黒の軌跡〆

うーん、惜しい…一本残っちゃいました。……よしっ、もう一球でまずはスペア狙いです！
(綺麗にピンの真ん中付近に吸い込まれるように転がっていったボールは一番端の一本を残して全て倒して、もう少しでストライクというところで一本残してしまったのは残念ではあったが、初回の肩慣らしとしては悪くなく、スペア狙いに気持ちを切り替えれば二球目を投じて宣言通りまずはスペアをとって)

おー、すごいねキタちゃん！1本だけなのに正確に投げれるなんて凄いよ
(最後のピンが倒れるところを見ればさらに盛り上がり、もちろんストライクの方がすごいかもだが、1本だけ残ったピンを正確に倒すコントロールも素晴らしいと思わず拍手をしてさらにべた褒めをして)

ふぅ…最初からカッコ悪いところを見せずに済んで安心しました！次はトレーナーさんが投げる番ですよ！投げ方はわかりますか？
(スペアとはいえ、そこそこいい投球が出来たと自負していて、初めに見せる姿がガーターなどではなくて良かったと安堵しつつ、相手の方へと駆け寄っては次の投球を促すが、そもそもまずはボールの投げ方から教えた方がいいだろうかと問いかけては首を横に傾げ)

投げ方…分からないかも、キタちゃんがいいなら教えて欲しいな
(見様見真似でやってみようとは思ったが流石に自信が無く、ここはキタちゃんの言葉に甘え教えてもらおうとお願いしては、ボールを持ってキタちゃんの横に立ち)

はい！もちろん、お任せください！あたしで良ければ手取り足取り教えちゃいますよー！…それじゃあ、まずはボールの構え方からですよ
(頼られるのはやはり嬉しいようで、お助けモードへと入れば早速相手のすぐ隣まで歩み寄ればボールの持ち方から構え方といった基本の部分から、手を添えながら一つ一つレクチャーしていき)

……ふむふむ、なるほどね。それじゃやってみるね……ありゃ、よれちゃった…
(的確な指導を受け、投げ方も分かったのでキタちゃんに見守ってもらいながらいざ投げるも、気持ちが前に行き過ぎたのか思い切りボールが寄れて溝に行きガターとなってしまったので顔や耳を赤くして恥ずかしそうにし)

ドンマイです！最初ですからしょうがないですよ、最初に言ったようにスコアは気にせず楽しんでいきましょー！
(失敗をして恥ずかしそうにしている相手の反応見れば、それに対して笑ったり必要以上に慰めようとしたりはせず、最初に伝えた通りのスタンスでスコアなどに一喜一憂せず楽しむことを目的にしようと胸元で拳握りガッツポーズしつつ笑顔で伝えて)

キタちゃん……うん、そうだね！それじゃ次やってみるね……あっ、倒れたよ！
(今回の目的は楽しむことだねと再認識すれば、こちらに戻ってきたボールを掴んで２投目を投げれば、ボールは少し寄れて右側に行きピンを5本倒したのでガターにならず少ないがピンを倒せたことを喜んで)

やった！ナイスボールです！トレーナーさんは筋がいいです、これならきっとすぐに上達すると思いますよ！
(先程ガターだったのが2球目ですぐに修正し、しかもそれが5本も倒したのを見れば、自分のことのように喜んで相手の前に歩み寄ってハイタッチをして、初めたてですぐにここまでの投球が出来ればきっとすぐに上達するはずとサムズアップをして)

ほんとに！？ならよかったよ。それじゃ次はキタちゃんの番だね、ストライクでるかな
(キタちゃんのハイタッチに笑顔で応え、すぐに上達すると聞けば嬉しくなり、段々とボーリングが楽しくなり。そのままキタちゃんと変わればもしかしたらストライクが出るかなと期待して)

はい！かっこいいところを見せられるよう頑張ってみます！……っ！やりましたよ、トレーナーさん！
(ストライクを期待するような相手の言葉に、少しだけ気合が入りボールを手にしてしっかり狙いをつけて回転をかけるように投球すれば綺麗なカーブを描いて的確に狙った通りの場所へと吸い込まれていき、全てのピンを薙ぎ倒して見事ストライクを決めて見せれば両手を上げて全身で喜び表現しながら相手の元へと駆け寄って)

凄いねキタちゃん！ってかあんな綺麗なカーブどうやるの！？
(今度は自分からハイタッチを求めれば、ボクリングのボールであんなに綺麗なカーブを描けるのかと大きく驚き、自分にも教えて欲しいと言わんばかりに目を輝かせて)

今回はたまたま上手くいっただけですよ、普段は回転かかってもガターになっちゃったり見当違いの方向へ曲がっていっちゃうこともありますから…あっ、でも少し練習すれば曲げるだけなら簡単に出来ますよ！ちょっと挑戦してみますか？
(自分でもかなり上出来過ぎるぐらいの投球だったと自負していて、毎回これだけの投球が出来るかといえばそうではなく教えるほどの腕ではないと伝えつつもコントロールはともかくカーブを投げるだけならば少し練習すれば出来るようになると話しては、挑戦してみるか尋ねて)

是非お願いしたいな。………んー、やっぱりいきなり習得は難しいか、でも諦めたくないな。
(真っ先にぜひ教えて欲しいとお願いし、投げ方を教わり何度か投げてみたが、ほんの少し曲がる程度にしか変化が無くやはり始めたばっかりの初心者には中々難しいなと思うも、せっかくキタちゃんが教えてくれてるのだから諦めたくなんかないなとチャレンジして)

諦める必要はないと思いますよ！それに、今日一日でマスター出来ないならまた今度来た時に挑戦すれば良いんですよ！
(自分でもまだ完璧にモノに出来ている訳ではないものをすぐにマスター出来なくても無理のないことで、かといって諦めずともその気になればこの先また何度でもこうして一緒に遊びに来る機会は作れるだろうし、その時に繰り返し練習もすればいいと前向きに言って)

そうだね、それじゃあまた次来た時に教えてもらおうかな。……あっ、見て見て！スペアになったよ
(また一緒にボウリングできるとなれば楽しみになり、是非また投げ方を教えて欲しいとお願いしその後も投げ続けていれば、遂にスペアを取れたので嬉しそうにキタちゃんの元に駆け寄り)

やりましたね！こうしてピンを倒せるようになってくると楽しくなってきますよね！
(相手が初のスペアを決めたのを見れば自分のことのように嬉しそうにして、両手上げればこちらに駆け寄ってくる相手と元気いっぱいにハイタッチをして、スコアを気にせずとは言うものの、それでもやはり結果が出ればそれだけ楽しいのは相手の反応を見れば明らかで、ニコリと自身も楽しげに笑って)

だんだん上達してきたって感じ、全部キタちゃんのおかげだよ。ありがとうね。
(投げ方も自然と覚えていき、ある程度狙ったところにも投げられるようになったので全部丁寧に教えてくれたキタちゃんのおかげだと、楽しそうに笑い返しながら改めてキタちゃんに感謝を伝えて)

いえ、元からトレーナーさんの筋が良かっただけですよ！他にも色々な施設がありますし、ボウリングはこれぐらいにして他の場所に行ってみますか？
(自身は特別なことをしたつもりはないため首を横に振り、相手に元から才能があったのと上手くなろうと意識して練習した賜物だと考えていて。2ゲーム分ボウリングを楽しんだところで、他のゲームやカラオケなどに移動するか、このままボウリングを楽しむか、どちらにするか相手に委ねて)

せっかくだから他の場所でも遊びたいな……ちなみにキタちゃんは何したい？
(ボウリングももちろん楽しいが、せっかくの複合施設なのだから色んなことを楽しみたいなと話し、専用シューズを返却し元の靴に履き替えてエレベーター横の館内地図を見ながら次はどうするか聞いて)