神埼梨花 2021-12-06 17:05:41 |
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永也「…それで、挑発してるつもり?こういう時、確かなんて言えばいいんだったっけ…あぁ、そうだ。『クソジジイ』だ(冷たい瞳で天獄を睨みつける)」
永也「岳斗が教えてくれたんだ。貴方みたいな傲慢で弄れたおじさんの事を、クソジジイって呼ぶんだって。呼んでみて確かにしっくり来たよ」
天獄「このガキィ……!!!(顔を歪めていたがやがてあくどい笑みを浮かべる)……一度、痛い目にあって見るのもいいかもな、てめぇみたいなガキは……(牢獄に触れている手に黒いモヤが集まりそれが拡散した瞬間牢獄が半壊する)」
りおん「……!!貴方、何を……!!!」
天獄「……クク、ダメじゃあないかりおんちゃん……CROWNに牢獄を壊させるなんて」
りおん「は……!?何を言って……!!」
天獄「俺がそうと言ったらそうなんだよ(いつの間にかCROWNよ天獄の位置が入れ替わっており、りおんの肩に手を置いている)」
CROWN「!?」
天獄「兄と自分の保身のために被検体を逃がそうとするなんて……裏切りだぞ?…………死にたいみたいだな?」
りおん「うそ、嵌められた…………!?」
リーナ「あらぁ?私が居ない間に随分と面白い事をしているみたいね、天獄さん(蝙蝠が集まり、人の形となって現れる)」
永也「!ViolaMajesty…!!」
リーナ「ダメじゃない、天獄さん。可愛い可愛い部下ちゃんに罪を擦り付けるなんて、ねぇ?ククル」
ククル「(天井にぶらさがっていた)えぇ、そうね。まさか、監視の目が着いてないとでも思った?」
天獄「…………チッ、やっぱダメか……あぁ、ダリィ……」
玄生「なーにしてくれてんや天獄くーーん???(怒りで顔を歪めている)」
天獄「救世主の無駄遣いじゃねぇか、ここの監視をさせるなんざ、えぇ?違うかクソ科学者ァ」
玄生「お前の挙動が最近怪しいから見張っとったんやろぉが!!!シバキ回すぞゴラァ!!!」
リーナ「それで…君はどうする?このままここから脱獄する?新垣永也君」
永也「…僕がここで逃げた所で、無駄な事なんでしょ?」
リーナ「よくわかってるじゃない。賢い子は好きよ」
玄生「理由次第じゃ今ここで殺すぞワレェ」
天獄「はぁ……お前への嫌がらせだよ」
玄生「ぶっ殺すぞ!!!……まぁもうえぇわ!!どっちみちその小娘もう要らへんし!!!」
りおん「え……」
玄生「イフリートのサンプル採集でまさか生きて帰ってくる思わんかったんよなぁ……死んでくれる思っとったから、扱いに困っとったんや……せやけど、なんかまぁええ感じで天獄くんが馬鹿やってくれはったし……丁度ええねん、お前がやらせたって事にして始末つけたるわ」
天獄「なんだ……結局俺が動かなきゃ始末もできないんじゃねぇかお前」
玄生「黙りや」
リーナ「そもそも、その枷は貴方の力を封じているのよ?どうやってこの危機的状況を脱する気?」
永也「…この枷があったら、でしょ?CROWN、僕の枷を壊してくれ!!」
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