地雷女 2021-12-19 23:10:59 |
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( 外はすっかり暗くなり、時間は既に朝方の三時を指していた。ソファで大きな体を丸めながら三角座りをし、枕を抱き抱える。仕事に向かったっきり帰ってこない恋人である貴方が浮気しているのではないかと考えてしまい、メッセージを何件も何件も送り続けてみるが反応はない。髪の毛をぐしゃぐしゃと乱すように頭を掻き、不安からか爪を噛む。抱き抱える枕には涙が数滴落ちていて、気付かぬ内にどうやら泣いていたようで。最後の一回電話を掛けてみようとスマホを耳に当て震えなから返答を待ち。 )
……ただいま、
( 飲み会で二次会、三次会と上司に付き合わされ酔いながら帰宅。お酒は強い方ではない上に何杯も飲まされ、帰り道では何度も嘔吐してしまった。こんな時間だし貴方は寝ているだろうと小さな声で帰宅を伝え、何故か電気のついているリビングへと足を引きずるようにしながら向かって。 )
………!おそ、い………
( これでもかと言わんばかりに泣きじゃくり、視界がぼやけてきたところで玄関から音がする。数秒後に愛おしい貴方の声が聞こえ、枕をその場に投げ捨てればリビングへと向かってきていた貴方を抱き締める。少し煙草の臭いがするのと焼肉臭い。察するに飲み会で帰るのが遅くなったのだろう。そう勘づきつつも女が居たら話は別だと涙を手で拭い、腫れた目で貴方の目を見つめれば問い詰めるように声を荒げて。 )
遅くなんなよって言ってんじゃん!遅くなるなら連絡もしろって!どうせ男じゃ満足できないからって女に手ぇ出したんだ!そんなことするんなら俺死ぬから、もう死ぬ!!!
ごめん、ごめんって……。浮気してないし仕事の付き合いだから仕方ないでしょ。連絡ならしたし見てくれた?
( いきなり部屋から飛び出してきては抱きついてくる貴方に驚きつつ、またメンヘラ拗らせてる…なんて冷たい態度をとってしまう。泣く貴方の頭を撫で、片手でスマホを取りだしメッセージは送ったと証拠を見せようとするが来ている通知の量の多さに目を見開き。思わず「通知やば…」と呟くが、大体が貴方からのメッセージだということに気付くと溜め息を。面倒くさいなと怒鳴るつもりはない、ただ態度で示しているだけ。死ぬなんて恐ろしい嘘を吐く姿は見慣れっこ、手慣れた手つきで自分から再度抱きしめ背中を撫でれば見えていないことを良いことに冷たい表情を浮かべて。 )
いつも辛い思いさせてごめん、本当に浮気はしてないからさ…フロイド大好きだよ。ね?泣かないで。死なないで、お願い。
過去に少しだけTOHOシネマズ付近で遊んでたんだけど、今思うと未成年の子が飲酒してたり煙草吸ってたりしててやばかったなぁ。(笑)今は集まらないようにしてるらしいけど、どうせ他にも変わりの場所作るんだから意味ない気がする。まあ夜の歌舞伎に集まるよりかは全然マシなのか。ちなみに私は未成年じゃないのでセーフです。お酒も煙草も苦手だけど。
「 願い事?ははっ!良いだろう、いくつでも叶えてやる。ただし、俺の願いを叶えた分な 」
「 ゴーテル・ラフィセルでーす! 」
「 俺より馬鹿だな、アンタ。俺でもそんぐらいは解けるっての~! 」
「 はぁ?!そんな超絶難問が俺に解けるわけねぇ…………あるわ!!! 」
「 もう…俺の方見ろよ 」
「 一生お前を愛してやるよ。……側にいてくれたら、な? 」
( / TikTokでtwstキャラの紹介動画音源に憧れたので台詞当てはめた。解ける解けない会話が多いのは、監督生と頭の良さ勝負しててほしいからっていう欲望。三大欲求だね… 。 )
結構面倒くさい課題だったな…
( 寮で定められた就寝時刻をとっくに超した深夜、眠い瞳を擦りながら机の上に溜まる課題にペンで適当な文字を書き込んでいく。まあまあ簡単な課題でしたよ?とジェイドから聞いていたからと調子にノって残していた課題だが、ジェイドの思う簡単は自分にとっての難問だということに気付いたのが期限ギリギリの今である。うとうと…と何度も眠りそうになる体を起こす為に頬を両手で叩き、課題に向き合うがやる気が出ない。誰かに教えて貰いたいのは山々だが、誰も起きていないだろう。スマホを取りだし、何も期待せずに適当なトーク画面を開きメッセージを送ればペンをまた握って。 )
……、珍し。
( いつも通り駄菓子を食べながらゲームをしている至福の時間を終え、もうそろそろ寝ようかとしている時間帯。珍しくスマホが鳴り表示させてみると自分の想い人である貴方からのメッセージが来ており。思わず鼓動を早くしては慌てて返信を返そうとチャット画面を開くと、そこには『勉強が分からないから教えてちょ』との雑な文章が一つ。その雑な文章すらも愛おしくて堪らない、迷わずスクリーンショトをし『教えますぞ~』と返信を。気持ち悪くなかったかな?と後々心配になり反省会をしつつ、チラチラと画面を見ては返信を待ち。 )
いやキモかった…?引かれたら拙者の人生詰みなんだが?恋愛ハードモード過ぎん?
うわぁ~…まじイデアくん神~。んー通話で良いよな別に。かけたれ。
( ペンを必死に動かして課題をしているところスマホから愉快な通知音が鳴る。食いつくように通知を確認すると賢い貴方からメッセージで、感涙を流す勢いで喜び。がっつポーズを一回してから返信せずに通話ボタンを押し、ゆるゆるとコール音を聞きながら待機。これ終わったら一緒にゲームしてオールもありだ~なんて適当に考えながら夜中には迷惑なコール音を聞きながら、大きく欠伸をして。 )
夜中に電話?!寝落ち…?いや待って勉強を教えるだけだ、落ち着け僕。
( 返信して数秒、直ぐ既読がつくが送られて来たのはメッセージではなく通話で。夜中に一人部屋でコール音が鳴り響き、あからさまに吃驚してしまう。が、やはり嬉しいが勝つ。出る前に落ち着きを取り戻そうと深呼吸を、深呼吸をすることすらも緊張しながら。恐る恐る通話に出ると最初は声ではなくメッセージで『分からないところあったら言って』と送信するが愛想が悪いと思われたくないからか、声を振り絞り小さな小さな発言を。 )
あ…、ビデ通でも写真でも送って下されば拙者が教えれるところは教える…ので…?
うーい、ビデ通しまーす。めっちゃイデアくん眠そうじゃん、ウケる。
( 迷わずカメラをオンにし、早速見えるのは眠たそうな貴方の顔。深夜でツボが浅くなっているのか声をあげて笑い出し、眠そうなのに勉強を手伝ってくれる貴方のお人好しさがツボに入ってしまい収まらず。暫くしてようやす落ち着き笑い涙を拭きつつ、スマホのカメラに向かって分からない問題を見せ「なんこれ!」と問い。それはそれは簡単な問題で誰でもすぐ解けてしまうが本人には解けず。 )
もーむずい、全部むずーい。
( 放課後。勉強よりも幾分かはマシな部活動へと小走りで向かう。普段なら絶対にサボる部活なのだが、今日は先生に赤点をとったテストの補習か部活かと天秤に掛けられてしまい迷わず部活を選んだという訳で。バスケコートのある体育館に続く渡り廊下をスマホをいじりながら歩き、面倒くさい…なんて独り言を溢して。 )
……あ、ゴーテルじゃん!どこ行くの~?
( する事がない訳ではないがやる気が起きないなんて文句を垂らしながら散歩していた放課後、体育館へと続く渡り廊下を歩く貴方の姿を発見。主人を見つけた仔犬のように瞳を輝かせれば飛び付くように駆け寄り、早速いつも通りダル絡みをスタート。このままあわよくば貴方に着いていってしまおうかと考えながら含み笑いを溢し、その方向へと進めるような会話の振り方を心掛けて。 )
俺まじ暇してるんだよね…そっちは?
お、エースじゃん。いえーい。あ、俺先輩だから学校内では先輩つけろ。
( 走るような足音に気付き慌ててそちらに視線を向けると、可愛い後輩が此方に向かってきていることに気付き。にっこりと優しい笑顔を浮かべ駆け寄ってきた貴方の頭を撫でながら、校外で関わるときと同じように呼び捨てで呼んできていることに注意を。暇しているかと訊ねられればそうだと頷きたい気持ちもありつつ、駄目だと分かっている気持ちもありつつで悩ましそうに唸るも欲望にはやはり逆らえず。 )
んー…うん!めっっっちゃ暇!
まあ今から俺は部活行くんだけどね。
AM 7:00
( 目覚ましが鳴り響く部屋 / カーテンが風で揺れ隙間から光が入り込み眩しい様子 / 大きな眠そうな目を細め左目を擦り / ついでに大きく欠伸も / 化粧台の前の椅子に腰掛ける貴方に笑顔で声掛け ) おはよ、ヴィル様早起きだね。ねむい…もー二度寝…。( 一度起き上がってはみるが眠たさに負け倒れ込み / さすが社会不適合 / これだけ寝てもとれない目元のクマ / 欠伸連発 )
通知表1の連鎖 恋人なし 、
生きてる意味ねぇじゃん ?
死にたくも 生きたくも ある !
ゴミなりに生かせて くださいな 。
引き込もって ずっと寝てたい 。
あら 悪口ばっかで 叶わない 。
「 呼吸だけでモテたい 」
僕も同じだよ気にせずふらい !
次からは泣かないよ でも 、
100リットルの 涙 溢れてるよ ?
大好きな アイツに 尽くしても 、
ただ自爆 一人で病んでるよ 。
親しい人に反抗期 、
普段は おとなしい 。
裏で DISりまくり 、
表 媚売り 。
……
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