トラノコ 2022-01-01 18:33:42 |
通報 |
(彼が眠りに落ちたのを確認すると繋がったまま立ち上がり寝室に)
(ベッドに彼を下ろし清潔に拭うと、ぽんっと頭をなで穏やかに微笑み)
オレもこのまま寝ちまうかなー
ゾロ
心地よい温もりを離すまいと力を込めると、よく知るタバコの香りが漂ってきて目を覚ました。珍しく早めに目が覚めて、目の前には眠っているコックがいる。コイツよりも先に起きるなんざ初めてかもな…と思いながら手を伸ばして金髪をサラリと撫でる。そして、いつも片目を隠している前髪を退けて両眼を露わにするとクルクルヘンテコに巻かれた両眉も見えてそれを指でなぞる。しかし日頃あだ名に使うコレでさえ愛しく思えるのだから笑えてくる、それに…不快な夢の事も今じゃ笑い飛ばせる。俺は海賊だ、もしコイツが俺の隣からいなくなるなら何度だって引き摺ってでも奪ってやる。微かに口元に笑みを浮かべて抱きしめる力を強めると「俺に惚れられたこと、後悔すんなよ」と呟いて触れるだけの口づけを送った
(キャンプですか…いいですね~!
海軍か他の海賊との戦闘で船が負傷しちゃってすぐ修理が必要になるか、食糧難に陥っちゃうかして急遽見つけた無人島で船修理完了までor食糧集め終わるまでサバイバルする事になった…とか?
なんだか穏やかにキャンプに繋がる絵が私には思い浮かばなかったのでこれくらいしか思いつきませんでしたがいかがでしょう?)
ん……
(口づけを受けぴくりと小さく瞼が動く、少し眉間に皺が寄り、手探りに彼を確認するとそのまま力を込めて抱き寄せて)
っ……珍しく早いじゃねえか……
(トクトク規則的に鳴る心音も感じる近い距離、角度を変え唇を寄せると背中をゆっくり撫でやって)
ん……
(口づけを受けぴくりと小さく瞼が動く、少し眉間に皺が寄り、手探りに彼を確認するとそのまま力を込めて抱き寄せて)
っ……珍しく早いじゃねえか……
(トクトク規則的に鳴る心音も感じる近い距離、角度を変え唇を寄せると背中をゆっくり撫でやって)
ゾロ
口を離すと漏れる吐息と共に探るように身体を這い始めた手は認めたように力を強めて密着する形となった。まだ寝ぼけたような声に可愛い奴、という気持ちと起きやがったかという残念な気持ちが入り交じったが啄むようなキスと朝の穏やかな時間にあっさりと流されて身を委ねた。それにしても、コイツより早く目が覚めたという事は今は随分と早い時間なのだろう。今日は他のクルーも戻ってくるし二人でゆっくりできる時間は次にいつ来るかわからない、だから…朝メシはいいから、ここに居ろ…というようにぬくぬくとした心地よい布団の中の温度に慣れぬ早起きが相まって再び微睡んでくると甘える獣のようにスリ、と頭を擦り付けると眠たそうに
「コック、まだ…ここに、いろ……」
(二人だけの無人島素晴らしいです!!ぜひ、そうしましょう!
それじゃあ、無人島漂着の始まりは航海中に嵐に巻き込まれて…とかでどうでしょう?どう終結させるかはまだ思いつきませんが…)
………
(普段は生意気な態度を取ってくる彼が素直に甘える……)
(そのギャップがとても可愛く、汚したい……とても純真な物に見え、ゾクリと自分のモノにしてしまいたい衝動にゴクリ生唾を飲み込むと)
悪い……と先に言ってしまうが、許せ……
(甘い雰囲気から次第に欲求のままに彼を抱くとその全てを内へと吐いていった)
可愛すぎた……
ゾロ
目を閉じて良い感じに眠れそうだったのだが、目の前の男の纏う気配が変わったことに気がついてゆるりと目を開ければ体を返されて俺は上に覆い被さるコックを見上げる。「なんだよ?」と問いかけると返ってきたのは謝罪の言葉だ。意味がわからず更に聞き返そうとしたとこでやっと気がついた、ピリリと肌に走る殺気にも似たコックが欲しがっている時に感じる気配だ。微睡みから一気に覚めて押しのけようと肩に手を置いたがもう遅い。伸びてきた手が、落とされる口づけがこっちの欲も的確に呼び起こしてくる。さっきヤったアレでもやばかったのに、この突発的なスイッチの入り方はマジで止めらんねぇな…そうぼんやり思いながらも、それを受け入れるように抵抗をやめた。
全てを受け入れて隣に寝転ぶコックが発した言葉は俺には到底似合わないだろうよと思う単語だ、「そうかよ」とだけぐったりした様子で言うと、今日はたぶんロクに動けないだろう己の身体のダルさを感じながらため息混じりに
「今日はもう出航だってのに発情しすぎだエロコック」
(なら、航海中の嵐で二人だけが何らかの理由で海に投げ出されて無人島に流れ着いてしまって、仲間が迎えに来てくれるのを待ちながらサバイバルって感じですかね!)
離れたくねぇ……
(ぽつりと呟きぎゅっと抱き寄せる)
(整った筋肉質な胸板や腕が彼を包むと、とくとく規則的に鳴る心音)
(来たる時間まで、暫しの甘いひとときを過ごしていった)
ゾロ
皆がいない2人きりの船は静かで、扉を隔ていても波の音が聴こえてくる。更には船の揺れまで大きく感じるのだから、どれほど今の時間が穏やかだと感じているのかよくわかる。それにすぐ傍で感じる温もりもあって心地よい眠気に誘われていった。だが、暫くしてから外から何人もの人がこちらへ走ってくる気配を感じとって目を覚ましたが刀をすぐに取ることなく起き上がった。武器を素早く取らなかったのは近づく気配が仲間のものだと知っているからだ。まあ、違うのも数名いるようだが…ベッドから起き上がり、刀を腰に戻して寝室から出るとルフィが皆を引き連れて海軍に追われているようだった。俺を認めたルフィが伸ばした手で皆を抱えると船へ飛び乗ろうとこちらへ飛び上がりながら「出航の準備だ!逃げるぞー!」と緊張感なく叫ぶので俺は錨を上げるために走り出した。しかし、こんな朗らかな雰囲気とは打って変わって空はドス黒い雲に覆われ始めていた
!?マジかよ!チッ!こんな時に……
(慌てて飛び上がると服を着ながら駆け出す)
のわっ、結構降ってやがるな
(甲板に出ると突然の土砂降り、風も強い)
(金髪を重く濡らしながら手際よく出航の支度を始めていき)
うし、準備オーケーだ。いつでもいい
。イケるぜ?
(片目の髪をかきあげ、気怠そうに空を見上げ)
ゾロ
皆が船に飛び込んだと同時に船は動き出し、あまり出航に向かない天候に大きく揺られながら島を離れていく。緊急事態で仕方なしに船を出したためにナミの指示に従って皆が忙しなく船を立て直すため走り回っていたが、大きな波に煽られて船がフワリと1度浮いた。その際に小柄なチョッパーの体が浮いて海へ落ちていったのだ。それを見たゾロは躊躇うことなく手すりを乗り越え海に飛び込むとチョッパーを捕まえる。そして船へ自慢の腕力で投げ込むと次はゾロが上がるためのロープを仲間が垂らしてくれたのだが、荒れた波の中でロープを掴むのは困難だ。それに周囲を見ていたナミが叫ぶ、「また大きな波がくるわ!」と…それに加えてゾロの体も流されて船から流れつつある、そしてついには大きな波が到達しゾロは海にのまれてしまった。のまれる間際に見えた金髪に思わず手を伸ばして―――
オイっ!
(思うようにロープを掴めない彼に業を煮やすと海に飛び込み波をかいていき。)
(波が来る間際に彼の手を取り手首をしっかりと掴むととてつもない水流に打ちのめされていき)
っく……
(頭痛がする……)
(ゆっくりと目を開き気怠く身体を横にするとゾロの姿を確認)
(片手が青ざめる程に彼の手首を握っていた。そっと掌を開いて血の巡りを確認)
(見知らぬ浜辺に流され時折波に濡れながら、そっと声をかける)
おい……生きてっか?おい……
トピック検索 |