神埼梨花 2021-12-06 17:05:41 |
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サーシャ「え、あ、はい!十三階段の者です!」
空狐「俺は陰陽師の式神だ……と言っても、陰陽師連盟には属してないがな主は」
シャムル「あぁ、それなら……(指を鳴らすと認識阻害が発動する)今なら誰にも見えてないよん」
カイ「やっぱりか…あいつらに見つかるよりはまだ比較的マシだとは言え、十三階段の関係者に見つかったとなっちゃなぁ…」
露乃「本当になんでもありね」
ヴェリス「よくわかんないけど、さっさとやりなさいよ。これ以上シャム様の手を煩わせないで」
彩「え、えぇ…じゃ、じゃあ…行きますよ(拳銃型のステッキを取り出し、引き金を引くとハートマークの煙が放たれ、全員その場から消える)」
未夢「カイ…まさか、この人達と戦う気じゃ…」
アイラ「この人達、悪い人じゃないよ?」
カイ「そうなんだけどさぁ…十三階段って今結構崩壊寸前の所まで来てんじゃん?そのせいもあってか、十三階段の情報は政府にほとんど筒抜け状態なんだよねぇ…この人達が僕達のことを他の人に話さないって確証が無いわけだし、あいつらから身を隠す為にも、この人達には消えてもらうしか無いんだよね」
遥輝「はぁ!?何それ理不尽じゃない!?(漸く魂が戻ってきた)」
杏奈「あ、お帰りハル~」
アイラ「…私、この人達とは戦いたくない…悪い人達じゃないから」
カイ「だと思ったよ…よし、じゃあこうしよう。今から僕達と戦って、僕達に勝てたら煮るなり焼くなり好きにするといい。但し、君達が負けたらこの世界から出ていってもらう。任務とか関係無しにね。それが出来ないのであれば…アイラの代わりに、僕が君達を消す(殺意の籠った瞳を向ける)」
カイ「こっちにも事情があるの。寧ろ、世界追放で済ませるんだから死ぬよりはいいでしょ?アイラも、それでいいよね?」
アイラ「…他の人達が、それでいいなら」
未夢「カイ、幾ら何でもそれは無茶じゃ…」
カイ「四の五の言ってられる程、僕達の置かれてる状況はそう甘くは無いんだよ。そういう覚悟で、未夢は僕達に付いてきたんじゃないの?僕達と共に地獄の道を歩んでいくって、腹を括ったんじゃなかったの?」
未夢「っ…そう、だけど…」
カイ「大丈夫、未夢には沢山世話になってるもん。未夢に迷惑は掛けないよ」
梨ナ「まじか…まじでヒカリエぶっ壊れてんじゃんか」
ヴェリス「シャム様、あいつがSchwarzBreakerじゃない?(遠くにいるアイラを指差す)」
空狐「はぁぁぁぁぁぁぁぁあああ……めんっどくせぇな…何様だってんだ」
サーシャ「理解が追いつかないけどこれやるしかないの…?」
シャムル「むむ……あ、そうそう!あの子だあの子~!!」
カイ「さて、どうする?僕達と戦う?それとも大人しく尻尾巻いて元の世界に帰る?」
露乃「なんか…空気がひりついてない?」
ヴェリス「一触即発って感じね…大方、どっちかが喧嘩売ったんじゃないの?」
空狐「チッ……おい晴哉!!これはお前の問題でもあるだろうがこの馬鹿主!!!」
晴哉「うーん、なんか面倒なことになったっぽいね~……私ほぼ十三階段と無関係なのに……何かと言えば十二門徒寄りなのに、理不尽だなぁ……まぁやっても良いけどね」
サーシャ「……あぁもう!どうにでもなれぃ!やりゃいいんでしょやりゃ!!」
シャムル「うーん…………シャム様はとても面倒そうな気配を察知した!!!凡そSchwarzBreakerの仲間の誰かが喧嘩を売ったと思われるっ!!!以上!」
綺月「……色々大惨事です」
怜和「っ…やるしかないか」
杏奈「一難去ってまた一難ってこと~?」
遥輝「ガルム、行ける?」
ガルム『…ジャーキー、後で奢れよ』
カイ「決まりだね、それじゃあ…まずは、お手並み拝見と行こうか。アイラ」
アイラ「…わかった。SBー01 Blackrailgun(手を天に翳すと、青い光が現れ光は次第に巨大な大砲へと姿を変えていき、光が弾かれると、アイラの左腕にはSB-01と書かれた黒い装甲のレールガンが装着されていた)じゃあ…行くよ(左目に青い炎が現れ、銃口を空狐達に向ける)」
怜和「なっ…レールガンだと…!?」
彩「え、あ、あの人、銃口向けてませんか!?」
ヴェリス「どうする?シャム様?私はシャム様に従うよ」
空狐「……なるほど…」
晴哉「はぁ、面白い武器だねぇ」
シャムル「んー、しばらくは様子見かなぁ♪…正直、SchwarzBreakerがどこまでやれるのか見ておきたい気持ちもあるからね……けど、面白そうだったら混ざっちゃおっかな♪」
アイラ「(銃口の先に青い光球が現れる)…消し炭にしちゃったら、ごめんね(引き金を引くと、超電磁砲が空狐たちに向かって放たれる)」
怜和「!かわせっ!!!(間一髪の所で全員かわすことが出来る。が、放たれた超電磁砲は地面を大きく抉り取り、超電磁砲に撃ち抜かれた建物は上階がほとんど削り取られてしまっていた)っ…!」
遥輝「な、何この威力…当たってたら、完全に死んでた奴じゃん…!」
梨ナ「や、奴村、今の見たかよ…」
露乃「えぇ…あれと真正面からやり合うなんて、正気の沙汰とは思えない」
晴哉(…ヒカリエもそうだけどこれ、こんなに人目気にせずに破壊行動ってしていいんだっけ?)
空狐「痛いじゃ済まんな、これは」
サーシャ「あばばばばばば」
シャムル「けど、逆に言えばあれくらいじゃないと他のリサールソリッドと張り合えない、ってことさ♪それにしても綺麗に消し飛んだね~☆」
番「・・・全く、派手なことだ。最近の武器は進化したものだな、まるで神器だ。(超電磁砲の威力を見つつ嘗ての同僚である雷神を思い出しており)」
アイラ「…まだ、本気じゃない。今のはただの牽制。それでも、やる?」
遥輝「っ…これで牽制か…」
怜和「予想以上だな…本当に、何者なんだ」
彩「ほ、本当に…仲間になってくれるのかな…?」
空狐「ふん、牽制程度で臆するか馬鹿め…」
晴哉「まぁ人は未知を畏怖する、これ以上の力は未知なんだ、腰が引けても無理はないさ……まぁ、私は楽しいけどね!この状況!!」
サーシャ「未知を………………(頬をバシンと叩く)…あのくらい!ソロモン王がガチ切れした時よりも全然怖くない!!大丈夫!!!」
シャムル「そこをどうにかするのが君達の命題さ♪」
番「・・・私も加勢させてもらおうか、状況はわからず、君たちが良いものかもわからない・・・しかし、久しぶりの戦いだ。(晴哉達の加勢をすると言って参戦し)」
遥輝「…そうだよね…恐怖したって、意味ないよね。逆に、未知だからこそ楽しむしかないでしょ!!!それに…(ヘルヴェルムをアイラに向ける)相手がどんな化け物だろうと、私達は絶対に負けない。Bad Soul Crewsは、最強のチームなんだから!!!!」
ガルム『この程度でへばってたら、これから先逃げてばっかになるからな。こんぐらいの壁、乗り越えないでどうするってんだ』
怜和「2人の言う通りだ。お前達が力にものを言わしてくるというのなら…俺達は、絆でお前達を打ち負かしてみせる。俺達の絆を、甘く見るなよ」
杏奈「まぁ、そういう事だからさ~。遠慮なく殺す気でかかって来なよ~、私達は絶対に負けないからさ~」
カイ「へぇ…言うねぇ…」
アイラ「…みんな、いい目をしてる…ねぇ、カイ」
カイ「ん?なんだいアイラ」
アイラ「多分、この人達は私達の味方。味方をここで殺すのは、良くないと思う。だから…カイの満足の行く実力をこの人達が持っていたら、この人達の仲間になるって言うのはどう?」
カイ「…何それ、条件甘くない?」
アイラ「…この人達の言う、『絆』がどういうものかを知りたい。もしかしたら、それが私の記憶を呼び起こす為の鍵になるかもしれない。いいよね?カイ」
カイ「アイラ……ほんと、どうして君はそんなに優しいんだか…僕が反対しても、アイラは絶対に融通効かないでしょ?僕はアイラの相棒だ、アイラの判断に従うよ」
アイラ「ありがとう、カイ(微かに笑みを浮かべる)」
梨ナ「無理難題にも程があるだろ…」
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