>白野トワ
…あ、そうか…ごめん
(そう言わるとそういった意味になると気付くと申し訳なさそうな表情をして肩を落とし。此方を見ている相手に気付くとどうかしたのだろうかと首を傾げていて、結局特に何も言わず歩き出す相手を不思議に思いながらもついていき。突然の質問に驚き振り返る相手を見つめていて、今まで見たヴァンパイアに遭遇した人は怖がって聞かない人ばかりだったためこうもはっきりと聞かれたのは初めてで、暫くしてから笑い始めて)
え…、ッ…あはは!いやー先輩って好奇心旺盛だねー、ヴァンパイアに会ってからも聞いてくる人今までいなかったから…
>逆巻レイジ
そういうこと。…え?
(話を続けてると戻した本の近くに借りたい本を見つけ無理な姿勢で取ろうと動き、漸く取れたと思った矢先聞こえた家名は分かってはいたが話に冗談か分からず、関わりがあるという話が出たら目立ってしまうし家の者が小耳に挟んだら面倒なことになる、と驚きと焦りから反応して動き止まり。思わず本から手を離してしまい、その拍子に数冊雪崩れるように落ち本が額に当たるとしゃがみ額を擦りながら笑って誤魔化し)
…っ!…はは、あーびっくりした。普通の生徒の俺がそんなこと周りに言ったら変に目立つし、先輩の兄弟に何か言われそう…
>白野トワ
洋菓子ならやはりスコーンやクッキーなどの焼き菓子がいいでしょう。和菓子は何がおすすめですか?
( 自分を人間として扱おうとしている彼女に対し、白黒はっきりさせることもないだろうと反論の言葉を飲み込む。言葉として発散できなかった念を放出するように深呼吸して、再び彼女に目を向けると紅茶好きの人間を気取るように答えて。もはや退路を塞ぐ理由もなくなり、自席に戻ろうとしたところにソファに横になる姿が目に止まると同居人の少女を叱るのと同じように言い。発言内容とは裏腹に穏やかな声色になっていることなど気づかず席に戻って。 )
異性の前でソファに寝転がるなど、はしたないですよ。……私と紅茶を飲みたいのであれば最低限のマナーは守ってもらいますので、そのつもりで。
>日谷リン
何故そこで兄弟が出てくるのです?私の交友関係について彼らには口出しさせませんよ。
( 彼の一連の反応がコメディのようで思わず声が洩れそうになるのを抑えて笑い。床に散らばった本や額が赤くなっている彼を見ても微動だにせず、兄弟の話に眉を顰めるだけで。ふう、と息を吐きながら緩慢な動きで姿勢を正すと、彼のすぐ側まで歩みを進め。足元にあった童話を手に取り、その本の内容になぞらえて冗談を言ったつもりだったが、図らずも彼の生い立ちを想起させる一言だとは夢にも思っていない様子で。 )
しかし逆巻の名を聞いただけでその反応とは……まるで森で化け物に遭遇してしまった狩人のようですね。
>逆巻レイジ
そうなんだ…いや何となく?
(兄弟とはあまり仲良くないのか、と相手の話を聞いて思いつつ何となく言っただけと笑って話し。しゃがんだまま床に落ちてしまった本を拾い、突然された例え話にバレたのかと思い咄嗟に相手の方を確認するように見て。相手が本へ視線向けてるのを見て、どうやら違うらしいと気付けば一度視線そらし立ち上がり。ふと相手が手に持ってる本に視線移しポツリと小さく独り言呟いた後、落ちた本を棚へ戻そうと動きつつ話をして)
…狩人よりただの村人の方がいい。
……だってびっくりするよ。校内でもパーティーとかの集まりでも名前聞くからすごい有名だし?あ、先輩この本届く?俺入れたらまた落ちてきそう…
>日谷リン
そうかな──まあ、きみが言うならそうなのかも
( 階段をあがり、月明かりが差し込む踊り場は白く輝いて幻想的。面白いことを言ったつもりはないが、それはもう面白そうに笑う後輩を上の段から見下ろしながら首を傾けて──それから困ったように笑って。再び前を向き階段を上がるように足を踏み出しながら思うのはヴァンパイアたちのこと。怖くて冷たくて、でもどうしようもなく美しい彼らは…どうしたって相容れない存在に違いないけれど )
分からないから怖いことってあるじゃない?幽霊の正体見たり枯れ尾花…なんてね
>逆巻レイジ
餡子との相性良いからね、無難に羊羹とかにしようか?──おやおや、きみは私のセンセイみたいだね
( ごろりと横になったままページを捲っていれば譲り渡した椅子に戻る生徒の姿…仮に彼がヴァンパイアだったとして、こちらに対して攻撃的で無いのなら逃げる理由もない。だって同級生というやつだから。と、想像以上に優しい声で窘められれば本を再び閉じて、ゆっくりと身体を起こして座り直し、服装を整えて、足先を揃えて…淑女のように。ただし、言葉は変わらず生意気に )
はい、センセイ。それじゃあ、来週の金曜日にしようか。時間は──学校終わりだとだいぶ遅くになってしまうけれど、大丈夫?昼間の方が良いとかあるなら、合わせるよ
>白野トワ
笑ってごめん、話を信じてくれる人少ないし…
逆に俺までヴァンパイアじゃないかって怖がられちゃうから…。はっきり聞かれて何だか嬉しくて…って変だよなー俺…
(困ったような表情を浮かべる相手に謝りながら、普通ならあり得ない話をしても信じてもらえない事が多く。話したとしても不気味がられる事が殆どで真面目に聞いてくれる相手の様子が嬉しかったため何だか笑ってしまった、と申し訳なさそうに説明して。こんなに話したことなかったからか階段を登りながらため息溢し、相手の呟きにこう考える人もいるのだなと思いつつ月の明かりに少し目を細めて見ながらも口を開き)
確かにそうだね…それに正体聞いてみたら案外怖くないかもしれない、って可能性もあるからね…
>白野トワ
昼間でしたら兄弟たちはぐっすり寝ていますし、安全に紅茶を楽しむことができるでしょうね。まあ、賑やかな方が好みだと言うなら止めはしませんが。
( 同級生から先生と呼ばれるのは妙な気分だったが、体制を直す様を見れば満足げに頷いて。再び茶会の日時の話に移ると顎に手を添えて何やら考える素振り。昼間の方が兄弟と遭遇する確率が低く、安全だと強調した上で決定権を相手に委ね。いずれにしても彼女が誰の客人かはっきりさせておく必要がある。ついでに先生呼びを訂正させつつ、ふと彼女の名前を知らないことに気づいて。 )
この場ではその妙な呼び方にも目を瞑りますが、逆巻家の門を叩くときはきちんと私の名を呼びなさい。……ああ、そういえば貴女の名前を聞いていませんでしたね。
(/背後より失礼します。この辺りの話が一段落したら、時間をティーパーティー当日まで進めてもよろしいでしょうか?)
>日谷リン
父上は素晴らしい御方ですから当然でしょう。…私など家名に傷をつけないようにするので精一杯ですよ。
( 有名というポジティブな言葉の響きにすぐに父を連想し、今までにないほどに瞳を輝かせながら誇らしげに胸を張って。その父の存在が尊敬とともに負担になっていることをうっかり溢してしまい、追及は許さないと鋭く咳払いをして。不意に先輩と耳馴染みのない呼称で呼ばれ、半瞬ほど遅れて顔を上げ。この本、と示された本を手に取ると腕を伸ばして軽々と棚にしまい。それから彼の方へ振り返るとまたしても冗談を口にする。 )
村人なんてとんでもない。私を顎で使う生徒は貴方くらいのものですよ。
>日谷リン
よかった、タブーなのかと思った──じゃあまずは、この間私が会ったのは…後輩と、同学年の人だったんだけどさ
( まあ確かに突然信じてくれと言われても難しい内容だよなぁ…階段を上りながら、背後の反応に確かにと頷く他ない。静かな空間に靴の音だけが2人分響いているのを聞きながら、一番上の扉に辿り着くとそっと引き開けて外へ。いつも通り花の咲いた空間には目もくれず、そのまま壁に沿うように裏手に回れば…さらに上に上がるための梯子に手をかけて )
3年生には何人くらいいるか分かる?それだけでも、気をつける対象になるし──何より、そういう状況にならないように早めに帰るとかするしさ
>逆巻レイジ
──であれば、昼間に伺うよ。私の名前は白野トワ。よろしく、センセイ?
( どうやらマナーだとか礼節だとかを重んじるタイプらしい、満足気にする生徒は随分と微笑ましいものだけれど──放たれた言葉に一瞬目を眇め。人の家にお邪魔する時に、安全だと説明をされるとは…まぁ、危険な方を選ぶ理由もない。本をしまって帰る支度でもしようと立ち上がると、目の前の生徒に再び手を差し出して…握り返してくれたなら、次に会う時はお茶会でと別れるつもりで )
それじゃあ、きみの名前も教えてよ。逆巻──、何さん?兄弟が多いなら、間違える訳にはいかないからね
( / お世話になります、背後より失礼します。ここまでお付き合いいただき誠にありがとうございます、夜の学校のしっとりとした空気感に合うやり取りを楽しませていただきました。次の展開につきましてもご提案ありがとうございます!娘の方は、手を取っていただければそのままティーパーティーへと向かわせるつもりでおります。次の背後様のレスで御手数ですが日時を飛ばしていただくも問題ございませんし、次にお戻し頂いた際に娘の方から場転をすることも可能ですのでお好きな形でご対応頂けますと幸いです! )
>逆巻レイジ
狩人っぽくない俺は村人で十分。…だってまた俺が本戻したら雪崩れそうだから…先輩にまで本当たったら困る
(咳払いに肩揺らし口を閉じ、話を聞いていて継ぐ継がないで家と衝突したことを思い出し。負担の量が相手と自分では違うだろうが、尊敬が負担になる気持ちも分からなくないため納得したように相手を見ていて。気配に慣れてきたのか冗談に額擦りながら軽く返し。先程の事を追及しない方がいいと分かっていたが呟き、振り返る相手を一度見た後本を探そうと本棚に視線移し)
あー…さっきの話、たまには肩の力抜かないと疲れるよ、負担の方が大きくなったら気持ちが訳わからなくなるし辛くなる…って聞いた話だけど。
>白野トワ
本当は話さない方がいいかもしれないけど、先輩なら聞いたこと他の人に話さないなら良いかなって…
(あまり来ることがない場所のため相手の後ろを着いていき。相手の呟きにもし家に怒られたとしても俺一応一般人だからタブー知らなかったって言うし、と冗談を言って。聞かれるとぼんやりと花を眺めながら思い出し指折り数え、改めて数えると意外に多いのだなと思いつつ相手に教えて。他の学年もいるから注意はしてほしい、と伝えながら相手が登り終えるのを待ち)
三年は8人…かな?逆巻家二人と無神家四人に…月浪家の兄とあとはキノって人…だったはず。…他の学年もいるから気を付けて?
>日谷リン
──結構居るんだね。そっか…どうしようかな。気をつけようがないといえば、ないね
( 登り切った先、冷たいコンクリートに腰を下ろすと仰向けに横になって…後輩が告げた人数を指折り数えてみる。タブーを仮にも許してくれたのだから、覚えられる知識は覚えておかないと…同学年だけで8人。顔がいまいち思い出せないのはきっと周りの人に心底興味を持たずに来たからだろう。こんなことならちゃんと覚えておくんだった…と後悔しても遅いので、諦めたように目を閉じ、 )
…別にさ、血を吸われるとかはいいんだよ。食事だって言われたら、人間だって動物を食べるからさ──痛いって言った時の、抗議した時の、楽しそうな目が腹立たしくて嫌だ
>白野トワ
あ…でも多分先輩会ってるから…他の人とどこか違うなって感覚で気付くかもしれないよ?
(相手が登り終えるとささっと自分も登り、なんとなく相手と間を空けて体育座りをして来たことなかったため興味深そうに周り見渡し。相手の呟きに考え込みながら、ヴァンパイアに会ってる相手ならもしかしたらと思い諦めたような様子の相手へ視線向けフォローしようと告げて。自分でも皆の顔覚えるのは難しいし分からない、とため息を吐きながら、話を聞いて困ったような笑み浮かべ)
俺も皆顔覚えてるわけじゃないからなぁ…不思議な人達だからねー…。嫌だったら逃げて…もし俺学校に居たら手助けできそうならするし…。
>白野トワ
トワ……いい名前ですね。私は逆巻レイジと申します。貴女とは紅茶を愛する者同士、これからはいい付き合いができそうですね?
( トワという響きに“永遠”という単語が頭に浮かぶと因縁めいたもの感じ、口元を綻ばせ。彼女に続いて立ち上がり、差し出された繊手を今度こそ握り返し。白手袋越しに伝わる相手の体温が自分の手に残らぬうちに手を離すと、一足先に扉の前まで歩いて行き。ドアノブに手を伸ばしたところで振り返り、思い出したように茶菓子の件を話し──短い別れの言葉を告げたのち部屋を後にする。手帳に書き込んだ茶会の予定を毎日眺めながら、当日までの日々を過ごすことになるだろう。 )
茶菓子ですが、貴女に一任しますよ。私は和菓子には少々疎いものでして。──それではまた来週の金曜日に。
(/楽しんでいただけたら幸いです。こちらこそ素敵な娘さんとの会話を大いに楽しませていただきました!今回のレスで場面転換するか悩みましたが、名乗りのシーンはやっておきたかったのでこういう形で〆させていただきました。お手数ですが次レスから場面転換していただけると助かります。)
>日谷リン
…ご忠告感謝します。ですが私は自分自身を制御するすべを知っていますので、そのようなことにはなりませんよ。それに──いえ、何でもありません。これは貴方にする話ではありませんでしたね。今の話は忘れなさい。
( 不意打ちのように飛んできた彼の確信を突くような言葉に思わず目を見開いて。すぐにポーカーフェイスを装って話し始めたが、ふと母と兄のことが脳裏を掠め、内に秘めていた言葉を吐き出しそうになるのをすんでのところで制し。ふう、と息を吐くと同時にいつの間にか力が入っていた体を弛緩させる。しかし表情だけは以前にも増して引き締めると本来の目的を思い出したように問いかけ。 )
返却する本はそれで全部ですか?
>日谷リン
他の人と違う──そうだね…私が覚えているのは、手の冷たさかな
( 辺りを興味深げに見渡す後輩を横目に星空を見上げ、それから漠然と告げられた言葉を反芻する。他の人と違う不思議な人達、それは確かにそう。私が遭遇したのは、同学年に1人、後輩に1人…同学年は残り7人、きっとすれ違っても分からないけれど触れれば分かるはず。嫌だったら逃げて、と言う後輩は多分善意で言ってくれていて、少なくともそれはどうにもならないから諦めろと言っているのではないから )
…ありがと。折角だから横になれば?星、よく見えるよ
>逆巻レイジ
( 逆巻レイジ──名前を覚えるように口の中で小さく呟いて、冷たい手の温度を覚えたまま別れた。同級生に逆巻って知ってる…?と聞けば、彼が人間ではないことの裏付けなど簡単に取れたに違いないのに、ただ紅茶仲間を失いたくなかっただけなのだと言い聞かせて──金曜日の昼間、教わった道を紙袋片手に辿れば辿り着いたのは立派な屋敷。門をくぐり、呼び鈴を探すより先に導かれるように開いた扉に目を瞬いて…そっと中へ。そう言えば兄弟たちは寝ていると言っていたような、大声を出すことは憚られ小さな声で )
お邪魔します、逆巻さ…レイジさん、いらっしゃいますか?
( / 〆ありがとうございました!小生意気で気まぐれな娘に付き合っていただき感謝しかありません。早速お屋敷に向かいましたが、存外冒険好きな娘故にもし好き勝手に動きまわりすぎだと背後様のお気に触るようでしたら仰ってくださいませ。引き続きよろしくお願いいたします)
>逆巻レイジ
…そっか、なら大丈夫か。気になるけど聞かなかったことにする。
(何か言おうとする相手が気にはなったが追及しても言わなそうだと思えば、あっさりと分かったと言いながら本を棚へ戻し。ふと棚を見て神話の本を見つけ手を伸ばしかけたが、相手もいたため何となく今回は借りないでおこうと手を近くにある本の背をなぞって違和感ないように下ろしていき。相手からの質問に手元を確認してから頷き、相手の方へ向き直るとお礼を言いながら軽く頭下げて笑み浮かべ)
そうだね、これで全部。早く返却出来て助かったー…、先輩ありがと。
>白野トワ
うん、そういう感じ!あと有名な家の人だから周りの人達の様子見てたらすぐ分かるよ。…何回も言うけど無茶はしないでよ先輩…
(相手の呟きに諦めない様子見えるとほっとしつつ、その通りと言うように安心したように見て。相手とは学年が違うため手助けしようにもすぐ駆け付けるのは難しく、無茶はしないでと念をおすように再び呟き。言われた通り横になり折角連れてきてもらったのだから見えるようにしようと、隣にいる相手を気にしながらも前髪を避け。視界がはっきりするとよく見え、自分から星を見る機会はないため初めて見る光景に目を輝かせて見上げて)
うわー…凄いな!学校の屋上でもこんなに綺麗に星見えるんだ…
>日谷リン
はいはい、無茶はしないようにするって──嫌なら答えなくていいんだけどさ、どうして目を隠しているの?
( 横になった後輩を見て、それから目を逸らしたのは一応隠している彼の目を見るつもりがなかったからで、困ったような声で返事をしたのも気を付けようがないと分かっていての忠告なら意地悪だと思ったからで…勿論そうは言わないが。星を目に映して、明日からの学校生活に不安がない訳では無いけれどその不安も飲み込んで、口にしたのは素朴な疑問。ピアノが上手でヴァンパイアに詳しい後輩のことがもう少しだけ知りたくなった )
人に見られたくないから?それとも、見たくないものがあるから?
>白野トワ
お待ちしておりました。さあ、奥へどうぞ。
( 茶会の準備を済ませてエントランスホールのソファに座り、本を広げてから永遠とも思えるような時間を越え、居候の少女のものとは違う人間の気配を感じ取ったのと同時に扉が開かれる。小さな人影が見えると思わず口元を綻ばせながら立ち上がり彼女を迎え入れて。そんな住人の態度に呼応するようにひとりでに閉まる扉を離れ、先導するようにリビングへと歩みを進め。二人分の足音だけが廊下に響くなか、ふと彼女の方を見やる。先ほどの小声は兄弟を警戒してのことだろうと推測しつつ、からかうつもりでわざと的外れな質問をして。 )
今日はずいぶんとしおらしいですね。何か気がかりなことでも?
(/場面転換ありがとうございました。いえいえ、むしろ色々とアクションを起こしてくださってとても助かります!どこまで攻めていいものか模索中でして、こちらに対しても何か気になる点がありましたら、いつでもお申し付けください。)
>日谷リン
それは良かった。ではこれで今回の件は貸し借りはなしということで。
( 表面上では笑顔を取り繕いつつ、あくまで好意からではなく借りを返しただけだと強調するのはプライドが成せる技なのか。ともあれこれで彼と行動を共にしていた理由がなくなり、これ以上引っ張るのは無理だと諦めかけたその時。先ほど自分が忘れろと言ったことに対してあっさり身を引いた聞き分けの良さを利用できないかと考え──彼に近づき、その視界を遮る前髪に触れようと手を伸ばし。 )
…ああ、待ちなさい。そのまま動かず、じっとして。
>逆巻レイジ
きみは聡明なだけに意地悪だね。よく寝ている人を起こすワケ──騒がしい方が好みなら、今からでもやり直してあげる
( 豪華で繊細で明らかに良い調度品が並ぶエントランスホールに座っていた生徒がこちらに気付くなり穏やかな笑みを浮かべ…凄く誰かに似ているような、“有名”な…待って待って、逆巻って政治家の逆巻?なんて、独りでに閉まった扉に驚いたように振り向きながら頭の中は大混乱。促されるがままに大人しくついて行きながら、拗ねたように和菓子の入った紙袋を背中側に隠しつつ、少しだけ本音も添え。リビングへ向かう道中も大きな窓にはカーテンがされていて、歩くほどに何処にいるのかが分からなくなるのが少し怖い )
きみは“マナー”に厳しいようだから、私に出来る範囲でちゃんとしようと思っただけ
( / こちらこそです!変わらず好き勝手告げる娘ではありますが引き続きどうぞよろしくお願いします。「こんなシチュやりたい」など何かございましたらいつでも仰ってください!/蹴 )
>白野トワ
…嫌じゃないよ。目に特徴あるから目立たないように隠してるだけ。ちょっと色々あって、知ってる人が見たらすぐ分かるから…。
(星を眺めていると相手からの急な質問に横を向き、一瞬考え込み相手なら言っても平気かと思えば口を開き。ふと視線をそらしてるのに気付くと、気を遣わせたなと思い目元の髪を見えないように直し。どう説明しようか迷い話しながらこういう説明で良かっただろうかと思いながらも話し前髪に触れながら悪さしてる訳じゃないよ?と少し笑いながら呟き)
幽霊に間違われる事もあるけど、隠す方法これしか浮かばないし…普通の学校生活過ごしたくて、学校じゃ隠すクセついた…って感じ。
>逆巻レイジ
…ははッ…別に借りだなんて思ってないのに…まぁ先輩がそう言うならそういうことで。
(一瞬言われた内容が頭に入らなかったが、相手の言葉に少し経ってから理解追い付くと気にしなくていいのにと思いながら笑い。返却し終えたためサッと本見てから図書室を出ようかと考え動いたが、呼び止められるとどうかしたのだろうかと首を傾げ。不思議に思いながらも言われた通り一度動きを止め、手を此方に伸ばすのに気付くとじっとしてと言われていたが咄嗟に一歩後ろへ下がりながら尋ね)
どうかした先輩?あ…っと…俺の髪に何かついてた?
トピック検索 |