黒の軌跡〆

そういえば、このお店にはよく来ますけどあんまり意識して選んだことは無かったですね、トレーナーさん的にどういうのがいいとかオススメはありますか？
(ウマ娘のトレーニングシューズが置いてある店といえばやはりここで、自分にとっても馴染みのある店だがこれまで自分にはどんなシューズが良いのかよくわかっていなかったこともあり、サイズ以外の部分で意識的に選んだことは無かったなと考えればトレーナーである相手なら自分にピッタリのシューズがわかるだろうかと思いオススメを尋ねてみて)

そうだね……キタちゃんのパワーに耐えれてなおかつ走りやすい…これとかいいけど結構高いよ…
(キタちゃんの成長速度なら普通の靴ではすぐにダメにしてしまうと判断して有名メーカーの物を取り出して……ちなみに値段はおそらくキタちゃんが使ってるものに０を1つ足したもので)

わ…本当に高いですね…ちょっと予算はオーバーしちゃいますけど、走りの為なら話しはまた別です！これなら無駄遣いとかじゃないですし
(先程服の時は予算オーバーといったような反応をみせていたが、どうやら手持ちがないという訳ではないようで、むしろ相手と共に大きな夢を叶えるためならこの程度はなんてことないし必要な出費だと思っている事を示すように、相手がオススメしてくれたこれを買うと決断をして)

……そうだ、それじゃあ半分出させて。俺もキタちゃんやその靴に自分の夢を託すからさ、だからその靴は俺とキタちゃんで2人のもの……って感じで…なんか恥ずかしいな…
(それでも指導者としてまだ学生の彼女に高い出費をさせるのは心が痛く、少し考えると彼女やその靴に夢や希望を託すので半分は自分の物だと理由をつけて言ってみるが照れくさくて)

トレーナーさん…わかりました！その気持ちも夢もしっかり背負わせてもらいますね！
(単に半額負担するというだけではない相手がどれだけ自分にかけてくれているのかがわかると、その意思を汲むことに決めて。改めて自分だけの夢ではなく二人分の夢を背負って立つウマ娘になるんだという決意が固まれば力強く頷いてみせてからその靴を手に二人でレジへと向かって)

これでトレーニングにも精が出るね。っと、そろそろ帰る時間かな…
(無事に買い終えて、2人して満足気な顔で店に出ると夕方になっておりそろそろキタちゃんを寮に返さなきゃと思い)

そうですね、今日はとても楽しかったです！来週の本番に向けてこれでもっと頑張れそうです。…それじゃあ帰りましょうか
(時間を考えれば今日はここまでだなと頷き、来週のスプリングSに向けて最後の追い込みをかけるだけの英気を養えたと意気込み、寮へ向けて歩き出して)

それじゃ今日はありがとうね。久しぶりに外出たけどとても楽しかったよ、キタちゃんといっしょだったからかな。
(寮の前は着いて、インドアだった自分がここまで楽しめたのはきっとキタちゃんといっしょだったからかなと思い改めてお礼を言い)

(/すみません提案なんですけどこのままスプリングSまで進めて大丈夫でしょうか？)

これで今日のトレーニングメニューは終わりですね…ふう、なんだかやり切った感出ちゃってますけど、大事なのは明日の本番なんですよね
(一週間、スプリングSに向けてこれまで以上に厳しいトレーニングを重ねてきて、いよいよ明日は本番で。トレーニングはこれまでにない程過酷だったが一息つくのは明日が終わってからだと気持ちを切らさず胸元でグッと拳を強く握って)

(/了解です、とりあえず前日まで飛ばしました。そして、これが終わったらいよいよキタちゃんに恋のライバルが…ですね笑)

そうだね、でもキタちゃんの仕上がりは最高潮だから俺は絶対に勝てると思う。自信持って挑もうね。
(トレーニングが終わり、この一週間で完璧に仕上げたと言っても過言では無いと自分で思い、初の重賞レースが今から楽しみで)

(/ありがとうございます！スプリングSが終わってから登場させます？)

はい！あたしもなんだか負ける気がしないです、トレーナーさんとのこの一週間はあたしはこれまでで一番成長出来た気がしてますから
(決して慢心ではないが、それでもそんな風に思えるぐらいには厳しいトレーニングをこなしてきてタイムなどの目に見える形でも結果が出ており、本番前日のこの日に自身の調子をピークの状態に持って来れたという確信があるが故に自信満々に頷き)

(/そうですね、この一週間の間に裏で声をかけていたウマ娘がキタちゃんが重賞レースで結果を出したことで、トレーナーの実力が本物だと確信して仮という形で合流するのがいいでしょうかね？)

うんうん、キタちゃんの頑張りは俺が1番知ってるから分かるよ。それじゃ明日のためにも今日はゆっくり休んでね。
(この調子なら重賞レースでも通用するはずだと自信を持ち、明日のためにも休養させようと今日のトレーニングを切り上げて)

(/あー、ちょっと違う感じなの考えてるんですけど大丈夫ですか？)

はい！今夜はしっかり寝て身体を休めます、寝坊だけはしないように気をつないと…
(前回のレースの時も緊張から眠れず少し遅刻してしまった反省を活かして、今回こそはそんなことがないようにしなければと苦笑混じりに述べて)

今日はギリギリセーフですね…！あははー…アップの必要は無くなったんで結果オーライですよね
(次の日、約束の場所へと駆け足でやってきて、やはり寝坊をしてしまったが約束の時間にはギリギリ滑り込みで間に合い、もう既にここへ来るまでに走ってきたためウォーミングアップの手間が省けたなんて言って誤魔化し笑いを浮かべ)

(/了解です、展開お任せします)

おはようキタちゃん、この前とはあんまり変わらないけど早く来てくれたのは嬉しいよ。
(誤魔化して笑うキタちゃんに少しばかり皮肉を言うがそれでもいつものように優しい笑顔をすれば全然怒ってないと相手に伝わり)

いやー…早めに布団には入ったんですけどねー？緊張よりも今回はワクワクしちゃいまして…でも、身体は元気です！
(相手の皮肉めいた口調に乾いた笑いを浮かべ、今回は緊張ではなく楽しみで眠れなくて寝坊してしまったのだと正直に述べ、しかしコンディションには問題なく心配は無用だと告げて)

そっか…でもレースを楽しみにしてくれてるのは嬉しいな。んじゃ車乗って。
(緊張してるよりも楽しみにしてくれたんだと思えば嬉しくなり、キタちゃんに車に乗ってとお願いし)

はい、よろしくお願いします！…ふぁ…こうして車に乗って座席に座るとなんだか眠くなりますよね
(助手席へと乗り込み、シートベルトを締めて腰を落ち着ければ眠気がやってきて。若干の寝不足も関係はしているのだろうが、それ以上に安心感があるような気がしていて)

このまま寝ても大丈夫だからね…それとお腹すいてたらサンドイッチ作ってきたから良かったら食べて
(自分も運転席に乗り後部座席のバッグから弁当箱を横に座るキタちゃんに渡してシートベルトを閉めて車を発進させ)

いえ、気を抜くのは全部終わってからにします。朝は急いでて軽くしか食べられなかったのでお言葉に甘えていただきますね
(今ここで気を抜いたら足元を掬われるかもしれないと考えれば、シャキッとしなければと自分の頬を叩き目を覚ませば眠気を紛らわす意味でも小腹を満たす意味でもお弁当箱の中身のサンドイッチを、いただきますと言って両手を合わせれば食べ始めて)

早起きして作ったんだ、どうかな？あと旗可愛いでしょ
(運転しながらサンドイッチの味の感想を聞き、自分が話す旗とはサンドイッチに刺さっている旗のことであり「キタちゃん頑張れ！」と書かれており)