神埼梨花 2021-12-06 17:05:41 |
![]() |
通報 |
閑琉「いっっっっったぁ…………(仰向けに倒れてる)」
尚哉「いっっっっってぇなぁぁ゙……この野郎、神宮寺閑琉……ぶっ殺すぞ……!!」
守「え…だ、誰…あ、いやそれどころじゃない!(閑流のスマホを奪い取り、写真のデータを消す)はぁ…間に合った…」
彩蝶「あぁ!!!!守君と私の思い出の写真がぁ!!!!酷いですよ守君!!!!!」
守「こっちにも色々事情があるんだよ!!!!」
閑琉「あー…消されちゃった……(起き上がる)…まぁ、守君、入学前よりもかなり体力と敏捷力上がったんじゃないかな、素早さも段違いに上がってるし……体力面はバッチリってとこじゃない?」
守「それはどうも…俺の取り柄は武術だけなんで。それで?その人は閑流先生の知り合いですか?」
彩蝶「あれ?この人もしかして…」
守「ん?梓ノ昏、知ってるのか?」
彩蝶「この人、魔術師の名家【五天院】のうちの一つ、黄龍院の厭世家現当主・厭世直哉さんなのです。私が幼少期の頃に梓ノ昏家に度々訪れてお母様達と話してたのを覚えてます」
閑琉「そうそう、よく知ってるね。彼、僕の友達なんだよねー」
尚哉「(閑琉の胸倉を掴んで揺さぶる)だぁれが友達だボ ケが!!!お前なんかと友人になった覚えはねぇぞ神宮寺閑琉!!」
閑琉「そんな事言わないでよー、同じ特級なんだしさ、ね?仲良くしようよ」
尚哉「はぁ???テメェと同じ肩書きとか反吐が出らァ、コンクリートに詰めて海底火山に叩きこんでやろうかタコがァ…!!」
閑琉「流石は裏社会No.2のお家の当主、お口が悪いよ……生徒達に悪影響出るからやめてよね」
尚哉「いや、お前の存在自体が生徒にとったら害でしかねぇと思うぜ」
守「裏社会No2!?しかも特級って…梓ノ昏、お前ってたまにとんでもない人と知り合いだったりするよな…」
彩蝶「(守に抱きつく)えへへ、見直してくれました?」
守「あぁ、お陰でお前が本当に凄いとこのお嬢様だったってことを再確認出来たよ…」
尚哉「はぁ……(彩蝶を見て)あぁ、なんだ、聞いたことある声だと思ったら梓ノ昏ンとこの娘っ子か……特級候補になったっつー……」
閑琉「そうそう、僕のクラスの子なんだー」
尚哉「うわぁー、かわいそー」
閑琉「酷くない??……で、何で君がここに?」
尚哉「あぁ……チッ、幻想神の奴に話付けに来たんだよ…!」
閑琉「え、そうなん?」
閑琉「え、どうしよう、僕心当たりしかない」
尚哉「コイツマジで舐め腐ってんなぁ?…はぁ、俺はお前に構う余裕はねーんだよ…」
閑琉「……で、何で幻想神の所に?」
尚哉「………………身内っつーか、姪のことでちっとな」
閑琉「尚哉くん姪っ子いたの!?!?」
尚哉「お前マジ殺すぞうぜぇなァ!!!!」
守「はぁ…ほんとそういうとこですよ先生… 厭世さん、でしたよね?うちの担任が迷惑を掛けてるようで、本当にすいません」
彩蝶「守君が謝る必要なんてないのですよ?閑流先生が勝手にやらかしてるだけなのですから、守君は気にしなくていいのですよ?」
守「あくまでもお前の担任の教師だろ?謝るのが礼儀ってもんなんだよ。実際、先生のせいで迷惑こうむってるんだから。本当なら、生徒がやる事じゃないんだけどな(閑流を睨む)」
閑琉「いやー、いい生徒を持てて僕は幸せだね!」
尚哉「坊主、このボンクラ一回俺がシメてやろうか?大変だろ、こいつの世話……流石に同情するぜ……」
閑琉「え、尚哉くん……僕と対等にやれるの?」
尚哉「……あ?(ビキッと青筋が立つ)」
彩蝶「大丈夫なのですよ、尚哉おじさん!そんな事しなくても…(目を見開き閑流を睨みつける)私がこの人を殺すので」
守「あ…」
彩蝶「守君に謝らせるなんてどういうつもりですか?自分がやった事の尻拭いも出来ないなんてどれだけ人間性が腐ってるんですか?反省の色が見えないようなので私が今ここで先生を殺してさしあげましょうか?守君の手を煩わせるような腐った人間は必要ないので」
守「梓ノ昏ストップ!!!落ち着け!!!確かにこの人腐ってるけどそこまでのことでもないから!!!!」
閑琉「え、うちの生徒怖い」
尚哉「ざまぁみろボンクラ」
閑琉「いやー、あはは、ごめんごめん!反省するよー…だから、ね?怖い顔はやめようか、ね?」
彩蝶「そんなこと言ってまたやらかすんじゃ───」
守「っ…あーもう!!!(彩蝶を抱き返す)これで落ち着け梓ノ昏!!!!先生もマジで反省してるみたいだし、今回は許してやれ!!!!」
彩蝶「守君…(力強く守を抱きしめ、頭をすりすりする)今日は守君に免じて許してあげるのです!!守君に感謝するのです!!」
守「はぁ…なんとかなった…」
閑琉「ふぅ…守くんナイスー」
尚哉「神宮寺お前ってやつは本当にボンクラだなァ…」
閑琉「酷いこと言わないでよ……あ、そうだー、尚哉君、家族もこっち来てんの?」
尚哉「流石に全員は来てねぇ」
閑琉「取り敢えずさー、そっちの用が済んだらこっちと連携して動かない?こっちも守君以外にも何人かに生徒達来てるし、尚哉くん達はなんか、十三階段とギスギスでワケありっぽいし。でも単独ってそっちとしてもアレだと思うし、尚哉くん達がこっちと行動してくれたらウチの方としても安心だし、まとまって動いた方がよさげっしょ?」
尚哉「お前にしちゃいい提案持ちかけるじゃねぇか、まぁ、おめーらんとこの学長は知ってるやつだしな……高専の人間の方と動くんなら抵抗はねぇ、テメェは気に食わねぇが十三階段よかマシだ」
閑琉「その一言が人を傷つけるんだよ尚哉くん」
彩蝶「これからよろしくお願いするのです、尚哉おじさん!あ、守君に危害を加えるような事とかしたら殺すので気をつけてくださいね!」
守「知人に向かって笑顔で言う言葉じゃねぇよそれ!!!」
尚哉「おーおー、言うじゃねぇか……」
閑琉「尚哉くんも脅されたねー」
尚哉「お前と違って正当だけどな」
閑琉「脅しに正当もくそもないと思うよ、尚哉くんはおかしなこと言うねぇ」
尚哉「あー?お前の方が頭おかしいだろ」
守「あはは…そう言えば、今来てる十三階段って教えてもらうことって出来ますか?共闘する事もあると思いますし、一応メンバーは把握しときたいんですけど」
尚哉「あぁ……実の所、俺も把握は出来てねぇが、暴君以外の春咲家と竜道家も来てんじゃねぇかねぇ……まぁ、もう一つ異変の起きてる世界からは引き上げて、こっちにゴソッと来てるみてぇだからな……とりあえず、別世界の異変解決に当たってた奴は全員こっちに来てると考えていいと思うぜ」
閑琉「随分とアバウトだね」
尚哉「しょうがねぇだろ、こっちは十三階段とは協力しねぇつもりでいたんだからな」
閑琉「なんか以前にも増してあっちのこと嫌ってんじゃん、ほんとに何があったの尚哉くん」
尚哉「お前には関係ねーよ特級ボンクラが…まぁ、とにかく十三階段のことに関しては俺にも分かんねェ、悪ィな」
トピック検索 |