神埼梨花 2021-12-06 17:05:41 |
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アイラ「わかった。じゃあ、今から探してくる」
晃「は?今から?」
アイラ「カイ」
カイ「りょーかい(バイクに憑依する)」
晃「ま、待て待て、特徴はわかったとはいえ場所もわかってねぇのに探したって見つかるわけが…」
アイラ「(バイクに跨り未夢にヘルメットを渡す)大丈夫、虹色の魔力ならここに来た時から『ずっと』見えてる」
晃「は?」
杏奈「え?」
サーシャ「ず、ずっと……!?」
晴哉「要するに、力を使いこなせるようになりたいんだよね?できることなら私が手伝うよってこと、これでも魔術高専の教師なのさ」
アイラ「柱がずっと立ってるの、空を貫くぐらい高く。ずっとあそこに(柱がたっているところを指さす)」
彩「あそこに、柱?」
椿「あぁ?なんも見えへんぞ?ちゅーか、そないでっかい魔力やったらとっくのとうにあたしらが気づいとるはずや」
カイ『魔獣の中にもカメレオンの力を持った魔獣が居てね、そいつは姿だけじゃなくて魔力を隠す事が出来るんだ。魔力を隠す事で術者の感知能力を掻い潜り、そして背後から獲物を喰らう…それと同じだよ。そのカメレオンみたいに同じ世界から来た術者に悟られないように魔力を隠していたんだ。ただ、アイラにはそれが通じない。アイラの可視化の力はそのステルス能力すら見破る事が出来るんだ。だから、アイラにはこの世界に来た時から虹色の柱が空を貫いてるのがずっと見えてたってわけさ』
杏奈「それはすっごい助かるんだけどさ~…私はいいとしても、レオのはそう簡単にはいかなそうなんだよね~…」
シャムル「ほへぇ~♪すごい便利だねぇー……そしてずっとそこに柱が見えてるとしたらなんか結構シュールな光景だね、よくよく想像してみると♪」
サーシャ「で、でもあそこに居るんだ……というか、そんなにでっかい魔力持ってるの……!?」
シャムル「まぁ、確かに納得いくかも~☆じゃあ、ぱぴゅっと見つけるの頼めるかな?」
晴哉「魔眼の力が特殊なのかい…?」
アイラ「うん、わかった、行ってくる。カイ、行くよ」
カイ『はーい、んじゃ行ってきまーす!(エンジンを吹かし、高速でそこから去っていく)』
椿「行ってもうた…リーサルソリッド言うんはほんと化け物じみた奴らばっかやなぁ」
ヴェリス「………(アイラ達が去っていた方に視線を向けているが、何処か訝しげな表情をしている)」
杏奈「…レオの魔眼は崩壊の魔眼って言って、すっごく強力な魔眼なんだ~。それで昔、魔眼が暴走しちゃってね~…その時はガルムが力を抑えてくれたから良かったけど~、力を制御出来ないせいでその反動がレオにも行っちゃってね~。ガルムが止めてくれなかったらレオ自身の体が崩壊するまでずっと暴走していただろうね~。そのぐらい、レオの魔眼の力は危険なんだ~」
シャムル「お願いね~♪(手を振っている)」
綺月「……どうかしたんですか…?浮かない表情ですが…」
晴哉「なるほど…確かに、それは私でも教えるのは厳しそうだな……」
ヴェリス「…あの未夢って女、気味悪い」
彩「えっ…そうですか?確かに肝が座ってる様に見えましたけど…でも、普通にいい人そうでしたし、仲間思いの優しい方の様に思えましたけど…」
ヴェリス「本当に、それだけ?」
彩「え…?」
杏奈「オッドアイなのも、その影響なんだ。魔眼の影響を受けすぎて片目の色が変化しちゃって、それのせいか見えちゃいけない物まで見えたりするんだってさ」
シャムル「……劣等感、かなぁ♪」
綺月「劣等感……?」
シャムル「あの子が抱えてるものだよー」
晴哉「なるほどねぇ…思ったより深刻だな、どうしたものか」
ヴェリス「劣等感からか…なるほど、道理でさっき戦ってる時もどこか空虚に思えたんだ」
梨ナ「は?空虚?」
杏奈「どうにか出来たらいいんだけどね~」
シャムル「あー、違和感の正体はそれかぁ~」
綺月「空虚……」
晴哉「うーん……分かった。あまり期待はしないで欲しいんだけど、私も方法は探してみるよ」
??「…………うぅーん……(樹木に引っかかって目を回して気を失っている)」
ウルクス「くっそ、どこにいるんだあのバカ主!」
エトワール「まさか直々においでになるなんてー!」
未夢「(視覚を強化し、遠目から樹木に引っかかってる人物を見つける)!居た…!アイラ、あそこ!!」
アイラ「わかった、カイはそのまま走ってて」
カイ『OK!未夢、しっかり掴まってなよ!』
未夢「う、うん、わかった!」
アイラ「(ハンドルから手を離して座席の上に立ち、?に向かって飛んでいく)…っと(木枝に着地し、?を肩に担ぐ)」
杏奈「うん…ありがと~…」
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