異能世界で僕らは生きる-Memento mori-（いのぼくキャラと版権キャラで織り成すストーリー）

晴哉「ふむ…」
シャムル「まぁ、色々な事があるみたいだけどね～……MessiahProjectも」
サーシャ「ははぁ……」

シャムル「シャム様は知らなぁーい……私はなんでも知ってる検索装置じゃないんだからさぁ～」

アイラ「その…めさいあぷろじぇくとって…何？」
彩「え、し、知らないの…？」
アイラ「元の世界に居た時に名前だけは聞いた事はある…ただ、詳しいことは知らない」
椿「は？お前もMessiahProjectの一人なんやろ？」
カイ「アイラは記憶喪失なんだ。MessiahProjectの研究所から逃亡した時以降の記憶が全部消えてるんだ」

晴哉「あれま、そりゃ大変だな……」

番「はは、たしかにそうだな・・・だが大雑把でガサツな北欧の戦士である私より君のような経験ある美人の方が細かいことを気にかけられるだろう？まぁ、来ていないなら良し。さて・・・これからどうするべきか、恐らく私の店も君たちの戦いに巻き込まれて潰れてしまっただろうし。（確かに検索装置じゃないなと当たり前のことを言いつつ笑って、冗談交じりに世辞紛いの軽口を叩く。そして彼の経営していた店も先程の攻防に巻き込まれているのか呑気に今後のことを考えていて）」

カイ「そっ、ValsSaviorにやられてからというものずっとこの調子でさ。前はこんなんじゃなかったんだけどねぇ」
彩「！ValsSaviorって…君、カガネちゃんの事知ってるの！？」
カイ「え？そりゃあ、同じProjectで生まれたんだし、幸い僕は記憶喪失にはならなかっ……えっ、待って、今カガネって言った！？まさか、ValsSaviorもこの世界に来てるの！？」
梨ナ「あぁ、つい昨日会ったばっかだぜ。後は、イズモって言う鬼野郎もいたな」
遥輝「そういえばさっき私達と戦ってた人もProjectの一人だったよね」
ガルム『あぁ、リーナって名前だったはずだ』
カイ「そんな…AzulSpecterとViolaMajestyまで！？てことはまさか、CrimsonHoundまでいるとか言うんじゃ…」
椿「そのまさかや。アタシも昨日そのCrimsonHoundとか言うやつと戦ったばっかや」
カイ「(片手で頭を抑えて後退る)最悪だ…MessiahProjectのリーサルソリッドがこっちの世界に全員来てただなんて…あのままあっちの世界に居ると危ないからこっちの世界に避難してきたって言うのに、これじゃあ八方塞がりじゃないか…！くそっ！！」
アイラ「カイ…」

シャムル「お店は…まぁご愁傷さま……」
綺月「……」
晴哉「相手に読まれてたのか……それともただの偶然なのか、どっちにしろ君たちにとっては災難以外の何物でもないね」

参加したいです

(2727さん、ごめんなさい。こちら身内限定となっておりまして、既に1番上にも書いてあるように新規参加は現在出来ないんです。ごめんなさい)

カイ「はぁ…最悪だ。アイラは他のリーサルソリッドから私怨も相まって敵視されてるんだ。訓練生時代の頃から一際目立っていたって事もあって、アイラに特別な感情を抱く奴は少なくはない。ライバル心を燃やす奴も居れば、強烈な敵意を抱く奴も居る。ValsSaviorとは真逆で、悪い意味で注目を浴びてるってわけさ」

シャムル「にゃるほど～…なんかシビアだねぇ～……まぁ、シャム様が万が一の時は手を貸してあげようじゃあないかぁ～☆」
晴哉「意外だね、丸投げして自分は高みの見物するものだと思ってたんだけど」
シャムル「まぁ、今回のことは私も若干責任というかなんというかそういうの感じちゃってるし？」

カイ「真祖に協力してもらえるなんて願ったり叶ったりだよ。どの道衝突が避けられないんだって言うなら、そっちに着いた方が確実だしね」
遥輝「この人も…MessiahProjectの一員…(さっきのカイの発言を思い出し密かに拳を握りしめる)っ…」

参加したいです

(>2731
新規の募集はしておりません。当スレッドの上部を再度ご覧になってください、なお次からの参加希望に関する返信は一切行いませんので悪しからず)

シャムル「ふっふっふ、シャム様に任せんしゃーい♪……あとは、シャム様的考えで行けば叡智の天災を引き込めば辛勝も敗北もなくなると思うんだよね～♪……どこに落っこちたかは知らんけど」

晴哉「……さっきの、まだ気にしてたりするかい？(遥輝にこっそりと尋ねる)」

梨ナ「後はそいつを見つけられりゃ形勢逆転出来るっつー話なんだけどなー」
アイラ「えいちの…てんさい…？」

遥輝「…私達、あのビルでMessiahProjectの1人と戦ったんです。戦ってる時も、ずっと遊ばれてるような感覚で…こっちがどれだけ必死に食らいつこうとしても、全部裏目に出ちゃって。空狐さんが居なかったら、私とガルムのたった2人でコロニーを破壊する事なんて出来なかった。今の戦いだってそう、相手が手加減してくれなかったら私達は死んでいた。悔しい、このままで終わりたくない、見返してやりたいってそう思ってるのに…なのに、あの子の言う通りこのまま帰った方がいいんじゃないかって、思ってる自分が居る」
ガルム『遥輝…』
遥輝「私達は、自分達が最強だって事を信じて疑わなかった。けどそれは、自分達が本当に命を賭けた戦場に足を踏み入れたことがなかったからだって、あの子の話で思い知らされました。今だってそう、私はガルムの力に頼りっぱなしで、その上、土壇場になってテンパっちゃって、そのせいで自慢の連携も崩れて…こんなんじゃ、ダメなはずなのに。なのに…あの力に、あの気迫に、圧倒されちゃって…」

シャムル「ざっくり言えば、私と同じ位置に並ぶ魔術師のことだよ～♪それは遡ること紀元前～、生まれた叡智の天災はどういうわけだか分かりませんが人を助ける救済者として奈落の天災と一緒に世界を旅してたのさ～☆……まぁ色々あって数百年ちょっとの間現世から姿を消してたんだけどね」
綺月「死んでいた、ということですか？」
シャムル「厳密に言えばスリープ状態、封印的な感じと思ってくれていいよ☆で、そんな彼がこの世界に落っこちてきてるって訳♪」

晴哉「……その事に自分で気づいて考えられるなら君はまだまだ伸びると私は思うね。気づいたのが今で良かったじゃないか、後はどうやって同じ過ちを繰り返さないかが大事だ、過去ばかりを見ていても何も変わらない。君がどうしたいか、この先どうするか、それを真剣に見るんだ」

カイ「真祖の他にも天災が居るのか、それは心強いね。それなら、僕達の出番だね。そういう人探しは大得意なんだ」
晃「何か宛でもあるのか？」
カイ「リーサルソリッドには亜種神格種の遺伝子が組み込まれてるのは知ってるでしょ？魔獣は元々魔力を可視化する事が出来たり、匂いを嗅ぐことが出来たり、感知能力に頼らず五感で魔力を感じ取っているんだ。そしてそれはリーサルソリッドも同じ、アイラの場合は忌み子と同じ様に視覚で魔力を捉えることが出来るんだ。まぁ、察しのいい人は気づいたと思うけど、元々アイラはリーサルソリッドになる前から忌み子なんだけどね。その証拠に、左目に紋章が浮かび上がってたでしょ？リーサルソリッドになった事で、その視覚能力が強化されているんだ」

遥輝「っ…」

綺月「なるほど……凄いですね」
シャムル「わーい！それならぱぱっと探せそうだねぇ♪」

晴哉「君はどうしたいのかな、本当に帰った方がいいって思ってるのかな？」

カイ「それに、人探しが得意な理由がもう一つあるんだ。ね？未夢」
椿「は？あいつ？」
未夢「やっぱりそうなるよね…えっと、話したいんで一旦これいいですかね？(苦笑しながら自分の首に当てられた大鎌を指さす)」
ヴェリス「…わかった(大鎌を消し、未夢から離れる)」
未夢「ありがとうございます。多分、カイの言ってるもう1つの理由は私の固有魔法についてだと思います。私の固有魔法は五感強化、五感を人一倍鋭くさせる能力なんです。あんまり強化し過ぎると、情報過多で脳にダメージが行きやすいんで普段はそこまで強化はしないですけどね。けど、人探し程度なら特徴を言ってもらえれば直ぐに見つけられるとは思います」

遥輝「………」
杏奈「…ねぇ～、ちょっと話あるんだけどいい～？(晴哉の肩を叩く)」

シャムル「えー、凄いじゃーん♪じゃあじゃあ二人がいればばびゅっと見つかりそうだねぇ～☆」
綺月「希望が見えてきました……！……それで、どんな特徴なんですか…？」
シャムル「ながーい白髪で、青色の瞳をしてる男の人～、多分姿が変わってなければ古代の王族衣装のはず～☆」

晴哉「うん？何かな？」

アイラ「魔力はどんな感じ…？」

杏奈「ハル、多分自分一人のせいだって背負い込んでると思うんだ～…昔からハルってなんでもかんでも責任を1人で負う癖があってさ～…正直、あの戦いで力になれなかったのは私やレオも同じなんだよね～。私は憑依型の神話礼装器を持っていて、レオには魔眼が備わってるの～。両方生まれた時から持ってたんだけど～、まだ力を制御出来てなくってさ～…力を制御出来ないせいで、昔ちょっと面倒臭い事になったりしたんだよ～。そんなんだから、私達はいつもハルとガルムに頼りっぱなしでさ～…力を使いこなせさえすれば、2人を支える事も出来るんだろうけどね～…」

シャムル「んーっとね、薄い白身がかった虹色☆」
綺月「に、虹色……？？」
シャムル「そ、虹色♪」

晴哉「……なるほど……じゃあ、私が手伝ってあげようか」