黒の軌跡〆

わっ、1発でとれちゃいました！凄いです、トレーナーさん本当に初めてなんですか！？
(なんやかんやで、欲しい景品を手に入れようとドツボにハマればそれなりにお金を消費してしまうのがクレーンゲームだが、1発で目的の品をゲットした相手には素直に驚きを隠せず目を丸くして)

えへへ、ありがとうございます…これ、大事にしますね
(相手から贈られたぬいぐるみを胸元に抱きかかえながら嬉しそうに微笑むと次は何をしようかなと中を見て歩き)

初めてだよ。きっとたまたま上手くハマっただけだって……ねぇ、キタちゃん…あのデコれる？とか書いてある女性が写ってる箱？みたいなのはなに？
(もちろん初めてだが、もしかしたら意外な才能ありかもと思うのとキタちゃんの嬉しそうな顔が見れてこちらも嬉しくなると、入口が垂れ幕で仕切られて中が見えない所謂「プリクラ」を見つけてキタちゃんに尋ね)

あれはプリクラですね、あそこで撮った写真をシールにすることが出来るんですよ！そうだ、あたしとで良ければ一緒に撮りませんか？
(指さされた先を見て、あれがどういったものであるか説明をしてやりつつ、せっかくなら一緒にプリクラを撮らないかと提案し、小首傾げつつ反応を待って)

へぇ、そんななまであるんだ。なんか高機能な証明写真機みたい……俺で良ければ一緒に撮りたいな、早速入ろっか。
(ゲームセンターにはそんな高機能なものまであるのかと驚き、自分みたいな大人と撮ってくれるなんて嬉しいなと微笑みながらプリクラの中へと入ってみて)

はい！それじゃあ撮りましょー。…まずはフレームを選んで、それから…よし！それじゃあ、あのカメラの方を見て…あ、トレーナーさんもうちょっとこっち寄らないとはみ出しちゃってますよ
(プリクラへと入れば手慣れた様子で操作していき、後は撮影をするだけとなりカメラの方を見るように言ってから相手が少しだけフレームからはみ出している事に気づけば腕を引いて密着状態でカメラの中に収まって)

ちょっ、キタちゃん？……えと…こうで……いいのかな？
(腕を引かれて驚くがそれよりも密着状態により腕にキタちゃんの胸の感触が伝わる事に顔を赤面させるがなんとか動揺がバレないようにしてカメラの方へ指でピースサインを作って向けて)

うんうん、いい感じですけど…うーん、トレーナーさん、ちょっと表情固くないですか？もしかして緊張しちゃってます？
(一枚目の撮影が終わり、写真の内容を確認すると満面の笑顔の自分の隣で少しばかり固い表情でピースをする相手が写っており、もしかして緊張しているのだろうかと顔を覗き込むようにして尋ねつつ撮り直しのボタンを押そうとして)

あはは、ちょっとね…でも大丈夫、もう慣れてきたから……もう1回撮ろうよ
(苦笑いで頬を掻きながら謝るが、ちゃんとキタちゃんと一緒に写真を撮りたいなと思い満面の笑みを向けてもう一度撮りたいとお願いして)

トレーナーさんでも緊張したりするんですね、それじゃあ撮り直ししましょう！
(緊張しているかとの問いを否定しなかった相手に、あまりそういったこととは無縁そうなのに意外だなとそんな感想を抱き、小さく笑うと撮り直しのボタンを押してもう一度カメラへ向けてポーズを決めて)

うんまぁ色々と状況がね………まさかキタちゃんに緊張するとは思わなかったけど。
(色々とさっきの感想を頭に浮かべて、今日は色々とすごい体験が多いなと嬉しく思い笑顔でカメラに向けてキタちゃんと同じポーズをして)

わあ、トレーナーさん可愛い！…って、トレーナーさんに向かって可愛いなんてちょっと失礼ですよね…
(指でハートを作るポーズを隣で同じように真似して写っている相手を見て、思わず率直に思った感想を述べてしまうが、こうしていると忘れてしまいそうになるが相手は目上の人間であり、しかも男性に向かって可愛いなんて言うのは流石に少しばかり失礼過ぎるだろうかと苦笑して)

ううん、むしろ嬉しいよ。今までそんなこと言われてきたこと無かったからキタちゃんに初めてそんなこと言われて嬉しいなーって……でもキタちゃんの方が可愛いと思うけどなー
(生まれてきて可愛いなんて言われたこと無かったけど、親しいキタちゃんに言われたからこそ嬉しく思い、その後隣にいるキタちゃんを見て率直に可愛いと微笑みながら言い)

あ、ありがとうございます…えへへ、後はこの撮った写真に文字を書いたり落書きしたり出来ますよ、何を書きましょうか？
(可愛いという褒め言葉に照れながらもお礼を言い、それから筐体に備え付けられたペンを手に取ると撮った写真に落書きをする事ができると説明して)

へぇそれじゃあ…GI出走？…目指せ有マ…ダメだな仕事のことは…じゃあずっと一緒にいられますようにとか？
(とりあえず頭に浮かんだレースについて口に出したが、せっかくの休日なのにそれは無いなと自分で否定して、何となく思った願いを口に出して)

あっ、それ素敵ですね。いただきです！
(相手が出してくれたずっと一緒という言葉に瞳を輝かせると手元のペンを走らせて『ずっと一緒！』と笑顔で写る二人の間に書き込んで)

へぇ、そんな風になるんだね。キタちゃん、引退しても俺と一緒にいてくれる？
(プリントされてる間にはたから見たら告白してるような言葉を無意識に伝えて)

え？引退後ですか？トレーナーさんってば気が早すぎですよー…でも、こうしていつまでも変わらずに一緒にお出かけとか出来たらいいですね！
(キョトンとした表情を浮かべ、まだデビュー間もないのに引退後の話しなんて気が早いと笑いつつ、いつまでもこんな風に変わらない関係でいられたらと相手の想いに応えるように口にして)

そうだね、……あっ、プリントされたみたいだよ……へぇ、本当に証明写真みたいに出てくるんだ……
(将来自分が何してるか分からないけどずっと仲良く出来たらいいなと思ってるとプリントされたプリクラが出てきて手に取るとまじまじと見つめて)

ですね、証明写真よりずっと華やかな感じですけど。はい、それじゃあこっちがトレーナーさんの分です！シールになってるので好きなところに貼るといいですよ…ほら、こんな感じに
(二分割されて出てきた三枚綴のシールを片方相手に手渡すと、早速自分はそのうちの一枚を台紙から剥がして自身のスマホの裏側へと張り付けて使用例を見せてから残りのシールは財布へと仕舞い込んで)

ありがとじゃあ俺も……ふふっ、おそろいだね。でもキタちゃん大丈夫？スマホなんてみんなに見られるのに俺が写ってるプリクラ使っちゃって…
(受け取ると自分も透明なスマホカバーを外してプリクラを挟み込んで嬉しそうにすると、キタちゃんのスマホを見て気持ちは嬉しいけど自分が写ってるので大丈夫なのか聞き)