主です 2022-01-10 18:09:26 |
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(移動した先もやはりゴシック様式とSFめいた機器の融合した広いホールであったが、部屋の奥に厳重な装甲扉があったり、また2階席はない作りであり。何より、メフィストンと生徒たちが来る前から複数の人間が中にいて。それらは一様にメフィストンに匹敵する2m30cm程の巨漢で、メフィストンのそれよりはシンプルな装甲服を纏っていて。殆どは壁際に並んでいたが、それらに見守られるように一対一で修練を行う二人の超人兵士が、破壊的エネルギーに満ちたパワーソードによる文字通りの真剣勝負で渡り合っており。彼らはメフィストンの姿を見受ければ修練を中断し、メフィストン方へ向き直りかしづいて。)
直れ、同胞たちよ。これより我が学徒らの修練を行うゆえ、場を空けよ。
(メフィストンの号令と共に、"同胞"と呼ばれた超人兵士たち……〈スペースマリーン〉の一団は全員が壁際に控え、メフィストンは修練場の中心に立ち。そして何かを察したように、2名のスペースマリーンが装飾された盆に置かれたメフィストンの武器……パワーソード〈ヴィタルス〉とプラズマピストルを恭しく差し出し、メフィストンもこれを手に取り。)
では学徒たちよ。まずは応用修練の例を見せる。……獣を放て。
(メフィストンが配下のスペースマリーンに号令をかけると、警報と共に装甲扉の向こうからおよそ人ならざる金切り声と扉を叩く音が聞こえてきて。)
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